よみがえる新日本紀行
「三重連の峠 -秋田・青森・矢立峠-」
初回放送日: 2023年12月2日
初回放送日2023年12月2日 (土)秋田県と青森県の境にある矢立峠。急勾配の難所のため3台のSLが連なって貨車を引く。その三重連最後の走りを記録した昭和45年の新日本紀行を鮮やかな4K映像で! 新日本紀行から53年。この区間の奥羽本線は新しいルートに変わり峠越えの苦労は解消した。そうした中、急勾配を懸命に登る三重連の姿を後世に伝える取り組みがいまも行われている。地元の「矢立自然友の会」は4年前、三重連について記された石碑を建立し、矢立峠の自然と歴史に親しむ散策会を開いてきた。また当時の機関車の整備士が撮った貴重な鉄道写真2万枚が残されていて、その一部は大館市に寄贈される予定だ。
「筑紫次郎・筑後川〜流域の知恵〜」
初回放送日: 2023年11月25日
初回放送日2023年11月25日 (土)昭和55年、九州・筑後川流域を旅した新日本紀行を鮮やかな映像で再び!アユの手づかみ漁、米どころを潤す3連水車、かっぱ伝説など大河とともにある暮らしを描いている。 新日本紀行から43年、筑後川を再訪した。今年7月、北部九州は記録的な豪雨に見舞われ流域で氾濫が相次いだ。かつて番組が訪ねた小鹿田焼の里(日田市皿山)でも谷川の氾濫や土砂災害が発生。陶芸用の建物などに被害が出たが、窯元が協力して懸命の復旧作業を続け例年通りの窯出しを行なうことができた。中流域の平野には肥沃な土壌と豊かな水をもたらす筑後川。その恩恵とともに自然の猛威を改めて実感した夏だった。
最初のニュータウン 〜大阪・千里〜
初回放送日: 2023年11月18日
初回放送日2023年11月18日 (土)昭和54年、大阪・千里ニュータウンを訪ねた新日本紀行を再び!日本最初の巨大人工都市の暮らしを住民でもある漫才トリオ・かしまし娘の正司照枝さんがリポートしている。 番組から44年、千里ニュータウンではこの20年ほどで団地の建て替えやマンションの建設が進み、新たに住み始める若い世代も増えている。正司照枝さんは90歳のいまも元気いっぱい。新日本紀行当時と同じ家に住み、近くにいる妹の花江さんが届ける食事を楽しみにひとり暮らしをエンジョイ中だ。この街の良さは昔と変わらぬ静かな雰囲気だという照枝さん。今回も味のあるナレーションで千里への愛を語ってくれた。
長崎くんち 傘鉾の舞い
初回放送日: 2023年11月4日
初回放送日2023年11月4日 (土)昭和50年、伝統行事・長崎くんちを描いた新日本紀行をふたたび!くんちの花形・傘鉾(かさぼこ)を担ぐ人々にスポットを当て祭りの準備に打ち込むその姿を伝えている。 新日本紀行から48年。今年の長崎くんちはコロナ禍を経て4年ぶりの開催になり、大きく盛り上がった。参加する町のひとつ万屋町ではくじらの潮吹きの演し物(だしもの)を諏訪神社に奉納する。先導する傘鉾を担ぐのは30年来の結びつきがある様々な職業の人たちだ。傘鉾の担ぎ方や足の運び方の特訓を重ねたメンバーは、祭りの日、演し物を華麗に見せようという決意と緊張感を胸に多くの観衆の前で傘鉾の舞いを披露した。
「闘牛と老人〜新潟県山古志村〜」
初回放送日: 2023年10月28日
初回放送日2023年10月28日 (土)昭和51年、新潟県山古志村を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で再び!棚田の美しい山里を舞台に伝統の闘牛大会に向けて牛の体力作りに取り組む農家の日々が描かれている。 新日本紀行から47年、現在の長岡市山古志を再訪した。2004年、新潟県中越地震に襲われた山古志では多くの牛が被害を受け闘牛も中断した。その後、番組に登場した松井治二さんらの尽力で復活。今は共同飼育される牛の世話を息子の富栄さんが担っている。地域外の人も参加する闘牛会や牛のオーナーを中心に開かれる闘牛大会。会場には、自然災害や過疎化を乗り越え協力して伝統文化を守って行こうという人々の歓声が響く。
「水なし塩なし待ったなし -能登・唐戸山-」
初回放送日: 2023年10月14日
初回放送日2023年10月14日 (土)二千年の歴史があるといわれる石川県羽咋市の唐戸山神事相撲。地元の期待を背負った男たちの力と意地がぶつかりあう昭和54年の番組が鮮やかな映像でよみがえる。 番組から44年、唐戸山神事相撲は、コロナ禍による休止を乗りこえて今も開催されている。神事相撲では、羽咋市を境に能登地方を南の「上山」と北の「下山」に分け、それぞれの地域から選ばれた男たちが、羽咋神社の祭神の前で勝負をくりひろげる。しかし、最近では相撲人口が減り、取り組みを決めるのも容易ではない。その中で最高位の大関に選ばれた二人の男が、伝統の重みと人々の思いを力として、晴れの結びの一番に挑む。
「江差追分 〜北海道江差〜」
初回放送日: 2023年10月7日
初回放送日2023年10月7日 (土)昭和53年、北海道江差を訪ねた新日本紀行をふたたび!地元ののど自慢たちが歌う江差追分に乗せてニシン漁で栄えた町の歴史や追分が紡ぐ人間模様が描かれている。 新日本紀行から45年。北海道を代表する民謡・江差追分はいまも人々に親しまれている。番組に登場した名人・青坂満さんはすでに亡くなったが息子で漁師の貴章さんとその娘の百容さんは追分の歌い手として稽古に打ち込む毎日だ。ライバルでもある父と娘は今年9月の江差追分全国大会への出場も果たした。海の仕事の厳しさ、故郷への愛着が込められた追分。その哀調を帯びた調べは世代を超えて歌い継がれていく。
「おわら風の盆〜富山県八尾町〜」
初回放送日: 2023年9月30日
初回放送日2023年9月30日 (土)昭和51年、越中おわら節発祥の地・富山県八尾を訪ねた新日本紀行がよみがえる!3日3晩、歌と踊りに明け暮れる伝統行事・風の盆。そこに集う人々の思いが描かれている。 おわら風の盆は、コロナ禍を経て今年は平常の開催規模に戻り3日間で19万人の見物客が訪れた。47年前、新日本紀行で紹介された町内会・鏡町は今年も楽器の演奏者や男女の踊り手など60人の陣容で祭りに臨んだ。女踊りのリーダー、24歳の女性は、幼いころから先輩や仲間と練習に打ち込んできた踊りにふるさとへの愛着を募らせる。風の盆当日、哀感を帯びた調べに乗って優雅で気品のある女性たちの踊りが披露された。
「水のわたる橋 〜熊本県矢部町〜」
初回放送日: 2023年9月23日
初回放送日2023年9月23日 (土)熊本県の通潤橋は石造りの水路橋で、江戸時代、水の乏しい大地を沃野に変えた。恵みの水が支える暮らしや豪快な放水を描いた昭和49年の番組が鮮やかな映像でよみがえる。 番組から49年、熊本県の通潤橋は、このほど貴重な歴史的建造物として国宝に指定されることが決まった。全国から観光客が訪れるようになり、美しい放水の風景に息をのむ。通潤橋は今も用水路として活用されており、地元の人々はその見回りと先人への感謝を忘れない。さらに、水路を掃除する活動に若者や全国のボランティアが参加するようになった。通潤橋と水に恵まれたふるさとの暮らしを守ろうとする人々の思いを伝える。
「煙火師群像〜愛知県三河地方〜」
初回放送日: 2023年8月19日
初回放送日2023年8月19日 (土)愛知県三河地方は江戸時代から花火が盛んで、多くの煙火師(はなびし)が暮らす。華やかな尺玉や勇壮な手筒花火の技を描いた昭和49年の番組が鮮やかな映像でよみがえる。 番組から49年、愛知県三河地方では「新日本紀行」で描かれた奉納花火の伝統が今も生きている。豊川市の神社では、コロナ禍を経て4年ぶりに手筒花火が復活し、若者たちが男を見せようと挑戦する。最後に登場するのは、炎が綱をつたわって走る華麗な「綱火(つなび)」。煙火師たちは、厳しい修行の末に緊張の一瞬に立ち向かう。戦国から江戸へ、平和を祈願して始められた奉納花火、その伝統を守る煙火師たちの心意気を描く。
「志摩の海女唄 〜三重・大王町〜」
初回放送日: 2023年8月12日
初回放送日2023年8月12日 (土)昭和54年、三重県志摩地方の海女の世界を描いた新日本紀行をふたたび!かつて歌われた海の仕事歌を訪ねながらたくましく人情豊かな海女たちの漁と暮らしを伝えている。 新日本紀行から44年。番組の舞台になった志摩市波切漁港の海女は現在11人。2017年にはその技術が重要無形民俗文化財にも選ばれ素潜り漁は観光にも一役買っている。しかし近年、海では海藻が姿を消す磯焼けと呼ばれる現象が発生、漁獲量も減少気味だ。地元では稚貝の放流などの対策を立てているが、海女グループも貝の成長のために海藻を植え付ける取り組みを始めた。海女の文化と暮らしを守る心意気は昔も今も変わらない。
「四万十・川漁師〜高知県中村市・西土佐村〜」
初回放送日: 2023年8月5日
初回放送日2023年8月5日 (土)昭和51年、高知県四万十川を訪ねた新日本紀行をふたたび!自然豊かな流域を旅しながら独特の漁法でアユ、ウナギ、アナゴなどを取る川漁師の世界が描かれている。 新日本紀行から47年。澄んだ流れ、豊かな緑、沈下橋、水遊びの子どもたち…四万十川の風景は今も変わらない。しかし専業の川漁師は高齢化などで大幅に減少。流域全体で10人に満たないと言われる。そうした中、ある川漁師は屋形船の運航で観光振興をはかると共にかつお節業者と提携しアユが材料の新しい名物を開発中。一般の人向けに伝統漁法の体験教室も開いて四万十川ならではの文化と暮らしを後世に残そうと奮闘している。
「オホーツク・サンクチュアリィ-北海道・小清水町-」
初回放送日: 2023年7月29日
初回放送日2023年7月29日 (土)昭和56年、オホーツク海に面した北海道小清水町を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!野生動物の聖域を作ろうと力を合わせて奮闘する農家や獣医たちが描かれている。 新日本紀行から42年。動物たちの聖域「オホーツクの村」は健在だ。その運営には全国から520人が参加している。3代続けて“村民”になった一家は生き物たちを撮った写真をブログで発信。北の自然の息遣いを広く伝えてきた。また地元農家を中心に、人間に重い病気をもたらす感染症を防ぐためキタキツネに餌に混ぜた薬剤を与える取り組みも行われている。ふるさとの森を舞台に人と野生動物の共存をめざす模索が続いている。
「女たちの十六島〜千葉県佐原市〜」
初回放送日: 2023年7月15日
初回放送日2023年7月15日 (土)昭和54年千葉県佐原市を訪ねた新日本紀行をふたたび!十六島と呼ばれる利根川の中州地帯を舞台に水路で開かれるあやめ祭り、船頭をする農家の女性などが描かれている。 新日本紀行から44年、佐原の水郷を再訪した。番組で紹介された女性の船頭たちは高齢化やコロナ禍による観光客減少のため近年その姿が見られなくなった。そうした中、ひとりの女性が船頭になることを決意、男性たちに交じってさおを操っている。本業は地元の食事処の女将だが水郷の魅力を自らの手で伝えたいと船頭に志願した。女船頭の伝統を守り継ごうという心意気を胸に、この季節、あやめが彩る水路に船を走らせる。
「まちの水音〜岐阜県郡上郡八幡町〜」
初回放送日: 2023年7月8日
初回放送日2023年7月8日 (土)昭和51年岐阜県郡上八幡を訪ねた新日本紀行をふたたび!3本の川が流れる町を舞台に家事や染め物に使われる湧き水、夏の納涼など水が潤す日々の暮らしが描かれている。 新日本紀行から47年、郡上市八幡町を再訪した。多くの水路が走る町にはかつての宿場町の風情を求めて観光客が訪れる。番組に登場した藍染め職人の息子は家業を継ぎ市の文化財「郡上本染」に取り組んでいる。独特の色合いは郡上の水があってこそだという。移住してきた男性はミネラル分の多い水を生かしクラフトビールを製造。家族にとって郡上は第二のふるさとになった。清らかで豊かな水が伝統の技と新たな挑戦を支えている。
「橿原市今井町-古い民家の下で-」
初回放送日: 2023年7月1日
初回放送日2023年7月1日 (土)江戸時代の町並みが残る奈良県の橿原市今井町。造り酒屋や竹細工職人の暮らしを訪ね、保存と開発の間でゆれる人々を描いた昭和54年の番組が、鮮やかな映像でよみがえる。 番組から44年、橿原市今井町をふたたび訪ねると、重要伝統的建造物群保存地区に指定され町並みの保存と修復が進められていた。保存運動の先頭に立ってきた称念寺では、先代の子が住職となり、志を継いで新たな町の姿を模索している。古民家を改装して店を開いたり、空き家だった古い家を昔の材木を生かしたままで修復したりする人もいる。伝統の町並みを守り続けていこうとする今井町の人々の思いを伝える。
「武家屋敷ずまいー鹿児島県・知覧町ー」
初回放送日: 2023年6月17日
初回放送日2023年6月17日 (土)昭和51年、鹿児島県知覧町に取材した新日本紀行を鮮やかな映像で再び!町に残る武家屋敷を訪ね格式ある家屋敷と薩摩武士の誇りを守る女性当主の日々が描かれている。 新日本紀行から47年、現在の南九州市知覧を再訪した。武家屋敷群は昭和56年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、年間20万人の観光客が美しい庭園や武家独特の家屋にひかれて訪れている。家屋敷の維持管理費の多くは観光収入が頼り。住民たちは見学者の料金を一元管理するなど新しい方式で貴重な文化財の保存に努めている。移り行く時代の中で薩摩士族の誇りと伝統を懸命に守り継ごうという取り組みが続く。
「出作りのころー会津・檜枝岐村ー」
初回放送日: 2023年6月10日
初回放送日2023年6月10日 (土)昭和47年、会津の檜枝岐村で営まれていた「出作り」の風習を描く番組が鮮やかな映像でよみがえる。家から遠い畑を耕すため小屋で昔ながらに暮らす老夫婦の思いを伝える。 新日本紀行から51年、再び訪ねた檜枝岐村では、「出作り」の風習はすたれていたが、小屋は貸別荘に姿を変え残されていた。尾瀬国立公園をひかえ、村は観光業で活気を見せていた。民宿を営む夫婦は、名物のそばや山菜で観光客をもてなして喜ばれている。その息子は東京からUターンして村役場に勤め、尾瀬の山小屋への荷揚げを指揮する。今も自然と共に生きる檜枝岐村の暮らしを伝える。
「唐桑の七福神ー宮城県唐桑ー」
初回放送日: 2023年5月27日
初回放送日2023年5月27日 (土)昭和48年、宮城県唐桑町を訪ねた新日本紀行を4K映像で!祝い事で披露される七福神の舞い。メンバーの女性たちの日常を通じて漁に出た夫の帰りを待つ思いを伝えている。 新日本紀行から50年。漁業が暮らしを支える唐桑を再訪した。遠洋マグロ漁は今も行われ女性たちが出漁中の留守を守っている。郷土芸能・七福神舞は昭和53年町の無形文化財に指定され漁師の妻たちが受け継いできた。東日本大震災の際は津波で家を失ったメンバーもいたが8か月後には舞台を再開し地元の人たちを励ました。海の安全と豊漁を祈り、助け合いの尊さを語りかける舞いにたくましく心優しい唐桑の女性の姿が重なり合う。
「山の城下町で〜福島県三春町〜」
初回放送日: 2023年5月13日
初回放送日2023年5月13日 (土)満開の滝桜と白壁の家や土蔵が並ぶ小路、伝統の三春人形など古い城下町のおもかげを色濃く残す三春町を訪ねた昭和49年の新日本紀行が鮮やかな4K映像でよみがえる。 新日本紀行から49年、再び訪れた三春町は滝桜や白壁の町並みがそのままで、のどかな春の風情を見せていた。三春人形の里は、今では観光の名所となりにぎわっている。4軒が変わらず人形の工房を営み、伝統を大切に守り伝えている。一方で、若い後継者たちは新しい人形の制作に熱心に取り組んでいる。
「都の西北〜東京・早稲田〜」
初回放送日: 2023年5月6日
初回放送日2023年5月6日 (土)昭和52年、早稲田大学周辺を訪ねた新日本紀行をふたたび!新入生の表情、サークル活動、若者が集う名物食堂などを通じて学生街のにぎわいと青春群像が描かれている。 新日本紀行から46年後の今年の春、早稲田大学ではコロナ禍以前に近い活気が戻ろうとしていた。サークル活動も熱を帯び、ある学生劇団では3年の活動制限を経て劇団員たちが稽古に励んでいる。伝統を大事にしながらもみんなでアイデアや批評を出し合って舞台を作り上げて行く毎日だ。かつてはバンカラのイメージが強かった早稲田大学。いまキャンパスや学生街で目立つのは自由で軽やかな青春時代を送る若者たちの姿だ。
「お接待船団〜和歌山・徳島〜」
初回放送日: 2023年4月22日
初回放送日2023年4月22日 (土)春は四国へんろが盛んになる季節、そのお接待のために和歌山から徳島を訪れるという心あたたまる伝統を描いた昭和50年の新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。 48年の歳月を経ても、和歌山から海を渡って来るお接待は続いていた。コロナ禍で中断していたが、今年は3年ぶりに復活した。その旅を和歌山の有田市から徳島の鳴門市まで追う。代表の松本弘夫さんを中心に、二百年続く伝統を守ろうと名産のみかんを集めて船に乗る。行先の霊山寺には、お接待を受けて救われたという女性も千葉県から手伝いに来た。お接待を受ける人もする人も共に心が豊かになる日本の文化を伝える。
