新人営業は、まず顧客開拓から始まります。リストをもとに電話でアプローチ。Webマーケティングや集客方法にお悩みがないかをヒアリングし、アポイントをいただくのです。私がK社様に出会ったのは入社後の7月末。幼児教育学習塾の集客が課題とのことでした。それならばと上司に相談し、自社のWEBメディアに無料掲載をご提案させていただき、アポイントをいただくことができたのですが、打ち合わせでは同行してくれた先輩のおかげでWEB広告も受注することができました。でも、自己評価は30点。自分が伝えたいことに必死で、反省しきりでした。
それでも定期的に情報を提供し、お客様からの質問や要望にはスピーディに対応することを心がけた結果、徐々に信頼してもらえるように。「ほぼ紙媒体しか利用したことが無いので、Webマーケティングはどうしたらいいのか」「新規事業をスタートさせるので、相談に乗って欲しい」など、相談内容も具体化されていったのです。そしてニーズに合わせ、検索エンジンでのリスティング広告やSNSキャンペーンツール、郵送DMなどを提案し、今では継続的に契約がいただけるようになりました。
この仕事は「ゼロ」からつくり出します。新規開拓し、課題やニーズを吸い上げ、自分なりに戦略を立てて、アレンジしていくのです。そこが、この仕事の醍醐味です。仕事には、「やりたいこと」と「やらなければならないこと」が存在しますが、どうしても「やりたいこと」だけに傾いてしまう人もいます。残念ながら、それでは成功体験を積むことは難しいですし、成長もできない。実は私がアポイントを取れたのは、同期で最後。諦めない、くじけてたまるかの気持ちがあったからこそ、壁を乗り越えられたと思っています。
入社以来、アミューズメント業界を担当。集客アップを目的としたさまざま施策を実施し、キャリアを積んできました。入社8年目には、当社事業の第二の柱を築き上げるべく、フィットネス業界を担当することに。その時に出会ったのがU社様。フィットネス事業に新参入するための相談が舞い込みました。ミッションは、第一号店を成功させること。集客広告だけでなく、出店地域、ターゲットユーザー、店舗コンセプトなど、グランドオープンにおけるあらゆるマーケティング調査・分析を依頼されたのです。当然のごとく競合他社にも声がかかる中、社内連携を含めた総力戦で挑むことになりました。
店舗集客型の場合、70%は立地で決まると言われています。将来的にはドミナント戦略を展開させるとのことで、エリア選定は非常に重要。ユーザー層の人口、特性、家賃相場など、あらゆる角度からの商圏分析が成否を左右します。そこで社内のエリアマーケティング専門チームに依頼し、商圏分析データに基づき調査してもらうことに。いくつかの候補地をピックアップし、ターゲットユーザー別に分析結果をまとめ、プレゼンしました。もちろん、お客様のビジネス計画が進行するごとに要望も変化します。そのたびに社内のさまざまな部署とタッグを組み、最適解を提供し続けました。
結果、コンペを勝ち抜き、グランドオープンツールのすべてを1社独占で受注。もちろん、その後もお付き合いは継続しており、集客支援全般を任せていただいています。この仕事はプロジェクト規模が大きくなるほど、専門的な知見の集約が必要となります。その点、ゲンダイエージェンシーにはエリアマーケティングをはじめ、デザイン、著作権等のリーガルチェックを行う部門など、多岐にわたる専門部署がありますし、拠点も全国展開していることから、対象地域に住む人しか分からないようなコアな情報もキャッチできる強みもある。“いい仕事”ができる土壌が整っているのです。
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