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Crunchyrollのオリジナル・アニメ作品『Ex-Arm』の出来がこんなに酷いのは何故なのか?


ex-arm anime


7月に開催されたAnime Expo LiteにてCrunchyrollは "オリジナル" 作品のラインナップに3作のタイトルを発表しました。グローバル・パートナーシップの責任者であるAlden Budill氏によると、Crunchyrollのオリジナル作品は "ファンコミュニティに注目して制作された" 作品で、「ブランドとして私達が望むものを実現するという明確な意思を持って視聴者のために作られています。そしてファンがアニメにアート・フォームとして求めているものです。」

『The God of Highschool』『Tower of God』等のタイトルの他に新たに加わったのは現在放送中の『TONIKAWA: Over the moon for you(トニカクカワイイ)』『So I'm a spider, so what?(蜘蛛ですが、なにか?)』『Ex-Arm(エクスアーム)』です。当時、『Ex-Arm(エクスアーム)』についての情報はサイバーパンクのマンガ作品のアニメ化で製作が遅れているがクールな外観のキービジュアルだということだけでした。

しかし、事態は更におかしくなっていきます。

8月下旬に、『Ex-Arm』は監督、作家、作曲家、アニメーションスタジオの名前を公表しました。

Director: Yoshikatsu Kimura(監督:木村好克)
Writer: Tommy Morton(シリーズ構成:トミー・モートン)
Music: Sō Kimura(音楽:木村創)
Animation Studio: Visual Flight(アニメーション制作:ヴィジュアルフライト)

この中の誰もがアニメ業界で働いたことがないのです。木村好克氏はテレビドラマの脚本家、または監督として名を馳せています。トミー・モートン氏はおそらくペンネームです。木村創氏はSIGMAX81、またはFIQTIVという名前で夜にDJをするだけのただのギター講師です。さらにアクション・ディレクターとしてTakahiro Ouchiの名前を発表しました。しかし、彼も他の人と同様にアニメ制作の経験がなく、アニメと最も近い仕事は実写版『るろうに剣心』のスタント作品でした。

それにしても、Visual Flightはとても奇妙な名前と言わざるを得ないでしょう。彼らが制作したことがある唯一のアニメ風のプロジェクトは『Unity』でおかしなダンスデモを製作したことくらいです。(注意:Visual Flightはダンス・アニメーションを製作した訳ではありません。)そして、彼らのプロとしてのクレジットには『Sekiro: Shadows Die Twice』のモデリング作業のみなのです。こんなに経験の浅い人達をメインスタッフとしてアニメ作品を制作することは非常にまれなことなのです。




Visual Flight制作のデモ・ムービー


Crunchyroll Expoでは、木村監督と声優の斎藤壮馬氏が壇上に登場し、チームの誰もがアニメ制作に関わったことがない理由などをファンに教える機会を与えました。

木村氏によると、実写監督の方が3Dスペースをよりよく理解できるとスタッフが感じたために作品の監督を依頼されたということです。そして、アニメスタジオで働く代わりに彼は自身の実写作品の1つのように『Ex-Arm』を製作することを選びました。モーションキャプチャースーツを着た俳優にシーンを演じさせることでキャラクター・モデルに適用させます。この作品は "とてもリアリティがある" のでファンはこれまでにアニメでは見られなかったアクションシーンを楽しむことができると述べました。

後者の点では彼は正しいのかもしれません。






『Ex-Arm』は見てるだけで恥ずかしいです。Crunchyrollのオリジナル作品であるにもかかわらず、この記事を執筆している時点で、ストリーミング・サービスは最近リリースされた大衆に嫌われている予告編をソーシャルメディアで宣伝していません。予告編のコメントを書いた視聴者はアニメが初期のメイン・ヴィジュアル・アートのようには見えないと指摘し、一斉にクオリティが悪いと指摘しました。