「四季を売る小路ー京都・錦ー」
初回放送日: 2023年4月15日
初回放送日2023年4月15日 (土)昭和44年、京都市錦小路を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で再び!古都の暮らしに欠かせない食材の数々や伝統の味を守り継ごうという店主たちの心意気が描かれている。 新日本紀行から54年。京都・錦小路を再訪した。130ほどの店が軒を連ねる伝統の市場では、コロナ禍から落ち着いてきた今、国の内外から訪れる観光客で再び賑わいを見せている。しかし、卵や小麦粉などの食材の高騰で新たな試練に見舞われている店も少なくない。コロナ禍の前は年間700万人以上が訪れた“京の台所”は、老舗ブランドだけに頼らない商品開発や顧客サービスも取り入れ時代の荒波に立ち向かおうとしている。
「自画像の歳月〜広島県吉田町〜」
初回放送日: 2023年4月8日
初回放送日2023年4月8日 (土)昭和54年、広島県の山里の小学校を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!毎年、卒業生が残して行く自画像。そこに刻まれた昭和の歳月や子どもたちの夢が描かれている。 新日本紀行から44年。番組の舞台になった吉田小学校を再訪した。いまも卒業生たちが自画像を描く伝統が守られている学校では、この春、55人が自画像に取り組んだ。その中の双子の姉妹は祖母や母親も同じ小学校を卒業。3代それぞれの自画像が家族の心をつないでいる。学校に保存されている7千枚あまりの自画像は、これまでの自分を見つめ直し新たな歩みを踏み出そうという生徒たちの意思を語りかけている。
「戦後生まれの城下町ー姫路市本町68番地ー」
初回放送日: 2023年3月18日
初回放送日2023年3月18日 (土)昭和56年、姫路市を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で再び!姫路城のそばの旧軍用地に戦後住み着いた人々。その暮らしと町への愛着が版画家の目を通して描かれている。 新日本紀行から42年、姫路市を再訪した。番組の舞台・お城本町は再開発で大型の商業施設などに姿を変えたが、画家・版画家の岩田健三郎さんは75歳の今も姫路の風景を描き続けている。昔ながらの心の通い合いを大切にしたいと暮らしの中の発見や季節の移ろいを綴った絵日記通信を定期的に街の人たちに届けてきた。岩田さんの作品を収めた美術館を営むのは娘の愛子さん。親子で大好きなふるさと、姫路に向き合う毎日だ。
選「アメリカ村-和歌山県美浜町三尾-」
初回放送日: 2023年3月17日
初回放送日2023年3月17日 (金)「アメリカ村-和歌山県美浜町三尾-」
初回放送日: 2023年3月11日
初回放送日2023年3月11日 (土)最新のデジタル技術で新日本紀行が鮮やかに!今回は、昭和49年放送「アメリカ村-和歌山県美浜町三尾-」。明治時代から北米に多くの移民を送り出してきた漁村の物語。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行とをご覧いただく。昭和49年、新日本紀行では、明治時代から北米に多くの移民を送り出してきた小さな漁村・和歌山県美浜町三尾の人々と暮らしを描いた。三尾では今もカナダへ移住した人々と地元民との交流があり、その様子も紹介する。海のかなたにある遠い異国の地と三尾は、故郷を思う絆で、しっかりと結ばれていた。
「飛騨古川・一之町」
初回放送日: 2023年3月4日
初回放送日2023年3月4日 (土)昭和55年、岐阜県北部の古川町を訪ねた新日本紀行を再び!江戸から続く和ろうそく作り、祭りの呼び物からくり人形を手掛ける宮大工など飛騨の職人たちが描かれている。 新日本紀行から43年、現在の飛騨市古川を再訪。街には町屋や白壁土蔵が立ち並び「飛騨の小京都」は静かなたたずまいを見せている。1月半ばに行われる恒例の三寺まいり。この行事に欠かせない大ろうそくを作るのはいまも新日本紀行で紹介された和ろうそく店だ。当時の店主を継いだ息子、そして次の世代も職人として手作りのろうそくに打ち込んでいる。今年も親子で作り上げた大ろうそくが三寺まいりの人々を照らし続けた。
「SLふるさとに帰る-国鉄山口線-」
初回放送日: 2023年3月3日
初回放送日2023年3月3日 (金)昭和54年、山口線に復活したC571を描いた新日本紀行を4K映像で再び!「貴婦人」と呼ばれるSLにわく沿線の住民や復活に向けた国鉄マンの奮闘が描かれている。
「SLふるさとに帰る-国鉄山口線-」
初回放送日: 2023年2月25日
初回放送日2023年2月25日 (土)昭和54年、山口線に復活したC571を描いた新日本紀行をふたたび!「貴婦人」という愛称のSLにわく沿線の住民や復活に向けた国鉄マンの熱い思いが描かれている。 新日本紀行から44年、JR山口線を再び訪ねた。多くの観光客を楽しませてき山口号は修理のため京都に運ばれSLは運休中だ。沿線にはSLの撮影スポットが点在しているが鉄道ファンと地元とのトラブルも多かった。あるスポットでは地元のSLファンと住民が話し合いマナー違反をなくすため許可証を発行している。近くSLの代わりに走り始めるディーゼル機関車。その姿に地域ひとつになってふるさとの鉄道への愛着を確かめ合う。
「木曽森林鉄道〜長野〜」
初回放送日: 2023年2月24日
初回放送日2023年2月24日 (金)昭和48年、長野県木曽地方を走る森林鉄道を訪ねた新日本紀行を4Kで!買い物や通学に使われる「林鉄」を通して自然の中でたくましく生きる住民の姿が描かれている。
「木曽森林鉄道〜長野〜」
初回放送日: 2023年2月18日
初回放送日2023年2月18日 (土)昭和48年、長野県木曽地方を走る森林鉄道を訪ねた新日本紀行を再び!買い物や通学に使われる「林鉄」を通して自然の中でたくましく生きる住民の姿が描かれている。 新日本紀行から50年。森林鉄道が住民の足になっていた王滝村滝越地区を再訪した。「林鉄」はすでに廃止され路線は車道に変わっている。このため滝越の人たちは村の中心まで車で買い物に出かけている現状だ。地区で旅館を営む女性は不便であっても気持ちを潤すふるさとを離れようとは思わないと言う。住民や鉄道愛好家が林鉄に寄せる愛着も昔のままだ。大幅に人口が減り高齢化が進む中でも支え合って守る山里の暮らしを伝える。
選「お稲荷さんの山-京都・伏見-」
初回放送日: 2023年2月17日
初回放送日2023年2月17日 (金)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が4K映像に!今回は、昭和48年放送「お稲荷さんの山-京都・伏見-」。伏見稲荷がある稲荷山に厚い信仰を寄せる人々を描く。
「お稲荷さんの山-京都・伏見-」
初回放送日: 2023年2月11日
初回放送日2023年2月11日 (土)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は、昭和48年放送「お稲荷さんの山-京都・伏見-」。伏見稲荷がある稲荷山に厚い信仰を寄せる人々を描く。 鮮やかな映像の新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和48年の番組で描かれていたのは、1300年以上にわたり人々の厚い信仰を集めてきた伏見稲荷の人間模様。本殿の奥に広がる稲荷山は「お山」と呼ばれ、様々な神さまがまつられている。いま、お山を登ってくるのは大勢の外国人たち。伏見稲荷は外国人観光客に最も人気のスポットになっている。国際化と観光化の波に洗われ、変わる稲荷山の風景を描く。
選「奥信濃・千曲の渡し〜長野県野沢温泉村〜」
初回放送日: 2023年2月10日
初回放送日2023年2月10日 (金)「奥信濃・千曲の渡し〜長野県野沢温泉村〜」
初回放送日: 2023年2月4日
初回放送日2023年2月4日 (土)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!昭和51年放送の「奥信濃・千曲の渡し~長野県野沢温泉村~」。渡し船に頼るしかない、雪に閉ざされた村を描く。 鮮やかな映像の新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和51年の新日本紀行では、渡し船に頼って暮らす千曲川沿いの小さな村を描いた。暮らしに必要な食品雑貨は、渡し船に乗ってやってくる行商人から買うか、対岸の店に行くしか手に入らず、船が止まると村は雪に閉ざされた。その後、かつての渡船場の近くに橋が架かり渡し船は消えた。暮らしは楽になったものの、今も渡し船を懐かしむ人々は多い。
選「海峡夫婦-関門海峡-」
初回放送日: 2023年2月3日
初回放送日2023年2月3日 (金)「海峡夫婦-関門海峡-」
初回放送日: 2023年1月28日
初回放送日2023年1月28日 (土)昭和49年、関門海峡を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!一大貿易拠点・門司港を舞台に港で働く夫婦を取材。港と歩む日々と家族の絆を描いている。 鮮やかな映像の新日本紀行と番組が描いた土地の今を伝えるミニ紀行。現在、埠(ふ)頭の荷役は機械化され、門司港ではレトロな建物が並ぶ観光スポットが人気を集めている。様変わりする港で、昔から変わらない仕事が関門海峡を通過する船をサポートする水先人だ。複雑な潮流の中、一日500隻が行き交う海峡で大型船の進路をリードする水先人に同行。安全航行を守る心意気を伝える。
選「奥日光・平家村〜栃木県栗山村〜」
初回放送日: 2023年1月27日
初回放送日2023年1月27日 (金)「奥日光・平家村〜栃木県栗山村〜」
初回放送日: 2023年1月21日
初回放送日2023年1月21日 (土)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに!昭和49年放送「奥日光・平家村~栃木県栗山村~」。平家の子孫が隠れ住んだ伝説の山里の暮らしと人々の思いを描く。 鮮やかな映像の新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行とをご覧いただく。昭和49年、新日本紀行で描いたのは、壇ノ浦の合戦に敗れた平家の人々が隠れ住んだといわれる奥日光の山里。子孫たちは生きるための技と絆を大切にしていた。それから46年。日光市の一部となったかつての栗山村には、平家ゆかりの品を展示する資料館が造られ、往年の暮らしぶりを伝えている。山深くに分け入って行われる猟も健在だ。
「ヨコハマ・埋め立て・漁師町〜横浜市柴町〜」
初回放送日: 2023年1月14日
初回放送日2023年1月14日 (土)昭和55年、横浜市を訪ねた新日本紀行を再び!古くからの漁師町・柴町を舞台に周囲で埋め立てや宅地化が進む中でも力強く海に出るシャコ漁師の姿が描かれている。 新日本紀行から43年。横浜市・柴漁港を再訪した。現在、この港から漁に出る漁船は約60隻ほど。シャコは大幅に漁獲量が減り、タチウオやカレイが水揚げの中心になっている。柴漁港を拠点に名産のアナゴを捕る漁師・斎田芳之さんは幼魚を乱獲から守るため小さな穴のあいた筒を使って漁をしている。元気な海を次世代に受け継いで欲しいと、若手の漁師や小学生に、ふるさとの海の素晴らしさと資源保護の大切さを伝える毎日だ。
選「川辺の日だまり〜東京・佃〜」
初回放送日: 2023年1月13日
初回放送日2023年1月13日 (金)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が4K映像に!今回は、昭和49年放送の「川辺の日だまり~東京・佃~」。江戸時代から続く下町の人情あふれる暮らしを描く。
「川辺の日だまり〜東京・佃〜」
初回放送日: 2023年1月7日
初回放送日2023年1月7日 (土)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は、昭和49年放送の「川辺の日だまり~東京・佃~」。江戸時代から続く下町の人情あふれる暮らしを描く。 鮮やかによみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行とをご覧いただく。昭和49年、新日本紀行では江戸時代に漁民の町として誕生した東京の佃を訪ねた。そこには、下町の心温まる暮らしのようすが詳細に映し出されていた。時は流れ、佃は隅田川沿いのウォーターフロント開発によって高層ビルやマンションが立ち並ぶ新しい東京の象徴となった。しかし、今でも江戸っ子の心意気と下町の人情溢れる暮らしは残っていた。
「越後・鮭物語〜新潟県・三面川〜」
初回放送日: 2022年12月24日
初回放送日2022年12月24日 (土)昭和53年、新潟県の三面川流域を訪ねた新日本紀行をふたたび!遡上するサケを取る伝統漁法「テンカラ」などを紹介。川の恵みと秋を過ごす人々の暮らしが描かれている。 新日本紀行から44年、新潟県・三面川を再訪。川が流れる地域では、人とサケとの強いつながりが受け継がれている。遡上するサケを待ち大物をねらうテンカラ、江戸時代に起源を持ついぐり網漁、人工的に孵化させるための一括採捕などサケの捕らえ方も様々だ。番組に登場した80歳のテンカラの釣り人。そのひ孫の女性はサケの食文化を広く伝えたいと街を訪れた人に調理法を教えている。故郷の川の豊かな恵みを受け取る北国の秋。
「焼畑〜高知県池川町椿山〜」
初回放送日: 2022年12月23日
初回放送日2022年12月23日 (金)昭和51年、高知県の山里・椿山を訪ねた新日本紀行を鮮やかな4K映像で!古くからの農法“焼き畑”を行ないながら植林に励む集落の営みが一年にわたって描かれている。
「焼畑〜高知県池川町椿山〜」
初回放送日: 2022年12月17日
初回放送日2022年12月17日 (土)昭和51年、高知県の山里・椿山を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で再び!古くからの農法“焼き畑”を行ないながら植林に励む集落の営みが一年にわたって描かれている。 新日本紀行から46年、椿山を再訪した。当時30戸ほどあった集落はいまは無人に近い状態。そうした中、番組に登場した中内さん一家の長男・健一さんは会社勤めをやめて実家に帰り、山の暮らしを続けている。自ら先頭になってふるさと・椿山の活気を取り戻したいという思いで、急斜面での野菜作りや養蜂に打ち込む毎日だ。9月、平家の落ち人伝説ゆかりの先祖供養の祭りが行われ、中内さんはかつての住民たちとの再会を喜んだ。
「歌が生まれてそして〜長崎県奈留島〜」
初回放送日: 2022年12月16日
初回放送日2022年12月16日 (金)昭和51年、長崎県五島列島・奈留島を訪ねた新日本紀行を4K映像で!荒井由実(松任谷由実)さんが歌を贈った島の高校を取材。卒業を迎えた青春群像が描かれている。
「歌が生まれてそして〜長崎県奈留島〜」
初回放送日: 2022年12月10日
初回放送日2022年12月10日 (土)昭和51年、長崎県五島列島・奈留島を訪ねた新日本紀行をふたたび!荒井由実(松任谷由実)さんが歌を贈った島の高校を取材。卒業式を迎えた青春群像が描かれている。 新日本紀行から46年、奈留島を再訪した。番組の舞台になった奈留高校は現在全校生徒数32人。放送当時の1/10に減少している。学校では県の過疎化・少子化対策事業に基づき全国から離島留学生を受け入れてきた。留学生と地元の生徒たちは一緒に学校生活を送ることで互いに刺激を受け成長の糧にしている。ユーミンの「瞳を閉じて」さながらの美しい島で若者たちはそれぞれの青春を謳歌し、やがて島外へ羽ばたいて行く。
選「秋の夜長のからくり野舞台〜徳島・木沢村〜」
初回放送日: 2022年12月2日
初回放送日2022年12月2日 (金)昭和55年、徳島県木沢村を訪ねた新日本紀行を鮮やかな4K映像で!山深い村で阿波の国の伝統芸能、人形浄瑠璃を守る取り組みと若き人形使いの意気込みを描いている。
「秋の夜長のからくり野舞台-徳島・木沢村-」
初回放送日: 2022年11月26日
初回放送日2022年11月26日 (土)昭和55年、徳島県木沢村を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!山深い村で阿波の国の伝統芸能、人形浄瑠璃を守る取り組みと若き人形使いの意気込みを描いている。 鮮やかな映像の新日本紀行と番組が描いた土地の今を伝えるミニ紀行。町村合併で木沢村は那賀町に変わったが、町内には6つの農村舞台が残り、晩秋のひととき、人形浄瑠璃を楽しむ人たちで賑(にぎ)わう。人形座のひとつ、10年前に結成された「丹生谷清流座」は若い世代が中心。会社員や役場の職員などが稽古を重ねている。今年は初めての演目に挑戦。本番の舞台は、登場人物の母と娘の繊細な感情表現が試されるときだ。
選「柿色に染まるむら〜広島県御調町菅野〜」
