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初めてスマブラの大会「篝火」に参戦して

初めてスマブラの大会に出ました。
公式非公式大小問わず初めてです。
篝火という国内最大規模のユーザーによる非公式大会です。
参加レポになります。

スマブラの競技歴みたいなものはこちら

スマブラ観戦歴

観戦歴はどうかというと…あまり記憶にありません。
公式大会はfor時代から見ていたものの、非公式大会はどこから見ていたか明確に覚えていません。何となくザクレイ選手とかの試合を見ていた気がするのですが、何かTwitterで盛り上がっているのを知ってアーカイブで見るみたいな感じだった気がします。

明確に見るようになったと感じたのは、自分がRTA in Japan出て、コミュニティ大会だったり配信だったりに興味を持つようになってから。2021年8月以降ですね。そしてプロスマブラーのtakeraさんと相互フォローになったり、Twitchの配信で真央さんやぱせりまんさんと繋がったりしてから自然と大会の情報が入ってくるようになり繋がっている人の大会を見ているうちに、スマブラ観戦というものが好きになっていきました。

ちなみに篝火は2020年12月から開始、自分がスマブラの大会を積極的に見る頃からになってから一気に大きくなった大会ということもあり、篝火に対して何か憧れみたいなものはありました。

出場のきっかけ

もともとは任天堂公式大会のために練習して(結局抽選落ちで出れませんでしたが)、VIPにも上がったしせっかくだから何か大会出たいなくらいのつもりでした。オフの対戦会参加して、初スマみたいな初心者向け大会に出て実力付けて、その後篝火のような大型大会に出ようみたいなプランが自分の頭の中で何となくありました。

が、いきなり篝火に出場しました。理由は主に2つ
1つ目は参加枠が1,536人ととてつもなく多くなっていたから。
自分が篝火出ることに躊躇してた大きな理由に「自分みたいな強くない人間が出場枠奪ったら申し訳ない」というものがありました。篝火は出場申込と同時に枠がすぐ埋まるという噂を聞いていたのでそんな人気の大会の貴重な枠を奪うわけにはいかないと思っていました。
が、今回は枠が500人後から増員、追加応募の開始を見て、少したっても参加枠が埋まってなさそうだったので思い切って応募しました。

もう1つは自分が人生で一番スマブラ強い瞬間が今だと思ったから。
もちろんここ1年くらい頑張ってきたからというのはそうなのですが、これからの仕事の都合ここまでスマブラに時間をかけることが今後出来ないと思っていたので出るなら今しかないと思いました。
もともと観戦するだけでも楽しい人間ですし、篝火は出展ブースも楽しそうだったので観に行くつもりではあったのですがせっかくなら選手でといったところです。

今まで目立つことで叩かれた経験もあったので不安もあったのですが、歓迎してくださるスマブラコミュニティには本当に感謝です。

参加申し込みから大会まで

さて、もともと出場する気がなかったのに突如出場することになったので実力不足の準備不足、申請したタイミングから練習を頑張ることに。
自分が勝てるレベルではないと分かってはいたものの、「リングフィットRTAの人がスマブラ強くないのにふらっと目立ちに来た」みたいに思われるのも嫌だったので、記念参加ではなく、ルーザーズでもいいから1勝するのを目標にします。

そんな目標を立てていたにも関わらず、今だから言えるのですが大会申請したタイミングは2週間くらいスマブラを休んでいたうえになんとVIPから落ちていました。2023年2月にVIPに上がったものの以降中々安定せずVIP前後をさまよっていましたうえに、ひどいと1000万以下に落ちたりもしていて篝火に応募したことを後悔。とりあえず8時間くらい頑張ってようやくVIPに復帰と幸先の悪いスタートでした。

