- 1123/05/25(木) 23:05:05
- 2二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 23:12:20
常設展示!?
- 3二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 23:18:31
わあい次スレ
- 4二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 23:27:51
- 5二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 23:30:31
立て乙ー ありがとう
- 6二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 23:31:00
まってました
- 7123/05/25(木) 23:34:02
- 8二次元好きの匿名さん23/05/25(木) 23:35:54
いつもお世話になっています
イナズマイレブンの時から追ってます実は - 9二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 00:04:33
改めて楽しみにさせてもらいます!!!
- 10二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 00:13:13
歴代のまとめも欲しいな
- 11二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 00:48:42
とりあえず前スレとさらに一つ前は確保してるけどそれだけだな
いくつあるのかも把握できていない - 12二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 01:00:16
- 13前スレの続き要素あり注意23/05/26(金) 01:34:30
「そん、な……?」
私達をモチーフにしたレースゲーム『栄光へのロード』。全国ランク2である私、マンハッタンカフェが──トレーナーさんに……負けました。勿論、”負けた方は何でも言う事を聞く”の約束も、そのままで。
「3連敗だけは、したくなかったんだ」
手心を加えたつもりは、一切ありません。勝負の世界、レースの世界──手加減などすれば、失礼千万。ですが……いえ、そんなまさか……
トレーナーさんの戦法には、心当たりがありました。全国ランク1、”Recordbreaker”──対戦相手を徹底的に研究解剖し、性能とメタを両立、その両輪で無惨に擦り潰す……コーチングの正体は──
「──……ライス、さん……?」
「えへへっ、正解。すごいね、カフェさんは。試合に勝って、勝負に負けちゃった──次のマッチングは、リベンジだねっ」
部屋に備え付けた炬燵から、ひょっこりと顔を出すライスさん。そのまま『ごゆっくり』とばかりに、一礼をし、去っていきました──え……気付かなかったら、この後の事も……?
「尻尾の毛繕いをしようか。ただし、声を上げてはダメだ」
──……そういう、ことですか。トレーナーさんの背後にいた幸せの熾天使が、魔王ルシファーの笑みを湛えたのが、見えました。
──……もう無理……です……メイクブラシ……擦れて……だめ……これ、以上は──もう……理性という手綱が……
「この返答はオーケーだ、毎日手入れしてるのか?」
「……──はい……毎日──欠かさ、ず……」
気付かれてはいけない。トレーナーさんが昼寝している時、かならず密かに尻尾を握らせていることだけは、それだけは……
「乱れやすいんだな」
ひゃいっ!? - 14二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 01:35:02
新スレ記念☆★☆マーベラス☆★☆
- 15二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 06:44:12
保守
- 16二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 10:19:00
新スレやったー!
- 17二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 10:48:20
- 18123/05/26(金) 11:01:58
- 19二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 12:45:10
『アリガトウ』
- 20123/05/26(金) 13:49:43
- 21二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 14:10:36
- 22二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 14:13:08
ナース服も……悪くはないのでは、と……思いますね……
- 23二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 15:24:46
- 24二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 15:26:10
- 25二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 20:02:54
つまりは彼シャツ…
- 26二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 21:49:19
いいですねぇ!!
- 27二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 21:54:06
- 28123/05/26(金) 23:15:50
- 29123/05/26(金) 23:17:25
- 30二次元好きの匿名さん23/05/26(金) 23:19:29
- 31123/05/27(土) 00:19:16
- 32二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 00:56:43
──……はあっ、はあっ……ふあぁ……
静寂を荒い吐息で打ち消し、タキオンさんの研究室にて。トレーナーさんが部屋で午睡している中、私、マンハッタンカフェは──これから、すごく悪い子になります……
無造作に打ち捨てられたような、タキオンさんの私服と白衣……”使用済み”なのは分かっていました。
制服を脱ぎ、それがさも自らの所有物かのように、堪能しゆっくり、私服と白衣へと着替えていきます……
タキオンさんの匂いが、袖を、首を通す度に無数に脳髄を揺り動かしていきます……充満する薬品に汗、女性の匂い……待っていましたとばかりに、理性が手綱を容易く手放しました……
──くんくん、くんくん……ソファにだらしなくもたれかかりながら、自身をもっと、匂いの虜にして──おや……ソファから、強い香水の匂い……?
当然、ただ座った程度では、ここまで付着しないものです……匂いは、CHANEL Chance Eau Tendre──誰もが知っているであろうブランド、定番の中の定番……トレセンでもどこかで、嗅いだ覚えがあります……
これは……不可能を覆す『チャンス』を追い求め続ける、シャカール、さんの……?ふふっ……このソファで、何の『実験』をされていたんでしょうね……?タキオンさん……
すべては欲望のままに、妄想と倒錯を、押し拡げていきます……『次』は……トレーナーさんの手を取りながら……左の頬を撫でてもらうところから……はじめたい、から……
目を閉じ、左頬を自らで押しながら──ふたりの匂いの檻に、自ら囚われていきます……ふう……すふぁ……直接、尻尾を撫で扱かれるより、ずっと……心地よくて……
「──除霊、終わりました……もう、気配もないかと」
「はッ、そンな事だと思ったンだ。オレに”掃除”を担当させやがる。タラシのタキオンが引っ掛けてきたンだろ?平均余命マイナスのバカをよ」
──霊は、色欲を極端に嫌がる……ですから、タキオンさんの私服にトレーナーさんを思いながらの『それ』は、隙間時間をぬっての、除霊行為です……本当、ですからね。
「コレで奴を、オレの実験材料に成り下げられる……考えただけで面白ェ。一つ借りにしとく、摩天楼の幻影さンよ」
……『解消できなかった分』は、午睡から醒めたトレーナーさんを絡め取って……愛の巣へと向かう足取りは、誰よりも軽やかで、強かでした── - 33二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 00:57:16
タキオンの服ルートはこうっ
- 34二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 06:10:56
「きょうもお疲れ様でした"先生"」
「お疲れ様カフェ君」
ここはとある病院の一室。本日の診断を終えて医師と看護師のマンハッタンカフェが部屋の片付けを終えたところであった。
「………先生、今日もチェックお願いします…」
「……分かった」
そう言って二人はベットのある隣の部屋へと移動する。病院は完全に消灯しており、2人がいる部屋の明かり以外は静寂と暗闇に包まれていた。
「んっ…」
「……体調に問題はないね」
向かい合い先生はカフェの頬を撫でながらそう呟いた瞬間、そのまま指で顎を持ち上げて唇を重ねた。
「んんぅ…!んっ…ちゅっ…じゅるっ…んれぇ…」
舌も絡め合う口付け。カフェも負けじと舌を這い回させる。呼吸が続くまで絡め合わせ、限界になれば口を離して呼吸を整えまた絡め合う。静寂の空間に貪る様な艶かしい水音が絶え間なく響いていた。
「ぷはぁっ…バイタルチェックも問題なし…でも顔が熱いね。どうしたのかな?」
「はあっ…はぁっ…分かっている…くせに…」
するとカフェは両腕を先生の後ろへ回し顔を耳元へ密着させた。
「そういう先生こそ…耳が真っ赤ですよ…バイタルチェック…失礼します」
そう言ってカフェは先生の耳を吸い付く様に舐め始めた。別の生き物の様に這い回る舌が先生の耳を確かめていく。
「こんなに真っ赤にして…どうしたのですか?調子が悪いのですか?それとも…バイタルチェックなんかで興奮しているのですか?」
耳元でねっとりとした声で囁くカフェ。
「えっち」
そうやって囁き、生々しい息を吹きかけ再びカフェは耳を確かめる。暫く続いた後、耳から口を離して再び互いの唇を重ねる。
「そろそろ…検温の時間だね」
「はい…分かりました…ちゅっ…んれぇ…」
そう言って唇同士のバイタルチェックを続けながら検温に不要な"もの"を外し始める二人。
そして不要な"もの"を取り外し終えた二人はそのまま——— - 35二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 06:11:11
「———っ!?」
目が覚めるとそこは自分の部屋。辺りは暗い為どうやら相当早くに起きた様だ。
「お友達…でしょうか…あんな夢を見せてくるのは…」
ため息をつきながら再び目を閉じるカフェ。そして先程の夢の続きを見ることになるのであった。
「おはよう…ございます…トレーナーさん…」
「お…おう…カフェ…」
軽めのミーティングを行うために早朝トレーナー室を訪れたカフェであったがお互い目を合わせると顔を赤くして気まずい雰囲気に包まれた。
「…その…もしかしてトレーナーさんも?」
「…やっぱりカフェもあの夢を…?」
気まずい静寂を破る様にカフェが口を開くとやはりお互いあの夢を見ていたようだった。
「おそらく…お友達の仕業です」
「そうかもね…でももしかしたらお互いが望んでることが無意識に夢に現れた…それをお友達が繋げたのかもしれないね…」
「———っ!?」
(そんな事…言われたら…!)
あの夢を思い出すだけで顔が熱くなるだけじゃなく、身体が疼いてしまうカフェは呼吸を荒くする。
「トレーナーさん…私…欲しいっ…」
「分かった…明日から連休だけど…今日外泊届け出せる?」
「……はい」
そう言って頷くカフェ。
そしてトレーニングを終えた後、二人の人影が紛れる様に夜の闇に消えていった… - 36二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 06:12:59
- 37二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 13:07:33
投稿乙です!
- 38二次元好きの匿名さん23/05/27(土) 20:45:54
乙乙
- 39123/05/27(土) 21:27:29
- 40二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 03:50:57
コレは触診の一種かな???
