第一回会見について、京都大学の松尾教授が考証していますが、かなり中立な立場で考証していると思います。
会見の客間でお二人以外にいたのは通訳の奥村勝蔵 外務省政務局参事官だけで供奉者は隣室待機でその中には行幸主務官・筧素彦(宮内書記官)もいてパワーズらが相手をしていました。
マッカーサーと陛下との会見開始時と終了時の様子がまるで違っていたことを筧素彦が懐述しています。奥村勝蔵の手記は速記録でなく37分間の会談の要約記述ですべては書かれていないことにご留意ください。
※「考証 昭和天皇・マッカーサー元帥第一回会見」 松尾尊兌 京都大学名誉教授 京都大學文學部研究紀要 1990 京都大学学術情報リポジトリ
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