渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

バイクの事故 ~右直事故~

2023年11月29日 | open

2022年バイク右直死亡事故まとめ|事故回避はライダーの義務!

2022年バイク右直死亡事故まとめ|事故回避はライダーの義務!

2021年は22件の大きなバイク右直死亡事故がありました。 「右直事故まとめ2021」 「右直事故まとめ2020」 これらの記事から是非考えていただきたいのは 右直事故に遭わない...

MOTO-ACE Blog

 

毎年、二輪車直進・四輪車右折
の衝突事故で何人もの二輪運転
者が死亡している。
私もこれまで1980年代初期に2度
右直事故に遭った。

私の場合は交差点ではなく、直線
道路で横に入ろうとした四輪車と
衝突した。
どちらも方向指示器を出さずいき
なり突然右折し、スーッと規制
速度内で走っていた私はよける
暇もブレーキをかける間もなく
ドカンと激突した。
最初の事故ではバイク全損で
身体は足首を捻挫程度。革ツナ
ギ着用。

2度目の事故では厚生省認定の
後遺症が残る重症となり、3ヵ月
寝たきりの半年入院だった。
こちらも革ツナギ着用。

それでも、過失相殺は1回目が
7:3、2回目が8:2だった。
普通に通行していて対向四輪車
がいきなりこちらの車線に割って

入ってきての正面衝突であって
も、二輪の過失が2割あるとされ
てしまうのだ。

過失割合よりも一番困るのが、
四輪車との衝突では二輪車の
運転者側が一方的に身体にダメ
ージを負う事だ。
多くは死亡事故になる。
私の友人や親族はそれで死んだ。
即死だ。
私の場合、命が消えなかったの
は、単なる偶然のラッキーでし
かない。

交差点での右直事故はバイク側
の最大注意によりある程度防げ
る。
だが、私の事故のケースのよう
に、対向車が方向指示器も出さ
ずにいきなり目の前を塞いだら
どうやって事故を防ぐのか。
私はこのケースの事故回避方法
を未だにどうやればいいか分か
らない。
即ブレーキをとかの世界ではない。
普通に遵法速度で片側1車線の道
路を走っていて、対向車が突然
目の前を塞ぐのだ。ほんと突然。
どう防げばよいのですか?

ある走行方法を私は実行している。
一番危ないのは混雑時ではなく、
空いている道路で四輪車が単独
走行ですれ違う時が危険要素が
大きい事は経験上知っているので、
対向車が来たら、こちらは走行
ラインをサッとわざと変えて
こちらの存在を四輪に気づかせる
のだ。
これは通常の道路運行方法から
したらイレギュラーである事は
知っている。
だが、直線であろうと、あたかも
スラロームのように走行ラインを
変更して、対向四輪車にこちらの
存在を気づかせるように私は走っ
ている。
特に空いている道路では。
それ以外に、対面交通で四輪車と
二輪車の正面衝突防止策は思い
つかない。積極的防止策として。
パッシングするのもいいかもしれ
ないが、対向車全部にパッシング
していたら通行にならない。

対向車線が混雑している時には
また別な危険要素があるが、空
いている時こそ要注意だ。
四輪運転者は二輪車の存在に
気づかない事が多い。
また、気づいても距離の目測を
ほぼ全員に近い四輪運転者が
誤っている。行けるだろうと
突然急に曲がるのだ。
そして、道を塞がれた二輪車は
その四輪に激突する。
四輪車の多くは、自分が悪い
などとは思ってはいない。
そうした認識は無く、「安全に
曲がれると思ったのにバイク
が突っ込んできた」と思って
いる四輪運転者がほぼ全てだ。

ある程度、二輪運転者の側が
事の善し悪しを別にして、自
覚的な積極行動で右直事故を
防ぐ事はできる。
だが、私は丁字路や店舗に入ろ
うとする四輪がいきなり対向車
線から曲がって道を塞ぐ時の
二輪側からの防止方法を知らな
い。
というか、そういう場面になっ
たならば二輪側は防ぎようが
無いのではなかろうか。対策は
存在しない、というように。
そうなると、事前に対向車が
前方にいる時点で、及ばずなが
らも、何らかの防護策を講じる
しかない。
私はこちらの動きを見せるよう
な走り方をしている。
ただキープレフトでだらりと
まっすぐに走る事はしない。
それは経験上、対向車線がある
相互通行の道路では、対対向車
対策としては危険要素を放置す
る事になると知っているから
だ。
空いている道路ではクイッと走
路を急激に変更するアクション
をして対向四輪車に二輪の存在
を動きで知らせる運転を私はし
ている。

二輪に気づかない対向四輪車も
横に動く物には気づくので、
いくらか安全対策にはなって
いるかと思う。
結果、1983年の事故以来、対向
四輪車との衝突事故は起きてい
ない。

なお、交差点で右折しようとして
いる四輪車を現認した場合、私は
その車は先に絶対曲がろうと動く
もの、として捉えてそれに備える
交差点通過走行を選択している。
幸い、交差点での右直事故は私
にはこれまで起きていない。
これでもか、という程に注意して
いる。

渋滞待ちで四輪車の後ろで二輪
に跨って法律を守って停止
して
いても、横からスマホのながら

運転のトレーラトラクタに突っ
込まれて
即死してしまう時代だ。
また、二輪車の側も「ながら運
転」は本当にやめ
てほしい。
二輪動画配信者のほぼ全員に
近い人たちが、動画撮影雑談
独り言しゃべり続けの「ながら
運転」をしている。
そしして「コケちゃいました~」
とか「事故った」とかをやらか
して、さらにそれさえもネタに
して動画配信して集客しようと
している。「安全運転喚起の為」
とかうそぶいて。
本当に安全運転を願うならば、
即座に「ながら運転」を停止
すべきだ。即刻。

だが、彼ら二輪動画配信者たち
は、集客集金目的なので、なが
ら運転録画走行をやめる事は
しない。
そして立ちゴケや走行ゴケを
してもおちゃらけている。
何が危険なのか。
それは彼らの心構えと行動だ。
渋滞待ちで停止中の二輪車に
突っ込んだ大型貨物運転者と
同じ行為をやっている。
大きな勘違いのパリピ人の二輪
モトブロガー動画配信者たち。
自分がいかに危険な集中力ゼロ
のながら運転をやっているかの
自覚は全く無い。
運転しながら録画独白したいの

か、録画独白しながら運転した
いのか、どちらなのか。
だが、答えはどちらも✖だ。
それは運転に集中していない
危険な「ながら運転」に該当
する。
別に音声を録音して走行動画

に被せるとかテロップで主張を
述べるとかの動画編集にすれ
ばよいではないか。交通安全
の為に。

だが、運転しながらの録画しゃ
べりを延々と続けるのがモト
ブロガーだ。
走っていてその走行状況を手短
に解説するならまだ分かる。
現行の運転に関する事だからだ。

だが、ほとんどが、運転とは
関係ない話題のくっちゃべり
をまるでラジオのスタジオ放
送のプレゼンテーターになった
つもりでやっている。それを
車両の運転の最中に。公道で。
これを危険だと認識していない
その感性、車両運転者として
の公序良俗性の質性を疑う。
交通安全倫理観がまるで無い。


危険な二輪運転者がごろごろ道
を走っている。
それが現状だ。
悪い事をやっていながら正義漢
ぶる人間が一番悪く、危険な
存在だ。
それが動画配信モトブロガー。
危険運転やめろ、と言いたいが、
彼らの目的は金なのでやめる気は
一切無い。


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