ロシアでLGBTなど性的少数者の権利を訴える運動が「過激派」とみなされ、活動が禁止されることになりました。

ロシア最高裁は先月30日、LGBTなどの権利を訴える国際的な市民運動について「過激派」と認定し、国内での活動を禁止することを決定しました。ロシア法務省が「過激派」の認定を申し立てていたもので、審理は非公開で行われました。

プーチン政権はLGBTのデモなどを「伝統的価値観を破壊する欧米の思想」だと批判。3年前の憲法改正で「結婚は男女がするもの」と明記したほか、去年12月にはLGBTをテーマとした映画や書籍などが「宣伝」にあたるとして禁止する法律が発効するなど、規制を一層強めています。