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阪神&オリ優勝パレードに不穏な空気?クラファン目標の2割にも満たず…大阪と神戸の待遇差に不満の声も

[ 2023年11月20日 05:30 ]

05年、大阪・御堂筋で行われた阪神の優勝パレード 
Photo By スポニチ

 プロ野球・阪神とオリックスの優勝記念パレードを23日に控える大阪府と市、兵庫県と神戸市に、お祝いムード一色とはいえぬ不穏な空気が漂っている。

 開催費用は企業からの協賛金とクラウドファンディング(CF)で確保。CFは1万1000人以上から約8800万円(19日時点)が集まったが、目標額5億円の2割に満たない。大阪市の担当者は「1万人を超える方から支援をいただきありがたい」と感謝する一方で、実行委員会内からは「なかなか厳しい」との本音も聞こえてくる。

 大阪府はパレードに絡めて万博をPRするような姿勢が目立ち、批判が相次いだ。また、府教育委員会を通じて教職員にCFの周知を要請したことも「寄付の押しつけ」と反発を招いた。パレード来場者誘導などは職員にボランティアを募り、スタッフジャンパーを支給するのみ。一方、兵庫県と神戸市が休日出勤扱いとなることから、待遇差に不満が漏れる事態となっている。

 実行委によると、大阪・御堂筋の会場には約1・7キロに約40万人の大観衆を見込む。警備は府警約800人態勢に加え、大阪府市の職員ボランティア約2500人が担当する。

 観衆は星野仙一監督時代の03年の阪神優勝パレードと同規模となる見通し。ファンもスタッフも、わだかまりなく祝福できるムードの醸成が急務となっている。

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