ホテルの客室から備え付けの品を盗んだ疑いで、大学生の男が逮捕された。
男が部屋から持ち去ったのは“ヘアドライヤー”だった。

29日朝、検察に身柄を送検された茶色のサラサラヘアーが印象的な男は、窃盗容疑で逮捕された法政大学の学生・十文字直樹容疑者(26)。

十文字容疑者は27日、宿泊していた東京・墨田区のホテルから、部屋に備え付けられていた高級ドライヤーやヘアアイロンなど、9万円相当を盗んだ疑いが持たれている。その手口は...。

ヘアドライヤーなどは、盗難予防のため、客室の棚から外せないようになっていたが、十文字容疑者はドライバーなどを使い、強引に持ち去ったとみられる。

自分の髪をセットするために盗んだ...のではなかった。
十文字容疑者は警視庁の調べに対し、「ドライヤーを売ってお金にするために盗みました」と供述している。

錦糸町駅付近のホテルでは、ドライヤーが盗まれる被害が11月に6件ほど起きていて、同様の被害が相次いでいた。

十文字容疑者は、繰り返し犯行に及んでいたとみられ、被害総額はおよそ50万円にのぼるという。

以前にも被害に遭っていたホテルから「同じ人が来ている」と通報があり、駆けつけた警察官がドライヤーを発見。
十文字容疑者はその場で逮捕された。

十文字容疑者は、「盗んだことに間違いありません。フリマアプリで転売していた。1個1万円で売った」と供述し、売りさばく目的で盗んだことを認めている。

警視庁は、余罪についても調べを進めている。