目次
最終更新日: 2023年11月16日
はじめまして!もりもとらです。
この度は『Amazon刈り取りスタートアップマニュアル』をお受け取りいただきありがとうございます。
本マニュアルでは、Amazon刈り取りを行ったことが無い人が0→1を達成するために必要なことを詳しく解説していきます。
本記事の内容
- Amazon刈り取りとはどういった手法か
- リサーチから仕入れまでの一連の流れ
- 狙い目のジャンルや具体的なリサーチ手順
本記事にオススメな人
- 副業で電脳せどりに取り組みたい人
- 楽天ポイントせどりの次の手法を探してる人
せどりはどんな手法でも、頑張ればひと月で粗利30万円程度は稼ぐことができますが、Amazon刈り取りの場合は、正しく取り組めば少ない労力でその何倍も稼ぐことができます。
ただし、通常のせどりに比べると取り組むための準備が多く、勉強せず闇雲にやったところでツールの通知がなかなか届かずに全然仕入れができないということも珍しくありません。
そのため、本マニュアルを読んでいただくことでAmazon刈り取りの稼ぎ方はもちろん、正しい取り組み方を学んでいただくことで、せどりで今よりも収入を増やすきっかけになれば幸いです。
1章 自己紹介
もりもとらです。
現在31歳で東京都に住んでおり、正社員5名、バイトさん8名のスタッフ13名がいる物販事業の会社を経営しています。
家族が教師一家なので、自分自身も教師を目指して大学に在学中に教育実習を受けていましたが、その最中に酷いパワハラに遭い、夢だった教師になることを諦めました。
そして、人生の路頭に迷っていた大学4年生の冬である2014年12月に友人から「せどりビジネス」を勧められ、開始しました!
開始して3ヶ月目には月の粗利で38万円稼ぐことができ、人生を変える為には「これしかない!」と思い、一気にせどりビジネスにのめり込みました。
その結果、2022年11月には最高月商1億3329万円/粗利2403万円を、7期目【2022/10~2023/9】としては年商12億6992万円/粗利2億5589万円を達成できるまでに会社が成長しました。
僕の人生を良い意味で変えてくれた「せどりビジネス」の魅力を一人でも多くの方に知ってもらい、せどりに取り組むことで金銭的自由を得る方が一人でも増えたらいいなと思い、2019年9月より本格的に情報発信を始めました。
以下は僕が発信している媒体の一覧です。
みなさま、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
2章 Amazon刈り取りの基礎知識
Amazon刈り取りとは
Amazon刈り取りとは・・・
Amazon本体、もしくは一般の出品者から相場より安い価格の商品を購入し、その商品をAmazonでより高い値段で販売して利益を得るせどり手法のこと。
※近年、ヤフーショッピングや楽天市場などの他販路で販売する人も増えているため、Amazonで仕入れた商品をECサイトで販売して利益を出すことを総称してAmazon刈り取りと言われることが多いです。
なぜそんなことが出来るのか
Amazon本体、および他の出品者が販売する商品にはそれぞれ下記のような特徴があるためです。
Amazon本体が販売している商品
定期的に行われるセールでの商品価格が安いのはもちろんのこと、基本的にAmazon本体はどのECサイトよりも安く販売している。
一時的にAmazon本体の商品価格が高くなっている場合でも、価格.comなどの価格比較サイトを参考に最安値まで自動で追従するため、常に価格が市場の底値になっていることが多い。
一般の出品者が販売している商品
大量の商品を扱っている会社は、基本的に複数のモールに出店していることが多いため、出品時の価格はAmazonの相場価格ではなく商品毎に決まった価格で行っている。
そのため、需要と供給のバランスが崩れて定価越えしている商品や、出品者が少ないために価格が高騰している商品でも安く出品していることも多い、
また、通常価格の商品においても決算等の在庫処分品などは格安で販売されていることが多い。
このように、Amazonでは様々な理由から、相場より商品が安く出品されることが多いため、そのような商品を購入してAmazonで販売すれば利益を取ることができます。
これだけ聞いたところで、膨大な数の商品を監視しなければならないので、大変なんじゃない?と思う方も多いかもしれません。
ですが…安心してください!