初回放送日: 2022年11月25日
初回放送日2022年11月25日 (金)最新の技術で「新日本紀行」が4K映像に!今回は昭和52年放送の「柿色に染まるむら~広島県御調町菅野~」。秋になると干し柿つくりに奮闘する村の暮らしを描く。
「柿色に染まるむら〜広島県御調町菅野〜」
初回放送日: 2022年11月19日
初回放送日2022年11月19日 (土)最新の技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は昭和52年放送の「柿色に染まるむら~広島県御調町菅野~」。秋になると干し柿つくりに奮闘する村の暮らしを描く。 鮮やかな映像の新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和52年、新日本紀行で描いたのは、正月の鏡餅に飾る干し柿につくりに励む村の暮らし。小学生からお年寄りまで、家族みんなで柿を取り、皮をむいていた。その後、鏡餅に飾る干し柿の需要が落ち込み、干し柿つくりはほとんど行われなくなった。そして今、かつての干し柿つくりを再興しようと頑張る人々の手によって、村に柿色の風景が戻ってきた。
「伊那谷スガレ追いー長野県ー」
初回放送日: 2022年11月12日
初回放送日2022年11月12日 (土)昭和54年、長野県伊那を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!食用にする蜂の子を取るため、独特の方法でスガレと呼ばれるクロスズメバチを追う人たちが描かれている。 昭和54年。新日本紀行は、深い伊那谷を舞台に食用にする蜂の子を手に入れようとクロスズメバチを野山に追跡する“スガレ追い”の風習を紹介した。それから40年余り。スガレ追いは現在「伊那市地蜂愛好会」に受け継がれている。チームワークで蜂を追い、ふるさとの自然を体感しながら伝統の食文化に触れようという愛好会の人たちを新たに取材した。
選「みちのくの秋あるむらで〜宮城県村田町田辺〜」
初回放送日: 2022年11月4日
初回放送日2022年11月4日 (金)「みちのくの秋あるむらで...〜宮城県村田町田辺〜」
初回放送日: 2022年10月29日
初回放送日2022年10月29日 (土)昭和52年、宮城県村田町を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で。収穫を終えた里で開かれる運動会。農村ならではの趣向を凝らした競技を楽しむ住民たちが描かれている。 鮮やかな映像の新日本紀行と番組が描いた土地の今を伝えるミニ紀行。あれから40年以上。番組が訪ねた地区では高齢化が進んだことなどで住民総出のイベントはなくなった。しかし、新年を迎えた村田町では、小正月の行事「どんと焼き」に大人や子どもが集い、地域の結びつきを確かめ合う。また、町は古くからの紅花の産地。江戸時代から続く商家では京都から持ち帰られた紅花染めのひな人形が先祖との強い絆を語りかける。
「川並衆角のりのころ〜東京・深川木場〜」
初回放送日: 2022年10月15日
初回放送日2022年10月15日 (土)昭和50年、東京・深川を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる!300年の歴史を持つ木場で材木を扱う川並み衆と呼ばれる人々。その技と心意気が描かれている。 新日本紀行から48年、木場を再訪した。いまは製材された材木が運ばれてくるため貯木場はほとんど使われていない。川並みさんの姿も消えた街は高層マンションが建ち並ぶ住宅地になっている。そうした中で川並みさん伝統の技を守ろうと角乗り保存会の人たちが練習を続けてきた。元川並さんの2人を中心に女性を含めた20人ほどのメンバーに地元の老舗も声援を送る。角乗りを通じて木場の心を受け継ごうという人々を伝える。
選「鹿のいる公園-奈良-」
初回放送日: 2022年9月30日
初回放送日2022年9月30日 (金)「鹿のいる公園-奈良-」
初回放送日: 2022年9月24日
初回放送日2022年9月24日 (土)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は、昭和50年放送の「鹿のいる公園-奈良-」鹿を保護する人々の活動と公園の一年を追った。 鮮やかな映像の新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和50年、新日本紀行では奈良公園の鹿たちの生態と保護活動を一年をかけて描いた。オス鹿に立派な角が生えそろう秋、公園では、観光客や住民に怪我をさせないよう、角きりの行事が行われる。その伝統は今も変わらない。都会の真ん中に、野生の鹿が生息する町。奈良の人たちと鹿の長いつきあいを描く。
「サラブレッド高原〜北海道・日高〜」
初回放送日: 2022年9月23日
初回放送日2022年9月23日 (金)昭和44年、夏の北海道を訪ねた新日本紀行が鮮やかな4K映像でよみがえる!サラブレッド王国・日高地方で競走馬の生産に名馬の夢を託す人々を描いている。
「サラブレッド高原〜北海道・日高〜」
初回放送日: 2022年9月17日
初回放送日2022年9月17日 (土)昭和44年、夏の北海道を描いた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる!サラブレッド王国・日高地方を訪ね、競走馬の生産に名馬の夢を託す人々を伝えている。 新日本紀行から50年あまり。いまも日本のサラブレッドのおよそ8割を生産する日高地方を再訪した。2022年、競走馬最大の晴れ舞台・日本ダービーでは日高の牧場で生まれた馬が出走した。牧場では43年前にダービー優勝馬「カツラノハイセイコ」も世に送り出している。現在の牧場主は優駿の可能性を秘めた馬を工夫をこらして育ててきた。雄大な大地を舞台に人と馬がひとつになってダービーに夢をはせる牧場の日々を追った。
「絣の似合う町〜鳥取県倉吉市〜」
初回放送日: 2022年9月10日
初回放送日2022年9月10日 (土)昭和56年、鳥取県倉吉市を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で再び!赤瓦と白壁が美しい商人の街を舞台に、伝統の絣(かすり)を守り継ぐ人々が描かれている。 新日本紀行から40年あまり、倉吉市を再訪。戦後、衣服の大量生産や生活スタイルの変化で手織りの絣は姿を消して行ったが、倉吉絣はいまも健在。人々の趣味として受け継がれている。自宅に機織り機を持って自分だけの作品に挑戦する人も多い。新日本紀行に登場した染織家の息子は父と同じ道に進み大学で絣の研究と創作を続ける。自信作は出来ても父を目標にする思いは変わらない。江戸風情が残る町で絣を愛する人々に出会った。
「鴨の河原・京都」
初回放送日: 2022年9月9日
初回放送日2022年9月9日 (金)昭和51年、京都を訪ねた新日本紀行を4K映像で!河原を行き交う野菜の行商人や若者たち、そして岸辺の夕涼みなど鴨川と共にある古都の暮らしが描かれている。
「鴨の河原・京都」
初回放送日: 2022年9月3日
初回放送日2022年9月3日 (土)昭和51年、京都を訪ねた新日本紀行をふたたび!河原を行き交う野菜の行商人や若者たち、そして岸辺の夕涼みなど鴨川と共にある古都の暮らしが描かれている。 46年後、夏の京都市を再訪。鴨川の河原は憩いの場として多くの人が行き来している。平安時代に始まったとも言われる野菜の直接販売「振り売り」はいまも健在。京野菜の産地・上賀茂の農家の女性は、夫が育てた賀茂なす、万願寺とうがらしなどを軽トラックに満載して住宅地を訪れる。期間は5月中旬から8月始めまで3か月。古くからの顔なじみとの交流、得意先の日本料理店への配達など京都の夏の風物詩、振り売りを追った。
「私の塔 私のいかるが〜奈良県斑鳩町〜」
初回放送日: 2022年8月26日
初回放送日2022年8月26日 (金)昭和49年、奈良県斑鳩(いかるが)を訪ねた新日本紀行を4Kで再び!作家・幸田文さんを中心に法輪寺三重塔再建に尽力した宮大工、僧侶、里の人々の姿が描かれている。
「私の塔 私のいかるが〜奈良県斑鳩町〜」
初回放送日: 2022年8月20日
初回放送日2022年8月20日 (土)昭和49年、奈良県斑鳩(いかるが)を訪ねた新日本紀行をふたたび!作家・幸田文さんを中心に法輪寺・三重塔再建に尽力した宮大工、僧侶、里の人々の姿が描かれている。 新日本紀行から47年。奈良県斑鳩の法輪寺を再訪した。番組に登場した宮大工・西岡常一さんの内弟子だった小川三夫さんはその後寺の近くに工房を設け、再建された三重塔を見守ってきた。宮大工をめざす弟子たちには西岡さんの教え「技術は自分で磨け」を徹底している。法輪寺境内のお堂の修復では、より親しみやすい装飾なども取り入れ、人々にとっていつまでも身近な寺であってほしいという願いを込めたという。
「干潟の海〜有明海〜」
初回放送日: 2022年8月6日
初回放送日2022年8月6日 (土)昭和47年、九州・有明海を訪ねた新日本紀行をあざやかな映像で!むつごろう、わらすぼ、たいら貝など多くの魚介…豊かな干潟の恵みとともに生きる人々が描かれている。 新日本紀行から50年あまり。有明海の干潟を再訪した。海の汚染などで一時は絶滅が心配されたむつごろうだが、保護活動が効果を上げ今はその姿を見ることができる。伝統漁法「むつかけ」でむつごろうをとる漁師はその技を観光の振興にも生かしてきた。また獲物を自ら調理しむつごろうの味を広く伝えようとしている。有明海の岸辺で干潟特有の漁法や食文化を守り継ごうという人たちに出会った。
「船団集結ー函館ー」
初回放送日: 2022年7月29日
初回放送日2022年7月29日 (金)昭和46年、函館を訪ねた新日本紀行を4K映像で再び!サケマス漁を前に函館港に集結した漁船。にぎわう夜の町、家族との別れなど、港町の日々が描かれている。
「船団集結-函館-」
初回放送日: 2022年7月23日
初回放送日2022年7月23日 (土)昭和46年、函館を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で再び!サケマス漁を前に函館港に集結した漁船。にぎわう夜の町、家族との別れなど、港町の日々が描かれている。 新日本紀行から半世紀。現在、北洋サケマス漁の拠点は根室に移り、函館港での出漁の賑わいは遠い日の記憶になった。サケマスに代わって函館の漁業の中心になってきたのは近海でのイカ漁。市場や食事処で人気の新鮮なイカは街の観光にも一役買ってきた。新日本紀行のころイカに転換した父親とともに漁を続けてきた漁師は、地元漁業の期待を担って親子で買った船を出す。
「出雲面影水路〜宍道湖から中海へ〜」
初回放送日: 2022年7月22日
初回放送日2022年7月22日 (金)昭和53年、島根県宍道湖と中海を旅した新日本紀行を4K映像で!シジミやワカサギの漁、漁師夫婦で守る駅、花作りの島など湖と共に営まれる暮らしが描かれている。
「出雲面影水路〜宍道湖から中海へ〜」
初回放送日: 2022年7月16日
初回放送日2022年7月16日 (土)昭和53年、島根県宍道湖と中海を旅した新日本紀行が鮮やかな映像に!シジミやワカサギの漁、漁師夫婦で守る駅、花作りの島など湖と共に営まれる暮らしが描かれている。 新日本紀行から44年、宍道湖と中海を再訪した。宍道湖は全国の漁獲量の4割以上を占めるしじみの大産地。漁に出る日や時間を制限するなど資源保護の取り組みが行なわれている。番組には、中海の干拓計画で失われようとする風景を撮り続けるアマチュア写真家が登場した。その後、干拓は中止されたが写真家は湖の四季や漁民の暮らしを撮影。2つの湖の歳月を伝える貴重な記録になっている。
「下駄づくりの町〜広島県福山市松永〜」
初回放送日: 2022年7月8日
初回放送日2022年7月8日 (金)昭和51年、全国一の下駄づくりの町、広島県福山市松永を訪ねた新日本紀行を4K映像で!大衆下駄の由来や仕上げまでの工程で発揮される職人たちの技と心が描かれている。 新日本紀行の舞台・福山市松永地区を再訪。生活スタイルの変化で下駄の需要は大幅に減少した。松永でも原木の削りから仕上げまで一貫して行なう工場は姿を消し、他の地方から取り寄せた下駄の土台を加工し出荷する作業が中心になっている。オーダーメイド販売に活路を見出したかつての工場経営者、職人の手で美しい下駄を追求する卸商など下駄作りの町の伝統を懸命に守り継ごうという人々に出会う。
「下駄づくりの町-広島県福山市松永-」
初回放送日: 2022年7月2日
初回放送日2022年7月2日 (土)昭和51年、全国一の下駄づくりの町、広島県福山市松永を訪ねた新日本紀行をふたたび!大衆下駄の由来や仕上げまでの工程で発揮される職人たちの技と心が描かれている。 新日本紀行の舞台・福山市松永地区を再訪。生活スタイルの変化で下駄の需要は大幅に減少した。松永でも原木の削りから仕上げまで一貫して行なう工場は姿を消し、他の地方から取り寄せた下駄の土台を加工し出荷する作業が中心になっている。オーダーメイド販売に活路を見出したかつての工場経営者、職人の手で美しい下駄を追求する卸商など下駄作りの町の伝統を懸命に守り継ごうという人々に出会う。
「蔵ずまいの町〜福島県喜多方市〜」
初回放送日: 2022年7月1日
初回放送日2022年7月1日 (金)昭和50年、福島県喜多方市を訪ねた新日本紀行を4K映像で!暮らしに密着した「蔵座敷」、商店に使われる「店蔵」など独自の文化、蔵に対する人々の愛着が描かれている。
「蔵ずまいの町〜福島県喜多方市〜」
初回放送日: 2022年6月25日
初回放送日2022年6月25日 (土)昭和50年、福島県喜多方市を訪ねた新日本紀行をふたたび!暮らしに密着した「蔵座敷」、商店に使われる「店蔵」など、独自の文化、蔵に対する人々の愛着が描かれている。 新日本紀行から47年。喜多方市を再訪した。「蔵の町」として知られる喜多方には、コロナ禍の前、年間約180万人の観光客が全国から訪れていた。新日本紀行で紹介された店蔵は地元名産品の販売店に、酒蔵はコンサートホールに、また100年以上の歴史を持つ蔵屋敷はいまも生活の場に使われている。いずれの蔵にも時代を越えて郷土のシンボルを愛する人々の思いが刻まれている。
選「潮来あやめは花舞台-茨城県・潮来町-」
初回放送日: 2022年6月24日
初回放送日2022年6月24日 (金)「潮来あやめは花舞台 -茨城県・潮来町-」
初回放送日: 2022年6月18日
初回放送日2022年6月18日 (土)昭和56年、茨城県潮来町を訪ねた「新日本紀行」が、最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。水郷にアヤメが咲き誇る6月、人々は手漕ぎの船で、たくさんの観光客を迎える。 鮮やかな映像の新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和56年の新日本紀行では、水郷にアヤメが咲き誇る6月、地元の農家や漁師たちが、手漕ぎの船を用意して、観光客を案内する多忙な日々を描いた。それから40年。コロナ禍の影響を受けるなかでも、アヤメは見事に咲き、農家は美しい花を咲かせようと作業にいそしんでいた。
「南伊豆」
初回放送日: 2022年6月17日
初回放送日2022年6月17日 (金)昭和44年、静岡県・伊豆半島南部を舞台にした新日本紀行を4K映像で!小説「伊豆の踊り子」ゆかりの温泉地や岩のり採りに励む女性たちを訪ね、早春の伊豆を描いている。
「南伊豆」
初回放送日: 2022年6月11日
初回放送日2022年6月11日 (土)昭和44年、静岡県伊豆半島南部を舞台にした新日本紀行をふたたび!小説「伊豆の踊り子」ゆかりの温泉地や岩のり採りに励む女性たちを訪ね、早春の伊豆を描いている。 新日本紀行から半世紀あまり、番組の舞台のひとつ南伊豆町・妻良(めら)地区を再び訪ねた。漁業が盛んだった町もこの10年で漁師が半数ほどに減っている。その中で40年の経験を持つ漁師は南伊豆に移住してきた人の手も借りながら伝統の定置網漁を守っている。民宿の数も大幅に減少した。しかし母と息子が営む宿には家族的な雰囲気と駿河湾の海の幸にひかれて常連客が訪れる。夏近い海辺の町に穏やかな時間が流れていた。
「天下の嶮の登山電車-神奈川県・箱根町-」
初回放送日: 2022年6月4日
初回放送日2022年6月4日 (土)昭和56年に全国有数の観光地・箱根を訪ねた新日本紀行を美しい映像でふたたび!箱根の足・登山電車の旅を中心に沿線の温泉のある小学校や変化に富んだ自然を伝えている。 そして今、新緑の箱根を再訪した。火山活動の活発化、鉄道などへの台風被害、コロナ禍によって試練に見舞われた観光地・箱根だがいま再起に向けた取り組みが続いている。乗客が戻ってきた登山電車では初の車両見学会のイベントを開催。ふもとから終点まで通学に電車を利用する女子学生たちは路線の復旧にエールを送ってきた。そして観光化の中でも守られてきた貴重な自然…強い愛着を胸に箱根と生きる人々を取材した。
