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スマブラ勇者でVIPにたどり着くまでの24年間

スマブラ歴24年でようやくVIPにたどり着きました!って言うとちょっと嘘になるので、こんなタイトルになりました。1993年生まれの私は1999年発売のスマブラに対しドンピシャの世代です。
本気になったのはスマブラSPECIALからですが、前段として歴代シリーズにどのような触れ方をしてきて、本編としてVIPに駆け上がるためにどのようなことをしてきたかという話になります。
目次貼っておくので読みたいところからどうぞ、最初はただの思い出話なので。

スマブラ思い出話

初代スマブラ

64で1999年1月21日に発売されたニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズです。
とにかく友達の家で遊びまくったイメージ。ぶっちゃけ操作方法もよく分かっておらず、ただそれでもカービィとかピカチュウとかヨッシーを使えるのが楽しかった。たぶんヨッシーでたまご生みばっかりやってました。

自分で購入したのはスマブラDXが出てから。クリスマスプレゼントは5,500円までという決まりがある家だったので、ゲームキューブの時代に兄と二人分のクリスマスプレゼントで中古の64を買ってもらい、お年玉で初代スマブラを買ったことはよく覚えています。
ネスを出し、いにしえの王国を出し、くらいまではやりましたが、結局友達の家にスマブラDXを遊びに行くことが多かったです。

スマブラDX

一応ゲームキューブが現役の時代に買ったと記憶してます。イベント戦やアドベンチャーモードが好きでやりこんでいました。全キャラで一人用モードノーマル以上クリアみたいなことをやっていたし、フィギュアも全コンプするくらいにはやりこんでいました
中学生にもなって友達と遊ぶ機会が減ったこともあり、初代スマブラの頃よりは対人戦をやることはなくなりましたが、very hardで一人用モードをクリアしていたわけなのでCPU相手ならそこそこの動きは出来ていたと思います。

スマブラX

初めて発売時期に買えたスマブラ。インターネットも使うようになって、毎日学校から帰ってきてスマブラ拳を見るのが楽しみでした。16時ごろ更新でしたもんね。時のオカリナメドレーは死ぬほどリピートしたし、初めて遊んだゲームが「スーパードンキーコング」だったのでディディー参戦がめちゃくちゃ嬉しかった。ディディー参戦発表があった日、家に帰った途端に兄が玄関まで来て「早く今日のスマブラ拳見ろ!」と興奮して言ってきたのを鮮明に覚えています。

対戦ゲームよりもアクションアドベンチャーが好きだった自分にとっては亜空の使者はめちゃくちゃ好きでした。当時は今ほど任天堂キャラに詳しくなく、暗黒竜メドレーが好きすぎてFEを始めたりと、スマブラXが自分が任天堂にどっぷりはまるきっかけになったと思っています。
クリアゲッターコンプなどやりこんでいましたが相変わらず対人戦は全然やっていなかったです。

スマブラfor

当時大学生。3DSというハードが大好きだったころ。就活中もスーツで3DS電車でやってました。携帯機でスマブラ?と不安ではあったものの想像以上に遊びやすくドはまりしました。上手くなる努力みたいなことはあまりしませんでしたが3DSでオンライン対戦潜るようになりました。150時間くらいやって勝率4割程度だけどスマブラの対戦が楽しいと思うようになったころです。ちなみにアイクを使っていました。復帰時に上Bを使うか横Bを使うかなどの駆け引きがあって面白いと思っていました。

スマブラSP

当時は一つのゲームをやりこむよりも、色んなゲームを触りたいという思考が強かったのでとりあえず灯火の星をクリアしたらあとは友達と遊ぶときにたまにやるくらいでした。ファイターパスも全部買っていたけど、参戦時に勝ち上がり乱闘をやるくらいでそれ以上のことはしていませんでした。

ちょっとスマブラの話からそれてしまうのですが、基本的にゲームはクリアしたら終わりみたいなプレイスタイルだった自分が初めて本気でやりこむゲームが出ました。コロナ禍だったからやりこもうと思ったゲームです。それがリングフィットアドベンチャーでした。RTAをやっていました。
ただリングフィットのRTAをやっていると、自分が筋肉質なこともあり「ゲーマーじゃないマッチョがゲーム界隈に殴りこんできた」みたいに思われがちでそれが嫌でした。「元々ゲーム界隈にいたマッチョがゲームを極めるためにさらにマッチョになった」が真実です。
でも確かにゲーム上手いかって言われたらそうでもないし、何か「ゲーム上手いぜ」みたいに言えるものは欲しいなと、昔以上に強く思うようになっていきました。
自分が好きなゲームで対戦ゲームと言えばスマブラ、何となくいつかはスマブラでVIP行きたいなと思うようになりました

