デビュー2期目、132期生の尾道佳諭(24=埼玉)が57走目に初勝利を飾った。3連単は97番人気の15万円を超える万舟券となり、2連単も3万円台の高配当を演出した。
尾道は6コースからコンマ09のスタートを踏み込み、1周1Mは的確なまくり差し。同2Mは生方靖亜の逆襲を耐え切った。「地元なので、うれしいです。1Mは冷静に入れました」と喜んだ。
今節は回り足に定評のある16号機を手に入れた。先輩らの助言を受け、さらにパワーを底上げさせた。「出足がいいまま、伸びが付けられた」と納得の仕上がりにもできた。
それでも後半7Rは6着に敗れ、現状を冷静に分析。あらためて気を引き締めた。「技術面、調整面もまだまだ。知識も足りない。それを1つ1つ、つぶしてチャンスをつかめるようにしたい。早く2勝目を取れるようにしたい」。
早稲田大ではヨットで全日本インカレ優勝、世界選手権の出場実績がある。その経験をボートレースにも生かしつつ、さらなる成長を見据える。