ロシア中銀、政策金利を15%に引き上げ 4会合連続
ロシア中央銀行は27日開いた金融政策決定会合で政策金利を2%引き上げて年15%にすると発表した。インフレ圧力が高まっているとして4会合連続の利上げに踏み切った。
ロシア中銀は声明で「国内需要の着実な増加が生産やサービスの供給を徐々に上回っている」と指摘した。ルーブル安や労働力不足などを背景に、企業がコスト上昇分を消費者に転嫁する動きが起きているという。
ロシア中銀は2023年のインフレ率を7.0〜7.5%に上方修正した。24年にインフレ率は4.0〜4.5%に下がり、25年にはロシア中銀が目標とする4%への低下を見込んでいる。