特にshu3の「初心者が100時間かけたらVIPに行けるのか?」という動画は初心者目線でどの段階で何につまずくか、どう乗り越えていくかというのがかなり見えたので「自分でも頑張ればVIP目指せるかも」と思うようになりました。勇気をもらいました。

時は経ち、2022年7月 Nintendo Live開催のお知らせが届きます。久々の任天堂のオフラインイベントに行きたい!絶対に行きたい!絶対に行きたいいいいいいい!!!!となります。
ただし感染拡大防止のためにかなり厳しい入場制限が。これを切り抜けるにはどうすればいいか。その答えがスマブラでした。
一般入場枠とは別にスマブラの大会参加枠というのが設けられます。大会参加の抽選が先に行われ、落ちても一般入場枠に応募が出来ます。単純にチャンスが増えるのです。スマブラの大会に申し込むことを決意し、せっかくなら今まで何となく目指したいと思っていたスマブラのVIP、ここを目指そうということになりました。

VIPへの道

逆VIP時期&キャラ決定

スマブラをある程度やっていたとは言え、対人戦はからっきし。逆VIP帯と呼ばれている初心者が最もつまずき、レート的にたくさん人が存在するようなレートでつまずきました。

幸い自分は配信者ではあったので、「アドバイス歓迎」と配信画面に載せながら配信をし、基本的なアドバイスをたくさんもらいながらプレイすることができました。
またこの時期にキャラを勇者に固めました。最初は昔から使っているアイクを使っていたのですが、とりあえず色々試そうということで次に使ったのがリンクでした。自分がゼルダの伝説が大好きかつ、shu3もリンクを使っていて、VIPへの道が見えやすいと思っていたから。が、これも難しく別のキャラへ。次にキャラを選ぶ際に、自分が一番やりこんだゲーム、リングフィットアドベンチャーのRTAで培った能力が活きるのは何か?と考えて選んだのが勇者でした。リングフィットRTAは基本的にはRPG、コマンドの選択の速さが求められます。スマブラに活きるとしたら勇者くらいではないかという安直な発想で勇者を選ぶことになります。ちなみにドラクエナンバリングは全作クリアしていますし、勇者参戦時には号泣したくらい好きなキャラでした。愛はありました。

逆VIP抜けるまでにやったこと

だいたい8月いっぱいは毎日1時間までと決めて逆VIPを抜けました。

・使ったコントローラーはHORIのGCコン
ゲームキューブコントローラーに慣れていたというのと、手軽に使えるということでこちらを使用。あとゼルダが好きなのでゼルダ仕様です。

・強攻撃を出す
今となっては使うの当たり前なのですが、最初はこれが出来なかった。キーコン(キーコンフィグ)でCスティックに割り当てるのはほぼ必須だと思いますが、それでも慣れるまではとっさに出ませんでした。普通にスマブラやってたらCスティックなんぞ使わないんですよ。
特に勇者は横強が無敵発生したり、上スマの範囲が狭い分上強が大活躍だったりと非常に大事でした。
また強攻撃出せるようになるとスマッシュに頼らなくなってきました。

・つかみからのコンボ
正直今でも使ってるコンボってこれくらいしかない気がする下投げ→空前
上手い人の動画見ると空上の方が繋ぎやすかったりするみたいなのだけど難しいので諦めました。この時期は外れるかもだけどやりやすいコンボを優先していました。

・投げのバースト(撃墜)%を覚える
キャラによって重要度は異なるとは思いますが、勇者はためるからの上投げはだいたい130%を超えると倒しきれるとアドバイス頂き、意識して使えるようになりました。またためてなくても180%まで行くと上投げで倒せるというのも覚えました。もちろんキャラの重さによって多少変わってくるというのも何となく覚えることに。

・必殺技の特性を覚える
これもキャラによって重要度や難易度が大きく変わってくると思いますが、勇者は特殊なキャラクターなのでかなり重要だと思います。
大事な呪文の消費MPは覚えるようにしました。ルーラが8、バギクロスが18、バギマが10、バギが5、メラゾーマが36あたりは特に大事だと思います。下Bで出せる呪文は使えないのは表示されないのでそこまでしっかり覚えなくても良いと思います。

この時期はやらないといけないことはたくさんあると思いますし、コンボ覚えなきゃとかもあるだろうけど、「1個ずつ出来るようにする」を意識しました。逆に言えば出来ないこと、あえて練習しないものもたくさんありました
出来なかったものを上げると
メテオ、その場回避、小ジャンプ(小ジャンプ攻撃はできた)、ガーキャン、ジャストシールド、壁受け身とか。勇者に限って言うならピオリムは自滅が多くなっていたのでストック不利の時は使っていませんでした。

