宝塚歌劇団 いじめ否定「再検証求める」遺族側に「証拠をお見せいただけるよう提案したい」

[ 2023年11月14日 18:21 ]

<宝塚歌劇団会見>会見を行う木場理事長(左は井場理事・制作部長、右は村上専務理事) (撮影・成瀬 徹)
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 宝塚歌劇団宙組の25歳女性がマンションから転落死した問題で歌劇団は14日、宝塚市内で会見を開き、先月上旬から外部弁護士による調査結果を発表した。

 ヒアリングについては宙組生徒を中心に阪急電鉄の役員も含め74人に、最短35分、最長6時間9分。多数の人には概ね1時間から2時間程度だったという。

 女性については今年2月、週刊誌で上級生から「前髪の作り方を教えてあげる」と言いながらヘアアイロンをおしあてられ、やけどを負ったとする「いじめ報道」があり、これが原因とされる向きがあったが、この日の報告ではあらためて「本件調査において、どちらが事実(故意か故意でないか)であるかを判断することは困難」などとした。

 この日は、都内で遺族側も会見。宝塚側の報告書を受け、ヘアアイロンの事案などについていじめを否定されたことに反論。再検証を求めた。このことを問われると、村上浩爾専務理事は「(遺族側の)会見途中でのコメントは差し控える」としたが、「そのように言われているのであれば、証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」と語った。

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