黒田長政

【CLASS】ランサー  
【真名】黒田長政 
【別名・通称】黒田甲斐守、黒田筑前守、吉兵衛、NGMS
【出典】史実
【性別】男 
【身長・体重】173cm、61kg
【属性】秩序・中庸
【天地人】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具C+

【クラス別スキル】
対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:D 武士として馬には乗れるが馬術があまり得意ではない方。馬自体は好き。現代の自転車や自動車を駆る分には問題はない反面、ひたすら運転が荒い播磨道交法。

【固有スキル】
調略:B+ 交渉など政治的工作の手腕を示すスキル。相手方の警戒心を抑制し、交渉に成功した相手には以後攻撃を仕掛けるまで敵とは認識されない効果もある。成功の秘訣は日頃のやり取りの積み重ねと相手からの信用である。関ヶ原の戦いにおいて黒田長政は吉川・小早川らを調略し東軍側へ引き込み、早期決着及び徳川勝利に大いに貢献した。ともすれば、何かと警戒されがちな父親以上の世渡り上手ではないかとも評される手腕の持ち主。

心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。あるいは人並み外れた胆力。逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

智勇兼備:B 知略と武技の両方をバランス良く兼ね備えた将。軍略や勇猛などを兼ねた複合スキル。文武は車輪の如し、一輪欠ければ人間立ち行かないものだと彼は語る。彼は大抵のことは卒なくこなせる器用な男である。ただし謡は下手。全太兵衛が泣いた。

(備考)獣狩り:C- 対猛獣に対して優位に立てるスキル。義弟と共に大猪を仕留めたり、大陸出兵の折に得意の火縄銃で自ら虎を見事撃ち取ったりしている……のだが、虎退治の逸話は後世では加藤清正のものだと語られがちなためランクが下がっている。
ちょっとどういうことですか虎兄さん(※虎之介=清正)。六之助(※菅正利。刀で虎を討伐した長政の重臣)も太郎右衛門(※林直利。槍で虎を以下同文)もそうだそうだと言ってます。

【宝具】
『一国長吉(いっこくながよし)』 種別:対軍宝具 ランク:C+
ランサークラスでの宝具。
長政の初陣から数多の戦場を共に駆け、関ヶ原での大功の果てに筑前一国を得たのだという記念を込めて『一国長吉』と名付けられた大身槍。魔除けとして三鈷剣の彫られた朱引きの穂、『八幡大菩薩』と銘打たれている茎が特徴的。
詠唱は「今に至りて我等が分別はこの槍先に在り」。彼の生涯における武勇を凝縮した渾身の突撃。この攻撃においては長政に可能なあらゆる事前準備は既に完了しているものと見做され、障害や静止を無視し踏破できる。ゲーム的な表現なら必中か防御無視。

『大坂夏の陣図屏風(なにはのこともゆめのまたゆめ)』種別:対乱世宝具 ランク:EX(評価不能)
基本的に使用されない宝具。
またの名を『黒田屏風』。戦国最後の戦いである大阪夏の陣の様子を克明に描いた六曲一双の屏風絵。黒田長政の命令で描かれたとされ、各武将らの勇壮さのみならず徳川方の兵士による略奪行為など戦の惨く生々しい面まで描写された、人呼んで「戦国のゲルニカ」。長政が何の意図でそのように絵師らに描かせたのかは不明で現代でも議論の的となっている。
戦乱の時代、その終わりを見届けた記憶。長政曰く「端的に言えばある方との約束を果たした証のような物」。
あるたったひとつの時代の終わりを告げる宝具。戦国乱世終了のお知らせ。真名解放すると「乱世が終わる」らしいが、具体的にどうなるかは本人も知らない。…知ってるような気もするが上手く言葉にできない。


【Weapon】
城井兼光:長船兼光の名刀。城井鎮房の謀殺に用いられたために「城井兼光」と名付けられ、黒田家ではへし切長谷部に並ぶ「大切物(非常によく切れる刀)」と伝えられている。

(備考)太郎坊・次郎坊:火縄銃の名手でもある長政が愛用した二挺一対の火縄銃。太郎坊には烏天狗の、次郎坊には不動明王の装飾が象嵌されている。大猪や虎を退治する際に長政は太郎坊を携え、次郎坊は義弟・黒田一成(かずしげ)に持たせこれに臨んだと伝わっている。たぶんアーチャーで喚ばれたらこれか墨縄(立花宗茂の弓と交換した銃)が宝具。

【解説】
黒田官兵衛孝高の嫡男。知勇兼備の名将として知られる戦国武将。幼名は松寿丸。
幼い頃に織田信長への人質として秀吉夫妻に預けられる。その後父・官兵衛が有岡城に囚われ裏切りを疑われた際に処刑されかけるも竹中半兵衛の気転で救われた。
軍師の父とは打って変わって武勇を揮う猛将。冠山城の戦い(備中高松城攻めの前哨戦)での初陣以降、賤ヶ岳の戦いや九州平定、文禄・慶長の役などで多くの武功を立てている。部下と先陣争いをするほどの猪武者ぶりを父から度々咎められることもあった。後に黒田家を出奔した後藤又兵衛は細川忠興に「もし細川が黒田と戦うならどうすべきか」と問われ「総合的には黒田圧勝だが、先鋒を五人も撃ち殺せばその中に長政がいるだろう」と元主君の勇猛さを語ったというエピソードもある。
石田三成らとの対立から、秀吉死後にいち早く徳川家康へ接近した武将の内の一人となる。先の正室と離縁(豊臣と縁深い蜂須賀家の娘。二人の間に男児が生まれなかったのも一因か)してまで家康の養女を継室として娶るなど、徹底して徳川方に恭順の姿勢を示し家康からの厚い信頼を得ていった。
関ヶ原の戦いでは恩人である竹中半兵衛の息子で幼馴染の竹中重門(余談だが彼も西軍からの寝返り組である)と共に東軍最右翼・岡山(丸山)烽火場に布陣。細川忠興・加藤嘉明らと共に三成軍相手に奮戦し、黒田の鉄砲隊が島左近を狙撃するなどの武功を立てる。
──しかし、彼が本領を発揮したのはむしろ本戦前の調略、西軍諸将に対する寝返り工作においてである。
官兵衛の代から交流のある吉川家・小早川家への根回しを担当し東軍へ引き込む、豊臣恩顧の将の中でも特に影響力が強く長政とは昵懇の仲である福島正則を説得し家康支持に傾けるなど謀略面でも徳川勝利に貢献した関ヶ原の立役者。戦後の論功行賞においてもこれらの功績は「関ヶ原の戦い第一の功労者」と大きく評価され筑前国約52万3000石を賜り、福岡藩初代藩主となる。