そして逆VIPを抜けたころ、Nintendo Live運営からスマブラ落選の連絡が。その後普通の入場枠も外れますが、ペースを落としつつスマブラを続けることを決意。楽しかったので。


VIP付近まで行くのにやったこと

9月~12月くらい
週3,4回だが、週辺りのプレイ時間は10時間くらいでした。波はありますが。

・キャラ対策を行う
キャラ対策と言っても、このタイプのキャラ相手にはこの型で立ち回るくらいのものです。
勇者は人によってタイプが違うと思うのですが、私はマホカンタに非常に頼るタイプです。
反射持ち、通常攻撃に飛び道具が多い、飛び道具メインで闘うキャラ。この辺りと対戦したら初手呪文、そして相手の飛び道具頼り具合や反射をどの程度使ってくるかで積極的にマホカンタを引きに行くか判断していました。空前が飛び道具になっているむらびとしずえは逃げながらでもマホカンタを引きに行っていました。

あとは復帰阻止をどうするか
勇者の場合、上Bによる復帰阻止がお手軽なのでどの相手にハメられるかみたいなのは何となく覚えました。

あとガノンドロフは何度も闘うので、どういった戦い方がいいか覚えたり、ルイージの即死コンボはどうやって抜けるんだっけとか、ミェンミェンまじで完封されるんだけどどうすりゃいいんだとか、必要な時は個別で調べていました
無理に全キャラ対策しようとかはしません

・崖上がり空中攻撃をする
初心者って崖を上がる方法ってその場上がりと回避上がりとジャンプ上がりくらいしかないんですが、一瞬崖から落ちて再度ジャンプして空中前攻撃みたいな選択肢もあるわけで、それをするようになりました。もちろん上手いの動画は見ていたのでそういうものは知っていたのですが何となくやっていませんでした。勇者の場合空前の他、横B、NB(メラゾーマ)もあるので通信待機中に練習してました。特にメラゾーマは反動あって空中回避移動で戻るのが難しいので練習大事でした。

・キャラ全一の方(そのキャラで一番強い人)の動画を見る
最初の方にこれやっちゃうとパンクするなと思って避けていたのですが解禁。普通にモチベーションが上がります。
「○○の使い方!」みたいなのも参考になりますが、全一の方の大会での実戦を見るのも参考になります。
本人が解説するまでもなく、自然に使っているものが目に入ります。
勇者の場合はアカキクスさん。ガーキャン上Bや台に繋げて上強コンボとか、ピオリムの重要性とか、マヒャドで凍っているときにメラゾーマ、ラリホーで眠っているときにギガデイン、画面外にメラミで復帰阻止、崖下上がりを逆向きデインで狩るなど知っているだけで真似れるものから多少練習が必要なものもありましたが、練習が必要なものは無理せず少しずつ使っていきました。

そしてこの時期はスマブラ中毒がやばかったです。
夜の0時に始めて朝7時までやってしまって戦闘力を600万くらいとかしたこともあり、ものすごく反省しました。タイマーで1時間セットしても止めて続けちゃう。当時はリングフィットRTAという優先すべきものがあったので生活崩壊寸前で耐えていました。

VIP間近

1月~2月、ただ、2月の頭でリングフィットRTAの引退で追い込みがあったのでそこまでやれておらず、毎日2時間くらいのペースでやり始めたのはリングフィットRTAやめてから。2月6日以降ですね。

・メテオ
勇者はメテオが難しいキャラなので実はここまで封印していました。個人的には空下がメテオのキャラはそこまで優先してメテオは練習しなくてもいいのではないかなと思いました。
ただやり始めたと言ってもVIP上がるまでに決められたメテオの回数は両手で数えられる程度です。

ちなみに崖下バギクロス→崖つかみ→崖離して→メテオっていうのがめちゃくちゃかっこよかったので練習しました。ただしトレモではなく通信待機中だけです。

・細かいミスをなくす
これは抽象的ですし、特別な練習をしたとかではなく、心がけたというものです。

特に勇者はコマンドミス。アストロン、メガンテの暴発。このころからだいぶなくなった気がします。
単純に数をこなしてって感じですね。
VIP上がった時の試合数は2000くらい。shu3もそれくらいでしたし、何となく、ある程度ゲームの地力があるけどスマブラやり込んだことない人がやったらそれくらいになるのかなという気がします。

VIPに上がった瞬間

VIP上がる直前はめちゃくちゃ緊張しますよね。
あと4勝くらいのところから毎試合心臓バクバクでした。試合が終わるたびに立ち上がって深呼吸をし、手汗を拭いてもう1戦。

