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暦の雑節
 暦には、二十四節気や五節句と言った暦日以外に、生活の中から自然発生的に生まれた民俗行事・年中行事が古くから記されるようになり、これを総称して「雑節」と呼んでいます。
 ここでは主な雑節として
   土用(入)、節分、彼岸(入・中日・果て)、社日、
   八十八夜、入梅、半夏生、二百十日、二百二十日
の8種類について表示しています。
西暦 2023 年(令和5年)の雑節
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名称月日内容の解説
冬土用入01 / 17この日から次の立春の直前までが「土用」の期間。 (*1 297)
節分02 / 03節分 「季節を分ける」ことから節分という。本来は春夏秋冬全てに節分があるが、現在は立春前日の節分だけを「節分」と呼ぶようになった。かつては大晦日的な意味合いもあり「鬼やらい」の行事が行われ「節分の豆まき」として伝えられている。 (*2)
彼岸入03 / 18この日を含めた7日間が彼岸の期間。 (*4)
社日03 / 21春分・秋分にもっとも近い戊(つちのえ)の日。生まれた土地の産土神(うぶすながみ)に参拝する日。 (*4)
彼岸03 / 21「彼岸の中日」と呼ばれる。古くから「彼岸会」と呼ばれる仏教行事が行われるが、他の仏教国には無い日本独特の行事。
先祖の供養、墓参りを行う慣習がある。 (*4)
彼岸の果て03 / 24彼岸の期間の最後の日 (*4)
春土用入04 / 17この日から次の立夏の直前までが「土用」の期間。 (*1 27)
八十八夜05 / 02立春から88日目。「八十八夜の別れ霜」等と言われ、遅霜の時期と言われる。また、唄で知られる一番茶摘みの頃でもある。 (*3)
(節分)05 / 05立夏の前日。春と夏を分ける日。 (*2)
入梅06 / 11暦の上での梅雨入り。 (*1 80)
半夏生07 / 02梅雨の末期、天地に毒気が満ち、半夏(ハンゲ)という毒草が生ずると考えられた。なお、「ハンゲ」はサトイモ科カラスビシャクとされる(解説記事こちら)。 (*1 100)
夏土用入07 / 20この日から次の立秋の直前までが「土用」の期間。酷暑の時期。「土用丑の日」とはこの夏の土用期間中の「丑の日」を指す。 (*1 117)
(節分)08 / 07立秋の前日。夏と秋を分ける日。 (*2)
二百十日09 / 01立春から210日目。嵐の襲来する時期として恐れられた。 (*3)
二百二十日09 / 11立春から220日目。二百十日同様、嵐の襲来する時期として恐れられた。 (*3)
彼岸入09 / 20この日を含めた7日間が彼岸の期間。 (*4)
秋の彼岸09 / 23「彼岸の中日」。行事は春の彼岸と同様であるが、春の彼岸と区別するため、秋の彼岸と呼ばれる。 (*4)
彼岸の果て09 / 26彼岸の期間の最後の日 (*4)
社日09 / 27春分・秋分にもっとも近い戊(つちのえ)の日。生まれた土地の産土神(うぶすながみ)に参拝する日。 (*4)
秋土用入10 / 21この日から次の立冬の直前までが「土用」の期間。 (*1 207)
(節分)11 / 07立冬の前日。秋と冬を分ける日。 (*2)
表中の注意事項
  • *1 太陽の視黄経によって日付が決まるもの(並記された数字が定義された太陽黄経(度)を表しています)。
  • *2 立春・立夏・立秋・立冬の前日。
  • *3 立春の日からの日数で決まるもの。
  • *4 春分・秋分日付によって決まるもの。
社日についての注意
「社日」は、春分・秋分の直近の「戊の日」ですが、戊と戊の中間に春分・秋分が来る場合があり、その場合は
  1. 直前の戊の日とする(貞享改暦の規定)。
  2. 春分または秋分の節入時刻が午前の場合は直前の、午後の場合は直後の戊の日とする方式もあるため、直後の戊の日となる場合は参考として 社日(2) として追加記載する。
【参考記事】

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