高級外車にタワマン居住…かつての”盟友”が3600万円特別背任で逮捕!青汁王子が直撃に語ったこと
会社名にもなっているアスクレピオスは古代ギリシャ神話に登場する医術の神・アスクレーピオスに由来している。奇しくも三崎氏の出現は会社の伸び悩みに苦心していた越山被告にとってまさに〝拾う神〟だった。実際、会社の業績と比例するように越山被告も派手な生活を送るようになっていったという。
「ビジネスが好調になると越山はベンツなど外車を数台所有し、自宅も芸能人御用達の高級レジデンスに住むように。その後も青山や品川のタワーマンションに移り住むなどまさに成功者そのものでした」(前出・知人)
しかし’19年2月、三崎氏が脱税容疑で東京地検に逮捕される出来事をきっかけに二人の間に大きな亀裂が入ることとなる。
「三崎氏が逮捕されると、越山はそれまでの態度が一変。周りにも『あの人は終わった』と吹聴するようになり、『三崎さん』という呼び方も『三崎くん』へと変わっていました。それどころか、三崎氏に黙ってアスクレピオスの会社資産まで流用するようになりました。その後、メディアハーツから不審な金の動きを指摘されると越山は『三崎優太は反社会的勢力だ』と反論し、社長の解任要求も拒否。三崎氏も自身のYouTubeチャンネルでこの一件を動画にアップし、二人のトラブルはネットを巻き込んだ場外乱闘にまで発展しました。結局、三崎氏サイドの主張が認められ、’20年に越山はアスクレピオスの代表の座を降りています」(前出・知人)
辞任後、三崎氏は越山被告の背任行為については渋谷署に刑事告訴を行い、’21年12月に受理。長く捜査が続いていた。アスクレピオス関係者は越山被告の逮捕劇についてこう語る。
「危険を察知したのか、越山氏は2年ほど前からタイへと逃亡。ここ最近は現地の薬などを個人輸入で日本に送るビジネスを細々とやっていると耳にしていました。今回の彼にかけられた容疑は『株主総会の議決を取らずに勝手に報酬を上げた』というものですが、その株主こそ三崎さんなんです。三崎さんも『出会った頃はあんな人だと思わなかった。裏切られた…』と周囲に漏らしています。越山氏の私的流用の金額については民事裁判では現時点でも約10億7000万円は認められている状態。ただメディアハーツ側としては20億円以上の被害額があると睨んでいます」