あと2勝くらいのところで「VIP上がる瞬間を配信して喜びを記録したい」みたいに思って準備しようとしましたが、その邪念が勝利には邪魔だと思い、いつも通りを心がけそのまま戦闘。

最後はスクエニ対決、勇者対クラウドで逆転勝ちでVIPに上がりました。最後は4連勝で勝ち上がりました。

VIP上がった後は手の震え止まりませんでしたし、Twitterに報告した後たくさんの人が反応してくれて嬉しかったです。

VIPに初めて上がることの大変さそして嬉しさをみな分かっているのだなと。
お祝いのお言葉ありがとうございました。

VIP上がったその後

VIP上がった後はVIP初戦で7連敗くらいして、なかなかVIP定着できませんでした。たまたま4連勝でVIP上がっただけでまだ実力は達していなかったです。でもVIP復帰はすぐにできるくらいの実力はありました。
VIP+5勝くらいまでいくまでに1か月はかかりました。

ちなみにVIP上がってから「急降下空中回避」とか「すべり横強」みたいなテクニックを知りました。「その場回避」も実はVIP上がってから使い始めました。

その後は1日1回1時間までと決めながらほどよく付き合えている気がします。

VIPが目標だったので明確に次の目標は立てていないのですが、普通にスマブラが楽しいので普通に遊びながらVIPを維持できています。たまにCPUと対戦して楽し~ってなってます。

何となく魔境に行きたいとか、大型大会に出て1勝くらいしたいとか思いますが、1日1時間以上はやらないとか、あくまで楽しい範囲で、とかを考えるとちょっと難しいかなと思っています。あまりトレーニングモードで練習したり、データなどまとめて研究したりするのは苦手なので。楽しむのが一番ですね。
※魔境とは戦闘力の目安で初心者卒業のラインのイメージ。詳しくはこちら。あくまでユーザーが勝手につけている名前です。

スマブラのオフに初めて参加しました

何となく上手くなりたいし、そろそろ人にアドバイス貰わないと上手くならなさそうと思ってそういった人向けっぽい対戦会があったので参加してきました。

SmashAdvance(スマアド)【初心者~VIP前後の対戦交流会】
https://twitter.com/SmashAdvance_SP

自分がコロナ禍前にオフ会とかで仲良くしていた人が参加されてたんで自分も参加を決めました。というかその月の回に参加されるか悩んでいたので一緒に行きませんか!って誘いました。知り合いいるのは大事なのと、自分から誘うの大事。

もちろんその方とも対戦出来たし、他にも「えぬわたさんが参加するなら行きます」って言ってくれた人が数名いたのでそういった方々とも対戦出来ました。

あと「フォローしてるし配信も見てます!」みたいに言ってくれる方とかもいて普通に嬉しかったです。自分のことよく知ってくれている、つまりえぬわたがただのマッチョではなく任天堂好きってことを知ってくれている人だ!ってことで普通にスマブラしながら任天堂のゲームの話をしてました。ありがとうございました。とても楽しかったです。

そしてスタッフの皆様。特に勇者使ってらっしゃる方がいたのでめっちゃ勉強になりました。頂いたアドバイスは金言として自分のDisocordサーバーに貼っています。ちなみに全キャラVIPですみたいなスタッフさんもいたのでどのキャラでもアドバイスはしてもらえると思います。
最後滑り込みでアドバイス台で対戦も出来てアドバイス頂きました。ありがとうございました。

最後に

だらだらと書いてしまいましたがやっぱり自分はスマブラ好きです。
ゲーム性もそうですが、今となっては任天堂作品幅広くやっていて好きなので、好きなキャラクターたちが大活躍するという観点でも大好きです。

あと、私は負けても楽しめるし、CPU対戦も好きなのでこのゲームとは長く付き合えそうだなと思っています。観戦するのも好きですしね。
ゲームもゲーム以外も多趣味なのでスマブラだけに時間をかけられないのが本当に残念なのですが、これからもほどよくスマブラを楽しみたいですし、またいつかスマブラ新作が出てくれることを夢見て末永く付き合っていきたいと思います。

あとスマブラ好きすぎて勢いで語ってしまった動画も貼っておきます。良かったら見て欲しいです。再生回数伸びたらスマブラの動画も上げていきます。


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リングフィットRTA走者のえぬわたです。100%カテゴリやany%カテゴリの負荷30の世界記録保持者。RTA in Japan Summer 2021で大トリを務めました
スマブラ勇者でVIPにたどり着くまでの24年間|えぬわた