- 41二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 06:43:45
1的にはカフェトレは出なくても大丈夫なのでしょうか?
それ以外にもNGシチュあれば意図せず載せてしまうとお互い不幸なので教えて頂きたいです - 42123/05/28(日) 08:20:37
- 43二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 08:27:07
先日夢の中でブルマ姿のカフェに擦り寄られて抱き着かれました
現場からは以上です - 44二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 10:23:15
- 45二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 11:13:51
「──……ここは……」
足元にスパンコールの銀河と超新星爆発が見え、頭上は抜けるような碧天ながら太陽の姿はない。
マンハッタンカフェには心当たりがあった。生と死すら交ざり合う『境界』──
たまに他のウマ娘がうっかり迷い込んでしまうので、彼女らを助け出すのもカフェの出番ではあるのだが、今回はひとりだった。
景色に圧倒されず、ただ歩みを進める。『境界』の、あるきかたである。
「──トレーナー、さん……?」
そこにいたのは、私の大好きなトレーナーさん。
ですが、背格好は私より小さく……前に写真で見せてくれた幼少期の姿そのままでした。
絵本を小脇に抱え、俯いてあたふたする姿は──私の庇護欲を、シルクで擦り愛撫するようなもので……
「どちらさま、でしょうか?おあいしたこと、ありました?」
「──……『ぼく』は、ヒトのいてはいけないところに、迷い込んじゃった、の……──ここから出して、あげるから……『お姉さん』に、ついてきてくれるかな……?」
「うん!ついてく!ほんとのこというとね、ひとりぼっちで、こころぼそかったんだ」
──……『知らない人』に、ついていってはいけないんですよ?トレーナーさん……♡
「な、なんでえっ!わんわんないてたから、ばっちいよお……!んあっ!」
──……ゆるして、くれますか……?彼岸から此岸へ行くためとありもしない嘘をつき、有無を言わさず唇を徒に重ねました。
性も恋すらもシラナイ出濯うねんレ医のあナタに、ぽるのヲぶつけるわた死はみ肉く反れでモ砂緒で、蟻盧ママ。
きれい、キレイ、綺麗、奇麗、キライ、好き、梳き、隙、だいすき──繧上◇縺励◇縺。縺壹▲縺ィ縺?▲縺励g縺?繧医%繧後°繧峨b縺壹▲縺ィ
「おそよう……やけに幸せそうだったから、粗方やっといた。いい夢だった?」
漂う朝食の香り……南無三、です。今日の家事担当は私だったはず。ただ『もう少しだったのに』……怪異のありきたりな残滓の台詞の理由が、分かった気がしました──……トレーナーさんの、いじわる…… - 46二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 11:14:42
知らないお姉さんには気をつけよう!
- 47二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 20:16:49
かつてカフェトレはカフェにおいしくいただかれていた………?
- 48123/05/28(日) 20:24:39
- 49二次元好きの匿名さん23/05/28(日) 20:58:59
- 50二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 06:31:36
黒い服着てる子が白い服着るとイメージ大きく変わるよね
- 51二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 07:38:11
カフェの色んな服装への順応力の高さよ
- 52123/05/29(月) 07:51:47
- 53二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 09:34:58
様々なシチュエーションでも最終的にはトレーナーといちゃつくことばかりが頭を支配しているカフェは健康にいいと言われています
- 54二次元好きの匿名さん23/05/29(月) 19:38:09
自分の体に触れさせる女の子からしか得られない栄養素がある
- 55123/05/29(月) 20:06:05
夢の中でトレーナーとカフェが医師とナースになって、二人きり薄暗い部屋で自制心だけではどうにもならないほどイチャイチャするやつが見たいんですが、
>>34で模範解答みたいなSSが先出しされた手前、今更せびるのは卑しすぎるとは自覚してます。
ですが正直もっと見たい。もっと二人のイチャイチャを原稿用紙25枚分くらい見たい。
あと夢の中で色んなコスプレしながらイチャつくって、万能すぎないか?
というわけで完成です。
- 56二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 00:36:49
恋の病ってことですね?????
- 57二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 07:03:11
これは良い…
- 58二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 12:11:53
SS頑張ってみようかな…
- 59123/05/30(火) 15:51:57
- 60二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 21:28:32
かわよ!
- 61二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 22:17:32
「失礼します…トレーナーさん?」
トレーナー室へ入るマンハッタンカフェ。するとそこには仮眠用のベッドで横になり眠っているトレーナーの姿があった。
しかし何処となくトレーナーの顔には疲れの表情が浮かんでいた。
横を見れば書類の数々と先程まで仕事をしていた痕跡や栄養剤の空箱…それは彼女のトレーナーの多忙さを表すには十分であった。
「眠ってますが…だいぶ表情が辛そうですね…悪魔にうなされて無ければ良いのですが…私はどうすれば良いのでしょう…?」
ベッドにいるトレーナーを間近で眺めながら自身の無力さを嘆くカフェ。そんな事をふと思い続けているとトレーニングや日々の疲れもあり彼女もまた瞳を閉じていったのであった…
「ここは病院…?それにこの服装は…」
目が覚めると病院の一室の前。それにカフェの服装も普段の漆黒の勝負服とは真逆の純白のナース服に身「包まれているではないか。
辺りは真っ暗。電気も殆ど消えており道の先が見えないが目の前の病室からはほのかな明かりが見えており、その明かりに照らされた扉を見ると彼女のトレーナーの名前が一つ。
(まさか…嫌!そんなの嫌!)
一瞬最悪な展開を予想したカフェは意を決して扉を開く。扉を開くとベッドで横になってこちらを見ているトレーナーの姿がそこにいた。 - 62二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 22:17:50
「カフェ⁉︎どうしてここに⁉︎それにその服装…」
普段の彼女からは想像できない姿に呆気に取られるトレーナー。
「おそらく…ここは夢の中…この状況もこの姿も…意味があってでしょう…それよりも…」
「トレーナーさん…また無茶をしたんですね…眠っている姿も苦しそうでした…」
悲しそうな顔でカフェはトレーナーの方を見る。そしてそのまま近づくとトレーナーの腕を掴み、その手を自身の頬へ寄せる。
「トレーナーさんの手…暖かい…もしこの暖かさが無くなって…この手が冷たくなったら私…私!」
寄せたその手に涙が落ちる。感情の雫はトレーナーの心に染み渡った。
「ごめんな…このまま君を悲しませる所だった…ありがとうカフェ」
そうトレーナーはにこやかに微笑む。そんな彼を見たカフェは胸が熱くなると同時に決心する。
(何としても…トレーナーさんの心も身体も癒してあげたい…!)
でもどうすればと思っていたその時、トレーナーが時折目を逸らしているのが見えた。それにどこと無く顔も紅い。それがどの様な意味なのかはカフェにはすぐに理解できた。
「トレーナーさん…私のこの姿を見て何かいやらしい事を考えてましたね?」
「い…いや!そ、そんな事は…」
「図星ですね。でも嬉しいです…それにこの服を着ている意味もこれで分かりました…トレーナーさん、私がアナタの"疲れ"を治療します」
そう言ってトレーナーの顔に自らの顔を寄せるカフェ。
「方法は簡単です。私がトレーナーさんの"疲れ"を取り除いてトレーナーさんによく効く"薬"を塗るんです」
「成程…マッサージとか軟膏とか……ん⁉︎」
突如唇同士が重なったと思えば押し倒されるトレーナー。押し倒したカフェは唇を重ねながらトレーナーの"疲れ"を吸い取り、嚥下し、吸い取った疲れの分を埋め合わせる様に自らの舌で"薬"を塗り込む。
啜り、嚥下し、塗り込む。その単純なプロセスを繰り返しながら響き渡る水音と"疲れ"を嚥下する時の音と共にカフェの"治療"は長く続いていった。
彼女によればトレーナーの疲れは深刻であり、その"治療"は耳や首元、胸元にも及んだ。 - 63二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 22:18:15
「どうですか…?私の"治療"は?」
ふんだんに"疲れ"を取り除き"塗り薬"を使ったのだろう。ほのかな灯りに当てられて口元を光らせるカフェはトレーナーに問いかける。
「あぁ…確かに疲れが吹き飛んだよ…」
「それは何よりです。…気付けば明かりが差し込んできましたね…どうやら夢から覚める時です」
「そうか…ありがとなカフェ…目が覚めたらまたよろしく」
「はい、こちらこそ」
そうして夢の世界に光が満ちていくのと同時に二人も目を閉じたのであった…
「起きましたかトレーナーさん?」
「すまない。すっかり寝てしまったよ…こんなに遅くなって…」
目を覚ましたトレーナーは辺りを見回す。どうやらかなり長い時間を眠っていたらしく空も夕暮れ時であった。
「私は大丈夫ですよ。今日は許可も取りましたから。…それよりトレーナーさんの寝顔、心地良さそうな顔でしたよ。どんな夢を見ていたんですか?」
「……それはちょっと言えないかな」
そうはぐらかした瞬間、カフェがトレーナーを押し倒しながら耳元で囁いてきた。
「もしかして…こうやって私がトレーナーさんを"治療"をしていた夢ですか?」
「え…なんで……?」
「互いに同じ夢を知っている…そういう事です。それに…まだトレーナーさんには"疲れ"が残っていますね…」
「だからまた…私に"治療"をさせてくれませんか…?」
そんなカフェの問いかけにトレーナーは無言で頷く。
「ありがとうございます。…大丈夫です。夢の私に負けない様に…現実の私もアナタの"疲れ"を搾り取りますから…」 - 64二次元好きの匿名さん23/05/30(火) 22:21:26
書いてみたけど大分アウトだねぇ…
スレ主さんすまないねぇ…
不味いと思ったら削除お願いねぇ… - 65123/05/31(水) 02:24:01
- 66二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 06:44:45
メイドカフェ!メイドカフェじゃないか!