選「羽田ぐらし・初夏-東京-」
初回放送日: 2022年6月3日
初回放送日2022年6月3日 (金)「羽田ぐらし・初夏-東京-」
初回放送日: 2022年5月28日
初回放送日2022年5月28日 (土)昭和49年、東京羽田を訪ねた「新日本紀行」が最新デジタル技術で鮮やかな映像に。埋め立てで海の暮らしを手放した人々や、堤防沿いに残る漁師町の匂いを描く。 鮮やかな映像の新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和49年の新日本紀行では、空港の拡張工事などにより漁業権を手放した人々が暮らす羽田の町を描いた。船溜まりがある赤レンガの堤防沿いには、漁師町の匂いが残っていた。放送から46年。羽田は漁師の町からサラリーマンの町へと変貌を遂げたが、赤レンガ堤防は新堤防ができた後も残され、町は昔ながらのゆったりとした空気に包まれていた。
「高速道路下の人情通り〜東京・三軒茶屋〜」
初回放送日: 2022年5月21日
初回放送日2022年5月21日 (土)昭和53年、東京世田谷区三軒茶屋を訪ねた新日本紀行をふたたび!下町の雰囲気を持つ商店街の人間模様、銭湯で開かれる落語会など人情あふれる街の日常が描かれている。 現在、三軒茶屋には高層の複合ビルや大型店が建てられ多くの買い物客や電車の乗り換え客でにぎわっている。一方で、新日本紀行の舞台になった商店街は40軒近くあった店が14軒にまで減少。そうした中でも番組に登場した青果店や100年近い歴史を持つそば店は今も健在だ。街には若い世代による現代風の店もオープンしている。そば店での店の人とお客との交流を通じて、豊かな人情が生きる商店街を伝える。
選「坂の街のエトランゼ〜神戸〜」
初回放送日: 2022年5月20日
初回放送日2022年5月20日 (金)「坂の街のエトランゼ〜神戸〜」
初回放送日: 2022年5月14日
初回放送日2022年5月14日 (土)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は、昭和53年放送「坂の街のエトランゼ~神戸~」。港町神戸に集う個性豊かなエトランゼたちの素顔を描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行とをご覧いただく。昭和53年の新日本紀行では、港町神戸に暮らす個性豊かなエトランゼたちの素顔を描いた。異人館が立ち並ぶ北野地区は、阪神淡路大震災で被害を受けたが、復興を遂げ、観光地としてにぎわっている。今も、大勢のエトランゼたちを惹きつてやまない神戸の街。「神戸は故郷」との思いを抱きながら力強く生きるその姿を描く。
「藍の家族〜徳島県上板町〜」
初回放送日: 2022年5月13日
初回放送日2022年5月13日 (金)昭和52年、徳島県上板町を訪ねた新日本紀行を4K映像で!江戸時代から「染料の王者」と呼ばれた藍染め。原料の藍を栽培し染料に仕上げる技術を守る一家が描かれている。
「藍の家族〜徳島県上板町〜」
初回放送日: 2022年5月7日
初回放送日2022年5月7日 (土)昭和52年、徳島県上板町を訪ねた新日本紀行をふたたび!江戸時代から「染料の王者」と呼ばれた藍染め。原料の藍を栽培し染料に仕上げる技術を守る一家が描かれている。 新日本紀行から45年。藍の里・徳島県上板町を再訪した。番組で紹介された藍の家族・佐藤家。当時、中学1年生だった好昭さんが家業を継ぎ、4代目として藍の栽培から染料作りまで研究と工夫を重ねて来た。その甲斐あって佐藤家の染料出荷量は年間20トン以上。全国有数の生産量を誇る。世界にその名が知られる「阿波藍」。地元の藍染め師とコラボして深く鮮やかな伝統の色を追求する佐藤家の今を伝える。(2022年放送)
「野焼きのころー熊本県 阿蘇山麓ー」
初回放送日: 2022年4月30日
初回放送日2022年4月30日 (土)昭和50年熊本県小国町を訪ねた新日本紀行を鮮やかな4K映像で!家族同様に牛を育てる一家、卒業式を迎える小学校、大草原の野焼きなどを通じて阿蘇の春が描かれている。 新日本紀行から50年近くたち、阿蘇山ろくの集落を再訪した。畜産を取り巻く厳しい状況の中でも牛とともに生きてきた農家。また、地熱発電や温泉観光など火の山の自然を生かした新しい地域の取り組みを取材。そして今年も春を告げる野焼きに集い、阿蘇の大地への愛着と集落のきずなを確かめ合う人々の姿を伝える。
選「日南海岸」
初回放送日: 2022年4月29日
初回放送日2022年4月29日 (金)昭和42年、宮崎県日南海岸を訪ねた新日本紀行を4Kで!新婚旅行客を中心にした観光ブームと共に、海の恵みが支える昔ながらの暮らしや変化に富んだ自然が描かれている。
「日南海岸」
初回放送日: 2022年4月23日
初回放送日2022年4月23日 (土)昭和42年宮崎県日南海岸を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で。新婚旅行客でにぎわう観光ブーム、海の恵みが支える昔ながらの暮らし、変化に富んだ自然などが描かれている 鮮やかによみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。新日本紀行から52年、23世帯あった漁業の島は、現在3世帯にまで住民が減少。それでも漁師夫婦は50年以上続けてきた伊勢エビ漁を守っている。沖縄やハワイに人気が移り観光客が大幅に減った日南海岸だが、自然を生かした観光が盛んだ。とくに天然記念物の野生馬「御崎馬(みさきうま)」を身近で観察するエコツーリズムが注目されている。
選「やすらぎの丘・早春〜横浜・山手〜」
初回放送日: 2022年4月22日
初回放送日2022年4月22日 (金)選「春・土の詩〜秋田県羽後町、十文字町〜」
初回放送日: 2022年4月17日
初回放送日2022年4月17日 (日)昭和54年。秋田県十文字町を訪ねた新日本紀行をふたたび!詩も作る農村彫刻家とフォークシンガーの農家の交流を中心に農作業が始まった県南の春が描かれている。 鮮やかな映像でよみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。新日本紀行から42年。番組の舞台、横手市十文字町を再訪した。会社勤めをやめ実家の稲作を継いだ40代の農家は周囲の休耕田を借りて経営規模を大きくしてきた。父親が苦労した冬の出稼ぎは過去のものにして農業だけで暮らしを豊かにしたい。その思いを胸に今年も稲刈りに打ち込む。※NHK秋田開局90周年を記念し、2021年に放送した回を再放送。
「やすらぎの丘・早春〜横浜・山手〜」
初回放送日: 2022年4月16日
初回放送日2022年4月16日 (土)昭和53年、横浜市を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で。異国情緒あふれる山手の丘をカメラは散策。教会や洋館、ミッションスクールとそこに集う人々を描いている。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と番組が描いた土地の今を伝えるミニ紀行。新日本紀行から42年。山手地区は横浜を代表する観光スポットとして多くの人が訪れる。外国人墓地では無縁墓が急増。維持・管理のために敷地内を公開し見学者から寄付を募っている。明治はじめ外国人居留地の女性たちによって創設されたテニスクラブは今も多くの人を引きつける。エキゾチックな文化が息づく山手では国や世代を越えた交流が続く。
「寅さんのふるさと 早春篇〜葛飾柴又〜」
初回放送日: 2022年4月15日
初回放送日2022年4月15日 (金)昭和55年、映画「男はつらいよ」の人気で賑わう葛飾柴又を訪ねた新日本紀行を4K映像で!矢切の渡しや帝釈天の縁日などを通じて人情豊かな下町の日々が描かれている
「寅さんのふるさと 早春篇-葛飾柴又-」
初回放送日: 2022年4月9日
初回放送日2022年4月9日 (土)昭和55年、映画「男はつらいよ」の人気で賑わう葛飾柴又を訪ねた新日本紀行をふたたび!矢切の渡しや帝釈天の縁日などを通じて人情豊かな下町の日々が描かれている。 新日本紀行から42年たった2022年の春、柴又帝釈天の参道を再び訪ねた。寅さんブームは今は過ぎ去り、この2年ほどはコロナ禍の影響もあって店の客足は減少気味。商店街では、地元の人たちと一緒になった街づくりに取り組んでいる。近年は若者の姿が目立つようになったが、そうした新しい動きもくみ取りながら商店主たちは柴又ならではの魅力を打ち出そうとしている。
「大館・能代」
初回放送日: 2022年3月20日
初回放送日2022年3月20日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに!今回は、昭和44年放送の秋田県「大館・能代」。秋田犬の故郷、秋田杉の産地で知られる地域の暮らしを見つめる。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。大館・能代を描いた昭和44年当時は、暮らしが変わり始めた時代。大館では、黒鉱の大規模な採掘が始まり、住民が増え町は活気づいた。能代では、秋田杉の桶職人やたる職人が後継者不足で減り始めていた。それから50年。黒鉱や関連住宅は消えた。一方、秋田杉を使う職人たちは伝統を守りながらも新しい世界を築こうと懸命に生きている。
選「ムラの女神-愛知県南知多町-」
初回放送日: 2022年2月27日
初回放送日2022年2月27日 (日)「五彩の窯」
初回放送日: 2022年2月20日
初回放送日2022年2月20日 (日)昭和47年に石川県小松市を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像に。加賀平野の情景に触発されながら伝統的な色彩「五彩」を極めようという九谷焼の作家が描かれている。 新日本紀行の舞台になった小松市を再び訪ねた。番組に登場した九谷焼の大家、二代・浅蔵五十吉さんを継いだ息子の三代目浅蔵さんは“五十吉カラー”である独特の黄色を自分のものにしつつ、新しい感覚の作品にも取り組んでいる。同じ九谷焼の道を歩む娘と娘婿も五彩の伝統をバネに現代的な色彩の焼き物に挑戦。九谷焼の可能性を広げようと土に向き合う陶芸一家の日々を伝える。
「甦った砲術〜福岡県・秋月〜」
初回放送日: 2022年2月13日
初回放送日2022年2月13日 (日)昭和54年、福岡県の城下町・秋月を訪ねた新日本をふたたび!土地に伝わる「抱え大筒」の長い歴史をひもときながら砲術の鍛錬に励む現代の若者たちが描かれている。 新日本紀行から43年。福岡県朝倉市秋月では、保存会によって伝統の砲術が受け継がれている。現在、会のメンバーは10人余り。新日本紀行に登場した郵便局の職員は72歳の今も若手会員の指南役を務めている。大筒の重さと撃った瞬間の激しい反動に耐えながら姿勢の美しさをも追求する砲術。その技をしっかり身につけるまで長い時間が必要だという。今年も1月10日、山里の城下町に恒例の「撃ち初め」の轟音が響き渡った。
「運河のある街-北海道小樽市-」
初回放送日: 2022年2月6日
初回放送日2022年2月6日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに!今回は昭和50年の「運河のある街-北海道・小樽-」。運河の埋め立て計画に、市民の賛否は分かれ、街は揺れていた。 鮮明な映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和50年の新日本紀行では、かつて北の玄関口として栄えた北海道小樽市で、運河の埋め立て計画を巡って、市民の意見が真っ二つに分かれ対立していた。それから45年、埋め立て計画は中止され、運河は観光の目玉となっている。古い倉庫群は飲食店や物産店に改装され、人気を集めている。北海道を代表する観光の街へと変貌を遂げた小樽を再訪する。
選「運河のある街〜北海道小樽市〜」
初回放送日: 2022年2月6日
初回放送日2022年2月6日 (日)選「越前海岸」
初回放送日: 2022年2月1日
初回放送日2022年2月1日 (火)「雲州算盤気質-島根県・奥出雲-」
初回放送日: 2022年1月30日
初回放送日2022年1月30日 (日)昭和57年、島根県奥出雲地方を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で。全国有数のそろばん産地を舞台に工場での量産風景や伝統の技を受け継ぐ職人の姿を伝えている。 鮮やかな映像でよみがえった新日本紀行と番組が描いた島根県奥出雲の今を伝えるミニ紀行。そろばん生産の拠点のひとつ奥出雲町横田は最盛期に比べて生産量が1/30に減り、工場の多くは姿を消した。その中で伝統工芸士のそろばん職人は老舗の工場と共同で工房を創設。現在、9人の若手職人が分業でそろばんを製作しながら技を磨いている。そろばん作りの伝統を守り継ぐ職人と自立をめざし日々技を磨く若い世代の姿を描く。
選「雲州算盤気質〜島根県・奥出雲〜」
初回放送日: 2022年1月30日
初回放送日2022年1月30日 (日)選「こけしの詩〜宮城県鳴子町〜」
初回放送日: 2022年1月25日
初回放送日2022年1月25日 (火)「新都心万華鏡〜西新宿〜」
初回放送日: 2022年1月23日
初回放送日2022年1月23日 (日)昭和55年、西新宿を訪ねた新日本紀行をふたたび!新都心のシンボルとして出現した高層ビル。その近くで営まれる古くからの下町暮らし…新宿の新旧の顔が描かれている。 新日本紀行から42年。西新宿には都庁はじめ30ほどの超高層ビルが林立する。ビル群を間近に望む古くからの町並みは相次ぐ再開発でマンションなどに姿を変え、住民の結びつきも年々薄れてきた。その中で、番組に登場したとび職人は父親のあとを継いで町内頭を務めながら、町の伝統行事の先頭に立っている。この新年も町火消しとして木遣りとはしご乗りを地元の神社に奉納。町の絆を守り継いで行こうという決意を新たにした。
「芝居小屋のある街〜横浜・中村川〜」
初回放送日: 2022年1月9日
初回放送日2022年1月9日 (日)昭和54年、横浜市の運河・中村川周辺を訪ねた新日本紀行がよみがえる!橋のほとりに建つ演芸場兼銭湯の日常を通じて下町の風情や人間模様が描かれている。 新日本紀行から42年、中村川から釣り船や宿船は姿を消し川沿いの風景も変わったが、三吉演芸場はいまも街の芝居小屋として多くのファンに愛されている。この秋、歌と踊りを華やかに披露するのは関西の人気劇団。公演を前にアイドルの座長は商店街を歩いて顔見知りと再会を喜び合った。老舗の呉服店では今回も舞台衣装を注文。彼岸花をあしらった着物が彩る大衆演芸のステージが演芸場を支えてきた町の人たちの思いと響き合った。
「湖北・観音の里〜滋賀県伊香郡〜」
初回放送日: 2022年1月6日
初回放送日2022年1月6日 (木)昭和56年、琵琶湖の北の地域を訪ねた新日本紀行を4K映像で!集落ごとに人々の信仰を集める観世音菩薩。湖北の風土の中に観音様に願いを託す家族が描かれている。
選「大館・能代」
初回放送日: 2022年1月4日
初回放送日2022年1月4日 (火)「湖北・観音の里〜滋賀県伊香郡〜」
初回放送日: 2022年1月2日
初回放送日2022年1月2日 (日)昭和56年、琵琶湖の北の地域を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!集落ごとに人々の信仰を集める観世音菩薩。湖北の風土の中に観音様に願いを託す家族が描かれている。 新日本紀行から40年。番組に登場した大学生の女性は東京のオフィス街で働いてきたが、両親の健康を気遣ってしばしば故郷の長浜市木之本に帰っている。帰省すると必ず訪れるのが母が子授けを祈願した観音様。今回、11月は新型コロナウィルスの影響で2年ぶりの参拝だった。親族や地域の人々、そして観音様との久々の再会に改めて抱く思いとは? 大都会のけん騒を離れ、ふるさとで祈りをささげる女性の旅に同行した。
「魚河岸ぐらし〜東京・築地〜」
初回放送日: 2021年12月26日
初回放送日2021年12月26日 (日)大都市の台所として400年以上の歴史を持つ魚河岸・築地市場。昭和46年。仲卸業者を中心に活気あふれる市場の日々を描いた新日本紀行が美しい映像でよみがえる。 2018年、築地市場は豊洲に移転。世界最大級の近代的な市場に生まれ変わった。50年前、新日本紀行に登場したまぐろ仲卸業者は豊洲に移り兄弟2人がのれんを守っている。先代の遺志を継いで海外展開を図ってきた。一方、築地場外市場はさかなのプロとともに一般客にも根強い人気を保っている。時代が変わっても、目利きの技を生かしより良い魚を提供することが信条だという魚河岸の人々。その心意気を歳末の市場に訪ねた。
「魚河岸ぐらし-東京・築地-」
初回放送日: 2021年12月26日
初回放送日2021年12月26日 (日)大都市の台所として400年以上の歴史を持つ魚河岸・築地市場。昭和46年。仲卸業者を中心に活気あふれる市場の日々を描いた新日本紀行が鮮やかな4K映像でよみがえる。