Amazon刈り取りの詳しいやり方は後ほど説明しますが、商品の監視についてだけ先に述べておくと、いくつかのツールに備わっている【トラッキング】という機能を利用することで解決します。
トラッキング・・・あらかじめ登録しておいた商品が、設定した価格より安くなると指定の端末に通知をしてくれる機能のこと。
トラッキング機能を利用することで、僕たちの作業は『価格が安くなりそうな商品をリサーチして登録する』だけで済みます。
そのため、Amazon刈り取りではトラッキングする商品のリサーチ方法が稼ぐ上ではとっても大事になるのです。
どれくらい稼ぐことができるのか
Amazon刈り取りは、資金さえあればトラッキングするASINをきちんとリサーチし続けることにより、青天井で稼ぐことができます。
ただし、リサーチしたら即仕入れができる従来のせどりとは異なり、Amazon刈り取りは通知が来ないと仕入れができないので、トラッキングするASINが増えるまでは毎月の仕入れ金額が安定しません。
そのため、仕入れの安定性やリスクを考慮すると、今現在せどりを行っている人は従来のせどり手法を継続しつつ、今後に向けてAmazon刈り取りも始めるのが良いでしょう。
一方で、あなたがせどり未経験の場合、かかる費用も少ないので最初からAmazon刈り取りを始めるのが良いと思います。
実際に仕入れた商品
続いて、僕が過去にAmazon刈り取りで仕入れて販売した商品の例をご紹介します。
①AVerMedia Live Gamer MINI ゲームキャプチャーボックス DV514 GC311
●販売画像
ASIN | B07V35XHF8 |
仕入れ日 | 2023年8月20日 |
仕入れ先 | Amazon本体 |
現金仕入れ値 | 9,753円 |
付与ポイント | 3,445pt |
販売価格 | 12,600円 |
粗利額 | 4,441円 |
粗利率 | 35.2% |
こちらの商品は2023年8月16日以降にAmazon本体の価格が時々9,655円になることがあったので、復活狙いで通知登録をしたところ、登録してすぐに価格が9,753円になったために購入をすることができました。
また、この商品は価格だけではなく、ポイントも3,445ptほど付与されていたために大きな利益を取ることができました。
●価格推移
●注文画像
●獲得ポイント
②エプソン 純正 インクカートリッジ 地球儀 IC4CL76 4色パック
●販売画像
ASIN | B00IOC1SDE |
仕入れ日 | 2023年8月29日 |
仕入れ先 | Amazon本体 |
現金仕入れ値 | 7,656円 |
付与ポイント | 77pt |
販売価格 | 10,550円 |
粗利額 | 1,609円 |
粗利率 | 15.3% |
こちらは2023年7月頃からAmazon本体の価格が高騰したために相場価格が上がった商品でした。
ただ、2023年3月から8000円台前半で何度か出品があることを確認できたので、そのような相場の変動を気にしない出品者から購入できたらいいなと思いトラッキングをしていました。
すると、2023年8月29日にAmazon本体の出品価格が7,656円に急落したので購入できました。
●価格推移
●注文画像
このように、Amazon刈り取りはジャンルを問わず利益商品が無数にあるため、トラッキングする商品の正しいリサーチ方法を覚えれば誰でも簡単に仕入れることができます。
この後の内容も読んでいただき、ぜひ実践してみてくださいね!
3章 稼ぐまでの一連の流れ
Amazon刈り取りで稼ぐ4つのステップ
Amazon刈り取りは再現性が高く、稼ぎやすいのが特徴ですが、いつでもすぐに仕入れ可能!というワケにはいきません…。
Amazon刈り取りで稼ぐには、以下の4つのステップをしっかり実践する必要があるからです。
【STEP1】事前準備をきちんとする
【STEP2】登録する商品をリサーチする
【STEP3】通知ツールに商品を登録する
【STEP4】通知が来た商品を精査して仕入れる
これらの順番を守って、正しく実践することでAmazon刈り取りは必ず稼げるようになります!
ただ、このような稼げる手法であるにもかかわらず、自己流でAmazon刈り取りに挑んでしまうと、以下のように失敗してしまうことも多々あります。
・全然通知が来ない
・薄利な商品しか仕入れできない
・仕入れたけどライバルが多く売れない
「 行動はしてるけど思うように結果が出ない… 」という非常にもったいない状態になってしまうのです…。
このような失敗をしないためにも、これからお話するAmazon刈り取りの正しい手順のとおりに行動して、しっかり稼いでいきましょう!
【STEP1】事前準備をきちんとする
Amazon刈り取りはきちんと事前準備をしないと、なかなか稼ぐことはできません。
準備すべき内容は以下のとおりです。
①プライム会員への登録
②Amazon Prime Mastercardの契約
③仕入れ管理シートの作成
④ツールの導入(クイックショップ・Amazon注文履歴フィルタ・keepa)
これらをしっかり準備しておくことで、トラッキングする商品のリサーチや仕入れ管理を効率よく行うことができます。
いずれも簡単な内容なので、きちんとクリアしていきましょう!