- 67二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 10:13:56
アニメ1期特別編でコーヒーについて説明するときつい早口になっちゃう給仕カフェが見られたはずだねえ
仲良しのユキノと山登ったりと内向的に見せかけて意外にもアクティブなカフェにわ……俺は惹かれたねえ!
- 68二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 18:43:48
似合い過ぎている……エッッッッ
- 69123/05/31(水) 19:18:49
やはりメイド服は良い……フリルを描かなくてはいけないのが難点だが
それはそれとして、『突然の土砂降りで濡れてしまったため着替えを探すと周りには出し物で使うメイド服しかなく、渋々着るカフェ。似合うはずがないと自嘲する彼女と対照的にトレーナーにベタ褒めされ満更でもない様子な彼女は興が乗ってメイドのロールプレイをし始め、トレーナーも面白がってそれに乗っかった。最初こそごっこ遊びのつもりだったが、カフェは様々な気配りをし、普段はトレーナーが自分でやるような雑務やルーティーンも自分で率先してこなしてくれた。流石にそこまでしてもらうのは申し訳ないと思ったが、それを止めようとすると彼女は「これが私の仕事ですので」と言い、しまいには彼女がソファに座り両膝を手でぽんと叩きいわゆる膝枕へと誘導しようとしてくる。恥ずかしいが最後まで付き合ってやろうとトレーナーが膝に頭を預けると、流れるように耳かきへと移った。耳かきの最中、ここまで至れり尽くせりだったことに謝罪しようとするが、カフェが耳へ息を吹きかけ黙らせると、いつも忙しいからこの時間くらいは何も考えずゆっくりしてほしかったと思いを吐露する。いよいよ観念したトレーナーが「こんなことをしてもらえる将来のパートナーは幸せ者だな」と軽口を叩くと、軽く笑みを零したカフェが耳元へ近づき、「私の身も心も、貴方のものですよ……ご主人様?」と悪戯っぽく囁く』作品はどこにありますか? - 70二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 20:57:38
かわいいねぇ!!!
- 71二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:56:55
きっかけは予期せぬ土砂降りだった。
トレーニング中に突如滝の様な雨に襲われてマンハッタンカフェはトレーナー室までずぶ濡れの状態でやってきた。
(更衣室もシャワールームも満員…トレーナーさんの部屋の備え付けのものをお借りしますね…)
そう言ってトレーナー室のシャワールームで身体を清め、着替えを出そうと横のクローゼットを開けた時、彼女の顔は某サイエンティストを見る時の形相へと変わった。
「………これしかないのですか?」
他にないかと抗う様に探すものの見当たらない。
(服が乾くまでだから…)
仕方なくその服を手に取り身に付ける。そして部屋に戻ったその時———
「全くひどい雨だよ…カフェも着替えてそろそろ来る時間かな………カフェ?」
「———ッ!」
トレーナーが部屋に戻るとそこには白と黒で構成され、スカートにフリルが付いた所謂メイド服を着た担当の姿がそこにはあった。
「そんなに見ないで下さい…私なんかが似合う服じゃないですから…」
「いやそんな事ない。凄い似合ってるよ…学園で絶対一位取れるって!」
彼女の着ているメイド服は学園祭の出し物で使用する服装である。無論、投票などはないのだが。
「そ…そうですか…ふふっ…」
(褒めてくれた…トレーナーさんが似合ってるって言ってくれた…!)
お世辞でもなく嘘偽りもない本心から飛び出た言葉にカフェは満更でもない面持ちであった。
「ふふっ…お帰りなさいませ、ご主人様」
そんなカフェは服を見せる様にクルリと回転すると、トレーナーの方へ向き直りお辞儀をした。
「ああ、今帰ったよ…流石はメイド長。完璧なお出迎えだ」
「光栄でございます。ご主人様、コーヒーを淹れて参りますのでお待ち下さいませ」
彼女のメイドの真似に乗るようにトレーナーも主らしく振る舞う。彼女が淹れたコーヒーはいつもながら素晴らしい味であり、時間を忘れる程であった。
「それでは部屋のお掃除へ戻りますのでごゆっくり」
「へ?いやそれは自分でやれるからさ」
「いえ、これはメイドとして…私としての性分なので。ご主人様はくつろいでくださいませ」
熱が入ったかの様に部屋の掃除を始めるカフェ。
(ノリノリだけど…なんだか申し訳ないな…)
そう複雑な気持ちでトレーナーが眺めていると掃除を終えたカフェが部屋のベッドに座り自身の膝を軽く叩き、こちらを見ながら微笑んだ。 - 72二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 22:57:55
(ここまで来たなら最後まで付き合うか…)
根負けしたトレーナーはカフェの膝に頭を乗せて横になった。それを見たカフェは嬉しそうに耳掃除を始めたのであった。
「気持ちいいですか?ご主人様?」
「気持ち良いな…だけどごめんカフェ。そんなつもりじゃなかったのに君に色々させてしまって…ッ!?」
彼女への謝罪を口にした瞬間、耳が艶かしい息に包まれた。
「…トレーナーさんはいつも私の為に無理をし過ぎなんです。だから今日ぐらいは何もかも投げ出してゆっくり休んで下さい」
「この服装は偶然ですけれど…いつかこうやってトレーナーさんに尽くしてみたかったんです…」
それは紛れもなくカフェの本心であった。
そんなカフェの心からの想いが伝わりトレーナーの目頭は熱くなる。
「ここまで想い、そして尽くしてくれるパートナーは幸せだろうな………ッ!?」
再び耳元に艶かしく絡みつく息が吹きかけられる。
「私の心も…この身体も…全て貴方のものですよ………そして貴方が今望めばこの心も身体も今すぐ捧げて…貴方のなすがままなのですよ…?さぁ…私に命じてください…ご主人様…」
そう耳元で囁くカフェ。そんな妖しき手招きに応じたくなるがトレーナーはそれを堪えてカフェに答える。
「ならその言葉への答え…卒業式まで待ってもらえないか?もしその時に君がその言葉を覚えていてくれるなら…」
「ずるいです…そんなこと言われれば忘れられる事なんてないじゃないですか…だから楽しみに待っていますからね、トレーナーさん」
そう目から想いの雫を流しながらカフェは優しく答えるのであった。
そして卒業式———
二人の陰が桜道を隣り合って歩んでいき、そして満開の桜の下で向かい合ったその二人の影が重なるのはまた別の話。 - 73二次元好きの匿名さん23/05/31(水) 23:01:08
お客様こちらでよろしいでしょうか?
余談
後日トレセン学園の学園祭でメイド服を身につけたカフェはトレーナーの言う通り注目の的であった。
「これが本当のメイドカフェだねぇ」
とニヤけた顔で揶揄ってきた某サイエンティストは
無事コーヒー漬けにされたそうな。
- 74二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 06:59:22
この恥じらいさがまた良いよね
- 75二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 09:25:15
──傘もささずに、歩いていた。
真昼に差す、横殴りの土砂降り。例え僅かな距離の移動でも、マンハッタンカフェとそのトレーナーの熱を奪い、衣類を使いものにならなくするには充分だった。
まだトレーナー室には程遠く、ずぶ濡れのまま室内を徘徊する訳にもいかない。空き部屋の中、思案に暮れていると──
「……──着ません、から」
俯きがちなカフェの、視線の先──演し物か何かで使われた給仕服。洗って返せば……いや、おそらく理由は別にあるのか?しかし寒さには勝てなかったのか、渋々給仕服へと着替えてから──カフェとの生活が変わった。
「……──おはよう、ございます……”ご主人様”」
あの時褒めちぎったのが、嬉しかったのだろうか?カフェは給仕服で私を起こし、コーヒーを煎れてくれるようになった。雑務から、果てには膝枕から耳かきまで……
「こんなことして貰えるなんて、将来のパートナーは幸せ者だな」
……──へたれ……
第1感想は、それでした。夢の中で欲望のままに私、カフェを……メイドさんにしながら……いい感じのときにクソボケ発言ですか──
……そのやりきれなさは──ある種の呪いとなり、『お友だち』の手を借りずとも、トレーナーさんの『夢の中のカフェ』の身体へ、入れました。やる事など、決まっています……
「!!!?」
まどろっこしいのは、なしです。徐ろに顔を近付け、いたずらに息をふーっと、耳にかけてあげます。これが好き、でしたよね?私も、耳をいじくられるの、好きなんですよ……?
勿論謝罪の時間など、あげません。続けざまに囁きを、受けてもらいます。
「身も心も、貴方のものですよ……ご主人様?」 - 76二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 09:27:15
遅れてしまってもメイドカフェなんぼあってもいいものだからねえ!
- 77二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 12:18:47
すばらしいねぇ!
- 78123/06/01(木) 13:26:43
- 79二次元好きの匿名さん23/06/01(木) 22:36:19
メイドになったはいいが珈琲を淹れるのも膝枕も耳かきも普段からやってるから何したらいいか2人してちょっと悩むバカップルトレカフェがいると聞きました
- 80二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 06:09:33
- 81二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 07:04:39
アカン!トレーナーが尊さのあまり倒れてしまう!