「わらべ唄とふきのとう〜山形・真室川町〜」
初回放送日: 2021年12月19日
初回放送日2021年12月19日 (日)昭和55年、山形県真室川町を訪ねた新日本紀行がよみがえる!山村の分校。地元に伝わるわらべ唄を熱心に教える先生と元気に冬を過ごす子どもたちの交流が描かれている。 新日本紀行から41年。番組の舞台になった真室川町及位(のぞき)地区を再訪した。分校でわらべ唄を教えていた元先生は現在93歳。これまで80曲以上のわらべ唄を楽譜にしてきた。歌にひかれた原点は明治生まれの祖母がいつも口ずさんでいたこと。現在も農業のかたわら歌の収集を続けている。地元では子どもたちも参加してわらべ唄保存会を結成。雪国の暮らしから生まれ人々の心を励ました歌声が未来に守り継がれていく。
選「島の嫁入り〜山口県萩・相島〜」
初回放送日: 2021年12月14日
初回放送日2021年12月14日 (火)昭和48年、山口県相島を訪ねた新日本紀行が鮮やかな4K映像でよみがえる。島の男女の結婚を喜び合う人々の姿から、大切に守られる地域や家族のきずなが描かれている。
「雪原に歌が流れる〜新潟県十日町市〜」
初回放送日: 2021年12月12日
初回放送日2021年12月12日 (日)NHK新潟開局90周年を記念し、鮮やかによみがえった「新日本紀行」を放送!昭和53年に訪ねたのは十日町。雪深い山里に移住したミュージシャンと村人との交流を描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。新日本紀行から42年。十日町市の山里では「大地の芸術祭」というイベントが行われ、野外に現代アートのユニークな作品が展示されている。廃校になった小学校に作られた美術館を守ってきたのは東京から移り住んだ女性。土地の昔話をモチーフに作曲を行う。今年も娘とともに小正月の行事、鳥追いとどんど焼きに参加し、村人たちと心を通わせた。
「南部潜水夫〜岩手県種市町〜」
初回放送日: 2021年12月12日
初回放送日2021年12月12日 (日)昭和49年、岩手県種市町を訪ねた新日本紀行を再び!伝統の素もぐり漁を受け継ぐ漁師や世界の海をめざして種市高校の潜水士養成コースで学ぶ若者たちが描かれている。 新日本紀行から47年。全国で唯一、潜水と土木の技術を教える学科を持つ種市高校を再訪した。現在、学科の生徒数は70人余り。世界の海で活躍する卒業生も多い。ある3年生は父親も種市高校で学んだ潜水士。各地の海底の工事現場を支えてきた父にあこがれ厳しい訓練に挑んでいる。ОBの潜水漁師たちにとって大きな試練は三陸の漁場が壊滅的な被害を受けた東日本大震災。潜水士として海の復興に力を尽くしてきた10年だった。
「尾道」
初回放送日: 2021年12月5日
初回放送日2021年12月5日 (日)昭和43年、広島県尾道市を訪ねた新日本紀行を再び!にぎわう魚市場、作家・林芙美子の足跡、子どもたちが主役の祭りなど海と坂の街のさまざまな表情が描かれている。 新日本紀行から50年余り。尾道市の暮らしや風景はどう変わったのだろうか。番組で紹介された魚市場は今では広い駐車場に姿を変えた。住民の足になっていた連絡船は7つの航路が3つに縮小。船員不足などの厳しさの中で存続への模索が続いている。そして、神社仏閣が多い尾道では、市民の心をひとつにするのが昔からの年中行事。コロナ禍の中で今年は開催できるのか、氏子や町内会の人たちの懸命の取り組みが行われていた。
選「南伊予」
初回放送日: 2021年11月30日
初回放送日2021年11月30日 (火)青い海とみかん畑が、穏やかな景観を見せる四国南西部。昭和42年、斜面で営まれる暮らしと海を愛する人々を描いた新日本紀行が、美しい4K映像になってよみがえる。
「段畑の日々〜愛媛県水荷浦〜」
初回放送日: 2021年11月28日
初回放送日2021年11月28日 (日)昭和54年、愛媛県宇和島市を訪ねた新日本紀行が鮮やかに!宇和海に面した集落を舞台に急傾斜の段々畑が支える暮らし、日本一の品質をめざす真珠の養殖が描かれている。 鮮明な映像によみがえった新日本紀行と番組の舞台・宇和島市水荷浦の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。国の重要文化的景観にも選ばれた石積みの畑「段畑」。農家の高齢化で手入れが行き届かず、傷みが目立つようになっている。地元の人たちは保存会を作り、畑の管理や補修を行なうほか、畑の作物を郷土の味にして観光化をはかる試みを続けている。先祖が造り上げ、その苦労が刻まれた段畑を守り継ぐ人々に出会う。
「塔のみえる坂道〜京都〜」
初回放送日: 2021年11月21日
初回放送日2021年11月21日 (日)昭和50年京都を訪ねた新日本紀行をふたたび!京の名所のひとつ、法観寺八坂の塔。その近くで伝統の京料理を守る料亭の主人を中心に紅葉が彩る京都の秋が描かれている。 新日本紀行から46年。京都、法観寺八坂の塔を望む坂道を再訪した。番組で紹介された料亭はすでに店を閉め、坂に並ぶ工芸店や土産物店は年ごとに少なくなってきた。世代交代などで昔からの人と人の結びつきも変ろうとしている。そうした中で坂の町を愛する89歳の長老は長く町内会長として人々のつながりを守ろうとしてきた。今年も8月の年中行事「地蔵盆」で住民たちが絆を見つめ直して欲しいと願い、準備に打ち込んだ。
「春・土の詩〜秋田県羽後町、十文字町〜」
初回放送日: 2021年11月14日
初回放送日2021年11月14日 (日)昭和54年。秋田県十文字町を訪ねた新日本紀行をふたたび!詩も作る農村彫刻家とフォークシンガーの農家の交流を中心に農作業が始まった横手地方の春が描かれている。 新日本紀行から42年。番組の舞台、横手市十文字を再訪した。「農の心」をモチーフにした農村彫刻家の作品は今も休耕田に展示され四季折々の農作業を見守っている。米どころで知られるこの地域。会社勤めをやめて実家の稲作を継いだ40代の農家は周囲の休耕田を借りて経営規模を大きくしてきた。父親が苦労した冬の出稼ぎは過去のものにして農業だけで暮らしを豊かにしたい。その思いを胸に今年も稲刈りに打ち込む毎日だ。
「タコで伊勢エビをとる話〜三重県南勢町〜」
初回放送日: 2021年11月7日
初回放送日2021年11月7日 (日)昭和49年三重県南勢町を訪ねた新日本紀行をふたたび!タコを使ってエビをとる独特の漁法を守る老漁師を中心に伊勢えび漁解禁に沸く浜の様子が描かれている。 47年後、伊勢えび漁が解禁された10月、現在の南伊勢町を再び訪ねた。番組でユーモラスに描かれたタコ・エビ漁は効率の悪さなどで町ではすでに姿を消し、刺し網漁が主流になっている。しかし、大型の伊勢えびが水揚げされる港の賑わいは変わらない。漁のポイントは多くのエビが潜むすみかを解禁前に見つけておくことだという。地区ナンバーワンとされる漁師を通じて、家族や地域の絆が漁を支える伊勢えびの町の日々を伝える。
「南の国の田の神(かん)さあ〜鹿児島〜」
初回放送日: 2021年10月31日
初回放送日2021年10月31日 (日)昭和51年、鹿児島県を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で。石で作られた水田の守り神「田の神さあ」を大切にして、収穫を喜び合う人々を描いている。 鮮明な映像によみがえった新日本紀行と番組が描いた土地の今を伝えるミニ紀行。鹿児島県の稲作地帯には1500体以上の「田の神さあ」が残り、四季折々の農作業を見守っている。高齢化や人口減少のために、集落の農家が集い神様とともに料理や酒を楽しむ「田の神講」は少なくなった。それでも、助け合いの精神を育てる場として守り継いで行こうという取り組みが続いている。今年は地元の小学生も参加、伝統の行事を教わった。
選「収穫の平野-新潟県蒲原地方-」
初回放送日: 2021年10月26日
初回放送日2021年10月26日 (火)「井波木彫師〜富山県井波町〜」
初回放送日: 2021年10月24日
初回放送日2021年10月24日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに!今回は昭和47年放送「井波木彫師-富山県井波町-」江戸時代から受け継がれてきた技を極める木彫師たちの姿を描く。 鮮明な映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行とをご覧いただく。昭和47年、新日本紀行で描いたのは、江戸時代から富山県井波に受け継がれてきた木の彫刻の伝統と、技を極める木彫師たちの情熱。時は流れ、木彫師の数は減ったが、今も200人が技を磨き、作品制作に取り組んでいる。井波で一人前の木彫師となるべく修行中の若者を含め、木彫と向き合う人々の暮らしは昔と変わらない。
「小江戸残照-蔵造りの街・川越-」
初回放送日: 2021年10月17日
初回放送日2021年10月17日 (日)昭和53年、埼玉県川越市を訪ねた新日本紀行を再び。長い歴史を持つ商人の町の暮らしと心意気、豪華な山車が繰り出す秋祭りに集う人々などが描かれている。 新日本紀行から43年後の川越市を再訪。江戸に始まる商業の町では、時代の変化に応じて修繕や改装を重ねて現役で使われている店も多い。老舗の和菓子店は現在蔵を修繕中。作業する女性左官職人の技と心意気が映えるときだ。和菓子店の一部の建物は美術館に姿を変え地域の文化に貢献。また町の長老は商家の変化を記録し貴重な地図を作成してきた。歴史の重さを大切にしながら町を愛し、新たな命を吹き込もうとする人たちに出会う。
選「インターチェンジの町〜滋賀県栗東町〜」
初回放送日: 2021年10月12日
初回放送日2021年10月12日 (火)「ファッション通り〜東京・原宿〜」
初回放送日: 2021年10月10日
初回放送日2021年10月10日 (日)昭和48年、東京・原宿を訪ねた新日本紀行を再び。長い歴史を持つアパートの暮らし、華やかなファションに夢を託す人たちなど新旧が交錯する街の表情が描かれている。 新日本紀行から48年、東京を代表するおしゃれな街としてにぎわいを見せる原宿を再訪した。番組に登場したスタイリストに薫陶を受けた女性は多くの俳優やミュージシャンのスタイリストとして多彩な衣装を手掛けている。また19歳でデザイナーを志した女性は、5年後のいま「原宿系女子のカリスマ」と呼ばれ自分の店を持つほどに活躍中。彼女たちにとって常に刺激を受けながら自分だけの夢を育てる街…それが原宿だ。
「神さんの山と門前町〜東大阪市石切〜」
初回放送日: 2021年10月3日
初回放送日2021年10月3日 (日)昭和56年、東大阪市の石切劔箭(いしきりつるぎや)神社を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!各地から集う参拝者や神社とともに生きる商店街の盛況ぶりが描かれている。 新日本紀行から40年。今も「石切さん」と呼ばれて関西の人たちに親しまれている神社を再訪。この1年、新型コロナウイルスの影響で参拝者は大幅に減ったが、毎日、お百度を踏みに訪れる人の姿も見られ信仰は根強く生き続けている。参道の商店街は店舗数が減少、住民の世代交代も進んでいる。そうした中、手作りの催しなどで客層を広げてコロナ禍を乗り越えようという商店主の取り組みを伝える。
選「土と踊りと〜岐阜県郡上郡八幡町〜」
初回放送日: 2021年9月28日
初回放送日2021年9月28日 (火)「嫁いらず観音〜岡山県井原市〜」
初回放送日: 2021年9月26日
初回放送日2021年9月26日 (日)昭和51年、岡山県井原市を訪ねた「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。拝めば嫁の世話にならずに往生できるという観音様に集まる老人たちを描く。 鮮やかによみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和51年、新日本紀行では、岡山県井原市の山里にある「嫁入らず観音」を訪ねた。拝めば嫁の世話にならずに往生できるという。健康で家庭円満に幸せな老後を過ごしたいと願う老人たちが、県外からも大勢詰めかけていた。それから44年、かつてのにぎわいはないものの、「嫁入らず観音」は、いまも地元の人たちに大切にされ、老人たちの願いを集めていた。
「富士と野仏〜山梨県富士吉田市〜」
初回放送日: 2021年9月12日
初回放送日2021年9月12日 (日)昭和49年、山梨県・富士吉田市を訪ねた新日本紀行をふたたび。富士山北麓の厳しい暮らし、勇壮な夏の火祭り、数多い野仏の由来、登山口の名物茶店などが描かれている。 新日本紀行から47年。富士山麓で営まれる暮らしを再び訪ねた。もとは溶岩と火山灰土に覆われていた土地は何代にもわたる農家の努力で青々とした水田に変わった。豊富な水の恵みもあって今は味の良さを誇るコメも作られている。かつてあぜ道や街角に見られた野仏は農地の拡張、宅地造成によって多くが姿を消した。しかし、吉田登山口に立つ馬頭観音と茶店は健在。富士登山に訪れる人々にとってひと時のいやしの場になっている。
「盆・花火の里〜福島県・浅川町〜」
初回放送日: 2021年8月29日
初回放送日2021年8月29日 (日)昭和54年、福島県浅川町を訪ねた新日本紀行をふたたび。お盆に行われる花火大会。地元青年会が二手に分かれて手作り花火を競い合う熱気あふれる街の夏が描かれている。 新日本紀行から42年、花火の里・浅川町を再訪した。300年以上守り継がれてきた花火は今も町の暮らしに息づいている。家の軒下に吊るされた花火の殻は古くからの魔よけ。この風習をもとに町の名物を発案した人は子どもの頃からの大の花火好き。冠婚葬祭に合わせた“花火の出張打ち上げ”も健在だ。お盆の花火大会は昨年はコロナ禍のため中止に。町の人たちは今年こそ伝統の夜空の彩りを楽しみたいと大会開催を待ちわびる。
「河内夏すがた〜大阪・八尾〜」
初回放送日: 2021年8月22日
初回放送日2021年8月22日 (日)昭和50年、大阪府八尾市を訪ねた新日本紀行をふたたび。8月の地蔵盆に向けて河内音頭の練習に励む町の人間模様。そして熱気あふれる盆踊り大会の様子が描かれている。 新日本紀行から46年。八尾市の盆踊りの伝統は今も引き継がれている。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響のため、盆踊りは2年続けて中止になり、会場となったお寺も閑散としている。それでも、河内音頭を唄う音頭取りの人たちは、練習を欠かさない。さらに、子どもたちに教える講習会を開き、河内音頭を未来へ伝えようとしている。河内音頭が響くいつもの夏が戻るのことを心待ちにする八尾の人々を描く。
「阿波踊り考〜徳島市〜」
初回放送日: 2021年8月19日
初回放送日2021年8月19日 (木)徳島の夏、阿波踊りを描いた新日本紀行を4K映像で!番組に登場した男踊りの名手は90歳の今もしなやかな動きで踊り手たちの先頭に立つ。世代を越えて守り継ぐ阿波の心。
「弓と焼酎-宮崎県日南市-」
初回放送日: 2021年8月8日
初回放送日2021年8月8日 (日)昭和50年、宮崎県日南市を訪ねた新日本紀行をふたたび。地元特産の焼酎を楽しみながら「四半的」という戦国時代から続く弓の競い合いに興じる人々が描かれている。 46年ぶりに訪れた日南市は、城下町のたたずまいが残り、豊かな水を使った焼酎造りは今も盛ん。そして、人々の娯楽である「四半的」は変わらぬ人気を保っている。最近は競技用にルールが定められ、スポーツとして楽しむ人たちも増えている。県内に五十を数えるというチームのひとつを訪ね、真剣な練習の様子や生きがいとして打ち込む姿を描く。誰でも参加できるうえに、集中力を養い、姿勢もよくなると人気が高まっているという。
「肥後秘花-熊本-」
初回放送日: 2021年8月1日
初回放送日2021年8月1日 (日)昭和56年、熊本市を訪ねた新日本紀行をふたたび。細川藩ゆかりの文化「肥後六花」。その伝統を受け継ぎ、美しい花菖蒲を咲かせようと心を尽くす人々が描かれている。 新日本紀行から40年。いまも熊本では細川藩独自の武家文化として「肥後六花」が守り継がれている。六花のうち、夏の主役は朝顔。学生時代に鮮やかな赤い花の色に魅せられた男性は、美しい朝顔を咲かせたいと50年にわたって試行錯誤を重ねてきた。この季節は会長を務める保存会の展示会の準備に奔走する毎日だ。わずか数時間の花の命に寄せる思いとは何か…展示会に並んだ見事な朝顔と花に心意気を託す肥後の国の人々を描く。
「“坊がつる讃歌”-大分県くじゅう連山-」
初回放送日: 2021年7月18日