①プライム会員への登録
Amazonプライム会員の料金
・月額支払い・・・600円
・年一括払い・・・5900円【月換算492円】
プライム会員になるには費用がかかりますが、様々な特典が受けられることはご存知かと思います。
ちなみに、せどりに関する特典だけでも、以下のようにかなりのメリットがあるんです。
せどりに関わるプライム会員の特典
・配送料が基本全て無料になる
・お急ぎ便や日時指定ができる
・プライム会員限定セールに参加出来る
・大型セール時のポイント還元率が上がる
もし通常会員の場合、注文金額が2000円未満だと、以下のように配送料がかかります。
・本州・四国:410円
・北海道・九州・沖縄・離島:450円
そのため、ひと月に2回以上配送料がかかってしまうのであれば、プライム会員料金の方が安く済むことになります。
Amazon刈り取りでは、かなりの回数をAmazonで購入することになるので、必ずプライム会員になっておきましょう。
・プライム会員になるにはコチラ
→ https://www.amazon.co.jp/cer/c/da9b3c2
②Amazon Prime Mastercardの契約
Amazon Prime Mastercard(以下、APMと言います。)は、Amazonでの商品購入時に使用することで、ポイント還元率がUPするお得なクレジットカードです。
APMの主な特徴
・年会費無料
・Amazonでの商品購入時におけるポイント還元(通常ポイント1%+特典ポイント1%=合計2%)
・家族カード:3枚まで無料
以上のことから、Amazon刈り取りでは必須のカードとなります。まだ作成してない方は、ぜひこの機会に作成しておきましょう。
③仕入れ管理シートの作成
Amazon刈り取りでは、Amazon本体から商品を購入することが多い手法です。
ただ、Amazon本体は在庫数の状況によっては、納期が遅くなったり、最悪の場合は在庫が用意できずに注文がキャンセルされることもあります。
そのため、仕入れ管理シートを作っておき、注文した商品が届いたかどうかをしっかりと確認をすることが大切になります。
参考までに、僕が使用している管理シートを貼っておきますので、ダウンロードして使ってみてください。
④ツールの導入
Amazon刈り取りでは、仕入れ判断はもちろんのこと、トラッキングする商品のリサーチや仕入れ管理などの作業を効率よく行うためにオススメのツールがあります。
Amazon刈り取りおすすめツール
・クイックショップ
・Amazon注文履歴フィルタ
・keepa
それぞれのツールの用途を順番に解説していきます。
クイックショップ
クイックショップは、無料で使える拡張機能です。
具体的な機能:Amazonの商品ページで、商品の詳しい情報やそれぞれの販売手数料の表示、どのくらい売れているかなど、仕入れ判断に必要な情報を一括で表示してくれます。
クイックショップを使うことで、トラッキングに登録するASINのリサーチを効率化できるのはもちろん、利益計算もすぐにできるため、作業時間を大幅に短縮することができます。
【導入後の画面】
・商品一覧ページ
・商品詳細ページ
以下のリンクからダウンロードできますのでぜひ利用してみてください。
Amazon注文履歴フィルタ
Amazon注文履歴フィルタも無料で使える拡張機能です。
具体的な機能:Amazonで注文履歴ページで、対象月やお届け先を選択すれば月毎にどこに何を購入したかを簡単に確認できるようになったり、領収書を一括で印刷できるようになります。
Amazon注文履歴フィルタを使うことで、注文数が多くなってきたとしても、商品の振り返りや注文管理を簡単に行うことができます。
【導入後の画面】
・注文履歴
keepa
keepaは様々な機能が使える有料ツールです。
・keepaの利用料金
月額支払い:9ユーロ(3,002円)
年額一括払い189ユーロ(29,862円)
※1ユーロ158円計算
・Amazon刈り取りで利用する主な機能
①商品の売れ行きや価格推移のグラフが見れる
②Amazon上の商品をさまざまな条件で絞り込み検索ができる
③Amazonの商品をトラッキングすることができる
それぞれの利用用途を解説していきます。
①商品の売れ行きや価格推移のグラフが見れる
主にAmazonにおいて、その商品がいくらで、どれくらい売れているかが分かるため、仕入れ判断をする際に利用します。
【利用時の画面】
・商品検索時
このように自分が調べたい商品を検索すると【価格、売れ行き、出品者数】の推移を見ることができます。
また、keepaには拡張機能もあります。
・keepa拡張機能を導入したときのAmazon商品ページ
上図のように、Amazonの商品ページ上にグラフを出すことができるため、仕入れ判断を効率よく行うことができます。
②Amazon上の商品をさまざまな条件で絞り込み検索ができる
keepaには、価格や出品者数や売れ行き等のさまざまな条件を設定をして絞り込みをすることができるProduct Finderという機能があります。
この機能を使うことで、Amazonで相場よりも安く出品されている商品を抽出することができます。
なお、この機能を利用した具体的なリサーチ方法は次の章で解説します。
③Amazonの商品をトラッキングすることができる
keepaには、Amazon上に出品されている商品に対して価格を設定すれば、その価格以下で出品があったときに、指定した端末に通知をしてくれるトラッキングという監視機能があります。
・価格設定
・通知端末設定
トラッキング機能の詳しい設定方法については後ほど解説します。
このように、keepaにはAmazon刈り取りで使える便利な機能がたくさんあるので、ぜひ利用してみてください。
以上がAmazon刈り取りを行う前に必要な準備となります。
どれもAmazon刈り取りを行う上で必要なものばかりなので、全て準備するようにしましょう!
