法廷音声配信疑い書類送検 岡山地裁、横浜の大学生
岡山県警は4日、岡山地裁で7月5日に開かれた刑事裁判の公判で、スマートフォンのアプリを使い法廷内の音声をSNSでライブ配信したとして、横浜市の大学生の男性(20)を偽計業務妨害容疑で書類送検した。
県警によると、男性は当時19歳で、公判に出廷していた被告と「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファン同士で面識があった。音声はツイッター(現X)を通じて配信された。「録音が禁止されていると分かっていたが、裁判所に来られない人も内容を知ることができ、面白いと思ってやった」と話している。最大約300人が視聴した。
書類送検容疑は7月5日午後4時半〜午後5時5分ごろ、音声を配信し、地裁職員に配信者を捜させるなどして業務を妨害した疑い。県警は、かばんの中にスマホを入れて配信に使用していたとみている。〔共同〕