19日、日曜日
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の舞台挨拶でした。
11時からは新宿バルト9で。
上演前、そしてマスコミの方々もたくさんいらっしゃるということで、
吐きそうなくらい緊張していました。
本当、こういう挨拶ものは大の苦手で出来る事ならお断りしたいくらい。
芝居だけさせて頂ければいいのですが.....最近はそうも行きませんね。汗
You Tubeなどで見た人もいると思うんですが...
コメントをしようと思ったタイミングで客席に来ていた赤ちゃんから声援を頂き、
少し緊張が解れました。
それをきっかけに共演者の皆様にからも弄られるようになり、
だいぶ分厚めの猫を被ってたはずが、少しずつ剥がされていきました。
上映前でネタバレ禁止だったので、コメントにも苦労しましたが、
司会の方と共演者のみなさまに助けられ、なんとか乗り切れました。たぶん。
前日のライブの流れで来てくれた人達はそのギャップを楽しまれた事でしょう。
しっかり舞台から何人か確認出来ましたよ、ありがとね!
所変わって、
調布での舞台挨拶は上演後ということもあり、新宿よりも砕けた感じで楽しめました。
同じ作品を見終わった人たちと感想を語り合うのは楽しいですね。
来場して頂いた皆さんからも、色々と感想を聞きたかったです。
監督からも貴重なお話が聞けて、またすぐに劇場に行きたくなりました。
会場には水木しげる先生のご家族もいらしていて、楽屋でご挨拶出来ました。
本当はお話したいことはたくさんあったんだけど、
今流行りのインフルエンザとかコロナ感染も心配なので遠慮して距離をとってしまい、
気持ちをうまく伝えられたかどうかが心残りです。
いつか、お会いできた時にきちんとお礼が言えたらいいなと思います。
今回、オーディションが受かってから、
収録までにこれに目を通してもらいたいと、監督から資料が送られてきました。
一つは、佐田啓二主演映画『あなた買います』
当時の時代を知るのと、昭和の映画作りの雰囲気を感じ取って欲しいのだろうと思いました。
二つ目は、水木しげる先生の『総員玉砕せよ』
この作品は近年、戦争を後世に伝える作品としてフランスで『アングレームの遺産賞』を獲りました。
隅から隅まで読んだのは初めてでしたが、
人間のあさましさ、醜さ、愚かさ、それでも生きていかねばならないなんとも言えない虚しさ、
非力な自分を嘆き、残された命をどう護っていくか。
先生が実際に体験したあらゆる感情がそこに詰まっていました。
それを後世に伝えていかねばと思う、強い使命感も感じました。
思い出したくもない体験をよく最後まで描き上げられたと、若輩者ではありますが心中をお察し致しました。
僕の記憶が正しければ子供の頃TVで観ていた「ゲゲゲの鬼太郎」には、
兵隊さんやのその幽霊が時々登場しました。
神戸生まれの僕は、街路でよく帰還兵を見かけました。
手を繋いだ母に尋ねるとそう教えてくれました。
祖父母や両親からもたくさんの戦争体験を聞きました。
子供心にそれらが重なって少し怖かった印象があります。
僕らは戦争の怖さを直接教えてもらった最後の世代でしょう。
今回「水木」という役を演じるにあたり、
そういった背景を大きな軸として演じてゆかねばならないと、それを心に置きました。
それを皆様に少しでも感じ取って頂ければ嬉しいです。
映画はおかげさまで大ヒットで、
連日たくさんのお客様が劇場まで足を運んでくださっていると聞いています。
本当にありがとうございます!
明日、水木しげる先生の命日でもある11月30日、
縁ある調布で、生誕100年を記念して作られた映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」大ヒット御礼舞台挨拶が行われます。
妖怪「猫かぶりおじさん」現れます。
お楽しみに!笑
⇒ カナリア (11/30)
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⇒ アルパカ (11/28)
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