- 82二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 09:05:29
かんたんカフェも可愛いねぇ…
- 83二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 12:18:27
すばらしいねぇ
- 84123/06/02(金) 12:45:55
- 85二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:41:23
月日は経ち、ここはトレセン学園の近くにある小さな喫茶店。
そこにはかつてレースを駆け抜けその名を轟かせたウマ娘とそのトレーナー夫婦が店を切り盛りしていた。
静かで小さい喫茶店だが人気の店であり現役の生徒やトレーナー、学園関係者などが頻繁に足を運び、悩み相談や昔の話など憩いの場として有名であった。
「今日もお疲れ様」
「ええ、今日も様々な方が沢山来られましたね」
閉店の看板を掛け、一息をつく様に椅子に座る夫に妻は淹れたてのコーヒーを机に置く。
「しかしもうこの季節か…あの時を思い出すな…」
「もう…本当は恥ずかしかったんですからね」
二人はコーヒーを飲みながらカレンダーを見てあの日の思い出を語り出す。
「それでもあの日があったから今の自分達がいるんだ。だから今となっては大切な思い出だよ」
「そうですね……少し席を外しても良いでしょうか?」
そう言って妻は急ぎ足で自分の部屋へと入って行った。不思議そうに首を傾けている夫の前にあの時のメイド服を纏い戻ってきた妻。大人の妖艶さを醸し出す彼女のその姿は絵画や彫刻すら適わない美しさであった。
「どうですか?あの時の私と比べて」
「あの時も似合ってたけど今はもっと似合ってるよ…明日はその服で…なんてね」
「ふふっ…考えておきますか。でも着るのは別のメイド服ですよ?」
「ほう、それは何故かい?」
「だってこの服で尽くしたいのはご主人様(あなた)だけなんですから…」
顔を紅くさせながら微笑む妻。そんな妻の手を取り夫もまた微笑む。
「愛してるよ、カフェ」
「私も、愛してますよトレーナーさん」
メイド服が紡いだ二人の未来。そんな二人の未来を見守る様に、あの時の二人の写真が静かに優しく見守っていた… - 86二次元好きの匿名さん23/06/02(金) 20:45:58
後日談が見たいとおかわりをされた気がしたので
余談
後日(あの服とは別の)メイド服を着て仕事場に立ったカフェの姿は評判となり、かつての学園祭の話を聞いた生徒達が一目見たいと押し寄せた。
「ふぅん。メイドカフェ開店だねぇ。私に紅茶を出しておくれよ」
と面白そうにしていたサイエンティストはあの時と同じ様にコーヒー漬けにされたのであった。
- 87二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 00:00:14
>>69の概念で書かせていただきました
長くなったので別にスレを立てています
スレ主さんの絵が好きでこっそりと応援し続けています、頑張ってください
(SS注意)メイド服を着たカフェに耳掃除をしてもらう話|あにまん掲示板 突然の滝のような大雨。 トレーニングを終えたばかりの私とトレーナーさんは慌ててトレーナー室へと避難する。 タオルで身体を拭うものの、汗と雨に吸ったジャージと体操服はどうにもならない。 急激に冷える身…bbs.animanch.com - 88123/06/03(土) 02:27:06
- 89二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 08:06:12
投稿乙です!
- 90二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 13:30:44
- 91二次元好きの匿名さん23/06/03(土) 20:43:59
かわよ!
- 92123/06/04(日) 00:21:54
- 93二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 06:55:55
先ほどまで仲睦まじかったメイドさんが息も絶え絶えになるとは……ご主人様は一体どんな惨い責め苦を与えたのでしょうか(すっとぼけ)
- 94二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 09:19:15
あの日以来、二人ははトレーニング後や休日などの時間にメイドとご主人様ごっこを続けていた。
「あの…トレーナーさん…」
「何だいカフェ?」
ある日カフェが目を泳がせ恥ずかしそうにトレーナーに尋ねる。
「その…この前小説を読んでいたのですが…そこにはご主人様がメイドを…"お仕置き"をしている場面がありまして…あの…もし良かったら私にも…なんて」
突然の提案にトレーナーは唖然とした。おそらくその本というのはその手の本なのだろう。それは駄目だと諭そうと思ったトレーナーだったが、どうやら彼女は本気のようだ。
「分かった…でも嫌だったらすぐに言うんだよ」
それを聞いて無言で頷くカフェ。
しかしこれから起こる未知なる刺激が如何程のものか彼女はまだ知る由もなかった…
「…………ッ」
「さてどうしてこうなっているか君には分かるかね?」
普段より強めな語気で話しかけるトレーナー。その目の前には両手を縛られ目隠しをつけられたメイド姿のカフェが立ち尽くしていた。
「はい…私は…ご主人様のズボンに…コーヒーを溢してしまいました…」
「よく分かってるじゃないか」
そう言ってカフェの後ろへと回り込んだトレーナーは突然カフェの尻を叩く。
「いぃっ!?」
「全く…部屋着だから良かったものの…これが仕事着だったらどうしてくれたのかね?」
そう言いながら打擲を続けるトレーナー。最初は躊躇いがあったものの彼女を縛っているという征服感からか次第に勢いが強くなっていった。
「んんっ…んっ!」
しかしそれはカフェも同じであった。普段あり得ない状況で人が変わったかのようなトレーナーの演技に恐怖心があったもののトレーナーに躾けられているという事がその恐怖心を別物へと変えていった。
「どうした?そんな声をして?まさか叩かれるのが好きなのか?」
「んひィッ!?」
そう言ってトレーナーが突然尻尾の根元を強く握るとカフェは素っ頓狂な声を上げる。そんな彼女を尻目にトレーナーは掴んだ尻尾を更に強く握り締めたり、掴んだままグリグリと動かしたり、指で根本をさするようにしていた。そして反対側の手を首元に回し指でなぞり続けていた。 - 95二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 09:19:38
「またそんな声を出す…やっぱり気持ち良くなっているんだろう?」
「も…申し訳ごさいま……んむっ!?」
謝ろうとしたカフェの口を塞ぐようにトレーナーの2、3本の指がカフェの口に捩じ込まれ別の生き物の様に蠢く。そしてそのままトレーナーはカフェの耳を口に含み吐息と舌の刺激をお見舞いする。
「これではお仕置きの意味がないじゃないか…とんだメイドが居たものだな!?」
「んくっ…ふうっ…」
「変態マゾメイド」
「——————ッ!!!!」
その一言がトドメだったのだろう。許容できる刺激の限界を超えたカフェは身体を弓のように反りかえさせると力が抜けた様に床にへたり込む。トレーナーはそのままソファの上に座り込み、呼吸を荒げている彼女に憐憫を込めた言葉を投げかける。
「"お仕置き"はもういいか…メイドなら分かるよな?」
「はぁっ…はぁっ…はい…このマンハッタンカフェ…ご主人様に誠意を込めて"ご奉仕"致します…」
そう言ってカフェはトレーナーの方へ近づいていったのであった…
「大丈夫カフェ?」
「はーっ…はーっ…はい…大丈夫です…」
それから長い時間が経ち、カフェは顔を赤らめ息も絶え絶えにベッドに座るトレーナーにもたれかかっていた。
「ごめんな…流石にやり過ぎたよ…」
「いいえ…アナタが謝ることではありませんよ。私も最後は勢いに乗ってましたから…」
「まさかあんなに乱れるとはね…やっはりコレが好きなのかい?」
そう言ってトレーナーはカフェの耳元で囁き尻尾の根元をまた強く握る。
「んひゃぃ!好きです!私はご主人様のお仕置きも、謝罪の誠意ご奉仕も大好きな変態マゾメイドです!」
「スイッチが入ると切り替わる様になったね…まぁ君が好きならまたするけどさ、こういう休みの日で自分の家の様に誰にも見られない場所とかじゃないとね」
「はい…またいつか、よろしくお願いします…」
そう言って蕩けた顔でカフェは答える。
すでに外は夜の帳が下り、月だけが二人を無言で見つめていた。 - 96二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 09:20:31
- 97123/06/04(日) 17:29:14
- 98二次元好きの匿名さん23/06/04(日) 20:39:56
投稿乙だねぇ!
