平原康多(41=埼玉)が2予A11Rで6着に敗れて準決進出を逃し、14年以来10年間守ってきたS級S班の座を明け渡すことになった。今年は度重なる落車で腰痛などに苦しめられていた。賞金ランクもKEIRINグランプリ(GP)圏内には入っておらず、今年最後のG1となる今大会の優勝に逆転を託していた。
レース後は「いろいろ終わりました…」と口にしたが「落ち込むタイプじゃないから、悲観はないし大丈夫。今年は、こういうめぐり合わせ。けがを克服できない1年だったということ。また来年頑張ればいい」と気丈に前を向いた。