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SNS投稿が“パレスチナ寄り”と「スクリーム7」を解雇された俳優、「沈黙は選択肢にない」と声明発表 ボイコット呼びかける声続々

ねとらぼ / 2023年11月25日 22時15分

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「スクリーム6」では主演だったメリッサ(画像はメリッサ・バレラのInstagramから)

 スラッシャー映画の人気シリーズ第7作目「スクリーム7」で主演を務める予定だったメキシコの俳優メリッサ・バレラが、SNSへの投稿が“反ユダヤ主義”であるとして製作会社から解雇に。SNSでは彼女の名前や「#BoycottSCREAM7(スクリーム7をボイコットしよう)」のハッシュタグがトレンド入りするなど波紋が広がる中、メリッサは自身のInstagramで声明を発表しました。

 事の始まりはメリッサがInstagramストーリーズへ、現在衝突が続いているイスラエルとハマスの紛争に関して「西洋のメディアは(イスラエルの)側面しか見せない。なぜそんなことをするのか。あなた自身で推測してもらいましょう」と投稿し、パレスチナで起こっている悲劇を中心とした投稿をいくつかシェアしたこと。11月21日には米Variety紙が、この投稿が“パレスチナ寄り”であるとしてメリッサが「スクリーム7」を降板させられたと報道しました。

 同作を製作するスパイグラス・メディア・グループはコメントを求められ、「スパイグラスのスタンスは疑いなく明白なものです。私たちは反ユダヤ、あるいは大量虐殺、民族浄化、ホロコーストの歪曲(わいきょく)、ヘイトスピーチへの一線をはっきりと越えるいかなるものへの虚偽の言及を含む、いかなる形の扇動も決して許しません」とメリッサを解雇したことを認めました。また、この決定はメリッサが「パレスチナを支持しているから」ではなく、SNSの投稿が「反ユダヤ主義と判断されたため」とその違いに言及しています。

 この後、メリッサは現地時間22日にInstagramストーリーズへテキスト画像を投稿。「何よりも第1に、私は反ユダヤ主義とイスラムフォビアを非難します。私はどのようなグループに対するヘイトも偏見も非難します」と、まず自身は反ユダヤ主義ではなくイスラムフォビアでもないと明言しました。

 続けて「ラティーナとして、誇り高きメキシコ人として、私は耳を傾けてもらえるという恩恵を得られるプラットフォームを所持していることの責任を感じており、私が関心を寄せる問題への意識を高めるため、必要とする人へ私の声を貸し出すためにそれを使ってきました」と顔や名前の知られる立場である自身のSNS投稿は多くの人に声を届けられると認識していること、そしていま声を届けることが必要な人のため代わりに声をあげるといった責務があると主張しました。

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