『Ex-Arm』は正しいとはとても認められないほどの自信とアニメーションの関心が欠如していることによって台無しにされたように見えます。実写作品を作ってきた監督がアニメを監督することはめったにないことをよく理解していたにも関わらず木村好克監督は「私は監督としての経験があるので、アニメ制作を試してみることにしました。」と主張しました。実写作品を作ってきた監督がアニメ作品を成功させた最後の例は、本広克行氏が2011年に公開させた『PHYCHO-PASS サイコパス』でした。しかし、このケースでは彼はベテランのキー・アニメーターである共同監督の塩谷直義氏に助けられています。アニメ作品の監督になるにはアニメーションを理解する必要があるからですが、木村氏はメディアの芸術性にあまり興味がなく、カメラやモーションキャプチャーに集中することにしました。

『BEASTARS』の松見真一監督は「モーションキャプチャーは第1歩です。それから動きを調整してアニメのように見せます。」と言いました。これはリアルなタイミングと基本的な動きをキャプチャーする手法ですが、これらの要素をアニメで魅力的に見せるためには追加のキーフレーム・アニメーション作業が必要だからです。スクウェア・エニックス・ヴィジュアルワークスでは、モーションキャプチャーをクラッチとして使用しないように警告していて、『Ex-Arm』のぎこちない動きがその理由を証明しています。アニメのクリエイティブ・スタッフはモーションキャプチャースタジオで俳優を完璧に演出することができますが、これらの動きが3Dモデルにマッピングされた後に何をすべきか理解していませんでした。

木村氏は新人としての地位がアニメ業界の通常のやり方に縛られることはないだろうと主張しましたが、これは同時に多くのアニメーションの基本が忘れられたことを意味しています。彼が媒体のメリットと呼んでいる重力に逆らうアクションはおそらくこの予告編の最悪の部分でしょう。全てが馬鹿馬鹿しさを感じるほどに無重力に見えます。『Ex-Arm』ではアルマはほぼ感情がないアンドロイドですが、それはスタッフが彼女の顔を全く動かさないようにした結果に見えます。彼女が戦うメイドも同様、彼女の髪が動くことはめったにありません。走ると動きますが逆さまになると静止しているように見えます。これは彼が主張した "とてもリアルな" アニメーションではありません。

更にカメラの動きに関係なく、予告編全体に画面を覆う煙フィルターがあります。同じことが爆発にも当てはまり、0:19にはカメラを追いかけているように見えます。たまに青い斑点が現れることがあります。おそらくSFVFXが上手くいかなかったのでしょう。アニメーションと同じくアニメの合成にはメディアを理解することが必要不可欠なのです。
『Sword Art Online: Alicization』の合成ディレクターである脇健太郎氏は、70年代と80年代の偉大なアニメーターに触発されて彼らの作品を合成の決定の基準にしていました。同様にUfotableのデジタルチームである寺尾雄一氏はリアリティのある視覚効果に対して警告をしました。「リアリズムを追求すればするほど、それはより不自然に見えます。アニメは非現実的だと思われてしまうのです。」

また、ほとんどの3Dアニメとは異なり、木村氏が「全てのフレームが重要だ。」と述べているにも関わらず、予告編の全体がモーションブラーで埋め尽くされています。

『Berserk 2016』の制作時に、スタッフは骨の折れる作業を行いました。彼らはプリプロダクションに膨大な時間を費やし、作品をまとめる時間がほとんどありませんでした。板垣伸監督はミスを犯しましたが、最終的に作品のクオリティが悪くなったとしてもアニメという媒体を尊重することを重視しました。『Ex-Arm』は最初から壊れた計画を立てていたのでこの言い訳は使えません。

