
国家一般職で受かりやすい官庁ってありますか?



ん~、それは難しい質問だね。一般的にはココだと特定するのは難しいかな。
国家一般職に受かりやすい官庁はあるのか?国家一般職を目指しているあなたならぜひ知りたいと思っているのではないでしょうか?
結論から言うと残念ながら一般的に受かりやすい官庁はココだと断定することはできません。
なんだ、がっかりしたと思われるでしょうが、ご安心ください。
一般的にはこれだ、ということはできませんが、「あなたにとって受かりやすい官庁」はあります。
それは、「あなたが興味のある分野、あるいはやりたい仕事がある官庁」です。
あなたにとって受かりやすい官庁は、あなたの興味のある分野や、やりたい仕事がある官庁
というのは、国家一般職の採用は、民間の就職試験に比べて内定をもらえるかどうかは、筆記試験の順位よりも面接重視・人物本位で決まるからです。
国家一般職は、1次試験合格後に官庁訪問での面接があります。そこでの面接が勝負なので、そこで自分の興味のあることを扱っている官庁なら熱というか、熱意というかそんなものが面接官に伝わって受かりやすくなるということなんです。
この記事では、そう言ったことを詳しく解説していきますから最後まで読んでくださいね。
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国家一般職試験の流れ





ここで一度国家一般職試験の流れについてみていきましょう。
平成4年度の国家一般職試験は次のような日程で行われます。
国家一般職 | 日程 |
受付期間 | 3月18日~4月4日 |
1次試験日 | 6月12日(筆記試験) |
1次合格発表 | 7月6日 (1次試験合格者だけが2次試験を受験できる) |
官庁訪問 | 7月8日~ |
2次試験日 | 7月13日~7月29日(面接試験) |
最終合格発表 | 8月16日 |
官庁訪問 | 8月19日~ |
国家一般職の第1次試験と第2次試験は、各官庁が個別に行うのではなく人事院によって一括して行われます。人事院とは国家公務員の給与や労働条件に関する政策を策定し実施する機関で、公務員の採用に関する政策も策定しています。
第1次試験は筆記試験です。大学までに勉強した一般的な知識を測る教養科目と法律知識などの専門知識を測る専門科目に分かれています。
第1次試験に合格するといよいよ官庁訪問が始まります。ここで内々定をもらえるかどうかが合格できるかどうかの分かれ目になります。



官庁訪問で内々定をもらえるかどうかが合格への分かれ目です。
官庁訪問は面接勝負!
各官庁には1次試験の成績は伝えられますが、最も重視するのは官庁訪問での面接内容です。その内容だけで内定が出るかどうかが決まるといっていいでしょう。
なぜなら、最終合格できるだけの学力があることはすでに証明されているわけで、採用する官庁としては人物評価を最優先で考えるのが通常だからです。
官庁の担当者の中には内定を出すまで、1次試験の成績を全く見ないという担当者もいるくらいです。



面接がそんなに大事なんですね
内定をもらいやすい官庁は誰にも分らない!
ここで大事なのは、第1次試験と第2次試験は人事院がすべての省庁を一括して試験を行うということです。ですからこの時点で受かりやすい官庁というのは存在しません。
受かりやすい官庁というのは、官庁訪問時に内定をもらいやすい官庁ということになります。
しかし、一般的に官庁訪問時に内定をもらいやすい官庁というのを断定することはできません。採用人数が多い官庁が受かりやすいのではないかという声もありますが、採用人数が多くても応募者が多ければ受かりやすいということにはなりません。
ですから一般的にどの官庁が受かりやすいのかということは誰にも分らないというのが実状です。



採用人数が多い=受かりやすい、ではないんだ。
あなたが興味のある仕事ができる官庁があなたにとって受かりやすい官庁!
しかし、すでに申し上げまたが「あなたにとって受かりやすい官庁」というのは存在します。
それはすでに申し上げた通り、「あなたが興味を持っている、あるいは好きな事を業務としている官庁」です。
官庁訪問は面接勝負です。あなたが興味がある仕事、またはやりたいと思っている仕事を業務としている官庁なら面接時にあなたの熱い想いというか、熱を面接官に伝えることができます。
そうすれば、なんとなく応募してきている他の受験生よりも面接官に良い印象を与えることができるでしょう。ですから内々定をもらえる確率はグンと高くなるはずです。