- 99123/06/05(月) 00:36:30
- 100二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 02:39:38
青い夜空に浮かぶ、幻想的な模様。
そこには人影はなく、地平もない、ただ虚無の広がっていく空間。
良く見れば空に浮かぶは大きな時計、針はゆっくり、ぐるぐると廻っている。
雀がチュンチュン言葉を交え、犬がわんわん家から飛び出す。
「そっか……もう…………こんな時間なんだね」
それは懐かしい光景。
不思議で、不気味で、それでいてとても綺麗な風景。
私はこんな世界が大好きで、そのイメージに繋がるグッズを集めていた。
……“お友だち”はそこまで、好みではなかったみたいだけど。
今でも、この世界は煌びやかな宝石のように、とても輝いて見える。
でも、今はそれほど、この世界にずっと居たいとは、思わなくなっていた。
それはきっと――――もっと居たい世界が、あるから。
「うん……起きなくちゃ」
この世界には、誰もいない。
けれど、アナタの存在は、ずっと強く、感じられている。
私は深い海の底から浮き上がるように、意識を覚醒させていった。 - 101二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 02:39:59
ぱちりと目を開ければ、そこには気持ち良さそうに眠る彼の姿。
その端正なお顔が息がかかりそうな距離にあって、私は思わずドキリとする。
……もう、こうして夜を過ごすのも何度目かわからないのに、未だに慣れない。
毎朝のようにドキドキして、恥ずかしくなって、それでも嫌ではなくて。
気づけば、顔を緩ませている自分が、そこにいる。
「ふふっ……こんなに私の胸を高鳴らせておいて……アナタは暢気ですね?」
我ながら理不尽な物言いをしながら、彼の両頬をぷにぷにと弄ぶ。
骨ばっていて、それでいて柔らかくて、伸び始めている髭がちくちくとする。
さすがの彼も呻き声を上げて身じろぐも、まだ目を覚まさない。
……もう、仕方のない人ですね。
私は彼に抱き着くように身体を密着させて、耳元でそっと囁いた。
「……アナタ、起きてください、もう朝ですよ?」
一瞬、彼の身体がぴくりと反応し、寝息が止まる。
けれどすぐに、寝息は音を奏で始め、彼の両手が私の背に回された。
そのまま抱き枕のように、ぎゅっと、私の身体を抱きしめる。
わざとらしいほどの、寝ぼけた動き。
暖かく体温が伝わって、優しい匂いがして、私もこのまま包まれていたくなる。
だけどそれでは彼も遅刻してしまうので、私は最後のカードを切ることにした。
「今日は甘えん坊さんですね、『トレーナーさん』?」
懐かしい響きに、彼は思わず目を見開いた。
直後、しまったと苦笑するアナタの顔に、私は微笑みを向けながら言葉を紡ぐ。
「おはようございます……イタズラはめっですよ……アナタ」 - 102二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 02:40:13
焼けたトーストの匂いと、立ち昇る珈琲のアロマ。
そこに瑞々しいサラダとカリカリのベーコン、スクランブルエッグを添える。
お互いに、朝はパン派。
現役時代の生活から朝ごはんの重要性は理解しているので、しっかりと準備をする。
「それでは、いただきます」
お互いに向かい合って、両手を合わせ、挨拶を口にする。
私は彼が何かを口にするのを、じっと待っていた。
……これは、彼と一緒に暮らすようになってからの、私の悪癖。
作った食事が彼の口に合うのか、未だに不安になって感想を待ってしまう。
今日作ったものなんて、よほどのことをしなければ味に差などでないはずなのに。
そんな私の心境を察して、彼はまず全てのメニューを口にして、にっこりと微笑む。
――――今日も、どれも美味しいよ、カフェ。
その言葉に、私の心はパァっと明るくなる。
ああ、彼のこの言葉を聞かなければ、朝が来たという気がしない。
……実のところ、不安というのは建前で。
彼に褒めてもらいたいのが、本心なのに薄々気づいている。
けれど、それを矯正する気には、まるでならなくて。
「ありがとうございます……♪」
今日の夜は、明日の朝は、もっと腕によりをかけよう、そう思うのであった。 - 103二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 02:40:28
食事を終えて、少しだけまったりとした後、彼の出勤時間になってしまう。
玄関先まで共に行き、鞄とお弁当箱を手渡すと、彼は私に向けて両手を広げた。
――――これは、私と彼の、毎朝の習慣の一つ。
私が引退し、卒業し、彼と結ばれた後も、彼はトレーナー業を続けている。
マンハッタンカフェというウマ娘を育て上げた彼の実績は、色んなウマ娘を引き付ける。
その後も結果を出し続けていて、彼のトレーナー人生は順風満帆そのもの。
しかし、その職業柄、帰宅する彼の身体からは他のウマ娘の匂いが纏わりついていて。
私はそれに対して、地獄の業火のような嫉妬心を、めらめらと燃やしてしまう。
ああ、こんなに、私が独占欲が強いだなんて、思ってもみなかった。
……そんな独り言をしていたら、“お友だち”が鼻で笑ったのを覚えている。
しかしトレーナー業をやめろなんて、言えるわけがない。
それを否定するのは、私達の紡いできた絆を否定するのと同義だから。
だから、これは折衷案。
「では……失礼しますね」
私は両手を広げた彼の身体に吸い寄せられるように、抱き着いた。
朝の時よりも強く、深く。
彼の肉感を、彼の熱量を、彼の芳香を、貪るように求める。
そして、彼の身体にも、私の肉感を、私の熱量を、私の芳香を伝えていく。
彼は、私のものなのだと、周囲に知らしめるために。
いわゆる、マーキング。
まるで野生動物みたいな行為だが、この瞬間の至福のひと時だった。
勿論、夜の時間も素敵で、甘美な時間だけれど。
この朝の行為にはどこか背徳感を感じて、ついつい熱が入ってしまう。
時計を意識していなければ、永遠に続けてしまいそうなほどに。 - 104二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 02:40:43
「…………もう時間ですね……ええ、とても残念です」
そう言いながら、私は渋々彼から離れる。
こっそりすんすんと鼻を鳴らせば、彼の匂いが私に染み付いているのがわかった。
そして、彼の身体にも私の匂いが染み付いているのがわかって、思わず笑みが零れる。
「晩御飯は豪勢にしますので……楽しみにしてください……私も愉しみにしますから」
私の言葉に彼は頷いて、背中を向けようとした。
いけない、大事なことを忘れている。
彼の手をとり、その動きを制止して、私は声をかけた。
「アナタ、忘れ物ですよ」
私の言葉に心当たりのない彼は、不思議そうに首を傾げた。
もう、本当に仕方のない人ですね。
私は軽く目を閉じて、彼の視線に合わせて上を向きながら、唇を突き出す。
そして、口元を人差し指でトントンと、軽く叩いた。
その姿を見て、彼は思い出したように手を叩いて、そっと唇を重ねる。
「んっ……ちゅっ……」
短く、浅く、何度も唇を触れ合わせる。
本当は深く、長いのが好みなのだけど、それをすると止まらなくなるから。
ぴったり10回で、お互いに顔を離して、赤くなった顔を見合わせる。
さて、もう引き留めてはいけない。
本当に名残惜しいし、出来ればずっと居て欲しいけど、ちゃんと見送らなきゃ。
私は――――アナタの、奥さんなのだから。
「はい、いってらっしゃい……アナタ♪」 - 105二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 06:46:38
- 106二次元好きの匿名さん23/06/05(月) 12:17:28
素晴らしい…!
- 107123/06/05(月) 20:22:37
結局ポニテとエプロンがいいかなという結論。そろそろ取り掛かります。下書きまで行けると良いな
こんな素晴らしいSSを出されてしまったからには、こちらも相応のお返しをせねばなるまい……暫しお待ちを
- 108二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 00:34:52
ことこと……不慣れなポニーテールをかき上げ、じっくり、じっくりかき混ぜ、煮ていきます。
──トレーナーさんは、少し……頑張り過ぎなんですよ。
栄養ドリンクに、固形バー……確かに、栄養素は足りているかも知れません。
ですが食事とは、視覚や嗅覚、それに聴覚……過ぎゆく時間と過程をも、愉しむものです。
……──ですから……私、マンハッタンカフェが、トレーナーさんの……朝食を作りに、行きますね。
(それが私の思い付いた精一杯で)
(『アナタ』に近付く方法だと分かってしまったから)
(『アナタ』の優しさに、私のずるさで寄っかかることを、許してください)
トレーナーさんが快く受け入れてくれた時、私の──が、ふっと……軽くなった気がします。
気まぐれでは、ない……ですよね?
私は……本気で、好きになってしまいました──
「──おはようございます、『あなた』」
……──ふふっ、これでは……通い妻、ですね。 - 109二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 00:35:27
人妻感……クリークっぽさ?
- 110123/06/06(火) 01:03:35
- 111二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 06:46:25
- 112二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 07:21:30
かんたんカフェも可愛いね
- 113二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 12:02:46
スレ主の絵可愛い…
みんなSS凄いなぁ… - 114二次元好きの匿名さん23/06/06(火) 20:59:05
かわよ!
- 115二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 00:23:10
夫の帰りが大雨で遅くなって無事かどうか気が気じゃなくて帰ってきた時に泣きながら抱きついてくる新妻カフェ概念
- 116123/06/07(水) 00:27:40
- 117二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 01:12:27
- 118二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 06:43:45
- 119二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 07:47:18
いいねぇ…
流石スレ主とカフェだねぇ… - 120二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 12:36:55
すばらしいねぇ!
