「男性専用車両」が都電で運行、「痴漢冤罪の心配なくなる」と期待の声 国際男性デー前に
産経ニュース / 2023年11月18日 17時35分
11月19日の国際男性デーを前に、NPO法人「日本弱者男性センター」は18日、東京さくらトラム(都電荒川線)を借り切って、「男性専用車両」を運行させた。男性も性被害や痴漢の冤罪(えんざい)被害などの不安や恐怖を抱えていることを訴えることが目的のイベントで、参加者からは「少なくとも男性の痴漢冤罪の心配はなくなる」と男性専用車両の常設を求める声があがった。
男性専用車両にはイベントに参加した12人のほか、スタッフや報道陣ら計25人が乗車。三ノ輪橋駅(荒川区)から早稲田駅(新宿区)までの約50分間、男性専用車両の必要性や男女平等について話し合うなどした。
学生時代に女性からお尻を触られる被害を受けた経験があるという、同センターの平田智剛理事長は「男性だからといって、我慢するのはおかしい。偏見を助長しないためにも、男性専用車両が必要だ」と訴えた。
都内から参加した20代男性は、「女性専用車両があるのだから、男性専用があるのが当たり前になってほしい」。東京都国分寺市在住の無職男性(39)は、「冤罪トラブルに巻き込まれないためにも男性専用車両は必要。ただ、過度な区分は差別につながるので、バランスが大事」と話していた。
一方、荒川区の男性(22)は、「痴漢は結局、男性専用車両に乗らないので、冤罪は増えても痴漢は減らない。逆に男性専用車両では、同性愛者などからの痴漢被害が増えるのではないか」と懸念を示した。
同センターが男性専用車両を運行するのは、昨年の国際男性デー、父の日にちなんだ今年6月に続き、今回が3回目。初めて運行した際には、「女性の権利を奪う」という批判的な声が寄せられたという。広報担当者は「女性優遇、男性優遇ではなく、差別をなくしたいことを訴えてきた。ようやく趣旨が理解されるようになってきた」と話す。今後は、札幌市や愛知県内の路面電車で同様のイベントを行い、鉄道各社に男性専用車両の導入を訴えていくという。
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