初回放送日2021年7月18日 (日)昭和55年大分県くじゅう連山を訪ねた「新日本紀行」が最新デジタル技術で鮮やかな映像に。初夏、ミヤマキリシマが咲き誇るくじゅう山の坊がつる。山を愛する人々を描く。 鮮やかによみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和55年、新日本紀行ではミヤマキリシマが咲き誇る坊がつるを舞台に、当時ヒットしていた“坊がつる讃歌”を作詞した山男たちの山への思いをはじめ、山麓の農家やウエスタンスタイルの牧場など、くじゅうの自然と向き合って暮らす人々を描いた。放送から40年。坊がつるにある山荘には、山を愛する人々が集い、“坊がつる賛歌”を今も口ずさんでいた。
「白き繭の里-群馬県・榛名町-」
初回放送日: 2021年7月4日
初回放送日2021年7月4日 (日)昭和53年、群馬県榛名町を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像に。身近な神様に豊作や無病息災を祈りながら、伝統の繭作りに精を出す養蚕農家の日々が描かれている。 鮮やかによみがえった新日本紀行と、土地の今を伝えるミニ紀行。番組から42年。後継者不足や化学繊維の普及で養蚕農家は大幅に減少したが、群馬県は今も繭の生産量全国一を誇る。その中心が世界遺産・富岡製糸場がある富岡市。製糸場で生産された世界最高峰の絹製品を支えたのは、良質の繭を納めた養蚕農家だった。その技と心を守り継ぐ農家、そして新しい絹製品を開発し養蚕業を活気づけようとする地元企業を訪ねた。
「丹後浦島物語-京都府伊根町-」
初回放送日: 2021年6月27日
初回放送日2021年6月27日 (日)昭和46年、京都・丹後半島を訪ねた新日本紀行を再び。豊かな海と生きる人々。その心と響き合う浦島伝説。故郷に帰った昭和の浦島太郎の姿などが描かれている。 新日本紀行から50年。丹後半島を再訪。伊根町の海岸に連なる「舟屋」は文化財に選ばれ町の観光にひと役買っている。宮津市で出会ったのは特産のトリガイの養殖に取り組む漁師。25年間、全国各地で培った養殖技術を生かして大粒で味の良い貝を育て、漁業の活性化をめざしている。この春には、四国の大学で学んでいた息子が帰り、父のもとで養殖を学び始めた。丹後の海に魅せられ、ふるさとで再び生きることを選んだ親子を描く。
「田舎教師の里〜埼玉県羽生〜」
初回放送日: 2021年6月20日
初回放送日2021年6月20日 (日)昭和48年埼玉県羽生市を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!田山花袋著「田舎教師」のモデルになった人物と現代版田舎教師として子供たちに人気の若い先生が紹介される。 新日本紀行からおよそ50年。番組に登場した先生は現在74歳。卒業生たちとの交流が続いている。今回、3人の教え子と再会した機会に先生が披露したのは卒業記念のタイムカプセル。その中には文学青年だった先生が子供たちに書くことを勧めた詩や作文が詰まっていた。そして「田舎教師」のモデルになった小学校では、豊かな自然が見守る中、大好きな先生と野外学習に飛び出した羽生っ子の歓声が聞こえていた。
選「田舎教師の里-埼玉県羽生-」
初回放送日: 2021年6月20日
初回放送日2021年6月20日 (日)「淡路人形の春〜兵庫県・淡路島〜」
初回放送日: 2021年6月13日
初回放送日2021年6月13日 (日)昭和48年、淡路島を訪ねた新日本紀行を再び。長い歴史を持つ淡路人形浄瑠璃の熱の入った舞台、子どもたちの浄瑠璃の稽古、勇壮な島の春祭りなどが描かれている。 新日本紀行から48年。再び、春の淡路島を訪問。島唯一の人形浄瑠璃の一座「淡路人形座」は、24人のメンバーが現在も公演を行っている。この春は、18歳の新人が座員に加わり、浄瑠璃を語る太夫をめざす特訓が始まった。コロナ禍によって観客が減り人形座は厳しい経営を強いられている。春祭りも中止になった。そうした中でも、人形の喜怒哀楽をたくみに表現できる太夫を目標に、稽古に打ち込む若者の日々を追った。
「掘り割りのまち-佐賀市-」
初回放送日: 2021年6月6日
初回放送日2021年6月6日 (日)昭和49年、佐賀市を訪ねた「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。町の至る所にある鍋島藩時代の掘り割りを愛しみ、大切にする人々の暮らしを描く。 あざやかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行とをご覧いただく。昭和49年の新日本紀行では、鍋島藩時代の掘り割りが多く残る佐賀市を訪ねた。生活用水としても重要な役割を担っていた掘り割りの水。時代が進み、生活用水としての役割は終えたが、いまも市内の治水のかなめとして、生活に潤いを与えるものとして暮らしに溶け込み、市民は親しみを込めてクリークと呼んでいる。
「水車のある風景 〜青森県三戸郡田子町〜」
初回放送日: 2021年5月30日
初回放送日2021年5月30日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!昭和50年放送の「水車のある風景」。青森県田子町に残る水車を巡りながら、変わりゆく人々の暮らしを描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和50年の新日本紀行では、青森県三戸郡田子町に残る水車を巡りながら、日本の原風景のような穏やかでぬくもりのある暮らしを描いた。放送から45年。田子町を再び訪ねると、今も一台の水車が昔の姿のまま残されていた。水車は、地元で採れたそばの実を粉にし、風味豊かなそばを作るのに欠かせないものとして、人々に大切にされている。
「江戸の残る町-東京神田-」
初回放送日: 2021年5月23日
初回放送日2021年5月23日 (日)昭和47年、学生とサラリーマンの街・東京神田を訪ねた新日本紀行。守り継がれる江戸町火消しの伝統、人気のそば店、古本街のにぎわいなどが描かれている。 新日本紀行から50年、舞台になった神田を再訪。現代的なオフィスビルが立ち並ぶ町に江戸の面影を探した。町火消し神田五番組は5人ほどのメンバーが、イベントではしご乗りや木遣り(きやり)など江戸文化を披露している。父親のはんてん姿にあこがれる12歳の少年も五番組に入り、町火消しの心意気や伝統の技に触れている。コロナ禍が去りイベントが復活する日に備えて、はしご乗りの稽古に励む町火消しの人々の姿を伝える。
「架橋の島々-香川県坂出市-」
初回放送日: 2021年5月16日
初回放送日2021年5月16日 (日)昭和57年、建設の進む瀬戸大橋。架橋が立てられる島々を訪ね、瀬戸内の海と生きる人々、移り変わる暮らしを描いた新日本紀行。今、あざやかな映像でよみがえる。 新日本紀行から39年。番組に描かれた2つの島を4Kカメラで訪ねた。石切り場のあった与島は、過疎化により島民は当時のおよそ十分の一に減少。高齢化も進む中、架橋近くの廃業した商店にはお年寄りが集い、ひとときの茶飲み話に島の絆が守られていた。櫃石島は今も漁業が盛ん。新日本紀行に登場した漁師は今も時折海に出て漁を楽しむ。島には、豊かな漁場に引かれて故郷で暮らすことを選んだ若い世代の姿も見られた…。
「天童将棋駒-山形県天童市-」
初回放送日: 2021年5月9日
初回放送日2021年5月9日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は、昭和48年放送の「天童将棋駒」。全国一の生産地で、黙々と将棋駒を作り続ける職人たちの姿を描く。 鮮やかによみがえった新日本紀行と、土地の今を伝えるミニ紀行。昭和48年の新日本紀行では、将棋駒の全国一の生産地である山形県天童市を訪ね、磨き上げた技を使って、黙々と駒を作り続ける職人たちの姿を描いた。放送から約50年。将棋駒の生産は機械が中心になったが、今も多くの職人が伝統の技を引き継いで、駒を手作りしていた。将棋の対局も盛んで、将来プロ棋士として活躍が期待できる子どもたちも育っている。
「工匠の里〜飛騨・高山〜」
初回放送日: 2021年5月2日
初回放送日2021年5月2日 (日)深い山々に抱かれた木工の里、飛騨の木材から生まれる精緻を極めた工芸品、そして職人の心意気。昭和47年放送の新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。 新日本紀行から50年。全国有数の工芸の町・飛騨市を訪ねた。飛騨地方は土地の9割を山林が占め、ナラやケヤキ、トチなど丈夫で美しい材質の木々が出荷されている。切り出された木材が集められるのが貯木場「土場」。ここでは82歳の大ベテラン業者が種類や用途によって木をより分けている。木材を知り尽くし、木工の里を支える“木のスペシャリスト”が、豊かな飛騨の森と歩んだ人生を語る。
「紀南」
初回放送日: 2021年4月25日
初回放送日2021年4月25日 (日)最新のデジタル技術で、新日本紀行が鮮やかに!今回は、昭和43年放送の「紀南」。交通が不便だった和歌山県南部に待望の道路が通り、暮らしが変わり始めた時代を描く。 鮮やかな新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。新日本紀行「紀南」が放送された昭和43年当時は、山間部まで道路が通り、人々の暮らしが変わり始めた時代。龍神村の集落にはキリスト教会が6つもでき、多くの人が集った。また紀南一帯が、観光事業で活気づく様子が紹介された。それから50年、再び新日本紀行の舞台を訪ねると、紀南各地に張り巡らされた道路網が、今も新しい時代の風を運び込んでいた。
選「波濤の太鼓〜石川県・奥能登〜」
初回放送日: 2021年4月20日
初回放送日2021年4月20日 (火)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が4K映像に!今回は、昭和46年放送の「波濤(とう)の太鼓」。輪島市名舟町の男たちが受け継ぐ伝統の太鼓と、奥能登の今を見つめる
「五湖と祭り〜福井県三方郡〜」
初回放送日: 2021年4月18日
初回放送日2021年4月18日 (日)昭和48年、福井県三方五湖を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!5つの湖と共に暮らす人たちが一同に集う祭りを中心に、伝統の漁やふるさとへの愛着が描かれている。 鮮やかによみがえった新日本紀行とその土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。番組から47年、湖は豊かな漁場になっているが、過疎化・高齢化で漁師の数は年々減ってきた。伝統の「たたき網漁」を行なう漁師も現在9人、ほとんどが65歳以上で存続が危ぶまれている。そうした中、何人かの若い世代が漁師を志願。ベテランの教えのもと大型のコイやフナの漁に挑戦し、湖が育んできたふるさとの文化を守り継ごうとしている。
選「五湖と祭り-福井県三方郡-」
初回放送日: 2021年4月18日
初回放送日2021年4月18日 (日)「かやぶきの里〜高知県・梼原町〜」
初回放送日: 2021年4月11日
初回放送日2021年4月11日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!昭和56年の「かやぶきの里-高知県・梼原町-」集落の人々総出の、大掛かりなかやぶき屋根の葺き替えを描く。 鮮やかによみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和56年、番組では、高知県梼原(ゆすはら)町のかやぶき屋根の葺(ふ)き替えを描いた。地元の茅を使い、集落の人々総出で行われる大掛かりなもの。放送から40年。今は過疎化が進み、屋根のふき替えはできずに瓦屋根の集落に変わっていた。が、公園で人々をもてなす茶堂や新しいホテルの前面の壁などには茅葺が残り、里の伝統的な暮らしも続いていた。
選「かやぶきの里-高知県・梼原町-」
初回放送日: 2021年4月11日
初回放送日2021年4月11日 (日)「夫婦船の海〜千葉県銚子〜」
初回放送日: 2021年4月4日
初回放送日2021年4月4日 (日)昭和53年、千葉県銚子市を訪ねた新日本紀行を鮮やかな映像で!全国有数の豊かな漁場に船を出す漁師夫婦を紹介。荒海に負けない絆の深さや家族への情愛を描いている。 新日本紀行と番組が描いた土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。全国一の水揚げ高を誇る銚子漁港。夫婦船こそ姿を消したが、今も魚市場などで働く女性は多い。そのひとり、家事や港の仕事をこなしながら漁師の夫と息子を支える女性を取り上げる。午前1時に起床して男たちのための弁当作り、家族の世話、帰港する漁船の出迎え、そして午前11時に獲物を競りにかけるまで自宅と港を忙しく行き来する毎日だ。
「がまんの丘物語-三重県・志摩町-」
初回放送日: 2021年3月25日
初回放送日2021年3月25日 (木)「浪華芸人横丁 大阪天王寺 山王町」
初回放送日: 2021年3月12日
初回放送日2021年3月12日 (金)「南栃木〜足利・小山〜」
初回放送日: 2021年2月21日
初回放送日2021年2月21日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は、昭和44年放送の「南栃木~足利・小山~」。渡良瀬川流域の人々が懸命に生きる暮らしと産業を描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和44年、新日本紀行で描いたのは、渡良瀬川と共に繁栄した流域の街の人々と産業。そして豊かな自然と開発。新日本紀行放送から50年。足利では繊維産業を盛り返そうと和服のみならず洋服用の生地に銘仙を染め、海外へも販路を開拓。また、かつて赤麻遊水地と紹介された渡良瀬遊水地は、全国でも最大級のアシ原が広がる自然のオアシスとなっていた。
「岡山平野」
初回放送日: 2021年2月14日
初回放送日2021年2月14日 (日)昭和43年、岡山県を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像に!岡山藩ゆかりの学校やいぐさを加工した特産品、西大寺のはだか祭りなど岡山独自の伝統が描かれている。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。新日本紀行から半世紀、番組で紹介された「閑谷(しずたに)学校」には今も年間1万人の学生が訪れ、“学びの心と礼節”を体験していく。特産品だった、いぐさの畳表やござは生活スタイルの変化や製造業者の減少で生産高が大幅に低下。その中で新製品に挑戦するいぐさ職人など、吉備の国ならではの伝統を守り継ごうという取り組みが行われている。
「鬼と琵琶法師〜大分県国東半島〜」
初回放送日: 2021年2月7日
初回放送日2021年2月7日 (日)西日本有数の信仰の地・大分県国東半島を訪ねた昭和46年放送の新日本紀行を鮮やかな映像に!集落を巡り歩く琵琶法師を中心に鬼に無病息災を祈る伝統行事が描かれている。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。新日本紀行から48年、国東半島に琵琶法師の姿は見られないが、番組で紹介した伝統行事「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」は今も守り継がれている。鬼会を支えているのは多くが70歳以上の人たち。ボランティアの力も借りて地域の拠りどころの行事が行われる。主役の鬼は人々の厄を払い、夜通し家々を回って「無病息災」「五穀豊穣」の願いに応えていく。
「越前海岸」
初回放送日: 2021年1月31日
初回放送日2021年1月31日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに!今回は、昭和44年放送の福井県「越前海岸」を放送。厳しい自然と向き合いながら、懸命に生きる人々の暮らしを描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和44年、新日本紀行で描いたのは、強風や荒波が打ち寄せる福井県の越前海岸。日本海特有の荒れた海で漁を続ける男たちと、取れた魚を売り歩く女たち。この土地に暮らす人々の力強い暮らしぶりを見つめた。50年後、ふたたび訪ねると、海沿いの丘では変わらず水仙の栽培が行われていた。越前海岸の人々の厳しい自然とともに生きる日々が続いている。
「こけしの詩〜宮城県鳴子町〜」
初回放送日: 2021年1月24日
初回放送日2021年1月24日 (日)最新のデジタル技術で、新日本紀行が鮮やかに! 今回は昭和46年放送の「こけしの詩(うた)」。600年の伝統を誇る、鳴子のこけし作りの技を、民謡の調べにのせて。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。江戸時代からの温泉地として知られる鳴子。この地を代表する工芸品が「こけし」だ。新日本紀行では、伝統を守り続ける「こけし工人」の技を紹介。雪深い山里が育んだ素朴なこけしの魅力、温かい人々の交流を見つめた。その伝統は、半世紀近くが過ぎた今も脈々と受け継がれている。ミニ紀行では、若い工人たちのこけし作りへの情熱と地域への愛情を描く。