- 121二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:00:34
外は滝の様な大雨。夜の帳が下りた中、雨が打ち付ける音が外の様子すらも遮断する。
「遅いですね…」
マンハッタンカフェはコーヒーを飲みながら夫の帰りを部屋で待っていた。
"大雨で遅くなる"と連絡が来たので"分かりました"と返信をしてはいたのだが、そこから連絡が途絶えたままである。ニュースを見れば通信が繋がらない声も出てきている様であった。
「大丈夫でしょうか……電波が繋がらないだけですよね…」
大雨の音と定間隔で音を刻む時計の針が部屋に鳴り響き、それがカフェの焦燥感を煽り立てる。
「コーヒーが冷めてしまいますね…」
そうして再び冷めかけのお湯を温めようとしたその時、部屋が暗闇に包まれた。
「停電……?ひっ!?」
停電と同時に鳴り響く雷の音。
普段なんともないと言えば嘘であるが、雷で取り乱す事は今まで無かったカフェは床にへたり込み、そしてうずくまる。
「早く…早く帰ってきてください…私…わたし…」
あの人が居ないとこれほどまでに心細いのか、もしあの人がこの大雨で流されてしまったら、そんな事がカフェ頭を駆け巡る。気付けばその瞳から外の雨にも負けない涙が流れ落ちていた。
———その時である。 - 122二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:00:52
「ただいまカフェ!遅くなってごめん!」
不安と静寂に包まれた空間を引き裂く様に夫が帰ってきたのだ。その声を聞いた瞬間、カフェは玄関へと駆け出しその勢いのまま抱きついた。
「あなたっ!あなたっ!…よかった…よかったぁ…」
「ごめんね、心配かけて…大丈夫。どこにも行かないから」
張り詰めた思いが解き放たれたかの様に抱きしめながら嗚咽を止まらないカフェ。泣き止まない彼女に夫はその顔を近づけて唇を落とす。
その口付けはカフェの心に熱を注ぎ込む様に長く深くそして熱いものであった。
唇が離れ愛情の橋が二人の間に掛かる。
「まだ…足りません」
一度離れた顔をその腕で再び寄せるカフェ。目と鼻の先にいる愛しい人の目を見つめ耳元で優しく妖しく囁く。
「停電してますから…ご飯もお風呂も難しいでしょう…あなたは明日休みですよね…?」
「私…怖かったんです。この雨で貴方に何かあったらと思うと震えが止まりません…」
「だからお願い…この心の埋め合わせを…して?」
未だ止まず勢いも衰えない大雨。しかしそれにも負けない二人の愛が響き渡るのであった… - 123二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 21:01:28
>>115で概念投げただけだとアレなので投下
- 124123/06/07(水) 21:42:40
- 125二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 23:37:56
「今更ながらそのセーター、良く似合っているね。新婚のようだよ」
「……新婚、ですからね」
繁華街から少し外れた、いわゆる隠れ家と呼ばれることの多い小さな喫茶店。
旧友のアグネスタキオンからの冗談にも、マンハッタンカフェは動じることなく、コーヒーを一口。
「前までは顔を赤くしていたはずなんだけどねぇ。余裕、かな」
「ふふ、どうでしょうね」
今までこういったイジり方をされた時には顔を真っ赤にしていたはずのカフェは、既婚者の余裕とでも言うように軽く受け流す。
それを見て、タキオンもやれやれとわざとらしくため息を吐いて、残っていた紅茶を飲み干した。
「そろそろ、帰らなくていいのかい?」
「……あ、そうですね。あの人、そろそろ帰ってくるので……」
カフェは左手の時計を見て、最後の一口を飲み干す。しかし、立ち上がろうと鞄を持ち上げる手が止まる。
「あの、タキオンさん」
「うん?」
「その……これ、本当に、似合っていますか……?」
恐る恐る、タキオンにそう尋ねる。その時の彼女は、既婚者の余裕など全く見られない、少女のようなものだった。
「もしかして、それが気になってたのかい?」
「……」
「彼にもまだ、見せたことがないのかな?」
「…………」
「─ふふ。また顔が赤くなっているよ、カフェ」
彼女は赤くなった顔を隠すように、空になったコーヒーカップをわざとらしく傾けた。 - 126二次元好きの匿名さん23/06/07(水) 23:38:14
ちょっと趣向変えた感じで1レスSS支援なの
- 127123/06/08(木) 01:43:02
なんとか下書き終わった……いや本当に大変……
でも思いのほか癖に刺さったのでなにがしでも完成させます。
ところで『トレーナーを玄関で見送るとき得も言えぬ寂しさを感じ無意識に袖を握って引き止めてしまうカフェと、それを察して彼女の頬に優しく手を添え愛を囁き「明日は休みだし家に帰ったら二人でゆっくり過ごそう」と言うカフェトレ、そしてそれを聞いて安心したカフェが最後にキスをしたいと言うので互いに顔を赤くさせながら唇を重ねると、想定外に彼女が上手なせいで腰砕けになってしまったトレーナーの耳元へ追い打ちするように「今夜……愉しみにしてますよ」と魅惑の囁きをするカフェ』の在庫はありますか?加えて『その今夜、張り切りすぎてトレーナーをグロッキー状態にさせてしまい朝チュンの中一人で顔を覆い猛省するカフェ』とかもあると嬉しいです
良いっすねぇ~。トレーナーからしたらカフェが何着てもはなまる満点なのに、本人の自己肯定感の低さが邪魔をして自信を持てないカフェも良いなぉ
トレーナー本人がなんというか楽しみだねぇ
- 128二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 06:59:50
素晴らしいねぇ…カフェトレも羨ましいし、スレ主の絵のうまさも羨ましいねぇ…
- 129二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 12:38:00
いいですねぇ!
- 130二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 20:46:53
かわよ!
- 131二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 21:55:53
「それじゃカフェ、行ってくるよ」
「はい、行ってらっしゃい」
そう言ってカフェの元トレーナー改め夫は玄関のドアノフに手をかけ外へと出ようとするが身体が動かない。何かに引っ張られているのを感じて振り向くと袖を強く掴んで子犬の様に寂しそうな顔をするカフェの姿がそこにはあった。
「あなた…オイテイカナイデ………っ!?私は何を…」
どうやら無意識に身体が動いていたのだろう、思わず手を離し顔を赤らめて俯くカフェ。そんな彼女の頬に彼は自分の手を添える。
「心配しないで、離れても心は一緒。それに君が自分の帰る所、そして全てなんだから」
「それに明日は休み、更に連休だ。だから帰ってきたら二人で一緒に過ごそう」
そんな彼の囁きを黙って聴いているカフェ。次第にその顔は赤く蕩けていき、その眼にはうっすらと涙が溢れていた。
「ならあなた…キス…して下さい」
「そうすれば私のこの寂しさも消えますから…」
「……そうだな。じゃあ…んんっ?」
驚くのも無理はない。何故なら顔を赤らめた二人が唇を重ねた瞬間、カフェが両手で彼の顔を固定してきたのだ。そしてそのまま彼の口まで愛する様な口付けを行い顔を離す。
その刺激に腰砕けたのかドアに寄りかかる夫の耳元で「今夜…楽しみに待ってますよ…」と囁くカフェ。
一瞬の間が空いた後、我に帰った夫は改めて仕事へ向かう。
(学園の他の子にも分かる様に…マーキングですから)
そう微笑み彼を見送るカフェであった。 - 132二次元好きの匿名さん23/06/08(木) 21:56:12
「ただいまカフェ……カフェ?」
「あ…あなた…はあっ…お…お帰りなさい…はぁっ…」
いつもの様にお出迎えをするカフェだが様子がおかしい。顔は紅く色付き、呼吸も荒い。よろよろと歩き寄る姿を見て彼は駆け寄る。
「大丈夫か!?熱は!?」
「いいえ…心配ありません…もう…我慢できない…っ」
その言葉を聞いて彼は気が付いた。自分が帰ってくるまでの間に彼女が自分の熱と疼きを抑えようとしていたという事に。しかしそれは返ってそれを助長させてしまったのであった。
「あなた…ご飯にします…?お風呂にします…?それとも…はぁっ…はあっ…わた———」
「そんなの決まってる」
その直後二人の唇が重なった。
今朝のお返しと言わんばかりに彼がカフェを口を貪り、それを啜る。ここも自分のものだと主張する様な激しさにカフェの力が抜けていく。
そんな彼女を逃す彼ではなく、両腕を体に絡ませ逃さない様にし、その手は蠢き彼女の熱と疼きを更に激しくする。そしてそのまま廊下を進んでいき、二人の姿は寝室へと消えて行った———
翌朝———
まるで獣が暴れ回った様な寝室に二人がいた。
「わ…私とした事が…」
シーツを抱きしめながら顔を赤くするのはマンハッタンカフェ。その横には力尽きた様に横になっている彼女の夫が眠っていた。
「ウマ娘の力であってもアレはギリギリでした…んんっ…」
力尽きているとはいえ、彼女を限界近くまで上り詰めさせたあの夜の事を思い出す度に夫との愛の証が疼く。
「でも…疲れていたのに…無理をさせて…」
普段でさえ過酷なトレーナー業である。疲労困憊な中、更に無理をさせてしまったとカフェは後悔する。
「そんな事ないよ」
「へ?あ、あなた?…きゃっ!?」
突然声が聞こえたと思えばカフェの身体は夫の方へ引き摺り込まれ抱きしめられていた。
「昨日の朝言ったろ?君が自分の全てだって。だから君と一緒にいれる時が自分の幸せなんだ」
「あなた…」
「それに…今日から連休。学園もその間閉まっているし、生徒も休みだ。………どうする?」
その答えにカフェは無言で唇を重ねて答えるのであった… - 133123/06/09(金) 02:53:21
- 134キスだけだから健全!健全です!23/06/09(金) 04:28:05
- 135キスだけだから健全!健全です!23/06/09(金) 04:28:15
***
いつの頃からか、私はトレーナーさんとキスをするようになった。
もちろん言い出したのは私からで、当初トレーナーさんは難色を示していた。
当然だ。学園の生徒である私と、その指導者であるトレーナーさんが学内でそういう行為をするなど、バレれば大問題だ。
それでも、私は引かず、私に引く意思がないことを理解したトレーナーさんは根負けしたのか、「俺は悪い大人だ」と言ったのだ。
それからだった。
夕暮れの、屋内に人気を感じなくなる黄昏時。
昼と夜の間の、ほんの少しの狭間の時間。
鍵をかけた密室の中で、私たちは束の間の逢瀬を重ねていた。
唇を合わせ、舌を絡ませ、体液を混ぜ、二人の熱を交わらせる。
貪るようにトレーナーさんを求めたせいか、最初は「食べられるかと思った」なんて言われたこともある。
恥ずかしくはあったが、それでも、トレーナーさんを求める熱が衝動となり、突き動かされる私が止まることはなかった。