【STEP2】登録する商品をリサーチする
事前準備が終わったら、次はトラッキングする商品のリサーチを行っていきます。
リサーチ作業はAmazon刈り取りをするうえで最も大事な作業なので、この章を読んでしっかりと理解しましょう。
リサーチで使用するツール
トラッキングする商品のリサーチにはkeepaのproduct finder を利用します。
product finderは、keepaに保存されている大量の商品情報を、指定の条件で絞りこみできる検索フィルター機能です。
この機能を使って、仕入れができそうな商品の情報を抽出し、トラッキングツールに登録していきます。
ただ、product finderは項目が多すぎるので、今回は僕がよく使っている機能を絞って解説します!
product finderで主に使う機能は以下の7つです。
①売れ筋ランキング
Amazonの商品のランキングでフィルターをかけることができます。
②Buy Box
Amazonで新品として販売されているショッピングカート価格でフィルターをかけることができます。
③Amazon
Amazon本体が出品する商品に、様々な条件でフィルターをかけることができます。
④新品
一般出品者が出品する商品(自己発送、FBA販売含む)に、フィルターをかけることができます。
⑤Root category
商品カテゴリーを様々な条件で絞ることができます。
⑥新品アイテム数
商品の出品者数でフィルターをかけることができます。
⑦Variations
バリエーションカタログについての条件でフィルターをかけることができます。
以上の項目でそれぞれフィルターをかけることにより、Amazon刈り取りがしやすい商品の情報を抽出していくのが、リサーチの大まかな流れです。
検索条件の設定が上手であればあるほど、良い商品をたくさん見つけることができます!
設定する検索パターンはたくさんありますが、今回は僕がよく利用している条件を2つピックアップして解説していきます。
リサーチ①
直近1ヶ月以内に安い価格での出品があった商品の復活狙い
これは、今現在は高い価格だが、直近1ヶ月以内に安い価格で出品があった商品を抽出する方法です。
トラッキングツールにそのような特徴の商品を登録しておけば、再び安い価格で出品された時に購入することができます。
具体的な検索フィルターの条件を解説します!
・売れ筋ランキング → 現在 1~30,000位
【設定理由】なるべく売れ行きが良い商品がいいため。
・Buy Box → 現在 3,000~50,000円・過去30日間で現在価格より10~50%価格が下落した形跡があった。
【設定理由】現在の商品価格が高すぎず安すぎず、また、過去に安い出品者がいた形跡があれば、再び同じ出品があった時に仕入れられる可能性が高いため。
・Amazon → 現在は在庫切れだが、過去30日間で1度でも在庫復活があった
【設定理由】現在Amazon本体がいない商品は、相場が高騰している可能性が高いにもかかわらず、安い価格でAmazon本体の在庫が復活することが多いため。
・Root category → 全ての商品
・新品アイテム数 → 現在の出品者が2名以上
【設定理由】出品者が1名の商品は、メーカー本体が出品している、もしくは知的財産権の侵害で注意を受ける可能性が高く、売りづらい商品が多いため。
・Variations → バリエーション無し
【設定理由】バリエーションがあるカタログは売れ行きが混合しており、思ったよりも売れないことがあるため。
以上の設定をまとめると、以下のような商品を検索できることになります!