【人物像】
そこそこの背丈でキリリとした細身の武将。
勇猛果敢にして熟慮断行。愚直にして利口。情深くも冷徹。現実主義かつ合理主義。役目やお家の為なら私情を捨ててしまえる人物。未練はあっても後悔は少ないタイプ。
基本人懐っこいが仲良くできない奴とはとことん仲が悪い。表情豊かな反面、堅牢な外面により腹の底と地雷がとても分かりづらい。
髭が薄くおとなしめの顔立ちなのを威厳がないのではと気にしていて、絵師に「俺の肖像画は髭盛っておいて」と注文を付けたこともある。
スイッチの切り替えがはっきりしており戦場での荒々しさとは一転して、平素他人の前では出来るだけ穏やかな立ち居振る舞いを心がけている(※酒の席を除く)。根は結構短気で口が悪いが、うっかり要らんこと言うタイプの父親を間近で見てきたため発言は慎重派。
苦労性で不屈なポジティブ胃痛系ワーカホリック予備軍。何かと考え込むことが多く、つい眉間にシワが寄ってしまう癖がある。

人質時代に信長の怒りで一方的に処刑されそうになったこと、松寿丸の死の偽装のため同年代の子ども(一説にはその子は松寿丸の遊び相手だったとも)が死んだこと、半兵衛とその家臣が自分のために命を賭したこと。これらの経験から『自分の命は自分のものではない。自分の好きに使えるものではない』という一種の悟り、あるいは諦観を抱いている。率先して戦場に飛び込んで行く猪武者ぶりは、もしかしたらそれへの無意識の反発も少しはあったのかもしれない。「死ぬような目に遭うって、つまり生きてるってことじゃない?」
それに、なんとなくの感覚なので誰にも解ってはもらえなかったが。少なくとも半兵衛と交わしたある約束(正確には予言と言うべきものだが長政は約束と認識)が果たされるまでは生きているだろうと漠然とした予感があった。

サーヴァントとして。安楽の空に還ったはずなのに影法師は未だ浮世に迷い出るかと肩を竦めるが、死んだことで生前のしがらみや懊悩等を振り切って心身ともに多少は身軽になったことに密かに心踊っている。
マスターをこっそり値踏みしているタイプ。お眼鏡にかなえば彼は誠心誠意持てる能力をフルに使いマスターに天下、もとい聖杯を献じようと尽くしてくれるだろう。信頼が深まるとだんだん遠慮がなくなってズケズケものを言うようになる。彼もまためんどくさい黒田武士の一人なのだ。
ランサーでの現界だとテンション的には関ヶ原前後くらい。本人曰く、たぶん一番か二番目くらいにバランスの取れた精神状態(※別れた方の嫁の話題だけは振ってはいけない)。ただの武辺者だと侮っているとそこを突いて足元を掬ってくるあざとい男。「……関ヶ原の後はあまり使えなくなったんだよなぁ、この手」

自身の武勇伝を積極的に語らない点と、父親や家臣らとのやり取りの逸話の印象から一見自己評価は低そうに見えるがそうでもない。むしろ自身の戦功に関しての自負はかなり強い。ただ彼の身内にはストレートに褒めてくる奴がほとんどいないため、普通に打算なく直接分かりやすく褒めると戸惑う。
「父親に似てる」と言われると嬉しそうにする方の二代目武将。それはそれとして反面教師にはする。『如水の良い所は真似できなくても、せめて悪い所は真似るなよ』と長政は後年に自身の息子に語ったという。

(黒田基準では)平均的な酒飲み。酒癖はあまり良くなく、傾向は絡み酒。何で殿様が家臣と雑魚寝してんだ酒宴で何があったんだ酒宴で。
とても楽しそうに飲むのでついつい釣られて一緒にハイペースで飲んでしまう事故が起きがち。酔っていてもそうそう尻尾を出さないあたり本当に酔ってるのかちょっとあやしいという見解も。

○●○●○●○●

 

特技:人間関係の把握、酔っ払いの扱い
好きなもの:勉学と鍛錬、武器の手入れ、酒 電子遊戯ならSLGが好き
嫌いなもの:無為な休日、煙草、博打 
天敵:嫁(※別れた方)と奥さん(※再婚した方)、細川忠興、藤堂高虎
願い:己が為に命を賭すような戦いをしたい。(己の命が此度こそ自分のものであるという実感が欲しい)
【一人称】俺 公的な場では私とか某とか
【二人称】お前、アンタ、貴殿、あなた

【セリフ例】


【因縁キャラクター】

 



【制作・使用】
ザミエル作成者(一雨)◆ZQbF9tl7Xo

画像

ngms1.jpgngms2.jpg

  • 最終更新:2022-12-04 00:01:11