越谷浦和バイパス鶴巻ランプ 14日開通

 国道122号や東北自動車道と国道463号の越谷浦和バイパスを立体交差で接続する新しいランプが、14日開通しました。

 越谷浦和バイパス鶴巻ランプは、国道122号の岩槻方面と東北自動車道の岩槻方面から、それぞれ国道463号の浦和方面へつながる道路です。

 これまでは、国道122号や東北自動車道から国道463号の浦和方面に行く場合、渋滞が多い国道122号を通る必要がありましたが、新しいランプの開通でアクセスがしやすくなり、国道122号の大門交差点付近の渋滞緩和も期待されます。

 開通前は、埼玉スタジアム2〇〇2から国道463号バイパスの新見沼大橋有料道路料金所までの所要時間は13分ほどでしたが、今回の開通で8分ほどに縮まるということです。

県庁オープンデー

 11月14日は県民の日です。

 県庁は、庁舎を開放する「県庁オープンデー」が行われ、多くの家族連れなどで賑わいました。

 「県民の日」は廃藩置県が行われた明治4年=1871年に、「埼玉県」が誕生してからちょうど100年目にあたる1971年に制定されました。

 県庁はイベントやグルメを通じて埼玉県の魅力を発信する県庁オープンデーを開催し、知事室では大野知事の等身大パネルとともに写真を撮る人たちの姿が見られました。

 また、県内に拠点を置くスポーツチームのコーナーも設けられ、子どもたちが的をめがけてサッカーボールを蹴ったりボールを投げたりして楽しんでいました。

 そして、午後3時すぎ映画「翔んで埼玉」に出演したGACKTさんと二階堂ふみさんが登場しました。

 県の魅力発信に貢献し、県民に笑顔や感動をもたらした人などを表彰するために県が新たに設けた「彩の国M.A.P.」の第1号に映画『翔んで埼玉』が選ばれ、大野知事から賞状とトロフィーが手渡されました。

 GACKTさんは「どんな内容であれ、賞状はうれしい」と話すと、会場に笑いが広がりました。

 このあとのトークショーで二階堂さんは「パート1からパート2の間にコロナがあり、世界的にも大変なことがたくさんあった。今だからこそ多くの方々に届けたい作品になったと思う」と話しました。

 また、GACKTさんは「この作品は、僕らだけでは完成していない。ここにいる皆さんが、映画館で知らない人たちと笑ったり拍手したり共感する中で、初めて完成すると思っている」と伝えました。

 一足先に映画を観たという大野知事は「中身はどうあれ、埼玉県を取り上げてくれるのはありがたい」と話しながらも「実は埼玉愛にあふれている映画だと思う」と評価しました。

 そして、映画を県として公式に認めた大野知事は「ただし、翔んで埼玉よりも埼玉県を取り上げてくれる映画が出るまで」と注文をつけました。

 会場からは大きな拍手が送られ、県民の日は「埼玉愛」あふれる「翔んで埼玉」で盛り上がりました。

大野知事 ASEANでのビジネス支援

 大野知事は11月7日から11日にかけて、コロナ禍以降初めての海外訪問としてASEAN=東南アジア諸国連合でのビジネスを支援しようと、県内の経済団体や金融機関とともにタイとマレーシアを訪問しました。

 マレーシアはアセアン主要6カ国で実質GDP成長率が1位で、大野知事は投資貿易産業省のリュウ副大臣と会談し、県内企業が販路を開拓しやすい環境づくりに取り組むことで合意したということです。

 また、日本の酒や食品の輸入が前年比3割増と拡大していることから、県産の酒や食品を現地のバイヤーに売り込むイベントを開き、33社の90商品を109人のバイヤーにPRしました。

 参加した県内企業からは「バイヤーの反応がよく、手応えを感じた」との声が聞かれ、今後、日本貿易振興機構=JETROと連携して商談などを支援したいとしています。

 タイには、すでに県内企業262社が進出していて、大野知事はタイ工業省の大臣と会談し、引き続き協力しあうことで合意したということです。

 また、ビジネス交流会を開き、タイに進出している県内企業同士が情報交換したほか、現地の政府要人などと交流してネットワークの構築を図ったということです。

 県は、今回の訪問を通し、コロナ禍で足踏み状態となっていた県内企業の海外での販路開拓を後押ししたい考えです。

5人死傷事故 被告に懲役9年判決

 おととし12月、草加市の交差点で、男女6人が乗った乗用車が信号機などに衝突し、男女5人が死傷した事故で、危険運転致死傷などの罪に問われた男に対し、さいたま地裁は14日、懲役9年の判決を言い渡しました。

 判決によりますと、八潮市の無職・岡田秀平被告(22)は、おととし12月草加市で、酒に酔った状態で運転し法定速度を大幅に上回るスピードで走行したため、カーブを曲がりきれずに歩道の信号機に衝突し、同乗していた女性2人を死亡させたほか、男女3人に重軽傷を負わせました。

 14日の判決で、さいたま地裁の中桐圭一裁判長は、岡田被告が以前から飲酒運転をしていたとして「交通規範への認識が甘い」と指摘しました。

 そのうえで「無謀な運転で結果は重大」と非難し、懲役10年の求刑に対し懲役9年の判決を言い渡しました。

宇宙飛行士・若田光一さんが講演

 ことし3月、日本人として最多となる5度目のフライトを終えた、さいたま市出身の宇宙飛行士・若田光一さんが地元で講演し「将来、一緒に仕事ができる仲間が出てほしい」と子どもたちにメッセージを送りました。

 講演会は、さいたま市の教育委員会と埼玉経済同友会が企画し、市内の小中学生などおよそ2500人が参加しました。

 若田さんは去年10月から、国際宇宙ステーションにおよそ半年間、滞在し初めての船外活動も行いました。

 5回のフライトで宇宙の滞在日数はあわせて504日となり、日本人最長を記録しています。

 若田さんは、現在、月や火星の探査に向けて計画が進められていることにふれ、「国際ステーションやその先の月、火星などの目標に向けて、一緒に仕事をしてくれる仲間がこの中から出てほしい」と期待を寄せました。

さいたまブロンコスの選手が子どもたちと交流

 プロバスケットボールB3リーグのさいたまブロンコスの選手が、ふじみ野市の小中学生にプレーを指導し交流を深めました。

 ブロンコスは11月1日、ふじみ野市と市民のスポーツ推進に向けた連携協定を結んでいて、14日のバスケットボール教室はその一環として企画されました。

講師を務めた秋山熙選手と野口龍太郎選手、それにミサカボ・パカ・ベニ選手の3人は、ドリブルやシュートのコツをアドバイスしました。

 このあと子どもたちはミニゲームを行い、さまざまなテクニックを繰り広げる現役選手たちと一緒にプレーする楽しさを感じていました。