●現在は…
・Amazon本体の在庫が切れている
・ランキングが30,000位以内
・カート価格が3,000~50,000円の間
・出品者は2名以上
・バリエーションがない単品
●過去1か月以内に…
・Amazonの在庫が1回以上復活している
・現在価格より10~50%安く、Amazon本体もしくは一般の出品者による出品が1回以上あった
このように、あとは通知さえ届けば、Amazon刈り取りで仕入れができそうな商品を抽出することができます。
実際にこの条件で検索すると…49件の該当がありました。
検索結果からJBLのスピーカーが見つかりました。
この商品を詳しく見てみることにしましょう。
元々は27,000円で売られていた商品ですが、ここ最近は一般の出品者やAmazon本体が11,000円で複数回出品していた形跡があるので、また同じ価格で復活する可能性がとても高いです。
そのため、このような商品をトラッキングツールに登録しておくことで、次回復活した時に購入することができます。
リサーチ②
直近1か月以内に価格が高騰したプレミア商品の定価復活狙い
このリサーチ方法では、現在は価格が高いものの、直近1か月以内に現在相場よりも安い価格で出品があった商品を抽出することができます。
抽出できた商品をトラッキングツールに登録しておけば、再び安い価格で出品された際に購入することができます。
それでは、具体的な検索フィルターの条件を解説します!
・売れ筋ランキング → 現在 1~30,000位
【設定理由】なるべく売れ行きが良い商品がいいため。
・新品 → 現在 3,000~50,000円・過去30日間で現在価格が30%(1.3倍)~500%(5倍)ほどの値上がりしている
【設定理由】現在価格が高騰している商品は、過去に安い相場で出品した人が、再び同じ価格で出品した時に仕入れられる可能性が高いため。
★大事なポイント
Amazonでは新品で販売する際に出品価格が著しく値上がりするとショッピングカートが無くなるため、BuyBoxだと情報が出ない商品が多いです。
そのため、上記の設定は必ず新品で設定して取りこぼしをしないようにしましょう。
他の項目(Amazon・root category・新品アイテム数・Variations)についてはリサーチ①と全て同じで問題ありません。
以上の設定をまとめると、以下のような商品を検索できることになります!
●現在は…
・Amazon本体の在庫が切れている
・ランキングが30,000位以内
・カート価格が3,000~50,000円の間
・出品者は2名以上
・バリエーションがない単品
●過去1か月以内に…
・Amazonの在庫が1回以上復活している
・30%(1.3倍)~500%(5倍)に値上がりしている
実際にこの条件で検索すると…290件の該当がありました
ただ、290件だと多すぎるので、仕入れが難しそうなカテゴリーを検索結果から除外していきます。
僕がよく利用している除外キーワードはコチラ↓
除外キーワードの例
・ミュージック
→販売手数料が高い・出品者が少ない・価格は高いが、売れないことが多い
・医薬品
→資格が無いと販売できないため。
・並行輸入品
→正規品の方が売れていることが多いため。
上記のように、電脳せどりで仕入れても、想定通りの販売が難しそうなジャンルは除外してみるのも良いでしょう。
今回はミュージックカテゴリーを除外してみます。
除外手順は以下のとおりです。
①「Root category」にある「Exclude sub categories」に除外したいワード(※今回は「ミュージック」)を入力する
②「Select all」を選択して除外する
③検索結果を見る
これだけで除外は完了です。
ミュージック全般を除外することで、290件だった商品情報を159件まで減らすことができました。
除外した検索結果を見ていくと…PHILIPS のバッテリーが見つかりました。
この商品を詳しく見てみることにしましょう。
現在の新品の相場はショッピングカートはありませんが、かなり高騰しており、22,800円でも定期的に売れていることが分かります。
過去の出品や相場についても、直近では15,000円の出品があったり…
Amazonの出品価格が8,845円になっていたり…
一般の出品者も10,980円で出している時があります。
以上より、現在相場の22,800円で販売すれば利益が出せる15,000円以下の出品が今後もある可能性が高いです。
そのため、このような商品をトラッキングツールに登録しておくことで、次回復活した時に購入することができます。
このように、今まで解説したとおり、Product Finderで条件をしっかり設定すれば、Amazon刈り取りで仕入れ対象となりそうな商品情報を抽出することができます。
【STEP3】通知ツールに商品を登録する
商品のリサーチが終わったら、トラッキングツールに商品を登録していきます。
今回はリサーチ①で見つけた【JBLのスピーカー】を例に解説していきます。
