これ――【感染症拡大防止】を僕が重視することについては、毎回違う人に繰り返し言ってることなんだけど、僕が懸念してるのは、
「将来の個人の生活品質(QOL)の低下」(後遺症懸念)
「将来の個人の就労条件と収入の低下」(後遺症懸念)
「将来の社会保障の品質低下」(社会保障基盤を支える就労者の納税額の減少)
で、あって。
仮に今が健康であっても将来加齢による老化で働けなくなるから、老齢年金、障害者年金など各種の「行政による救済」が整備されてるわけじゃん。
社会福祉を当てにせず自分の稼ぎだけで、自分一人を生涯養っていけるほどの貯蓄が既に十分にできていて、それが目減りも評価額の低下も起きないところに達してる人はそれでもいいと思うよ。うらやましいし素晴らしい。
でも、若い人はまだそこまでの将来の蓄財は終わってないよね。
現在進行形で働いている人が、納税者から税の恩恵を受ける側にいきなりなってしまうと、「皆で出し合って支えましょう」という社会保障の基盤が揺らぐよね?
それがあるから、若い人、現役世代はできるだけ健康に、労働品質を下げない程度に健康に、ってなって、高齢者は「想定以上の不健康になって、現役世代が用意できる社会/医療福祉コストの予算規模を越える」ことがないように、予防医学や健康な生活のための啓発が行われてる。
予後を悪化させる、回復しない後遺症を与えて労働力としての品質を引き下げ、納税者を減らしてしまう可能性がある感染症が広まることは、結局のところ「後々、社会保障を受けることになる全ての人」にとって不利益なんだよね。
これは、「まだ年金を貰う年齢じゃない若い人」も含めて全ての人に無関係とは言えない話。
だけど、「自分は若くて健康でまだまだ長い将来がある」と思ってる人は、ここらへんに非協力的すぎる。
社会保障を揺るがし、社会の維持を揺るがす感染症であることを軽視すると、全部未来の自分に跳ね返ってくると思うがねえ。
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