ドゥラメンテゲイザー 変身前の会話
「ドゥラメンテさん...いや、ドゥラちゃん! 目を覚まして!」
英寿達をどうにか説き伏せ、自分達の手でケジメををつけるべく
ドゥラメンテと対峙する事を選択したキタサンブラックとサトノクラウン。
だが、実のところ彼女達の心中には迷いが残っていた。
出来ることなら志を共にした仲間と斬り合う事を避けたいのは彼女達も同じなのだ。
「...まれ...黙れ...黙れ、黙れ、黙れ...ッ!」
「あの人にトドメをさした者の戯言など聞くに値しない...! うぅ...ッ」
「もうやめましょうドゥラメンテ...!
こんな形での再戦だなんて、私は望んでない...!
貴女はスエルにとって都合の良い操り人形として
利用されているだけ! どうして分かってくれないの...!?」
「その言葉、そっくりそのまま君に返そう。
真に現状を理解していないのは君の方だ、サトノクラウン。
ここに来たという事は、私と決着を付けに来たという事と同義。
しかし、君達の口から出てくるのは戦いを避ける為の薄っぺらい言葉ばかり...
残念だ。貴女だけは私を、私の事を理解してくれると信じていたのに...」
「...ならば君も彼女諸共排除するまでだ。」
キタサンブラックも、サトノクラウンも
悲壮な面持ちで彼女を説得するべく言葉を投げかける。
しかし、今のドゥラメンテにとっては彼女達の言葉も
耳障りなノイズの1つでしかない。同時に、DGP運営の
傀儡と化した今のドゥラメンテに彼女達の説得は
戦を避ける為の見苦しい言い訳にしかならない事を意味していた。
「あの人を亡き者にしたあの者達も、そして彼等の
肩を持ち続ける君を生かしておく道理はない。」
「デザグラに仇なす反乱分子は...私がここで根絶やしにする!」
<Gazer,Login!>
「変身...!」
<Install...!>
<Innovation and Control,Gazer!>
───ドゥラメンテゲイザーVSキタサンブラック&サトノクラウン
スエルの策によって、サマスのマインドコントロール下におかれ
更に偽りの記憶を植え付けられたドゥラメンテ。スエルの忠実なしもべとなった
彼女はデザグラに仇なす反乱分子を排除すべく、かつての仲間達に牙を向く。
最早、傀儡と化した彼女を正気に戻す方法は残されていないのだろうか...?