先日、ホストクラブを筆頭とする「売掛問題」について当事者の方からヒアリングを行いました。
売掛を作ることにより、1ヶ月後の入金日まできちんと担当にメンタルケアをしてもらう目的を持っている女性も多くいると聞き、驚きました。
指定された入金日までに入金されなかった場合、担当ホストに支払い責任が生じることから、姫へのケアに緊張感が生じますものね。
そもそも社会一般の大多数である、月額の給与で生活を送る人の売掛への認識と、日銭を稼ぐいわばその日暮らし的な生活を送る人たちにとっての売掛への認識では、大きく異なるものがあります。
少額の売掛であれば、所持金がなくともすぐにまた稼げることが確定しているわけです。
また売掛で売上を上げることは「ダサい」という業界内の認識もあるそうです。
ホストの待機場には、売上と売掛両方が張り出された表があるとのこと。
見せかけの売上だけ高くとも、実際入金がなければ、それは中身の伴わないホストだと周りからも認識されます。
また店舗責任者の給与形態は、現金入金に応じたインセンティブ額になっていることが多いことからしても、無理に売掛をさせるメリットがないそうです。
ホスト側が強要しているという世間的なイメージがあると思います。
しかし、両者の合意のない無理な売掛や、担当ホストの給与を超える多額の売掛は認めないなど、内部規律がしっかり存在するとのことにも驚きました。
ホストクラブの大手グループ化が進み、事業の多様化が進む中で、自浄作用が多く働いているそうです。
売掛が居場所であるという女の子も確かに存在する中で、一概に売掛を否定するのもおかしな話だと個人的には思います。
一方で、やはり無理な売掛を自分の意思ではなく強要されること、誰かの人生を破滅させるようなことはあってはなりません。
売掛の問題はホストクラブだけではありません。むしろ問題は、メンズコンカフェやサパー形態をとる、小さな店舗などで起こっている印象です。
深夜営業の許可を取っていないため、未成年や高校生でも入れます。大手企業でないため、コーポレートガバナンスもなく、多額の売掛を背負わせることも多々あるそうです。
実際渋谷でサパー形態の店で、1000万円を超える売掛を20代女性に背負わせる、発生した事例があったと聞いています。
歌舞伎町が何かとクローズアップされますが、売掛問題は夜の街でこれからどんどん派生していく可能性があるのではないかと心配しています。
安心安全なナイトタイムエコノミーの活性化は、私の政策の大きな軸。
女性を全て弱者と決め込んだり、全く当事者の意見を聞かずにトンチンカンな制度を作っていくことにならないよう、現場当事者の意見を聞き続けたいと思っています。
活動報告なのか、意見表明なのか、よくわからない文章になっちゃったけど、まずはご報告。また頓珍漢なこと言ってる女性議員の動画を見たのもあるけど。
ヒアリングご協力いただき、ありがとうございました。
最後に、売掛問題、売掛をしたことがある女性でヒアリングさせてくださる方いたらご協力お願いいたします
秘密は守ります。
info@shindokana.com
56.9万
件の表示71