なるほど、そういうことなんですね
あなたのやりたい仕事ができる官庁を見つけよう


一口に公務員といっても地方公務員と国家公務員があります。地方公務員は県庁や市役所などの地方公共団体で仕事をします。ですから、生活に密着した業務を行うことになります。
一方、国家公務員は特定の分野に特化した業務を行います。例えば、財務省ならば国家財政に関する業務、文部科学省なら教育関係など、
ちなみに私が勤めていた国土交通省は、運輸行政と建設行政を担当しています。運輸行政については、陸上交通、海上交通、航空交通に分かれています。さらに細かくいうと、陸上交通は、自動車交通、鉄道交通に分かれます。自動車交通は旅客運送、貨物運送と細分化されています。
もしあなたが鉄オタだったら‥ ここがあなたにとっての受かりやすい官庁
ここで具体例を挙げてみます。
あなたが鉄オタだと仮定しましょう。あなたは、鉄道に関して並々ならぬ興味と深い知識を持っているわけです。
そんなあなたが鉄道行政を扱っている官庁に応募すれば、鉄道に興味を持っていない普通の応募者に比べて圧倒的に有利な立場になれるわけです。
ですから、あなたにとって受かりやすい官庁は、地方運輸局鉄道部ということになります。関東に勤務したいのであれば、ズバリ、関東運輸局鉄道部です。
官庁訪問で面接をしたときに、鉄オタのあなたが熱く鉄道について語ればあなたの熱が面接官に伝わります。そしたら面接官は一発であなたに内定を出すこと間違いなしです!



熱い気持ちは伝わりやすいですよね!
もしもあなたが航空マニアであれば東京航空局、船が好きなら関東運輸局海自振興部です。
これらは、あくまで一つの具体例にすぎません。あなたの好きなことや興味のあることを業務としている官庁をさがしてそこに応募しましょう。
そうすればあなたが合格する確率は飛躍的に上がること間違いありません。
官庁訪問に合格するための3つの対策


いくらあなたが熱い気持ちを持っていたとしても、官庁訪問で合格するためにはそれなりの対策が必要です。ここでは官庁訪問に合格するための対策について解説します。
業務説明会や政策セミナーに参加して情報収集する
各官庁で行われる業務説明会にはできる限り参加しましょう。
官庁訪問では、志望動機や興味のある分野や業務、志望した官庁の業務内容についての質問など業務説明会に参加しないと答えられないような質問を受けることもあります。
業務説明会では、実際の業務の内容や現場の雰囲気を肌で感じりたり、先輩方の話を聞く機会を持つことができます。
ここで、しっかりと情報を仕入れて官庁訪問に備えましょう。
模擬面接で対策
官庁訪問では、面接のみで合否が決まります。ですから、いくらあなたが自分の好きなことを業務にしている官庁を受けても面接の出来が悪ければあなたの熱意がうまく伝わらず合格に結び付きません。
そのため面接のスキルを向上させるために模擬面接が重要な対策の1つになります。模擬面接の練習は大学の就職支援などでもできますが、一番のおすすめは、資格予備校の模擬面接を活用することです。
資格予備校には、面接でどんな質問が出るのか、どのように答えればいいのか、そのようなノウハウが蓄積されています。
そのため、資格予備校を利用して面接対策をするのが最も効果的だといえるでしょう。
エントリーシートの対策
エントリーシートの書き方もとても大切になります。エントリーシートは面接の前に面接官にあなたのことをあらかじめ知ってもらう重要な書類です。
言ってみれば、あなたという人間のパンフレットのようなものです。エントリーシートで面接官にあなたに会ってみたいと思わせれば勝ちです。
エントリーシートの作成は第三者からの添削を受けることが必要です。自分で書いた文章の良しあしは自分では気づきませんから、第三者から適切な指摘を受けて修正していくことが大切です。
エントリーシートの作成も模擬面接と同様に資格予備校で指導を受けるのがおすすめです。予備校によっては回数無制限で添削を受けられるところもありますから、大いに活用しましょう。
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国家一般職の第一関門は1次試験


ここまで国家一般職に合格するためには官庁訪問の面接が勝負だと申してきましたが、そうはいっても第1次試験に合格しないと官庁訪問にたどり着けません。
まず、あなたの興味のあることを扱っている官庁を見つけたら、第1次試験の対策を始めましょう。
国家一般職の第1次試験は、高校までに履修した内容を問われる教養科目と、大学で専攻した内容から出題される専門科目に分かれており、非常に幅広い範囲から出題されます。



そんなに範囲が広いんじゃどうやって勉強したらいいのかしら‥
第1次試験対策は効率よくやるべし
この広い範囲の科目を全て満遍なく勉強するのは効率的ではありません。出題される比重が高い科目とそうでない科目があるので、重点的に力を注ぐべき科目とそうではない科目があります。
また、人によって得意な科目と苦手科目があるということも見逃せません。それらを総合的に判断して、効率的に合格点を取るための戦略を立てる必要があります。
この戦略を立てるのも資格予備校を活用するのが最も効率的な手段です。資格予備校には第1次試験で合格点を取るための蓄積されたノウハウがありますから合格までの最短ルートをたどることが可能です。



資格予備校を上手く活用するのが合格への近道です。
あなたの強みを生かして国家一般職に合格しよう!


最後まで読んでいただきありがとうございます。
一般的には国家一般職で受かりやすい官庁というのは誰にも分りません。しかし、あなたの好きな事や興味のあること、またはやりたい仕事がある官庁があなたにとって受かりやすい官庁です。
自己分析をしてあなたが何をやりたいのか、どんな仕事に就きたいのかをよく考えてみましょう。そして、あなたのやりたい仕事ができる官庁を探してください。
それが「あなたにとって受かりやすい官庁」です。
応援しています。ぜひ頑張ってください。
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