数回も繰り返すと、慣れてきてお互いに思考する余裕ができたのか、見つめ合う時間も増えた。
荒い呼吸を繰り返し、瞳を合わせる。
言葉にはしない。……まだ、できない。
そんな想いを、伝え合った。 - 136キスだけだから健全!健全です!23/06/09(金) 04:28:33
***
そんな日々に変化が訪れたのは、ルームメイトが持ってきた一冊の雑誌がきっかけだった。
「これがシチーガールのとれんどでがんす!」
都会に溶け込もうと奮闘する彼女が、愛読している女性向け雑誌。
メイクやファッションを中心に、時事や流行、男女の話が載っていた。
案の定、男女の話の記事のページになると、
「わひゃぁあ~。こういうのは、私にはまだ早いでがんす……」
「では、このあたりにしておきましょう……」
ルームメイトは顔を真っ赤にして顔を伏せてしまった。
そんな彼女を横目に、私の頭には先ほど記事に書かれていた言葉がリフレインしていた。
『例えば、キス一つとっても、いつもと違うことをするのが大事!たまには彼を焦らしてみるのもいいかも!?』 - 137キスだけだから健全!健全です!23/06/09(金) 04:29:23
***
翌日、いつもの逢瀬の時間となった私は、昨晩から考えていたことを実行してみた。
いつものように言葉を交わし。
いつものようにトレーナーさんの膝の上に陣取り。
いつものように距離を近づけていく。
ただし今日は、触れてすぐに唇を離してしまった。
「カフェ?」
いつもと違う私に、不思議そうな顔をするトレーナーさん。
その表情が、なんだか可愛らしくて。
すぐに私は二度目のキスをすると、さっきと同じように、またすぐ離した。
そうして、何度も触れるだけのキスを繰り返す。
触れるだけのキスだったり。
彼の唇を啄むようにしてみたり。
離してすぐにもう一度口づけてみたり。
しばらく間をあけて見つめあってみたり。
いろんなやり方で、キスを繰り返した。
そうこうしている間に、頭がぼーっとしてくる。
身体は熱り、腹の底に滾る衝動が、私を突き動かそうとしてくる。
もっと、もっと、と欲しくなる。
「トレーナーさん……」
私はほとんど限界近い状態になっていたのだが、そんな中、
「かふぇ……」
ふにゃふにゃと蕩けたような声が耳に届いた。
名を呼ばれたことでわずかに思考が呼び起こされ、そのすべてを傾けて、目の前の相手を見やった。
そこには、いつもと違う”熱”に浮かされた、潤んだ瞳があった。 - 138キスだけだから健全!健全です!23/06/09(金) 04:29:56
瞬間、私の中の熱がより昂るのを感じた。
今、彼の全ては、私で埋め尽くされている。
私のことだけを考えて、私を求めている。
背中に回された腕は、まるで私を逃がすまいとするようで。
口は半ば開き、「もっと……」と言っているように微かに動いて。
潤んだ瞳は、縋るように私を見上げている。
そんなトレーナーさんをもっと見ていたいと思うと一方で、昂る熱は留まることを知らず、私は思考を手放した。
目を開いたまま、触れ合う唇。
熱を帯びた瞳が、二度と離すまいと私を捕え続けている。
あぁ、その瞳でもっと
ワ タ シ ヲ オ イ カ ケ テ ── - 139キスだけだから健全!健全です!23/06/09(金) 04:33:04
というわけでバードキスを繰り返してみたカフェのお話を妄想してみた。
最後はエンジン全開いつも通りになったみたいだけど、そうなっちまったんだから仕方ない。
タイトルをつけるなら「目は口ほどにモノを云ふ」でお願いします。 - 140二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 06:53:30
良いねぇ…
カフェの絵もSSも集う尊いスレだ… - 141二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 12:37:04
てぇてぇ
- 142二次元好きの匿名さん23/06/09(金) 20:43:43
いい…!
- 143123/06/09(金) 21:54:10
- 144二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 05:53:17
- 145二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 12:07:22
すばらしい…!
- 146二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 17:49:51
ふと目が覚める。外を見ればまだ朝日も登っていない闇夜。
(疲れていても…早く起きれるものなのですね…)
そう思っていると昨夜の記憶と残滓の香りがカフェの身体と心に疼きと熱を呼び戻させる。
「おはよ…カフェ…」
カフェが自らの疼きと熱を独り鎮めようとしたその時、横から愛する彼の声が聞こえる。
「おはようございます…まだ夜明け前ですけど」
「ほんと?…朝弱いんだけどなぁ…」
大きな欠伸をして目を擦る彼。昨日付けたままであった仄かな明かりが彼の顔を照らす。
(可愛い…♡)
自分がトレーナーと担当ウマ娘の関係の頃から普段は凛々しく冷静でそして優しい笑顔の彼。
そんな彼の誰にも見せない素顔を今カフェは目の当たりにしているのだ。
(私にしか見せない貴方の顔…私だけが見ることの出来る特別な顔…私の…ワ タ シ ダ ケ ノ …)
「ところでカフェ…今何時……んむぅ!?」
突如カフェが抱き付いたと思えば唇を重ねて熱く深い愛情を啜り貪り注ぎ込む。
「ぷはっ…相変わらず激しいモーニングコールだね…」
「仕方ないじゃありませんか…貴方の寝起きの顔が可愛いのが悪いんですよ…♡」
顔を離し意地悪く妖艶に微笑むカフェ。
「目も覚めたし、少し早いけどお出かけの準備を…」
「ねぇ‥あなた…まだこの時間は何処も店も開いていません…もしよかったらその…」
彼の言葉を遮り上目遣いで訴えるカフェ。
「良いよ……おいで?」
その言葉を聞くや否やカフェは再び抱き付く。
「モーニングコールは終わりました…だから、甘く熱く濃厚なコーヒー…召し上がって下さいね…」
そうして互いの影は再び重なったのであった… - 147二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 17:50:07
再び目が覚める。
外は朝日が差し込み、小鳥の囀りも聞こえてくる。
「おはようカフェ。さぁ、お出かけの支度をしよう」
横からすでに目覚めた彼の声が聞こえてきた。
「そうですね。今日一日楽しみです」
身支度を始めようとしたカフェに彼が近づき彼女の耳元で囁く。
「それに…夜のメインディッシュもお楽しみだしね」
「———ッ!!!」
そうして彼女の赤くなった顔を見てにこりと微笑んで身支度へ向かっていった。
「もう…♡」
どうやら二人の獣の様な夜はまだ終わらないようだ——— - 148二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 17:51:38
- 149二次元好きの匿名さん23/06/10(土) 23:04:35
てぇてぇ!!
- 150123/06/11(日) 00:59:54
- 151二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 06:29:14
つよつよ独占力カフェからしか摂れない栄養がある
- 152二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 08:27:48
私、マンハッタンカフェは今日元トレーナーさん…夫と一緒にお出掛けに来ています。
待ちに待った休日、とても楽しみに弾む様に最初の予定の動物園内を歩いています。
ですが…今朝あの人に言われた「今夜」の事を思うと、このお出掛けが長く続けば良いと思う自分と、早く夜になってほしい自分が同時に囁いて来ます…
「見てカフェ!ライオンの赤ちゃんだって!」
「………ッ!」
あ…赤ちゃん…今そんな事を言われると…
「テレビとかだと獰猛な獣のイメージ強いけどああやって可愛い赤ちゃんを育てていると思うと母性って凄いよね」
「……そ、そうですね…」
(私も…欲しい…貴女の———が)
一度意識してしまうと今の私には様々な事が誘惑として聞こえてきます…
「もうお昼か…ちょうど近くに鰻の店あるから行ってみよう!」
「鰻…ッ!」
もう…そうやって精が付くものを食べさせて今夜美味しく頂く魂胆でしょう…♡
「このミルクセーキ美味しいんだよね、濃いめのカラメルソースをしっかりかき混ぜると味わい深いんだ」
普通の言葉を話しているはずなのに…なんだかいやらしく聞こえてきます…♡
それに何ですか、私の目の前でコーヒー以外の飲み物を飲んで…そうやって私を嫉妬させて焦らしているんでしょう?あなたの変態♡
「ふぅ〜楽しかったね。また行こうカフェ…カフェ?どうしたの?目が飢えた獣の様に…」
「……ッ♡あなたが悪いんですよ?私を無意識に焦らして…もう、我慢できません……!」
嗚呼、玄関前なのに…もう私に巣食う内なる獣を抑えられません…
「あぁ…そうだったな…いつでも良いよ?」
「あなた…一つお願いがあります…」
不思議そうに首を傾げるあなた…本能に飲み込まれる前に…いえ本能、本心のままに私は…
「あなたとの赤ちゃん…欲しい」
そこから先は言うまでもありませんよね?
おかわり求められたと思って一つ
マズかったら消してください…
- 153二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 12:09:18
投稿乙!
- 154二次元好きの匿名さん23/06/11(日) 20:42:55
いいですねぇ…!
- 155123/06/12(月) 01:39:23
- 156二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 07:02:49
- 157二次元好きの匿名さん23/06/12(月) 12:04:53
かわいい…!
- 158123/06/12(月) 20:17:16
- 159二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 03:50:53
カフェと同化したのは本人のウマソウルということにしましょう
NEでは不完全な融合をした結果自我に不具合が起きたみたいなことにしておくのです - 160二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 07:26:05
かわよ!
- 161二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 07:58:32
尊い事はいい事だもんね
- 162二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 12:18:00
かわいいねぇ!
- 163二次元好きの匿名さん23/06/13(火) 22:39:42
B81………………?