まずは、この商品の現在相場を確認してみます。
相場からの分析結果
・現在の価格『Buy Box』が20,480円
・よく復活している狙い目の価格が11,000円
狙っているのは商品価格11,000円の在庫復活ですが、15,000円以下であれば利益率は10%を超えるので、通知価格は15,000円以下で設定していきます。
もちろんこの設定であれば、15,000よりもっと安い、11,000円の在庫が復活した場合にも通知が届きます。
★大事なポイント
狙ってる価格と同じ価格で設定してしまうと、それより多少高くても利益が出るような価格で出品された場合に通知を受け取ることができません。
そのため、通知価格は現在相場を確認して、必ず10%利益が出るくらいの、狙い目価格より少し高い価格で設定しましょう。
それでは、トラッキングしたい商品をkeepaへ登録する手順を解説していきます。
①keepaトップページの「検索」をクリック→登録したい商品をASINで検索する
②「商品のトラッキング」をクリック→価格、対象期間、モードを入力する
・各設定値
各価格(Buy Box, Amazon, 新品) | 15,000円 |
トラッキング期間 | 1年 |
トラッキングモード | ベーシック |
③通知端末を設定する
通知端末は、出先でも確認しやすいのでメールアドレスがおすすめです。
「トラッキング」をクリックすると、登録商品の一覧が表示されるので、登録が完了した商品はここで確認することができます。
なお、登録後は定期的に商品の相場を確認し、設定価格等を調整するようにしましょう。
設定金額以下で出品があった場合、以下のような通知が届きます。(※通知端末をメールアドレスで設定した場合)
通知が来たらAmazonの商品ページをすぐに確認し、在庫が残っていれば、商品購入へ進んでいきます。
【STEP2】のリサーチで見つけた商品をしっかり登録して、”良い通知”が来やすい環境を作れるように頑張りましょう!
【STEP4】通知が来た商品を精査して仕入れる
最後に通知が来た商品を精査して、利益が出そうな商品であれば購入していきます。
通知を精査する際、および購入時に確認すべきことは3つあります。
精査&購入時に確認すべきこと
①仕入れても問題ない価格か?
②他に安くなっているモールは無いか?
③出品者は問題ない販売者か?
それぞれ簡単に解説いたします。
①仕入れても問題ない価格か?
トラッキングツールに登録した直後に通知がきた商品であれば、それほど問題はありません。
しかし、3ヵ月前に登録した商品の場合はどうでしょうか。そのような商品は相場が変動している可能性が高いです。
そのため、登録から期間が空いている商品の通知が来た場合においては、仕入れ前に問題無く利益が出るかをしっかり確認しましょう。
②他に安くなっているモールは無いか?
価格が急落していた商品の出品者がAmazon本体の場合、他のモールで安い出品があったために、それに追従して価格が安くなってる場合があります。
価格急落の理由が、在庫処分品などでの一時的な値下げであれば、特に問題は無いので、Amazonおよびそのモールの両方で仕入れをすれば良いでしょう。
ただし、生産終了等で定価越えしている商品が、再販によって在庫が復活したために価格安くなっている場合、仕入れ後にライバルが急増して価格が急落する可能性があります。
そのため、Amazon本体が急落している場合は、必ず価格.comを見てから購入するようにしましょう。
③出品者は問題ない販売者か?
Amazonには、ストア名が英語、特商法などの情報も海外住所、評価も悪く、大量の在庫を自己配送で出品している出品者が存在します。
主な詐欺出品者の特徴は以下のとおりです。
・相場価格が40,000円以上の商品を28,000円というような格安価格で出品
・販売方法が自己発送・出品者名が適当な英語の羅列・在庫数が多い
・評価が無い、もしくは評価が悪い・電話番号や特商法の情報がすべて適当
このような条件にいくつか当てはまる出品者は、詐欺出品者である可能性が高いので、購入したとしても、商品が届くことはありません。
通知が届いたら①②③に注意したうえで、問題がなければ仕入れるようにしましょう!
ここまでAmazon刈り取りで稼ぐまでの一連の流れを解説いたしました。
正しい方法で商品をリサーチして、通知が来やすい価格でトラッキングツールに商品を登録し、来た通知を精査するという流れを守れば、誰でも簡単にAmazon刈り取りで稼ぐことができます。
ただ、トラッキングツールでkeepaを使っていると色々な悩みが出てきます。
keepaを利用してAmazon刈り取りをするときの悩み
・通知は来たけど、すでに売り切れで買えなかった…
・通知のたびにメールを開くのがめんどくさい…
・出品者を確認するのがめんどくさい…
そこで、次章ではAmazon刈り取りをより効率よく行うために僕が開発の監修をした「アマレーダー」というツールをご紹介します!
