大阪府の橋下徹知事が上海万博事務局から今月31日の万博閉幕イベントへの招待中止を伝えられた問題で、橋下知事は21日、中国側から「万博事務局のミスだった」と伝えられ、再度招待されたことを報道陣に明らかにした。知事は「断る理由がない」と述べ、参加する意思を示した。
橋下知事らの説明では、18日に万博事務局から「プログラムの性質が変わった」と招待中止の連絡を受け、府が抗議していた。その後、在大阪中国総領事館の総領事から「大変お騒がせしました。知事の招待は変わらない。出席を希望いたします」との文書を受け取ったという。
知事は19日、府が尖閣諸島沖の衝突事件などをめぐって「中止するなら10月8日までに連絡してほしい」と事務局に伝えていたにもかかわらず、その後に一方的に中止を伝えてきたとして「(信頼は)マイナス2万点」などと憤り、今後の訪中を控えるとしていた。