イスラエル首相「我々は肉食動物を見た」、ガンツ前国防相「ハマスを地球上から消し去るであろう」
完了しました
国防相、反撃支持訴え…NATOに
【ブリュッセル=酒井圭吾、カイロ=西田道成】北大西洋条約機構(NATO)の国防相理事会が11~12日、ブリュッセルで開かれた。12日の会合には、イスラム主義組織ハマスとの戦闘が続くイスラエルのヨアブ・ガラント国防相がオンラインで参加し、「我々は安全保障(の方針)を変え、ハマスが存在しないようにする」と大規模な反撃計画への支持を求めた。
戦闘を巡っては、NATO加盟国の大半がイスラエル支持を鮮明にしている。ガラント氏は会合で、ハマスの戦闘員が越境攻撃時に行ったとする「残虐行為」の映像を公開し、「少女は暴行され、子供は血を流してガザに引きずり込まれた」と主張した。その上で「イスラエルだけの戦いではなく、自由と価値観のための戦いだ」と理解を求めた。
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は会合後の記者会見で、イスラエルへの支持を改めて強調する一方、「市民の保護は重要だ。戦争にはルールがあり、(反撃の規模には)釣り合いが求められる」と述べ、過度な反撃への警戒感も示した。
11日には、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がNATO本部を初めて訪問し、ウクライナへの関心を持ち続けるよう会合で訴えた。ベルギーやデンマークはウクライナに米製戦闘機F16を供与する方針を示した。
一方、中東の地域機構「アラブ連盟」は11日、エジプトの首都カイロで緊急の外相会議を開き、イスラエルとハマスの戦闘について協議した。連盟は声明で、イスラエルがガザへの電気や水の供給を遮断したことを「不正な決定」と非難し、ガザの包囲を解除して援助物資の供給を直ちに承認するよう求めた。
声明では、双方による民間人の殺害を非難し、情勢緊迫化につながる行動の自制を要求した。イスラエルとパレスチナが平和的に共存する「2国家共存」の実現に向け、交渉を復活させる重要性を強調した。
1
2