- 164二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 04:21:44
スレンダーな若妻カフェ
母性を感じさせるB増量カフェ
どっちも大変よろしくて心がふたつある~ - 165二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 07:02:49
- 166123/06/14(水) 10:01:19
- 167二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 19:09:47
かんたんお友だち……
- 168二次元好きの匿名さん23/06/14(水) 20:46:43
ありだ…
- 169123/06/14(水) 23:30:13
カフェが意外と寂しがりでかなりの頻度相手に密着しよてほしいし、なんなら学生時代よりもくっつく回数が多くなって欲しい。そんでもってそれをされたカフェトレは彼女の意外と膨らみのあるソレを当てられたり遠慮のない密着で理性をゴリゴリに削られてほしい。
ある日いつものように帰宅したカフェトレを迎えると彼から他のウマ娘の匂いがして、怪訝そうな顔をしてほしい。むろん他の娘に目移りするような人ではないと知りつつも、つい問い詰めてしまうカフェが見たい。そこからカフェトレは自分を本当に愛しているのかそうでないかという、傍から見たら答えは明確なしょうもない痴話喧嘩をしてほしい。
最後はカフェトレがはっきりと愛していると口にして決着してほしいし、なんならその直後彼の唇を奪って「学生だった時とは……違うんですよ?」とか誘い受け満々の態度をとってしまい、抑えの効かなくなったカフェトレによって一晩中滅茶苦茶に愛されて欲しい。
そして以上喧嘩(茶番)の話をカフェ本人から聞かされて軽く引いたタキオンも見たい。
これこそが、私のちっぽけな願いなのです……
というわけで完成しました。嫁カフェです。とても大変でしたが、てぇてぇ小説と合わせてとても満足です。 - 170二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 07:29:09
素晴らしいです!!!!
- 171二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 08:18:41
すげぇや…
間に合えばそういう物語書いてみたいねぇ… - 172二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 12:18:31
いい…!!!
- 173二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 19:18:06
>>158の概念を怪文書に
長くなったのでTelegraphで投下
タイトルは適当
夢を追いかけ夢と共に「それじゃカフェ、ちょっと会議に行ってくるよ」「分かりました、トレーナーさん」
そう言ってトレーナーは部屋を後にした。
「静かですね…」
静かになったトレーナー室のソファに横たわり1人カフェは呟き横を振り向く。しかしそこに誰がいるのでもなく只々部屋の風景だけが映る
「………」
あの日、あのレースを最後に自らに入り込むようにして見えなくなったカフェのお友達…
普段ならば振り向けばそこにいる筈だった存在…
「もう見えない…分かっている事なのに…」
返事無き静寂が彼女の寂寥感と不安を逆撫でする。疲れていたのだろう、そのままカフェは微睡みながら目を閉じた。
「ここは…夢の中?……! お友達!」
夢の中、あの時見えなくなったお友達を見つけたカフェはその姿を追いかける。それを見たお友達は逃げる様に走り出した。
「待って下さい!待って!」
カフェはレースの時の様に速度を上げていく。あの時のレースの様にどんどんその差は縮まっていき、遂にその肩に手をかけようとした時、お友達の姿が消え、変わる様に大歓声が響き渡る。
「これって…あの時のレース…?」
———おめでとう、カフェ
「!?」
普段聞き慣れた声が聞こえカフェが振り…telegra.ph - 174二次元好きの匿名さん23/06/15(木) 20:37:57
投稿乙だねぇ!
- 175二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 03:44:24
カフェはやはり寂しがりのイメージ
トレーナーさんは彼女を一人にしないようにしなくては - 176二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 06:47:00
- 177123/06/16(金) 11:49:54
- 178二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 20:42:43
投稿乙!
- 179二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 21:34:08
結婚。それは単に愛し合う2人の関係を指すに限らない。
それは互いの家同士が繋がりを持つことであり、故に。
「……週一の割に疲れが溜まってますね」
「けっこう本気なとこなのよ。それにこの歳になると人間と大して力も変わらないのよねー、ブロックごと押し返されちゃうの」
「ママさんバレーも過酷ですね──よし、足首のテーピング終わりです。無理しないでくださいね"お義母さん"」
「ありがとう、助かったわ!ふふ、『私の義理の息子は一流トレーナーなのよ』ってつい自慢しそうになっちゃうのよ」
マンハッタンカフェの元トレーナーは、今もトレセンで振るう辣腕を新たな家族──「走る娘を見て体を動かしたくなった」と突如スポーツを始めた妻の母の世話を焼いていた。
「今の部屋で良かったの?あんまりトレセンが近いと気軽に呼び出されるでしょう?」
「いつでも駆けつけたいので。そういう時に寂しくないから夫婦でチームを持ったんですし」
「働き過ぎを心配してるのよ。……いっそ貴方だけでもウチに越してこない?」
「いやいや、新婚ですって」
「…………お母さん」
テーブルにアイスコーヒーを並べたカフェが、氷を鳴らす。
足早にエプロンを外し、後ろから夫に覆い被さったカフェが首に腕を回して抗議した。
「…………私の旦那さま、だよ」
ごめんごめんとむくれた新妻の薬指を撫でると、満足げに背中に頬擦りをする。
「冗談よ冗談……特別な祖母のブレンドを教える日も近いかしら」
「そんなのが……あるの?」
「デカフェのね。あるでしょ?カフェイン摂ったらダメな時期」
「祖母……? あ。 〜〜〜っ!!?」
夫の髪に赤くなった顔を埋めて、カフェが悶える。頭の中は幸せな想像でいっぱいだ。
「……やっぱり孫はまだ早いかしら。もうちょっと夫婦でイチャイチャしてなさいな」 - 180二次元好きの匿名さん23/06/16(金) 21:36:59
みたいな感じにカフェ母との交流もきっとあるよねって話でした。
お友だち相手の時にしか見られないカフェの崩した口調はとても良いものなのだ - 181二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 06:29:03
全力で見せつけていくカフェもいいよね………
- 182二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 12:08:19
かわよ!!
- 183123/06/17(土) 14:51:14
- 184二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 18:39:53
>>169の話良いねぇ…
スレが残り少ないからどうしようか…最近Telegraphというものを知ったので投稿
嫉妬=惚気「おかえりなさい、あなた……?」帰ってきたトレーナーを迎えるとカフェは違和感を感じた。
「あなた…?服からウマ娘の匂いが…」
「あぁ、今の担当してる子のだね。人懐っこいと周りから有名でね」
カフェと結婚した今も現役でトレーナーを続けているのだから当然である。そのうえ複数人を担当しているのだから匂いの一つは付くことはカフェにも重々承知の上である。
しかし負けず嫌いのウマ娘の性故だろうか、カフェの心は嫉妬の炎が広がっていたのだ。
「……浮気ですか?」
「いやいやそんな事ないって!」
「口では何とでも言えます!そうでないのなら私の質問にも答えられますよね!?」
「なら受けて立とう!どんとこいだ!」
お互い真意は分かっている。しかし収まるためには必要な事であると理解したのだ。そしてその後の事も…
「今日、朝私が淹れたコーヒーの味は?」
「簡単だ、砂糖小匙1.5回分!それとあのメーカーのガムシロップ一つ!」
「……正解です…しかし次はどうですか!?先週の休みにレストランでタキオンさんと出くわしたあの日!何回お互いの料理を口移ししましたか!?」
「自分は10回!カフェは13回!それとお互いの飲み物を交換して飲んだのを5回!」…telegra.ph水着とかウエディングドレスとか色々着て似合いそうだよね…
個人的にはカフェとトレーナーの甘々な日常とか好き
でもスレ主の書きたいままで良いのよ?
- 185二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 20:06:44マンハッタンカフェとかいう奴さぁ……|あにまん掲示板お友だちレベルまで距離が縮むと敬語が外れるのか……えっちだな……朝目を覚ましたら「おはよう……」って言ってくれるんだよな……うっふうbbs.animanch.com
もしかしてカフェの口調を上手く落とし込めばシコォの領域に行けるのでは?
- 186二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 20:08:45
このレスは削除されています
- 187二次元好きの匿名さん23/06/17(土) 20:13:42
式まで挙げたのに他人行儀じゃないあの子……?
↓翌日
敬語が抜けてる!?……あっ(察し)
って周りが口調の差一つで理解するタイプのトレカフェおくれーっ!! - 188123/06/17(土) 23:28:56
- 189二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 08:03:36
かわいい!
- 190二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 15:14:05
素晴らしい…!
- 191二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 22:10:18
カフェには純白のウエディングドレスもそうだけど漆黒のウエディングドレスも似合いそう
- 192二次元好きの匿名さん23/06/18(日) 22:30:50
カフェは確かに白と黒のイメージだよね。
でも私服で着てる服とか、サポカで着てる服の色もいいんじゃないかと思う。
トレーナーも白とか黒とかモノトーンの落ち着いた色を想定してたら、試着に行ったときに淡いクリーム色とか若草色とかのドレスを着ているカフェを見て、ドキッとしつつ見惚れてしまうのとかいいと思う。
これまではどこか浮世離れした雰囲気が拭えなかったのだけど、ここで改めて「これからの人生をともに生きて歩む女性」としてカフェのことを再認識して、その思いをストレートにぶつけて欲しい。
そんな言葉を聞いたカフェは幸せいっぱいでほほ笑むのもいいし、嬉しさの余り泣いちゃってもいいと思う。 - 193123/06/19(月) 01:56:17
- 194二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 07:33:26
そろそろ次スレ立てた方が良いのでは無いでしょうか?
- 195123/06/19(月) 07:52:43
- 196二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 08:26:12
乙です 更新楽しみにしてました!
- 197二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 12:21:20
ありがとうございました!
- 198二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 20:27:28
スレ主ありがとう…
SSでまた参加したいねぇ…
また会う日まで… - 199二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 20:28:23
また逢いたひ……
- 200二次元好きの匿名さん23/06/19(月) 20:28:33
じゃあな!