「アマレーダー」を使うと、通知速度や通知端末の利便性が向上するうえ、面倒で時間のかかる出品者の精査などの手間が減るので、せどり初心者でもAmazon刈り取りを効率よく、そして簡単に実践できるようになります。
4章 Amazon刈り取りツールの決定版! アマレーダーの紹介
アマレーダーとは
アマレーダーは、登録商品の価格を50秒に1回という高頻度で監視してくれるトラッキングツールにです。登録商品の価格が設定値以下になったら通知をしてくれます。
keepaのトラッキング機能の監視間隔は約60分に1回なので、アマレーダーはkeepaの約72倍の速さで監視してくれることになります。
50秒に1回の頻度で商品価格を監視してくれるのは、せどりツール界では最速です!
アマレーダーを使えば、keepaでAmazon刈り取りをするときに感じていた以下のような悩みも解消され、快適に仕入れを行うことができます。
アマレーダーの主な機能は以下のとおりです。
アマレーダーの主な機能
①ワンクリック登録機能
②通知条件選定機能
③ブラックリスト出品者除外機能
④モノトレーサーグラフ表示機能
⑤トラッキング数閲覧機能
⑥手数料詳細表示機能
⑦通知条件フィルター機能
それぞれの機能を順番に解説していきます。
アマレーダーの機能
【機能1】ワンクリック登録機能
アマレーダーは画面右上のボタンからテキストもしくはCSVファイルによる商品の登録ができます。
・テキストによる登録
・CSVファイルによる登録
CSVファイルによる登録を行う場合は、事前に以下のようなCSVデータを作成しておきます。
・Amazon商品ページからの登録
また、アマレーダーの拡張機能をインストールしておくと、より便利に利用することができます。
拡張機能インストール後にAmazon商品ページを開くと、下図赤枠部分のようにアイコンが表示されます。
このアイコンをクリックすると【アマレーダーへ商品登録】が開かれるので、通知価格とメモを記入して登録へと進みます。
すると、下図のようにアマレーダーに商品を登録することができます。
Amazonの商品ページでライバル出品者や在庫数を確認してから登録できるので、この機能はとっても便利です!
【機能2】通知条件選定機能
アマレーダーは自分が登録した商品につき、2つの通知条件を設定することができます。
●通知価格を設定した場合
この項目を設定した場合、入力した金額以下での出品があった時に通知が届くようになります。
上図の場合、15,000円で設定しているため、その金額以下で出品があった場合にアマレーダーから通知が届きます。
●通知価格を設定しない場合
通知価格を空欄のままにしておけば、現在最安値から、通知設定で指定した条件以上の割引があった場合に通知されるようになります。
上図の場合、現在最安値21,900円の商品について、20%以上(⇒17,520円以下)の価格下落があった場合に通知をする設定になっています。
通知価格をそれぞれ設定するのが基本ですが、たくさん商品を登録する方にとってはそれぞれの通知価格を設定するのは大きな手間になるので、割引率での通知を利用するのもオススメです。
●その他の通知設定
・通知方法の設定
通知方法をLINEおよびメールで設定することができます。
・通知内容の設定
通知で届く情報を自分でカスタマイズすることも可能です。
それでは、実際に通知内容を全てONにして、LINEに届く通知を確認してみましょう!
