オタクですがなにか?ジャンルの壁を越えてゆけ 僕らサブカル合唱団
【宮城】アニメソング(アニソン)やゲーム音楽、特撮ヒーローものの主題歌……。こうした楽曲を専門に歌うユニークな合唱団がある。その名も「仙台サブカルチャー合唱団」。コロナ禍でしばらく活動を中断したが、12月3日、再出発の演奏会を開く。
仙台近辺に住む20~40代の男女約20人で構成する混声4部合唱団。それぞれがアニメ好きだったり、時にコスプレを楽しんだりと、好きなジャンルの「沼」にはまっている。自らをオタクと呼び、呼ばれる人たちだ。
結成は2017年。山形大の音楽コースで指揮や作曲を学んだ佐藤祐也さん(38)が、同好の士を募って立ち上げた。大学の同級生のプロピアニスト、山形佑輔さん(39)が伴奏につく。
佐藤さん、山形さんともにクラシック音楽を学んできたが、そのかいわいではサブカル系はなかなか認めてもらえない。Jポップや歌謡曲では合唱曲になった曲も多いが、アニソンはあまりないという。
「いい曲がいっぱいあるのに、もったいない」と佐藤さん。権利者の許諾を得て、自ら合唱向けの編曲に取り組んだ。合唱団のレパートリーは今27曲。「広く聞いてもらうことで、音楽のジャンルの垣根を取り払いたい」と話す。
団員の1人、バス担当の井上暁裕さん(34)=利府町=は「学生の頃はまだ、アニメ好きと表立って言えない空気もあった。アニソンは元気をもらえる歌。その良さを伝えたい」。
合唱団は、泉区の中央市民センターを拠点に隔週日曜に練習を行う。団員を募集中で、詳しくは合唱団のウェブページで。サブカル合唱団は関東、関西でも増えつつあるという。
演奏会は12月3日午後1時開場、仙台市太白区文化センター「楽楽楽(ららら)ホール」で、入場無料。アニメ「進撃の巨人」から「紅蓮(ぐれん)の弓矢」、「名探偵コナン」から「キミがいれば」、ゲームの「ファイナルファンタジーⅩメドレー」などを披露する。(石橋英昭)
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