濡れ衣で勘当されたので、居候先の妖怪屋敷で最強退魔師目指します‼︎
妖怪と人間が共存しているもう一つの現代。
通っていた高校で濡れ衣を着させられた少年・漆宮燈真は、身の保身を考えた実父によって勘当され、死んだ母の知り合いだという家に預けられることになる。
魅雲村という田舎の山麓に建つ居候先の屋敷・稲尾家は、平安時代に裡辺地方を救った英雄の伴侶である、九尾の月白御前が住まう家だった。
燈真はそこで主犯の生徒の祖父が退魔師界隈の重鎮であることを知り、濡れ衣を晴らし全てを白日のもとに晒すためには己も同等の発言力を手に入れるしかない、という結論に達する。
稲尾家長女・稲尾椿姫の後押しもあり、燈真は己の手で罪を明るみに出し、そして制裁するため最強の退魔師を目指すことを決意するのだった。
そんな彼らの修行が幕を開ける中、魅雲村には呪術師集団の魔の手が迫っており……?