まず疑惑の段階ではあるが、沖縄タイムスの取材に代表が一部の指摘を認めたという。
自宅訪問しない「訪問看護」 要件を満たさず不正に報酬1000万円か 沖縄・中城村の「キララ」 | 沖縄タイムス+プラス
代表者らがグループ内の福祉事業所の利用者数十人を勧誘し、自宅ではなく事業所内で「看護」を受けさせていたという。本紙の取材に代表者は利用者の一部について指摘を認め、「違法なら改める」と述べた。
別記事には利用者の詳細な証言もある。
「弱者で金もうけ」憤る元利用者 わずか5分の訪問看護 多額の診療報酬得た疑い 障がい者に「お金をあげるから協力して」 自宅に訪問せず事業所内で実施 | 沖縄タイムス+プラス
元利用者の一人は、キララとグループ関係にある「一般社団法人みらい」の就労継続支援事業所B型を利用していた。理事長から直接、「お金をあげるから協力して」と持ちかけられ、主治医を受診して訪問看護を受けるのに必要な指示書を出してもらったという。
サービスを受けたのは全てみらいの事業所内で、自宅には一度も来てもらえなかった。「障がい者を守るはずの会社が、障がい者を利用してもうけていたのは許せない」と語った。
別の元利用者も、職員に頼まれて精神科医を受診し、訪問看護が必要だという指示書を書いてもらった。「手続きは簡単だった」と振り返る。
訪問看護といっても、血圧や体温を測って雑談する程度。訪問看護は30分以上が標準と定められているが、わずか5分で終わることも多かったという。
そのような施設の代表が、今年3月にColaboを批判していたことをモバイルプリンス氏*1の指摘で知った。
今朝の沖縄タイムス1面で大きく報じられている「訪問介護1千万円不正か」の代表の方を調べると、8ヶ月前にチャンネル桜でColabo批判してて「お、おう」となった
たしかに沖縄タイムスの一問一答記事を読むと「稲嶺積」という代表者名が出てくるし*2、検索すると自民党でも右派の長尾敬氏が推薦した書籍が出てくる。
チャンネル桜の該当映像を簡単に視聴したところ、23分半くらいからColaboの話題をふられた稲嶺氏が、「あれは不正受給っていうか悪質ですよ」と断言して、さまざまな非難をおこなっている。
【沖縄の声】福祉業界に蔓延る人権軽視と搾取!コラボ問題も同じからくり?[桜R5/3/15] - YouTube
ちなみにColabo批判をおこなう福祉関係者では、若者メンタルサポート協会の小杉沙織氏も補助金を返還する結果になったが、あくまで原因は経費の記載をめぐる問題だったという。
NPO若者メンタルサポート協会の小杉沙織氏によると、自団体への監査も厳しくなったとのこと - 法華狼の日記
説明を読んだ印象としては、Colaboに要求されている厳密さが適応されるなら当然の結果だろうし、返金せざるをえない状態になった時点でColaboに信頼性で劣る団体だと感じてしまう。
もちろん基金の性質によって良くも悪くもきびしさは異なるし、経費が認められるかどうかも一般的にあいまいな領域があり、若者メンタルサポート協会とColaboの事例を単純比較するべきではないだろう。
今回の稲嶺氏のように複数の利用者へ能動的に虚偽を申告させたとなると、Colaboはもちろん小杉氏とも比較にならない悪質さとなるが、きちんと釈明できるだろうか。