仕事で家を外すことも多いのですが、家にいるときは毎日必ず配信で練習することに。自動で録画も出来るわけですし、場合によってはコメント欄でアドバイスも頂けるので良かったと思います。
1日1時間程度はYouTubeのスマブラ解説動画や勇者の試合を見るのに使い、45分~1時間半程度戦い、負けた試合を振り返り、大事なことはDiscordにメモする。
また対戦ファイターごとに戦績をつけ、戦いづらいキャラクターは一言メモで対策を書いたりしていました。
スマブラのために使う時間は1日3~4時間くらい、これでも全然足りないと感じたので「スマブラのために大学を退学する学生がいる」という噂を聞いたことがあったのですが少し納得してしまいました。
また、自分は土日予定が埋まっていてオフに参加出来なかったり、周りにスマブラ友達がいないこともあり練習はほぼ全てオンラインのVIPマッチでした。
なんやかんやで世界戦闘力の最高は1,351万と魔境Lv3くらいまで。たまたまググったときに篝火の1勝は魔境レベルみたいなのを見かけたので嘘か真か分かりませんが何となく篝火出ても恥ずかしくないレベルにはなったのかなと思いました。

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大会1週間前にしてようやくスマメイトに潜ってもまともに戦えるレベルになったかなと思ってアカウントを作ろうとするも、作ってから5日は使えないということでスマメイトでの練習は諦め、X上で篝火のルールで対戦してくれる人を募集することに。たくさんの人にお付き合い頂き本当に感謝です。

※魔境
ユーザーが作成した世界戦闘力ごとの段位のうちけっこう上位の段位。詳しくはこちら

※スマメイト
こちらもユーザーが作成したもので、2本先取のルールで対戦できるオンラインツール。キャラの選択を変えたり、終点戦場小戦場以外のオフライン大会でよくつかわれるステージなどを選べたりするのも特徴。ガチ勢はVIPよりもこっちをやってるイメージ

そしてこのころにはトーナメントは公開され、初戦はスマメイト1800越えのミェンミェン使いのカニカマさん。1800は自分より圧倒的に格上。そして、唯一完封され絶対勝てないファイターがミェンミェンだったのでトーナメントを呪いました。
が、キャラ対策を考えるのはとても楽しかったのでそこは良かったです。ミェンミェン対策の動画も色々上がっているのでそれを確認し、ミェンミェン使いの方ともしっかり対戦してもらい、そしてネットに上がっているカニカマさんの動画で癖とかを確認し、ネットに上がっているミェンミェン対勇者の試合を見て活路を見出す。そんなことをやっていました。

当日

11:30開始に対して10:15頃に受付を済ませました。
フリー練習の仕様がよく分かっておらず後ろから眺めていたところ、知らない方から「次フリー対戦しませんか?」とお声がけいただき対戦できることに。3戦やって交代というルールだったらしいです。

また自分は何時にどこにいればいいのかよく分かっていなかったのですが、その方に聞いたり、他にえぬわたのことを知っていて話しかけてくれた人に聞いたりして事なきをえました。本当にありがとうございました。

ということで正しい場所にいたはずなのですが、「えぬわたさん、進行席までお越しください」と場内アナウンスで呼び出しを食らうことに。
「何かやらかしたな」というよりも「あ、配信台だ」と気が付きました。
噂で最初の方はインフルエンサー枠というものがあると聞いていたので。ただ、仲良くさせて頂いてる運営のめがちーさんからは「2戦目からインフルエンサー枠」みたいに聞いていましたし、確かに過去の篝火でおじさんという筋肉スマブラ仲間が2戦目で配信台に乗っていたのを見ていたので初戦からとは1ミリも思っていませんでした。
後でめがちーさんからは「知ってたけど黙ってました。すみません。」とお忙しいのにわざわざお声がけ頂きました。

ということで対戦待ち。対戦相手のカニカマさんとは「まさか配信台とは~」みたいな話をしましたが、「自分がリングフィットRTAの有名人だからですね」なんて言えるわけもなく「緊張しますね~」とか言ってました。色々舞台には立ってるので正直そんなに緊張していませんでした。

