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千歳線の旧線区間に行ってきました(その2)
2021/06/22
前回千歳線北広島-苗穂の旧線区間のご紹介と、その跡地にできました白石サイクリングロードについてその歴史を簡単に書きました。
そのうえで函館線の貨物支線として作られ1986年に廃止になった白石ー東札幌間と千歳線付け替え区間である東札幌-苗穂(豊平川右岸)を走りました。
(旧東札幌駅の案内看板)
今回は白石サイクリングロードとしての真価が発揮される南郷通付近から北広島駅に向かっていきましょう。
North-tt
千歳線の旧線区間に行ってきました(その1)
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1052
東札幌(南郷通)-月寒(白石老人福祉センター付近)
南郷通は片側3車線で交通量の多い路線ですのでサイクリングロードも一旦信号まで迂回する形になります。南郷通南側からのサイクリングロード始点には案内看板が設けられており、だいたいの所要時間がわかります。目の前にはいかにも走りやすそうな道路が見えています。
自転車以外の徒歩やジョギングも制限されていませんので「白石こころーど」と現在称していますが、やはり見た目はサイクリングロードです。ただ、徒歩は「右側」自転車は「左側」を通行するようにしています。徒歩と自転車は対向になるので、お互いが気が付きやすいというところがあります。
自転車はあくまで車両ですので、歩行者や他の自転車との事故を起こさないようスピードダウンで行きましょう。
●東札幌1丁目トンネル
早速最初のトンネルが出てきました。北広島までのほとんどの交差点は立体交差になっています。いわばミニサイズの「高速道路」のような感じです。ですので、ものすごい勢いで走る自転車にヒヤッとさせられます。こちらは小さい折り畳み自転車ですので、いくらこいでもスピードは知れています。
このようなトンネルで、前後は下り坂、上り坂になりますので、結構いい感じに体力も使います。
●東札幌2丁目トンネル
●東札幌トンネル(米里行啓通・横町通り踏切)
●東札幌1号線トンネル
●環状夢の橋(環状通)
環状通は橋で越えています。1989年に開通した環状夢の橋で、前後は少し坂がきつい感じもしますが、橋の上から地下鉄白石駅、白石区役所がよく見えます。
環状通を車で走ると、この橋がよく見えまして、最初は何の橋だろう?と思っていました。千歳線旧線現役時代はもちろんここは踏切でした。丸亀踏切という名前だったようです。
●南南郷トンネル
●南郷トンネル
●白石・中の島トンネル(白石中の島通)
先にアサヒビールの工場が見えてきました。この工場の真横が月寒駅跡となりますが、このサイクリングロードの現地には特段駅跡の案内はありません。アサヒビールの工場敷地の南側に駅があった碑が設置されています。
●月寒駅跡
●南郷南1号トンネル
南郷南1号トンネルの手前にはアサヒビール工場の専用通路と、さらに上空には工場間の連絡通路が見えます。線路南側は当初アサヒビールの敷地ではなかったようで、1989年の航空写真ではこの連絡通路は見えません。
●白石老人福祉センター付近
駅跡地付近から少し進んだ白石老人福祉センター付近は少しだけサイクリングロードが北側にずれて、ミニガーデンのような休憩施設が作られています。ここに月寒駅に関する案内がありました。なお、月寒駅は「つきさっぷ」と読みます。月寒地区とは離れていますが、月寒地区の最寄り駅と言う意味があったのかもしれません。
月寒(白石老人福祉センター付近)-大谷地-虹の橋
●みのるトンネル●万生トンネル(水源地通)
万生トンネルを抜けた先、万生公園から先上野幌までがサイクリングロード最初の開通区間になります。
●南栄トンネル
●フジトンネル
この一番最初の開通区間のトンネルの銘板がたまたまありましたので撮影。1980年9月となっています。サイクリングロード開通は1974年なので、当初は道路を横断する形になっており、後にトンネルが作られたことになります。
所々に並木や休憩所が設けられていますので、無理なく自分のペースで進むことができるのがこのサイクリングロードのとてもいいところです。
●星の子トンネル(白石藻岩通)
●暁サイクリング橋(月寒川)
●みそらトンネル
●白石南公園前トンネル
マンションも多いこのあたり、通勤路としてもこのサイクリングロードが使われています。側道を通って右左折をするあたり、本当に高速道路のインターチェンジをほうふつさせる感じです。
●向ヶ丘通トンネル
●からまつトンネル
●吉田山西トンネル(清田通)
