デザインフェスタ“マフィンで食中毒”めぐり運営が謝罪 出展者に「これまで以上に注意喚起」
アートイベント「デザインフェスタ」参加者がSNSなどで体調不良を訴え、販売されていたマフィンに問題があったのではないかとされる件を受け、イベントの公式サイトが14日更新され、運営サイドが謝罪した。
【写真】SNSで謝罪したマフィン販売店舗
サイトでは「この度、一部報道もされております通り、2023年11月11・12日に開催されましたデザインフェスタvol.58 において、フードエリア出展者の販売した飲食物を召し上がられた方から、体調不良が発生する事態となりました」と報告し、「お騒がせして、大変に申し訳ございません。今回の件で体調を崩された皆様には、1日も早いご回復を心からお祈り申し上げます」とつづった。
「フードエリアで提供された商品をご試食・ご購入された方で、体調に異変がある方は、ご出展者が加入されている保険での対応も含め、ご購入されました出展者へお問い合わせいただければと思います」と呼びかけた。
その上でフードエリア出展条件について説明。「開催両日出店可能であること」、「食品衛生責任者の資格を取得されていること」、「生物賠償責任保険(食中毒や異物混入などで賠償が補償されるPL保険)に加入されていること」、「日本語でのやり取りが可能なスタッフのいること」、「提出物の期限をお守りいただけること」を設けていたとした。
さらに、事前審査で出展が決定した際、生産物賠償責任保険の加入証書、食品衛生責任者の資格を証明できるもの、営業許可、(開催期間中、フードエリアでの)営業届及び廃業届、試飲試食届、商品に含まれるアレルギー表記に関する情報等の提供を受けていたとした。
「今回の出展者についても上記の手続を全て履践しておりましたが、このような事態となりましたことから、フードエリアへの出展者様に対しては、商品の衛生管理に万全を期すよう、これまで以上に注意喚起をしていきたいと考えております」とし、「出展者様、ご来訪者様、双方の皆様が楽しんでデザインフェスタにご参加いただけますよう、スタッフ一同、より一層努力してまいります」と伝えた。
マフィン販売店舗はSNSで「大変申し訳ございません。当店のマフィンで食中毒を起こしてしまいました」と謝罪し、「マフィンご購入のお客様には個別に返金対応させていただきたいと思います」としている。