渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

死にかけた事

2023年11月11日 | open



数年前、岡山県のここで死に
かけた。
対向車の四輪(走り屋風)が
赤線のラインでこちらの車線
に割って入って来たからだ。
ドリフトさせながら。
ブラインドコーナーだ。
これが大昔のように違法速度
爆走走行を私がしていたら、
まず確実に正面衝突していた。
この時、私は冷静に右の対向
車線アウトに逃げるか左の
コーナーインに逃げるかを
咄嗟に判断した。
右に逃げるのは幅は広いが、
その後ろに後続車がいたら
終了となる。
インに一気にペタンとフル
バンクさせて寄せた。
旋回中でバンクはしていた
が、私は今は常に余裕を持た
せるようにしている。
後輪タイヤはサイドエンド
まで使っているが、それは
ターンエイペックスでのみ
短距離を使う。
ベタ寝かしのまま旋回して
行く事はしていない。

一気にペタンと左にフルバン
クさせた。後輪に面圧をかけ
ながら。
私のマシンは対向車の右前を
かわして通過。
その間、ヘルメットが左の
法面にこすりそうな程の距離
だった。膝はすらないように
閉じたがもろにフルバンクだ。
膝を少しでも出したら完全に

こする。バンクセンサーは
今は着けてないので膝は閉じ
た。

クリアしてからバイクを止め
てUターンして追いつて四輪
運転者を引きずりおろしてや
ろうかとも思ったがやめた。
馬鹿を相手にすると馬鹿に
なる。
あの運転者は、そのうち重大
な事故を起こすだろう。

そうした速度出し無謀運転の
人間だけでなく、ファミリー
カーも交通認識が甘い運転者
はこんなことを平気でやる。


対向車もここで同じことをして、
このブラインドコーナーから
はみ出して来たらどうなるか。
また、通常の遵法走行をしてい
る四輪車もしくはオートバイが
来たらどうなるのか。

車を運転する時、一番注意する
のは自分自身の運転のあり方だ
が、対向車やほかの車両こそが
一番危険因子を振りまいている
という事を知ろう。
そして、自分はせめてもその一
員にならない事を考えよう。

交通法規を守ってさえいれば
安全
かというとそうでもない
のが難し
いところだが。
たとえば、60km/k制限速度の
片側2車線通行のバイパス道路
で全体の流れが70km/kの
時、
自分だけ交通法規を守る
のだ
としてその道路を40km/h

走行したら危険だ。

これは以前話をした交通機動隊
の警察官も言っていた。
「流れに乗るようにしてくだ
さい」と。「違反してもいい
からとは言いませんが」と本当
は付け加えたかったのだろう。
言葉を選んでそれっぽいニュア
ンスでアドバイスをしていた。

交通事故を防ぐ一つの効果的な
方法。
それは「予測」だ。
ダラダラくっちゃべりながらと
か、大音量で音楽を車内でかけ
ていたりとか、運転に集中しな
い運転は道交法でも禁止されて
いるが、それ以前に、本当に
危険だ。運転に集中しないと。
二輪でもヘルメットの中で音楽
を聴いたり、録画で独り言を
ずっとしゃべり続けたり、イン
カムで雑談をずっと続けていた
りとかは本当に危険。
そして、それは道交法違反です。
条文をよくもう一度読み直して
みましょう。
つまり、モトブロガーたちの
ほぼ全てが道交法違反を犯して
いる。
インカムは便利ですが、無線
絡は必要事項だけの最小限
とどめましょう。運転中は。
無駄話とか延々と続けるのは
ほんとのところは論外です。
もろに危険運転だから。
よく峠を爆走する暴走動画を
批判する二輪乗りの人たちが
多いのですが、
危険運転とし
てはくっちゃべり続けの
録画
走行も全く同じ事ですよ。

速度さえ法令を遵守していれば
よいというものではない。
走るときは走りに徹してくださ
い。運転する時は運転だけに
集中を。周囲に厳重目配りし
ながら。

元白バイ隊員の君。
君もリターンしたからと録画
でくっちゃべりながらの運転
はやめたほうがいい。
元白バイ隊員ならなおさら。
危険です。
速度さえ守ればよいというもの
ではない。
安全運転を説くならば、もう
一度、原点
に帰ってください。



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