南郷18丁目駅最寄りのコープさっぽろルーシー店へつながるのがこのあたり。このルーシー店、元は大谷地店でした。なお、吉田山とは、吉田善太郎の住居跡があった近所の丘をいいますが、この方、この地域に「吉田用水」と呼ばれた灌漑用水路を作った方。
●大谷地駅跡
大谷地という地名ですが、この地域が広大な湿地帯(谷地)であることで付いた地名で、当駅付近には大谷地小学校が今も存在します。1970年代以降宅地開発で地域が分割され、現在の大谷地と名の付くのは厚別区の地下鉄東西線大谷地駅の地域となります。
駅跡は白石東冒険公園として様々な遊具で遊べる人気のスポットになっています。
当時も駅の構内にあった踏切と思われる道路ですが、ここまでで初めて道路を横断する「踏切」となっています。もちろん自転車も一時停止必須です。
●吉田山東トンネル
●虹の橋(厚別川・白石区/厚別区堺)
前回の記事でも書きましたが、当初サイクリングロードの厚別川鉄橋は設置されておらず、南郷通への迂回が必要でした。1981年に虹の橋が開通し、そしてその後1989年に厚別区が分区します。
サイクリングロードはこの虹の橋までが「白石こころーど」そして厚別区区間が「陽だまりロード」となります。
虹の橋-上野幌
●神社トンネル●しらかばトンネル(道央自動車道・国道274号線)
●高台橋(二里川)
厚別区に入りますと、急に地形が複雑になった気がいたします。大谷地神社と北星学園の間を抜け、国道274号線と道央自動車道をくぐる長大トンネルをくぐりますと、大谷地駅バスターミナルの脇に出ます。もちろん千歳線現役当時ここに駅はなく、民家も少ない湿地が広がる場所だったのでしょう。
今は札幌市内でも一大ターミナルとなった大谷地は地下鉄から高速バス・新千歳空港へのバスに乗り継ぐのにも便利ですし、先ほどの高速道路にすぐに入れるという立地を生かしています。
サイクリングロードと地下鉄駅が最も近い場所と思われますし、近くにショッピングモールもありますので、休憩にも最適でしょう。
●大谷地トンネル(大谷地駅前通)
●高台トンネル
●(上野幌中央線信号)
このサイクリングロードで初めて信号がありました。すぐ先が川を渡る橋でもありますので、トンネルにできなかった場所なのでしょう。
●三里川北橋
三里川を渡りますと、そうか、ここから見えるのがひばりヶ丘駅からの地下鉄東西線東車両基地入出庫線ですね。この橋から見ると一旦川を渡り、さらに右岸側に戻る形で弧を描いているのがわかります。この車両基地、実は厚別公園競技場に近くて、コンサドーレの試合とかで仮駅にできないかしら?と思わないでもありませんが、まぁ、素人が思うほど簡単ではないのでしょう。
●厚別南トンネル(平和通)
●旭町トンネル
●厚別西通トンネル(厚別西通)
少し開けた住宅地のなかを走る区間に出ました。ここはきっと現役当時からこのような住宅地の中を走っていたのではないかと思わせる場所です。
サイクリングロード脇には花壇があり、花壇を囲むのは枕木に見えます。よく線路わきに菜園があったりしますが、ここも現役当時からこのような感じだったんじゃないかなと思いますね。
●厚別中央通トンネル(厚別中央通)
●上野幌駅跡
旧上野幌駅跡地は厚別南公園として整備されています。当初は直線的だったサイクリングロードですが、グラウンドやテニスコートを整備するために、若干北側に折れ曲がっています。
公園内に駅があったことを表す看板が設置されています。丘のイチイの木って、これかしら?
●上野幌トンネル
当初サイクリングロードがまっすぐだったことを示すような位置に存在するトンネル。この上の道路は当初上野幌の駅前通りだった。
●(青葉平岡通信号)
2つめの信号になります。近くは小学校・中学校があり、通学路も兼ねているのかもしれません。
●(交差点)
このあたりまで来ると、とたんに人通りも自転車通りも少なくなります。道路の横断に信号どころか横断歩道もないのは、あまり交通量が多くないということもあるのでしょう。
そして、覚悟を決めよ!というような、一段と細くなったサイクリングロードが目の前に広がります。トイレと簡単な休憩施設があります。この先は、どう見てもうっそうとした森の中で「陽だまりロード」という名前にちょっと違和感があるような感じです。
旧千歳線時代、旧曲線と急勾配に悩まされた区間はこの区間ではないかと思われます。かなり宅地が近くまで押し寄せていますが、この先しばらくは人の気配も感じない中を走ることになります。
次回に続きます
North-tt
千歳線の旧線区間に行ってきました(その3)
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1054