「もう帰るんですか!」被災者軽視に怒り 菅首相平謝り「反省」連発 産経新聞_2011.04.22


 菅直人首相は21日、東京電力福島第1原子力発電所事故を受け、福島県大熊町と葛尾(かつらお)村などの住民が避難生活を送る田村市総合体育館を訪問した。ところが、7人の住民と話して館内を去ろうとした首相に、声をかけられなかった葛尾村民の夫婦が怒りを爆発させた。他の住民からも不満の声が相次ぎ、首相の視察は避難者を励ますどころか、逆にストレスを与える結果となったようだ。

 葛尾村の男性「もう帰るんですか!」

 女性「無視していかれる気持ちって分かりますか」

 突然の非難に首相は思わず引き返したが、動揺は隠せなかった。

 「ごめんなさい。いや、あの、反省させてください。そんなつもりじゃなかったんです」と平謝りする首相。女性は「私たちももう1カ月も避難しているんですよ。(無視されて)ひどく傷つきました」と唇を震わせた。

 首相「知らなかったもんですから」

 男性「知らなかったって、俺らはここで待っていたんだ!」

 首相は再び「本当にごめんなさい。通り過ぎるつもりではなかったんです」と謝るしかなかった。

 一連のやりとりに他の住民からは「これでは信用できるものも信用できない…」と悲痛な声が漏れた。

 「原子力にものすごく強い」と自負している首相。この日も男性被災者に「原発のことは1秒も頭から離れない」と強調した。

 ただ、政府内では「首相の原発への異様なこだわりで、肝心の被災者支援は10日遅れた」(省庁幹部)という指摘もある。そうした被災者軽視の姿勢が避難民の怒りを招いた形だ。

 首相は視察後、記者団にこう反省の弁を述べた。

 「もっと被災者の立場に立ってすべてのことを考えなければならないと痛感した」

 首相は田村市の後に視察した郡山市の避難所では予定より時間をかけ、「総理の菅直人です」と声をかけて回った。このため、帰京後のオーストラリアのギラード首相との会談開始が30分以上遅れるというアクシデントも起きた。

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被災者の気持ちさえも、まともに考えられない菅直人。


もう政治家以前の問題として、人として最低の人である。


自分の権力欲だけに生きている、と言われも仕方がない姿…。


うろたえている姿は、もう“総理大臣”の姿ではない。

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