よりけり

精選版 日本国語大辞典 「よりけり」の意味・読み・例文・類語

より‐けり

連語〙 (動詞「よる」の連用形助動詞けり」の付いたもの) …によって決まること。場合場合によって違い、一概には決められない意にいう。よりきり。
人情本・閑情末摘花(1839‐41)初「アレサ眼も大きいに寄(ヨリ)けりでございますヨ」

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デジタル大辞泉 「よりけり」の意味・読み・例文・類語

より‐けり

[連語]《動詞「よ(因)る」の連用形+過去の助動詞「けり」》一つ事柄の中でもいろいろな場合があって、一概には決められない意を表す。…しだいで決まる。「旅も季節よりけりだ」

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