物価高騰対策など129億円を追加 熊本市補正予算

熊本日日新聞 | 2023年11月22日 09:42

 熊本市は22日、物価高騰対策など129億2500万円を追加する2023年度一般会計補正予算案を発表した。30日に開会する定例市議会に提出する。補正後の一般会計総額は前年度同期比1・5%増の4061億2400万円。

 補正予算案には電力やガス、食料品などの価格高騰を受け、来年3月上旬以降に住民税非課税世帯などに1世帯当たり7万円を追加支給する経費68億8700万円を計上。熊本西環状道路や自転車走行空間の整備、橋りょうの修繕などに充てる事業費30億6400万円を盛り込んだ。

 水田の畑地化促進に向けた農家への支援金1億2500万円、西消防署を中央区米屋町から西区池上町へ移転するための候補地測量費270万円も計上した。

 定例市議会に提出する議案は予算12、条例19、その他171。条例関係は、来年度に再開予定の熊本競輪場の入場料を無料にする市自転車競走条例改正案、市内4カ所の老人福祉センターを来年3月末で廃止する条例改正案など。(山下雅文)

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