島根県 丸山達也 知事(10月26日)
「性別という戸籍に記載する客観的な事実が人の主観で決められるのか。主観っていうのは変わり得ますからね」
「(女子)トイレに入るまでは男性として振舞っていて、入った瞬間に女性なんだという風に主観が替わりましたっていう、主観っていうのはそういうことだから究極言うと。悪用されることを考えれば」

最高裁大法廷は10月25日、戸籍上の性別を変更する際に今の法律では生殖能力をなくす手術を必要としている規定について、「違憲」とする初めての判断を示しました。

一方で、外観について定めた規定については判断せず、審理を高裁に差し戻す決定をしましたが、丸山知事は、自認、主観で性別を決め体の外観を問わないことになれば、女性にとって女子トイレなどが使えない場所になる恐れがあるなどと疑問を呈したのです。

島根県 丸山達也 知事(10月26日)
「(外観要件が整わなければ)女子トイレとか女子の浴場に女性の方からすると男性と認識せざるを得ない人がおられるかもしれない。おられるといった状況を許容しなさいという風な社会とするかどうかってことでしょう。
悪意を持って、それに乗じてわいせつ行為を企図しようという人もいるかもしれない。捕まっても主観で自分は女性だという風に言い逃れようとする、それを認めるのかどうかっていうシビアな問題はあるわけですよね」