「だるま市繁盛〜群馬県高崎市〜」
初回放送日: 2021年1月17日
初回放送日2021年1月17日 (日)最新デジタル技術で新日本紀行が鮮やかな映像に!今回は昭和47年放送の「だるま市繁盛」。群馬県高崎市で農家の副業として始まっただるま作りと、だるま市の活気を紹介。 鮮やかな映像の新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。新日本紀行の舞台は群馬県高崎市。吹きつける「からっ風」が、だるまの乾燥に適しているとあって、古くからだるま作りが盛んに行われてきた。その後、新幹線の開通などで一気に都市化が進んだが、だるま作りは今も続く。ミニ紀行では、だるま市での威勢の良い姿が新日本紀行で紹介された男性の今の様子や、新たなだるま作りに挑戦する若い世代などを訪ねる。
「茜かぶり〜鹿児島県坊津〜」
初回放送日: 2021年1月10日
初回放送日2021年1月10日 (日)昭和46年、かつお漁の盛んな鹿児島県坊津を訪ねた新日本紀行を再び!正月に遠洋から港に帰る男たちと迎える家族の喜び、大漁を祝う祭り・茜かぶりが描かれている。 新日本紀行から48年。近海のかつお漁が不振な上、水揚げが隣の枕崎港に集約されたため坊津にかつお船の姿はない。かつお漁師の晴れ舞台・茜かぶりもなくなって久しい。代わって漁師たちが活路を求めているのがさば。町のシンボル、港の近くにそそりたつ奇岩にちなんで「双剣鯖(そうけんさば)」と名づけ、ブランド化に挑戦している。さばにかける親子の心意気と、今なおかつお漁師のチャレンジ精神が息づく坊津を訪ねた。
「大館・能代」
初回放送日: 2020年12月27日
初回放送日2020年12月27日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに!今回は、昭和44年放送の秋田県「大館・能代」。秋田犬の故郷、秋田杉の産地で知られる地域の暮らしを見つめる。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。大館・能代を描いた昭和44年当時は、暮らしが変わり始めた時代。大館では、黒鉱の大規模な採掘が始まり、住民が増え町は活気づいた。能代では、秋田杉の桶(おけ)職人やたる職人が後を継ぐ若者不足で減り始めていた。それから50年。黒鉱や関連住宅は消えた。その一方、秋田杉を使う職人たちは伝統を守りながらも新しい世界を築こうと懸命に生きている
「浅草」
初回放送日: 2020年12月20日
初回放送日2020年12月20日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は昭和43年放送の「浅草」。浅草寺や仲見世、演芸場など、時代を超えて人々に愛され続ける浅草の魅力を紹介。 今から50年前、新日本紀行の放送当時の浅草は、どうすれば活気を取り戻せるのかを模索していた時代。観光客をひきつけようと、浅草寺の境内に展望タワーを建てられるほど。わずか5年で姿を消したタワーの貴重な映像や、演者と観客が一体となって盛り上がる演芸場の様子など、見どころ満載の新日本紀行「浅草」を放送。今、当時の悩みがうそのように大勢の人々でにぎわう様子もあわせてご紹介し、浅草に流れた半世紀を見つめる。
「京の山里〜大原・北山の女たち〜」
初回放送日: 2020年12月13日
初回放送日2020年12月13日 (日)最新のデジタル技術で、「新日本紀行」が鮮やかに!今回は、昭和44年放送の「京の山里」。観光ブームに沸く大原や、北山杉の産地で、力強く生きる女性たちの姿を紹介。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。50年前の新日本紀行では、杉の美林を育てるために腕をふるう枝打ち職人や、杉の丸太を磨き上げる女性たちを紹介した。しかし今、住宅から床の間が姿を消す中、北山杉の需要は大きく減少。三千院などのブームに沸いた大原にも、かつてのにぎわいはない。往時とは違う表情を見せる二つの山里で、良き時代を取り戻そうと奮闘する人々を見つめる。
「島の嫁入り〜山口県萩・相島〜」
初回放送日: 2020年12月6日
初回放送日2020年12月6日 (日)昭和48年、山口県相島を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。島の男女の結婚を喜び合う人々の姿から、大切に守られる地域や家族のきずなが描かれている。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。新日本紀行から46年、島の人口は3分の1以下に減ったが、ブランド化したスイカが生活を支えている。スイカの生産量は山口県産の約半分を占めるまでになっているが、その栽培を先頭になって進めたのが、新日本紀行の花嫁の兄・坂倉政之さんだ。スイカは高齢農家には負担になるため、坂倉さんは新たな作物の普及に挑戦。島の暮らしを守る取り組みが続く。
「阿蘇」
初回放送日: 2020年11月29日
初回放送日2020年11月29日 (日)昭和43年、熊本県阿蘇山を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。火口での観光客相手の商売や酪農への挑戦、温泉の試掘など火山と歩む阿蘇の人々が描かれている。 鮮やかな映像によみがえったの新日本紀行と番組の舞台・阿蘇の今を伝えるミニ紀行。番組で紹介されたジャージー牛による酪農は軌道に乗り、現在は全国有数のジャージー牛乳生産地になった。牛に与える大量のえさは阿蘇山ろくの広大な牧草地でまかなっている。農業は葉タバコの生産から転換した花のハウス栽培に期待がかかる。厳しい条件の中でも火山特有の変化に富んだ地形を暮らしにいかそうという阿蘇の人々に出会う。
「南伊予」
初回放送日: 2020年11月22日
初回放送日2020年11月22日 (日)青い海とみかん畑が、穏やかな景観を見せる四国南西部。昭和42年、斜面で営まれる暮らしと海を愛する人々を描いた新日本紀行が、美しい映像になってよみがえる。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。傾斜地での暮らし、伝統の闘牛、宇和海での漁、名産のみかん作りなどが描かれた新日本紀行。それから52年、高齢化・過疎化が進む中でも、この地方独特の景観や恵みの海を守り継ごうという人々を訪ねた。平成30年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けたみかんの産地では、故郷への愛着を胸に、若手農家が中心になって懸命の復旧作業が続けられていた。
「ミニ列車の走る峡(たに)〜静岡県奥大井〜」
初回放送日: 2020年11月15日
初回放送日2020年11月15日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに!今回は昭和48年放送の静岡県奥大井「ミニ列車の走る峡」。険しい峡谷をゆく鉄道と山奥に生きる行商の女性たちを描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和48年、新日本紀行で描いたのは、静岡県奥大井の険しい峡谷をゆくミニ列車と、列車に乗り込んで行商をしながら山奥の暮らしを支えるたくましい女性たち。今、そこを訪ねるとミニ列車は「南アルプスあぷとライン」の愛称で親しまれ観光客の人気を集めていた。そして地元の女性が運転士として車掌として大活躍。昔と変わらぬ女性の力強い人生があった。
「宮古・久慈〜北部陸中海岸〜」
初回放送日: 2020年11月8日
初回放送日2020年11月8日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに!今回は、昭和43年放送の岩手県「宮古・久慈~北部陸中海岸」。厳しい海と向き合う人々の活気と懸命に生きる姿を描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和43年の新日本紀行では北部陸中海岸の宮古・久慈で海と向き合う人々の懸命に生きる姿を描いた。当時は、サンマ漁の季節だけの保育所が働く女性たちを支えていたが、今は通年で利用できる保育所が整備されている。東日本大震災で、津波を防潮堤で防げなかった田老地区では、被災の教訓を生かし、住宅を高台に移転。新たな歩みを始めている。
「木曽妻籠宿」
初回放送日: 2020年11月1日
初回放送日2020年11月1日 (日)昭和44年、長野県妻籠宿を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像に。島崎藤村「夜明け前」にも登場する宿場町の姿を江戸時代そのままに復元・保存しようという取り組みを描く。 鮮やかな映像によみがった新日本紀行と番組の舞台・妻籠宿の今を伝えるミニ紀行。地元独自の町並み保存活動は大きな成果を上げ、江戸情緒を伝える妻籠宿には多くの観光客が訪れる。日本の原風景を求めてやって来る外国人の姿も目立つ。200年以上たった家屋敷の保存に心を砕く老舗の宿の主人、高齢化や後継者不在で空き家になりそうな家屋を残そうという新たな試みなど、歴史ある宿場町を守り継ごうという取り組みを伝える。
「収穫の平野〜新潟県蒲原地方〜」
初回放送日: 2020年10月25日
初回放送日2020年10月25日 (日)NHK新潟放送局開局90周年を記念し、12月は新潟に関する番組を放送!国の政策が大きく変わる中、たくましく生きる米農家。「新日本紀行」をデジタルリマスターで紹介 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和44年、新日本紀行では、空前の米あまりの時代を迎え、国の農業政策が大きく変わる中、対応を余儀なくされながらも、懸命に生きる農家のたくましい姿が描かれていた。蒲原地方の農家たちは今、ブランド米のコシヒカリを、自ら消費者に販売し、海外輸出にも取り組んでいる。機械化が進む一方で、伝統の米作りを子供たちに伝える活動も行われていた。
「人形師と山車(だし)祭り〜愛知県・尾張地方〜」
初回放送日: 2020年10月18日
初回放送日2020年10月18日 (日)最新のデジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかな映像に!今回は昭和50年放送の「人形師と山車(だし)祭り」。江戸時代から続く祭りの熱気、伝統を守る人形師の技を紹介。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。昭和50年に放送した新日本紀行では、山車(だし)祭りに熱中する尾張地方の男たちの心意気と、変幻自在に姿を変えるからくり人形を見事に修理する人形師の技を紹介した。今回ふたたび愛知県東海市を訪ねると、山車祭りは今も盛ん。新日本紀行で紹介された子どもたちが祭りの先頭に立って活躍し、からくり人形師の技も息子にしっかりと受け継がれていた。
「インターチェンジの町〜滋賀県栗東町〜」
初回放送日: 2020年10月11日
初回放送日2020年10月11日 (日)最新デジタル技術で「新日本紀行」が鮮やかに。昭和44年放送の滋賀県栗東町「インターチェンジの町」。インターチェンジの完成により大きく変わる農村の姿を描いている。 鮮やかによみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和44年、滋賀県栗東町では、名神高速道路のインターチェンジが出来て、日本中央競馬会のトレーニングセンターが作られるなど、農村地帯は大きく姿を変えていた。栗東市となった現在、人口は3倍以上に増え、巨大な工場や住宅が建ち並んでいる。最新の設備を備えたトレーニングセンターは、名馬を生み出し続けている。
「甲府盆地」
初回放送日: 2020年10月4日
初回放送日2020年10月4日 (日)昭和42年、山梨県甲府盆地を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。観光農園やワイン用のぶどう栽培など名産・甲州ぶどうに情熱を燃やす人々が描かれている。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と甲府盆地の今を伝えるミニ紀行。番組で紹介した勝沼地区の観光農園は当時の10倍以上、約40種に栽培品種が増え,親子二代でぶどうの手入れに余念がない。ワイン研究の中心・山梨大学では最新の技術を駆使しておいしさを追究しているが、決め手は学生たちの感性と挑戦心。卒業生のひとり、欧州のぶどう品種を山梨の土で育て、個性的なワインを作り出そうというワイナリーの主を訪ねた。
「風浪の岬〜9月の室戸〜」
初回放送日: 2020年9月27日
初回放送日2020年9月27日 (日)昭和44年、高知県室戸を訪ねた新日本紀行が最新のデジタル技術で鮮やかに。台風銀座といわれた室戸を舞台に奮闘する測候所や遠洋マグロ漁に命をかける男たちが描かれる。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行とその土地の今を伝えるミニ紀行。番組から50年、港からマグロ船の姿は消え、沿岸漁業が中心になっている。漁業の人手不足を補うため県外や外国から漁師の志願者を呼び込む取り組みも行われている。静岡から移り住んだ40代の男性は漁師の腕を上げ室戸に家を持つことが夢だ。気象衛星やコンピューターで正確になった台風情報を常時チェックしながら先輩漁師と室戸の海に船を走らせる。
「江戸前の秋〜千葉県・浦安〜」
初回放送日: 2020年9月20日
初回放送日2020年9月20日 (日)「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかに。今回は、昭和45年放送の「江戸前の秋~千葉県・浦安~」大規模な埋め立てで変貌する漁師町・浦安の暮らしを描いていた。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行とその土地の今を伝えるミニ紀行。昭和45年、新日本紀行で描いたのは、大規模な埋め立てが行われているころの漁師町・浦安の様子。漁船は海に出ることもできなくなり、ノリ養殖や貝をとる暮らしも終わりを迎えようとしていた。それから半世紀、かつての漁師の中には釣り船を出す船宿を経営する人も。街が大きく姿を変えた今も、浦安には海とのつながりの中でたくましく生きる人たちがいた。
「白帆の湖(うみ)〜茨城県・北浦〜」
初回放送日: 2020年9月13日
初回放送日2020年9月13日 (日)昭和55年、茨城県北浦を訪ねた「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。帆船で網を引く昔ながらのワカサギ漁に生きる漁民たちの姿を描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行。新日本紀行で茨城県北浦を訪ね、帆船で網を引く昔ながらのワカサギ漁を伝えた昭和55年当時。北浦には新しい時代を迎え、戸惑いながらも湖と共に生きる漁師たちの姿があった。それから約40年。漁師町だった白浜地区は対岸の鹿島臨海工業地帯で働く人が増え、ワカサギ漁を続けていのは、わずかに4人。湖に向き合う暮らしは大きく変わっていた。
「土と踊りと〜岐阜県郡上郡八幡町〜」
初回放送日: 2020年9月6日
初回放送日2020年9月6日 (日)昭和46年岐阜県郡上八幡を訪ねた「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。日本三大盆踊りのひとつと言われる「郡上おどり」に熱狂する人々の思いを描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和46年、新日本紀行で描いたのは、岐阜県郡上郡八幡町で熱狂的に踊り続ける人々とその思い。2つの川が合流する山あいの町、郡上八幡では、清流と町じゅうに湧き出る豊かな水が、今も暮しを潤している。そして日本三大盆踊りのひとつと言われる「郡上おどり」。今も全国からおよそ30万もの人が集まり、町は熱気にあふれていた。
「博多」
初回放送日: 2020年8月30日
初回放送日2020年8月30日 (日)昭和44年、福岡を訪ねた「新日本紀行」が鮮やかな映像に。アジア有数の大都市になった今も変わらぬ博多っ子の人情と心意気。その象徴が7月の博多祗園山笠だ。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。新日本紀行が放送された昭和44年から人口が2倍近くの150万以上になった福岡市。7月、恒例の博多祗園山笠が人々を熱くする。博多人形の感性と技を生かし、飾り山笠の製作に取り組む人形師。舁き山笠(かきやま)に集う親子。様々な人々が情熱をかける伝統の祭りは、7月15日早朝の追い山でフィナーレを迎える。
