オフグリッド太陽光発電
太陽光パネルで発電した電気を、バッテリーに充電してそれを100vに変換して使うタイプです。
我が家の場合は、100wの太陽光パネルで作った電気を12vのバッテリーに充電して使います。今回使うバッテリーは、今まで使用していたバッテリーに自動車のバッテリーを追加する形です。
▼バッテリーの並列
充放電を管理するチャージコントローラーと接続するケーブルと、
100vの電気に変えるインバーターは、別々のバッテリーに接続します。
両方のバッテリーを同じように使うという考え方からです。また、バッテリーからインバーターに繋ぐケーブルと、
バッテリー同士を繋ぐケーブルは、太いケーブルで並列接続します。
ケーブルの太さは、流れる電流の大きさで決定します。
例 12vのバッテリーで500wのインバーターを使用の場合。
電圧 ✕ 電流 = 電力W の式にあてはめると
12v × 41.66A = 500w となり、約41Aの大きな電流が流れます。
(これは単純計算の場合です。)
41A以上の電流を流しても大丈夫な、太いケーブルが必用ですね。
モーターを使用する家電製品では、起動時に消費電力約3~5倍の電力を必用とします。
発電能力も関係しますが、バッテリー容量も余裕が欲しいですね。自動車のバッテリーを並列接続してみました
▼こんな風に付けました
右:最初に太陽光パネルに接続したバッテリー。
ボイジャーを使い始めてから使わずにいたものです。
使用年数の異なるバッテリーなので、並列接続するには最適ではありません。
ただ追加したバッテリーの調子がとても良かったので、全体的な容量増加をねらってつけてみました。
バッテリーを購入した時に、LifeWINKというバッテリーの状態が一目でわかるという物をつけてくれました。
上の写真では全てのLEDが点灯し、良好は状態になっています。
このLEDが全部つくのを見ると、結構安心しますね。
しかし、バッテリーの並列作業だけを夕方おこない、次ぐ朝確認すると。
▼良好な状態だったのに
しばらく使っていなかった黒いバッテリーの充電作業をおこなったようです。
良好だったバッテリーが一晩でここまで落ち込みました。
すぐに太陽光パネルを接続して充電開始すると、1日で元の位置までLEDが点灯するようになりました。
良かった~。
念のため、2日間充電だけをおこない、三日目から空気清浄機を繋いで使用しています。
空気清浄機は基本的に昼夜連続運転です。他にはスマホの充電や、エネループの充電などおこなっていますが、問題なく働いています。
バッテリー容量が増えたので、途中で止まることはありませんが、出かける時や雨の日は、充電のみにしています。
使った部品
KIV14SQケーブル 30cm 圧着端子加工済み
許容電流88Aで、余裕の太さですが、Amazonで安く購入できたので。
自分としては、インバーターを少し大きくしたいという思いがあり、余裕は大歓迎です。
バッテリー端子に固定するために
並列接続するバッテリーは、同じ規格で、どちらも新品のバッテリーを使いたい
▼異なる容量の電池の並列接続
こんな実験をした経験のある方もいるかもしれません。
電圧は同じ1.5vでも、細い電池は先に電流が流れなくなってしまいます。
ですから実際の家電製品でこのような利用の仕方をするものはありません。
バッテリーの並列接続も少ない容量のバッテリーが減り、大きなバッテリーから小さいバッテリを充電するような電気の流れが発生します。
この充電もロスがありますし、バッテリーの寿命が短くなってしまう事が考えられます。
ですから、今回の並列接続は、ちょっとした実験を兼ねていると考えています。
容量が増えた喜びが、いつまで続くのか?
この並列接続で運用開始は、2021/2/26
今のところ順調に稼働中です。
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