2023年11月26日、小倉競輪場で開催されている『競輪祭(G1)』が最終日を迎える。このレースで優勝するとKEIRINグランプリ2023の出場権を手にするのはもちろん、この開催終了時点の獲得賞金額をもってKEIRINグランプリ2023の「賞金上位による選出」も決定となる。

この記事では11月25日終了時点の、最新の賞金獲得額をお伝えする。

競輪祭5日目終了時 選考用賞金獲得額

順位 選手名 賞金獲得額
1 ★★★古性優作 220,948,500
2 ★山口拳矢 133,278,200
3 佐藤慎太郎 131,294,000
4 ★◯眞杉匠 111,500,800
5 ◯松浦悠士 98,606,700
6 清水裕友 90,655,400
7 ◯深谷知広 86,279,000
8 ◯脇本雄太 84,657,700
9 新山響平 79,626,000
10 新田祐大 68,890,700
11 犬伏湧也 66,356,000
12 郡司浩平 64,212,400
13 守澤太志 62,167,300
14 山田庸平 58,447,000
15 三谷竜生 57,554,200

★=G1タイトル獲得済み
◯=競輪祭決勝戦出場メンバー

KEIRINグランプリ出場権を得るのはG1タイトル獲得者+獲得賞金ランキング上位の合計9人。ボーダーとなるのは5日目時点で9位となっている新山響平だ。

新山響平, 競輪祭 開会式, 小倉競輪場

新山響平

上の表では上位15位までを示したが、決勝戦に出場するのは以下の9人。

競輪祭決勝戦出場メンバー

車番 選手名 府県/期別
1 脇本雄太 福井/94期
2 松浦悠士 広島/98期
3 深谷知広 静岡/96期
4 松井宏佑 神奈川/113期
5 太田海也 岡山/121期
6 簗田一輝 静岡/107期
7 眞杉匠 栃木/113期
8 北津留翼 福岡/90期
9 南修二 大阪/88期

このうち、15位以下で一番順位が高いのは獲得賞金ランキング19位の松井宏佑。ここまでの獲得金額は47,871,000円だ。

もし松井が競輪祭最終日で(優勝は獲れずとも)良い成績を残した場合、新山の立ち位置は揺らぐのか?

競輪祭最終日 賞金額

順位 決勝戦 特別優秀
1 45,000,000 2,440,000
2 22,808,000 2,012,000
3 14,907,000 1,717,000
4 10,881,000 1,516,000
5 8,705,000 1,368,000
6 7,135,000 1,260,000
7 5,946,000 1,154,000
8 5,554,000 1,073,000
9 5,276,000 1,020,000

賞金表(PDF)

仮に松井が決勝戦で2着だとすると、獲得金額の合計は

47,871,000+22,808,000=71,679,700円。

現在9位の新山(79,626,000円)には届かない。このため、新山は「自分より獲得賞金額の低い選手が優勝しない限り、S級S班残留が可能」ということとなる。

注目はジャイアントキリング

上記を踏まえると、注目となるのは獲得賞金額下位ながらも決勝進出を決めた以下のメンバー。

松井宏佑, 競輪祭 決勝戦

松井宏佑

太田海也, 競輪祭 決勝戦

太田海也

簗田一輝, 競輪祭 決勝戦

簗田一輝

北津留翼, 競輪祭 決勝戦

北津留翼

南修二, 競輪祭 決勝戦

南修二

優勝すればグランプリ。逆に、それ以外に可能性はない。彼ら4人のうち誰かが勝つのか、あるいは別の選手が勝って、新山がグランプリ出場権を手にするのか。

運命の決勝戦は11月26日、20:40に発走予定だ。