モノトレーサーのグラフも通知されるため、仕入れはもちろん、仕入れ判断もスマホで簡単に行うことが出来ます。
【機能3】ブラックリスト出品者除外機能
アマレーダーには、3章の【STEP4】の③で解説した詐欺出品者を『ブラックリスト出品者』として登録し、そのような人による出品があった場合に通知を拒否することができます。
ただし、上図のチェックを外して通知を受けとる設定にしていたとしても、ブラックリスト出品者による出品かどうかは通知内容から分かるようになっています。
詐欺出品者から商品を購入したとしても、商品は届かないことがほとんどなので、このような通知が届いても購入はしないようにしましょう。
【機能4】モノトレーサーグラフ表示機能
アマレーダーの画面上にはモノトレーサーのミニグラフが表示されるので、アマレーダーでの操作中や通知時にわざわざモノトレーサーを開かなくても、その場で仕入れ判断を行うことができます。
・商品管理画面:モノトレーサーのグラフ表示
・グラフにマウスカーソルを合わせるとプレビュー表示
・ミニグラフをクリック ⇒ 1か月~12か月の価格推移を表示
・商品管理画面やプレビューで表示するミニグラフの期間設定は変更可能
僕はここ最近の売れ行きや価格推移を知りたいので、ミニグラフの表示期間は基本的に3ヵ月に設定しています。
【機能5】トラッキング数閲覧機能
トラッキング数閲覧機能とは、自分がアマレーダーに登録した商品が、どれくらい他のユーザーに登録されているかがわかる機能です。
この商品の場合、僕を含めて5人がアマレーダーに登録をしているということが分かります。
同じ商品を見ているライバルの人数が分かるので、価格競争が起きるかどうかをある程度予測することができます。
トラッキング数の目安
1~10人 | ライバルが少ないので、価格競争は起きることはほぼない。狙い目商品。 |
11~50人 | 一時的に価格競争が起きる可能性があるが、比較的少ない方なのでほとんど問題ない。 |
51~100人 | ライバルがそれなりに多いので、仕入れる際は価格競争に注意が必要。 |
101人以上 | ライバルが多すぎるので、資金に余裕がある場合のみ仕入れる。 |
この表を参考に、トラッキング数閲覧機能を活用してみてくださいね♪
【機能6】手数料詳細表示機能
アマレーダーには、現在最安値でFBA販売した場合の手数料を自動計算してくれる機能があります。
下図のように「現在最安値」の隣にあるお金マークをクリックすると、手数料の詳細金額が表示されます。
また、【機能2】の通知価格を設定しておくと、現在最安値でFBA販売した場合の利益額を、手数料を引いた金額で自動計算してくれます。
・通知価格を設定した場合
・通知価格を設定しない場合
アマレーダー上で手数料や利益額を見ることができるので、簡単に登録判断を行うこともできるので便利です。
【機能7】通知条件フィルター機能
アマレーダーには、指定した条件に当てはまる通知を除外できるフィルター機能があります。
自分が仕入れ対象にしていないような商品の通知を除外することができるので、とても便利です。
僕が普段使っている除外設定をご紹介します!
除外設定の参考例
指定ワード除外 | 「医薬品」や「並行輸入品」など、せどりでは販売が難しいワード。 |
指定セラー数除外 | 出品者が1人の場合だと、Amazon本体やメーカー本体だけが出品している商品の可能性があるため、「1」を設定。 |
指定金額以下除外 | Amazon刈り取りは安く仕入れられるのが特徴なので、特に使う必要が無い。よって「0」を設定。 |
指定金額以上除外 | この項目は特に決まりはありませんが、高額商品の通知設定をする人もいると思うので、「10万円」を設定。 |
指定ランキング除外 | 売れ行きの悪い商品はあまり仕入れない方が良いので、「10万位」より悪いものは来ないように設定。 |
僕は上表のように活用しているので、ぜひ参考にしてみてください♪
以上、アマレーダーの主な機能を解説しました。
アマレーダーを使ってきちんと実践できれば、誰でも効率よくAmazon刈り取りで稼げるようになります。
アマレーダーのリリース日について
Amazon刈り取りを効率化して快適に行うために稼げるツール
11月24日19:00 リリース
Amazonブラックフライデーのタイミングでリリースします!
・新しい収入の柱を構築したい
・外出先でも仕入れをして稼ぎたい
・隙間時間にリサーチして稼ぎたい
・なるべく自動化して稼いでいきたい
・Amazon刈り取りで大きく稼ぎたい
このような想いをお持ちの方は、ぜひアマレーダーをお試しになっていただきたいです!
アマレーダーのご利用案内は、現在ご登録いただいているアマレーダー公式LINEでお知らせさせていただきます!
リリースを楽しみにしていてください!
5章 最後に…
ここまで、Amazon刈り取りで稼ぐための一連の流れを解説してきました。
Amazon刈り取りで稼ぐには、以下のように稼ぐための考え方を理解して、正しい手順で行うことがとても重要です。
しかし、それ以外には特に難しいことは無く、再現性がとても高い手法なので、せどり初心者の方でもしっかりと稼ぐことができます。
僕は、良い意味で自分の人生を変えてくれた「せどり」というビジネスの魅力を1人でも多くの方に知ってもらいたい。
そして、知ってもらった方には「せどりって良いビジネスだな!「よし、やってみよう!」と行動するまでのきっかけを与えられたらと思い、情報発信を行っています。
最近は楽天市場の改悪等もあったりと、せどりを行うための環境は日々変化しています。
ただ、今回紹介したAmazon刈り取りは僕自身も6年近く行っていますが、今現在も資産性が高く、長く続けられる素晴らしいせどり手法です。
ですから、今回ぼくが作成した「Amazon刈り取りスタートアップマニュアル」が、読んでくださった方々にとってのAmazon刈り取りを始めるための一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです(´ω`)
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。