蛆ちゃん救出ゲーム
真夏の焼けるように暑い日…
買出しに外に出ると前から実装石の親子が歩いてきた
仔は蛆を抱いていてサイズは親指より一回り大きいくらいか…
よし、ちょうど良いサイズだな
俺は実装親子とすれ違う瞬間、親の顔面をシュート!超エキサイティングッ!
汚らしい液を撒き散らしながら、遥か遠くに飛んでいく親!
そして何が起こったのかわからず立ちすくむ仔と蛆を摘み上げると、靴を脱がしてすぐ横にある鉄柵の両端にそれぞれをセット!
さぁ、唐突に始まりました蛆ちゃん救出ゲーム!
高さ1.5m、幅2cm、端までの距離約5m!
果たして、この照り付ける陽射しの下、熱く焼けた鉄柵の上を駆け抜け蛆ちゃんを救出する事ができるのか!?
ではスタート前にこのレースに対する意気込みを仔実装さんに聞いてみましょう!
「熱いテチィィィィ!高いテチィィィィ!死んじゃうテチィィィィ!蛆ちゃん返してテチィィィィ!」
はい、想像した通りのコメントですね!つまらん!
そしてゴールで待つ蛆ちゃんはというと…
うわぁ、腹に鉄柵の熱がダイレクトに伝わるみたいでのたうち回ってますね!気持ち悪い!
早くしないと蛆ちゃんが紐無しバンジーをかましかねないので、早速競技スタートです!
さぁ仔実装ちゃん、早く助けにいかないと蛆ちゃん焼け死んじゃうか飛び降りて死んじゃうよぉ?
そう言うと、今まで熱さと高さの恐怖で泣いていた仔が意を決したのか、蛆ちゃんの方に歩き始めるではないですか!
「蛆ちゃん待っててテチ!今オネチャが助けに行くテチィィィィ!」
なんと美しい姉妹愛!
高さに恐怖しながらも一歩二歩と少しづつ蛆ちゃんとの距離を縮めていく!
だが親指より若干大きいサイズの仔にとっては幅2cmと言えどかなりの狭さ!
足は熱でどんどん焼けていき、苦痛に耐えてはいるがだんだんバランスを取れなくなってきている!
「足が!足がイタイテチィィィィ! 高くて怖いテチィィィィ! もう無理テチィィィィ! ニンゲンさん助けてテチィィィィ!」
は?知らねーよ!早く行かないと蛆だけじゃなくて自分も死ぬよ?
「!? 死にたくないテチィィィィ!蛆ちゃんと一緒に帰るんテチィィィィ!」
死という言葉を聞き、苦痛に耐えながらまた歩き始める仔実装!
一方その頃蛆ちゃんは?
あ、だいぶ大人しくなってきてるなぁ
落ちる心配は無くなったけど間に合うかな?
ほら蛆ちゃん死にそうだよ?早く早く!
「蛆チャァァァァ!死んじゃダメテチィィィィ!今行くテチィィィィァァァ!」
見れば足はすっかり焼けただれて酷い有様…
それでも蛆ちゃんの為に歩みを進める仔のなんと健気な姿か!
そして!
自分の死の危険を乗り越え!
今、仔実装が!蛆ちゃんの元にゴール!
なんとか蛆ちゃんの元に辿り着きました!…チッ
「蛆チャァァァ!オネチャが助けにきたテチィィィィ!」
「オネチャ… きっと来てくれるって信じてたレフ… 蛆ちゃん頑張ったレフ…」
すでにぐったりとして動かないがまだ蛆は生きていた!
仔は間に合ったのだ!
さぁ、一緒に帰るテチ、蛆ちゃ…」
べリベリベリッ!! ビチャ…!!
蛆ちゃんを抱き上げた瞬間、お腹が裂け飛散る内臓!
そう、動かくなっていたのではなく、腹が鉄柵に焼き付いていたのだ!
そうとも知らず無理やり抱き上げればそうなるわな!
「…!! 蛆ちゃん?!蛆チャァァァァァァァ!!」
あーあ、蛆ちゃん頑張って生きてたのに、自分で殺しちゃった!
「嘘テチィィィィ…殺したのはワタシじゃないテチィィィィ…蛆チャァァァァァ!」
アハハハ!楽しませてもらったよ!じゃあな!
「蛆ちゃん助けられなかったけどちゃんとゴールしたテチ!下に下ろしてテチィィィィ!」
は?知るかよ!降りたきゃ勝手に降りな!
「!? ヒドイテチ… あんまりテチ… 蛆ちゃ… 」パキッ!
あ、死んだ
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