2Dアニメのスタッフが一貫した素晴らしい仕事をしたにも関わらず、制作チームは実写監督を雇うことを決定しました。京極尚彦氏の『Land of the Lustrous(宝石の国)』、水島精二氏の『Expelled from Paradise(楽園追放ーExpelled from Paradiseー)』、小松田大全氏の『BBK/BRNK(ブブキ・ブランキ)』、山川吉樹氏の『Hi Score Girl(ハイスコアガール)』等、沢山の候補がいました。しかし、彼らは経験のある人の代わりにアニメにあまり敬意を払わない監督を選び、"これまでに見たことのない" ものを作ろうとして、HiRock氏と古味慎也氏のマンガ作品のアニメ化を笑いの種に変えました。

Visual Flightのアニメーション・チームを批判するのは難しいです。何故なら、彼らは自分達に得意分野以外の方法で処理するように求められているからです。しかし、何故かCrunchyrollのプロデューサーも監督自身も今まで自分達の間違いに気付いていないようです。

『Ex-Arm』からの教訓は明白です。アニメはアニメーションを理解し尊重する人々によって一番良く作ることができます。そして、読者であるあなたがすでにそのことに気付いているならば、おめでとう。あなたは『Ex-Arm』の監督より良い監督になれたでしょうね。



正直言って、キービジュアルもそれほど良いとは思えない。

『Ex-Arm』が3か月も公開が遅れたのにこんなに酷い出来になるだなんて驚いた。計画通り今年に公開されていたら2020年度のワースト・アニメとして『ジビエート』を軽く抜き去ってたでしょうよ。実際に『Ex-Arm』はStudio KAI制作の『虫籠のカガステル』を良く見せるための計画の一部かもしれないよ。

みんなNetflixのオリジナル作品に不満を抱えているけど、今のところCrunchyrollのオリジナル作品よりは遥かに優れている。

あわわ、ANNが事前にこんな記事を出すなんて絶対に悪いことになるじゃないか! これは歴史に残る大惨事になるかもしれないな。必ずチェックしなきゃ!

メーン、俺は『ジビエート』のショックから回復したばかりなんだ・・・俺はまた同じ経験をしなきゃならないのか?

あなたは『ジビエート』を全話見たの? 私はゴミみたいなテレビ番組や映画が大好きだけど、とてもじゃないけど2・3話以上を見ることはできなかったわ。

勿論終わりまで見たぜ。ベイビー。

オーマイガー! ソーリー。大丈夫? 誰かに話したいことはある?

あなたは『ディバインゲート』も見たのか?

いや、見たことないよ。パッと見ではよくある平凡な作品に見える。

俺は見たけど、人生で見た中で最悪のクソ作品だったぞ。

『RWBY』の第1期よりも出来の悪い作品をプロのスタジオが作ったことを想像してみてよ。考えただけでも恥ずかしい。

『RWBY』の第1期は少なくともバトルシーンは良かった。でも、『Ex-Arm』はストレートに出来が悪い。

私達は今、2021年度のワーストアニメ作品が何だかすでに知ってしまったわね。でも、私は見るつもりよ。エピソードのディスカッションを見たり、アニメを楽しむのを楽しみにしているわ。でも、きっと何話か見たらドロップするわ。

『ジビエート』がすでに10年に一度のワーストアニメとして有名なのに別のスタジオがこんなにすぐにそれを超えようとするとはね・・・。

何だか履歴書に嘘を書いて3Dアニメーターになれた人が作った作品みたいだ。

マンガの作者が気の毒だ。

とてもかっこいいマンガだから、非常に残念だ。

これってマンガが原作なの?

そうだよ。公式翻訳されていないし海賊版ですら12話までしか翻訳されてないけどな。

見る前
「そんなに悪いなんてあり得ない。みんな過剰反応し過ぎてるよ。」
見た後
「クソッ、炎上しろ!!」

最初にあなたと同じことを考えていて、間違った動画をクリックしたと思った。

クソッ、こんなことになるならNetflixにアニメ化してほしかった。

恐ろしい出来のアニメよりも更に許されないものって何だか分かる?
あの予告編は物語について何も語ってなかったんだ。殺陣が酷いバトルシーンやぎこちないアニメ以外にこの作品に何を期待していいのか全く分からない。ロボット・・・多分メカスーツを着た男・・・白髪の女性・・・そして、メイド・・・あと、白髪の女性がメイドとバトル・・・。
何もないんだ! この予告編はあらゆる面で大失態を犯した。監督はテレビの仕事で名が知られていると言うが、そんな人達が何故ここまで間違えられるのか疑問に思うね。まるで初めてのアニメ制作に夢中で彼が知っているはずの宣伝の基本中の基本を忘れてしまったみたいだ。
哀れとしか言いようがない。