「城下町・米沢〜上杉藩の遺産〜」
初回放送日: 2020年8月23日
初回放送日2020年8月23日 (日)昭和44年、山形県米沢市を訪ねた「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。城下町米沢では、上杉藩時代からの伝統を守る暮らしが続けられていた。 あざやかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和44年の新日本紀行では、上杉家の藩主や家臣の子孫が、かつての序列そのままに集い、武家屋敷の垣根や畑など、伝統に基づいた暮らしを続けていた。50年たった今も、家の垣根にはウコギが、屋敷畑にはジャガイモが植えられていた。5月には、春の大祭・米沢上杉まつりが盛大に行われ、藩祖・上杉謙信を敬う気風は連綿と続いている。
「豊年祭りのころ〜沖縄県・竹富島〜」
初回放送日: 2020年8月16日
初回放送日2020年8月16日 (日)昭和51年、沖縄県竹富島を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。島の産業が農業から観光に移るなか、独自の自然と文化を守り通す島民の姿が描かれている。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行とその土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。沖縄有数の観光地として年間50万人が訪れる竹富島。島の魅力は、豊かな自然と独自の文化だ。夏、恒例の行事「豊年祭」が行われた。神と人の仲立ちをする神司(かみつかさ)を務めるのは女性たち。伝統の織物・八重山ミンサーの継承者や、人情あふれる民宿の主が神司になって集落をめぐり、住民とともに神に豊作の感謝と祈りをささげる。
「阿波踊り考〜徳島市〜」
初回放送日: 2020年8月9日
初回放送日2020年8月9日 (日)1970年夏、阿波踊り一色に染まる徳島が鮮やかによみがえる。熱気あふれる街の様子からスリを警戒する警察まで。阿波踊りが生まれた文化的な背景も伝える。 NHK徳島開局90年アンコール。1970年に放送したドキュメンタリーをもとにした番組。今から50年以上前、阿波踊り一色に染まる徳島の夏を描く。熱気に包まれる街の様子やスリを警戒する警察などを懐かしい街の風景とともに伝える。番組の最後には、2019年、名人と呼ばれた四宮生重郎さんが踊り、阿波踊りの心を子どもたちに伝える様子を紹介する。
「ドームと盆灯籠〜8月のヒロシマ〜」
初回放送日: 2020年8月2日
初回放送日2020年8月2日 (日)昭和44年、広島の夏を描いた新日本紀行が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。墓地を盆灯籠が飾るお盆。亡き人への思い、平和への祈りは50年たった今も変わらない。 鮮やかな映像でよみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。広島のお盆は原爆が投下された8月6日に始まるといわれる。平和記念公園の一角にある原爆供養塔。名前の分からない7万柱が納められている。父の遺志を継いで供養に訪れる僧侶は悲劇を風化させてはならないと弔いを続ける。8月6日の夕刻には、原爆犠牲者への思い、平和へのメッセージがつづられたいくつもの灯籠が川面に浮ぶ。
「三つの鳥居〜鎌倉・若宮大路〜」
初回放送日: 2020年7月26日
初回放送日2020年7月26日 (日)昭和45年放送の新日本紀行が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。古都鎌倉を貫く若宮大路。時代とともに変わる通り沿いの暮らしを描く。 あざやかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和45年放送の新日本紀行では、ダイナミックな新しい鎌倉彫を生み出す職人や、近代的なマンション、おしゃれな喫茶店など、時代の先端を走る暮らしが垣間見えた。古都の佇まいと、新たな息吹が絶えず溶け合う街、鎌倉。今も、若宮大路は伝統と新しい風が交差する一本の道だった。
「満濃太郎〜香川県讃岐平野〜」
初回放送日: 2020年7月19日
初回放送日2020年7月19日 (日)昭和47年、香川県讃岐平野を訪ねた新日本紀行が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。田植えの時期に、ため池「満濃池」の水を待ち望む農家の姿が描かれている。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行とその土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。田植えの季節を迎え、今年も満濃池の水門が開かれた。現在は近代的な設備で放水量が管理され、かつてのように田んぼへの配分をめぐる農家の争いはなくなった。約2日かけてもっとも遠い地域に到達した水は、田に満たされると共に野菜作りにも使われる。1000年のときを越え、今年も満濃池の豊かな水が讃岐の国の暮らしを潤してゆく。
「吉野美林〜奈良県・吉野〜」
初回放送日: 2020年7月12日
初回放送日2020年7月12日 (日)昭和46年に奈良県吉野を訪ねた「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。山深い村で、500年続く吉野杉の美林を守る人々の暮らしを描く。 鮮やかな映像によみがえった「新日本紀行」と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。「新日本紀行」が放送された昭和46年当時、南北朝の歴史を秘めた山深い村では、500年にわたり美しい森を育てあげてきた人々の暮らしがあった。それから半世紀、建設中だった大滝ダムは完成し、村の中心はダム湖の上に新たに築かれていた。村の人々は、吉野杉の美林を守りながら、新しい形の林業経営に乗り出している。
「有田皿山〜佐賀県有田町〜」
初回放送日: 2020年7月5日
初回放送日2020年7月5日 (日)昭和46年焼き物の里・有田を描いた新日本紀行が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。原料作りから器の成型、絵付け、窯入れまで有田焼制作に携わる職人の魂が描かれる。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。有田焼の窯元が100以上ある佐賀県有田町。江戸初期から続く柿右衛門窯では15代当主が、代々の意匠を元に新たなデザインを考案、職人たちが分業で制作に当たる。また、白磁の名人は高度なろくろの技を後世に伝えようと若手職人を指導する。400年の伝統を継ぐ職人たちの熱い思いが、全国有数の焼き物の生産地を今も支えている。
「石だたみの街で〜長崎〜」
初回放送日: 2020年6月28日
初回放送日2020年6月28日 (日)昭和54年、長崎市を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。オランダ坂を行き交う女子学生や観光バスガイド。長崎の街を愛する女性たちの笑顔がまぶしい旅だ。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行とその土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。140年の歴史を持つ活水学院。自由と節度を重んじる学校には長崎を愛する女性たちが集う。学院で学んでいた老舗からすみ店の女性は、現在6代目の妻として長崎伝統の味を守り継ぐ。特訓に励んでいた新人バスガイドは今は別の仕事をしているが、お客さんと交わす笑顔は40年前と変わらない。
「丘に上がった神戸」
初回放送日: 2020年6月21日
初回放送日2020年6月21日 (日)昭和44年、神戸市を訪ねた新日本紀行、最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。丘陵の開発が進む中で、変わる農家の暮らしや、六甲山に愛着を抱く市民の姿が描かれている。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。新日本紀行から50年、埋め立てで作られたポートアイランドには、ビジネスや観光で多くの人が訪れる。六甲の毎日登山には今も2000人以上が参加。朝の空気が心と体を元気にし続けていた。また、神戸を愛する32か国の人たちが農業に挑戦。日本の食文化を再発見する、国際都市ならではの取り組みも行われていた。
「弘前」
初回放送日: 2020年6月14日
初回放送日2020年6月14日 (日)昭和43年放送に青森県弘前市を訪ねた新日本紀行が最新のデジタル技術で鮮明な映像に。品種改良に取り組むリンゴ農家や津軽塗の職人など、粘り強く生きる人々を紹介する。 鮮明な映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。リンゴ生産の中心地として知られる弘前。新日本紀行が放送された昭和43年は、バナナなどの輸入果物が増えていた時代。農家は少しでもおいしいリンゴを目指して、懸命に品種改良に取り組んでいた。そして手間のかかる作業を丹念に続ける津軽塗の職人。弘前の人々の粘り強い気質は、半世紀の時が流れた今も、若い世代に受け継がれている。
「砂丘農民〜鳥取海岸〜」
初回放送日: 2020年6月7日
初回放送日2020年6月7日 (日)昭和44年、鳥取砂丘を訪ねた新日本紀行が鮮やかな映像でよみがえる。砂と風と戦いながら畑を開墾、全国有数のラッキョウ産地に育て上げた農家の人たちを描く。 鮮明な映像によみがえった新日本紀行とその土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。鳥取砂丘では60戸あまりの農家がラッキョウを栽培、年間の売り上げは10億円以上に及ぶ。厳しい労働だった収穫は機械の導入で効率が大幅に向上した。日本で唯一、砂漠や干ばつの問題に取り組む鳥取大学の研究施設では、アジア・アフリカから多くの研究者や留学生が学んでいる。彼らを励ますのは、砂丘で豊かな農業を実現した鳥取の成果だ。
「山と湖の5月〜磐梯山麓〜」
初回放送日: 2020年5月31日
初回放送日2020年5月31日 (日)昭和44年放送の新日本紀行が、最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。宝の山とうたわれてきた福島県の磐梯山。山麓で繰り広げられる人々の素朴な暮らしを見つめる。 あざやかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和44年放送の新日本紀行では、春の訪れを待ちかねていた分校の子どもたちの生き生きとした学校生活や、水田の整備に力を入れる人々など、山麓で繰り広げられる力強い暮らしを描いた。50年ぶりに訪ねると、分校の卒業生の一人は桧原湖畔でしっかりとした生活を築き、改良が進められていた土地は豊かな水田へと姿を変えていた。
「合掌造りの村〜富山県五箇山〜」
初回放送日: 2020年5月24日
初回放送日2020年5月24日 (日)昭和45年放送の「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。合掌造りで知られる富山県五箇山。世界遺産に登録される以前の集落の暮らしを描く。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和45年の新日本紀行では、周囲を山に囲まれた雪深い合掌造りの村で、ともに助け合って生きる素朴な暮らしが描かれた。その後、高齢化による人口減少も進んだが、世界遺産に登録された今、海外からの観光客の増加や、若者の流入などで山里は活気づいている。伝統と新しい時代の暮らしとが調和する素敵な集落の暮らしを訪ねる。
「現代若衆宿〜三重県鳥羽・答志島〜」
初回放送日: 2020年5月17日
初回放送日2020年5月17日 (日)昭和45年放送の新日本紀行が、最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。三重県鳥羽市の答志島には、若者たちが1人前の漁師になるために共同生活する独特の風習があった。 あざやかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。伊勢湾の入り口に浮かぶ答志島は漁業の島。新日本紀行では、中学を卒業した若者が実家を出て、親子の契りを結んだ「寝屋親」の元で共同生活する独特の風習を紹介した。若者たちは「寝屋子」と呼ばれ、一人前の漁師に育っていった。放送から50年、かつての寝屋子たちは幸せを築き、その習慣と絆は今も形を変えて残っている。
「鯉(こい)の住む町〜島根県津和野〜」
初回放送日: 2020年5月10日
初回放送日2020年5月10日 (日)昭和46年放送の新日本紀行が、最新のデジタル技術で、鮮やかな映像に。町に流れる水路に数多くの鯉が泳ぐ、島根県津和野の風情豊かな暮らしを見つめる。 あざやかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。鯉と古い町並みで知られる島根県津和野。新日本紀行の放送当時は「小京都ブーム」に沸き、年間150万もの観光客が訪れていた。その頃のにぎわいは今はないが、町の人たちの鯉への愛情は変わらない。水路からの水を家に引き込み、鯉を飼う「鯉の米屋さん」。鯉を家族のようだと言い、観光客に庭の鯉を自由に見てもらっている。
「浪華芸人横丁〜大阪天王寺 山王町〜」
初回放送日: 2020年5月3日
初回放送日2020年5月3日 (日)昭和46年放送の「新日本紀行」が、最新のデジタル技術で、あざやかな映像に。多くの芸人が暮らす大阪天王寺の横丁を訪ね、人情味あふれる人々の暮らしを描く。 あざやかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和46年当時、大阪天王寺の「浪華芸人横丁」には、漫才や落語など大衆芸能の芸人たちが、肩を寄せ合って暮らしていた。あれからおよそ50年。この町から芸人の姿は消え、往時の面影もわずかになったが、あたたかい庶民的な暮らしは今も残っていた。観光名所となった新世界や、横丁の芸人たちが活躍した劇場なども紹介する。
「波濤の太鼓〜奥能登・外浦〜」
初回放送日: 2020年4月26日
初回放送日2020年4月26日 (日)昭和46年に放送された「新日本紀行」が最新のデジタル技術であざやかな映像でよみがえる。石川県輪島市の男たちが受け継ぐ伝統の太鼓と、人々の暮らしを描く。 鮮やかな映像でよみがえった「新日本紀行」とその土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。御陣乗太鼓の故郷、輪島市名舟町。新日本紀行で紹介された昭和46年には90世帯を越えていたが、今は80世帯に減少。子供の数も少なくなった。それでも町の男子小学生の全員が太鼓を練習。伝統は受け継がれている。番組で紹介された当時14歳の北岡周治さんは、輪島塗の蒔(まき)絵師になり、先頭に立って御陣乗太鼓を守り継いでいた
「幸福への旅〜帯広〜」
初回放送日: 2020年4月19日
初回放送日2020年4月19日 (日)昭和48年放送の「新日本紀行」が、最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。帯広市幸福町で雪深い大地を切り開き、幸福を探し求める家族を見つめる。 鮮やかな映像によみがえった新日本紀行と、その土地の今を伝えるミニ紀行をご覧いただく。昭和48年、番組で紹介されると、縁起の良い駅名から一大観光ブームとなった幸福駅。広尾線が廃線となった後も駅は観光施設として残り、多くの人々が訪れている。厳しい時代を生き抜いてきた駅周辺の農家では、子や孫が農業を継ぎ、新しい時代の大規模農業を安定したものにしようと、明日を目指して頑張っている。
「盆地の太鼓〜秩父〜」
初回放送日: 2020年4月12日
初回放送日2020年4月12日 (日)昭和44年放送の「新日本紀行」が最新のデジタル技術で鮮やかな映像に。厳しい自然環境の中で、1年に一度、けんらん豪華な「秩父夜祭」にかける人々の思いを見つめる。 鮮やかな映像でよみがえった「新日本紀行」と番組の舞台を再びたずねたミニ紀行をご覧いただく。昭和44年放送の新日本紀行では、「秩父夜祭」にかかわる人々を通して、秩父織物、染物、こんにゃく作り、養蚕業など、秩父の暮らしが描かれていた。あれから50年。秩父夜祭はユネスコの無形文化遺産に登録され、夜祭りの屋台をけん引する屋台囃子は、次の世代へとしっかりと受け継がれていた。