2戦目は配信トラブルで映っていないのですが、内容に関してはこちらを見て頂ければと思います。

結果は0-2の負け。どちらも1ストックしか奪えずいいところなしといったところでしょうか。とは言え1戦目の1ストック目は先制したのでそこだけは「遊びで来たわけではないぞ」というのが伝わったかなと思っております。
緊張して思い通りに操作できないみたいなのは全くなく、実力で負けたという感じです。かっこいいコンボだったり、勇者らしいメガンテパルプンテ魔神斬りといった盛り上がりそうなことも出来ずだったのですが、後でコメント確認したらある程度盛り上がってたし「普通にうまい」とか書いてもらっていて嬉しかったです。
個人的にはスマメイト1800越えの方かつ最も苦手なファイターだった割には善戦したと思います。
何よりルーザーズでも良いから1勝が目標だったので次に切り替えます。

ただしルーザーズは2回戦で負けた人と対戦ということで場合によっては初戦より辛い可能性があります。
事前情報を調べても出てこなかったシャルティアさんということで、前の試合をガッツリ確認。ゲーム&ウォッチとルカリオということで特別苦手意識はなく、むしろゲーム&ウォッチであればマホカンタで通常攻撃も封じられるので有利なファイター、格上だとしても勝てる可能性があるかも…と臨むも3ストック制の2戦合計で1ストックしか奪えず完敗。以上で私の初めての篝火は終わりました。

リアリストなのでたぶん負けるだろうけど勝ちの目がある限り諦めんぞみたいな心持ちで挑んだのですが、いざ負けるとめちゃくちゃ悔しかったですし涙も出そうになりました
明日も篝火やってくれないかな。2日目ではなく1日目を。って思いました。もうちょっと戦いたいよってなりました。

その後は色々ブース見て、RTA道場に挑戦したり他の人のを応援したり、グッズ購入したり、憧れの世界最強勇者アカキクスさんにご挨拶行ったり、その途中で初めましての方に声かけてもらったり写真撮ったりサインしたりと最速敗退を決めた人間とは思えないほど満喫していました。というか篝火の良いところは戦う以外でも楽しめるところだと思っていて、自分の出番が終わった後は、自分が選手だったことを忘れて普通に楽しんでいました。

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今後について

正直に言うと負けっぱなしは趣味ではないので、1年くらいしっかり時間をかけて初スマだったり小さい初心者向けのオフ大会で実力を付けて、また篝火やウメブラ、マエスマといった大型オフに挑戦し、今回果たせなかった1勝という目標を果たしたいと思っています。欲を言えば配信台に乗った時に勝利をもぎ取れるくらいになりたいと思っています。

が、最初の方に書いたようにこれから仕事の都合スマブラが練習できなくなりそうと思っており、それどころかえぬわたの活動自体も落ち着かせて仕事の方に集中したいと思っています。ゲーム配信も離れセカンドキャリアに移っていこうかと考えていることろでした。

スマブラのモチベが落ちたとかでは全くないので細々とこれからも練習はしてますし、大会の配信は見てると思っています。
最後になるかは分かりませんが、いったんこのような経験を積めたことは本当に良かったと思っています。

自分はやっぱりスマブラが好きです。
特に「負けても楽しい」と思えるのが自分がスマブラを自信持って好きと言えるところだと思います。レートが下がったり大会でなければむしろ負け試合の方が好きで、どうやって攻略すれば勝てるのだろうと試行錯誤するのがとても好きなんです。
もしかしたらRTAの「何百回も挑戦して、たった一度出すWRのための試行錯誤が楽しい」と似たようなものなのかもしれません。
これからもスマブラを楽しんでいきたいと思います。

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リングフィットRTA走者のえぬわたです。100%カテゴリやany%カテゴリの負荷30の世界記録保持者。RTA in Japan Summer 2021で大トリを務めました
初めてスマブラの大会「篝火」に参戦して|えぬわた