なんだかプレステ3のゲームみたい。または『ベルセルク』のアニメ。

プレステ3? こんなもんプレステ2だって!

俺は初期のXBOXのデモっぽいと思った。

マンガのアートは素晴らしいのにね。

みんな『Ex-Arm』のアニメが酷いと大騒ぎしてるが『けものフレンズ』だって酷い出来だったが結果的に良いアニメという結論に終わったことをよく覚えておいて。

『Ex-Arm』のアニメが酷いと多くの人があちこちでコメントを残して広めている。そうだな。ああ、アニメの見た目は悪い。でも、アニメーションはショーを作らない。ショーを作るのは良い脚本なんだ!
『RWBY』『けものフレンズ』『ドラゴン王子』の第1期は全て見た目の悪いアニメーションだった。それにもかかわらずこの3作のショーはみんな視聴者から良い作品だと言われている。それは何故か? 良い脚本は出来の悪いアニメーションを彩るからだよ。
優れた原作はアニメーションのあらゆる欠陥を補うことができるんだから優れた特性と優れた世界観さえあればアニメーションがクソの山に見えようが救いようがないって訳じゃないんだ。

The Dragon Princeとは?(※ アーロン・イハス氏とジャスティン・リッチモンド氏によってNetflixオリジナル作品として作成され、Wonderstormが制作したファンタジーアニメ作品。)

『Ex-Arm』の問題点は「アニメ制作をしている人達はアニメ業界で働いたことがない」ってところだ。

でも、原作が良いなら原作のマンガを読めば良いだけじゃない? アニメーションはアニメにとって重要な要素だろ?

Animation is a significant element to anime.とは?(※ 海外ではAnime(アニメ)は日本のアニメ作品のことで、Animation(アニメーション)は一般的なアニメのこと。)

俺は原作を読んだことがないが、こんなゴミCGだらけのアニメを見て原作を読みたいと思う奴がはたしているだろうか?

あなたが気にしているポイントが脚本のみなら原作はほとんどの場合がマンガかライトノベルなんだから、アニメを見ることの利点って一体何なんだよ?

>>こんなゴミCGだらけのアニメを見て原作を読みたいと思う奴が果たしているだろうか?
どれだけ酷いのか笑うために読むに決まってるだろ(笑)。

『RWBY』『けものフレンズ』はデザインが良かったことも役立ったんだと思うよ😆

『RWBY』はとても少人数のグループでほぼ予算無しで作られてる。ところが、『Ex-Arm』を作ったマザーファッカーはCrunchyrollからの出資があり、仕事をするためのスタジオを持っている。それに仕事を仕上げるために十分なだけの時間だってある。これは彼らが自ら吐き出したクソだ。

Crunchyrollはとても良い出来の作品(『宇宙よりも遠い場所』等)を含む多くの作品を共同制作しているんだ。

『虚構推理』『Tower of God』『トニカクカワイイ』だってCrunchyrollのオリジナル作品だけど悪くないだろ?

オー、ここで公平に期すために言うけど、『虚構推理』・・・OK、悪くはなかった。・・・『トニカクカワイイ』については何も知らない。・・・『Tower of God』はクソ酷い出来だった。

とても低予算のCGアニメに見える。予算がとてもとても低かったんでしょうね。

予告編を見て大爆笑しちゃったよ!(誇張ではなく。)

少なくともバックで流れている曲はいいと思ったよ。20年前の曲って感じで。


プチプラ高見えアクセ【Cream dot】