『奨学金チャラ』
馬鹿言ってないで一生懸命勉強して働いて借りたものは返しなさい。
私は大学時代4年間奨学金を貰っていた。
専攻がピアノだった為、毎日6.7時間練習せねばならず、バイトはできなかった。
大学卒業時点で250万近くの返済を抱えて怖くなった。
私は利子がつかないタイプを借りていたが、企業に就職したわけではなかったので毎月の返済は結構大変で完済したのは33歳くらいだった。
途中どうしても払えなくて猶予してもらった事もある。しかし自分の返した分が次に借りる人の資金源になるのだし、大学時代は本当に助かっていたから感謝しかなく、返すのは当たり前だと思っていたので不満もなかった。
大学時代は自分の学費をコマ数で割り、一コマ幾ら払っているのか計算し、無駄にしてはいけないと真剣に授業に臨んでいた。
教室では最前列に座り、近くで雑誌を見ながら喋っている同級生に『うるさい!』と言って黙らせる嫌な奴だった。お陰で友達は出来なかったが、大学時代は本当に勉強したと自信を持って言えるし人生の財産になっている。
もしこれが返済しなくて良いよ、と言われていたら果たして同じくらいの緊張感を持って勉強していただろうかと思うと正直わからない。
してもらって当たり前だと思うと人間は有り難さを忘れる。
『借りたものは返す』で良い。
ただ、やはり借金があると結婚出産を躊躇する気持ちはわかるので、その辺を考慮した返済プランや給料の底上げ、本当に優秀な人には返済を免除しもっと勉学に邁進できるような制度を設けても良いと思う。
大学無償化も大反対だ。
勉強はしたくないが働きたくもないという無気力な若者に国がお金を出して4年間遊ばせるだけになるのは目に見えている。
『誰にでも高度な教育を!』なんてのは、無秩序に作りまくった低レベルな大学の定員を確保し天下り先を失くさない為の利権の隠れ蓑でしょう。
教育関係者に聞いたが、名前を書いたら入学できるような大学では英語の授業で『マンデー、チューズデー、ウェンズデー』を教えているようなところもあるそうだ。
そんな無駄金を使うより本当に優秀な日本人をどんどん給費生にしてより高度な学問を学ばせた方がずっと生き金になる。
55.6万
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