岩手県陸前高田市の名物として長年親しまれてきた「マスカットサイダー」が、来年3月いっぱいで製造終了となることがわかりました。

陸前高田市の神田葡萄園が製造するマスカットサイダーは、レトロな雰囲気のあるグリーンの瓶が目を引き、どこか懐かしいさわやかな味わいが特徴です。
50年以上前、1970年の販売開始から多くの人に親しまれてきました。
しかし原材料価格の高騰や瓶の供給不足などが響き、神田葡萄園は、価格転嫁は難しいと判断し、来年3月いっぱいでの製造終了を決めました。
熊谷晃弘社長はIBCの取材に、「本当は続けていきたい思いもあったが、事情が事情だけに難しく、ファンの方に申し訳ない」と話しました。
今後は果汁飲料やワインの製造に注力するということです。