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■2014年01月02日(木)18:48  交響曲第五番「たかなし乳業~EQUALロマンス~」
20131128_2.jpg 600×839 696K初版:2013年12月31日(火)
参加:コミックマーケット85
B5サイズ 36P イベント頒布価格500円(18歳未満の閲覧禁止)

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性器の修正が厳しくなった、というエロ漫画界隈の時事

2013年後半、コアマガジン編集がわいせつ図画で摘発されてコミックメガストアが潰れる等の事件が起き、同人界隈にも「性器の修正は厳しく!」という風潮があらわれました。なのであまり露骨な描写ができない。むかない。じゃあ修正しなくていいおっぱい一杯描けばいいじゃん!ということで生まれた作品です。

タイトルは有名な牛乳販売企業と関係はありません(公式見解)が、おっぱい感のある名前ということで意識したところはあります。『EQUALロマンス』のほうは「貴方の指先が誘うロマンス」という歌詞に影響されたところが多分にあります。ヒロインが胸に触れられ続け、段々とエスカレートしていくという構成でこのようなタイトルとなりました。結果的に20Pくらいまでおっぱいを延々触られ続けることになったヒロインの高梨先輩です。

結果的にはエロシーンも豊富になり、修正きついのもやりようがあるじゃないかとチャレンジ精神的には満足のいく一作となりました。あとは意識的にバカップルな感じにしようと、これも修正のいらないベロチューが多めなのが気に入っております。

■2013年08月12日(月)10:22  交響曲第五番「韃靼人の踊り」
20130712.jpg 600×839 402K初版:2013年8月11日(日)
参加:コミックマーケット84
B5サイズ 32P イベント頒布価格500円(18歳未満の閲覧禁止)

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チャイナドレスが描きたい。それも刺繍がいっぱいついてるやつ!

前段階として、森薫の『乙嫁語り』を語るスレを覗いていて「こういう遊牧民の生活とかいいよねえ。あとオリエンタルとかエスニックとかなんかそういう感じ」というボヤけた構想をもち着想に至った経緯があります。初期段階ではどちらかというと真面目な話でした。いくさで夫を亡くした寡婦の営む宿に流れ者が辿り着いて、過去の話をするうちに一晩だけの恋をするとかそんな感じの。軌道修正されたのは資料を漁っていてトルコ系の民族の話を見ているうちに「じゃあトルコ風呂の話だな」と考えを翻した結果によります。トルコに風俗としてのトルコ風呂はありません。トルコ国民の皆様には申し訳ない。偏見であることは明記しました。

「乾燥地帯を旅する男」「迎え入れる売春宿」という流れの話で、筒井康隆の『旅のラゴス』と酒見賢一の『後宮小説』の内容を思い出し、パロディではないけど一部オマージュとしてその内容を紹介するか、と、『薬菜飯店』の毒液を膣内射精される中華娘へのオマージュも含めて登場人物はデザインされました。カカラニとニキタというヒロインは『旅のラゴス』に搭乗するラゴスの旅の道中に出会った花嫁のふたりの名前です。キャラ的な関連性はありませんが。名前は出していませんけど竿役の男も「ラゴス」という名前をもっているはずです。

白黒のメリハリとチャイナドレスの柄は手描きにこだわろうと、時間はかかりましたがシコシコと描き込みました。熱意はある程度エロさとして伝わったのではないかな……と願っております。

■2013年06月27日(木)20:35  交響曲第四番「青少年のための管弦楽入門」
20130512.jpg 600×839 286K初版:2013年6月23日(日)
参加:サンシャインクリエイション60
B5サイズ 28P イベント頒布価格500円(18歳未満の閲覧禁止)

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童貞は病気です。病院で治療できます。

というコンセプトで描き始めた看護婦さん漫画です。内容としては本当に童貞を捨てるだけで終わっておりますが時間か機会があれば延々性的治療を行なう看護婦さんの感動的な姿を描きたいものです。

タイトルの由来はベンジャミン・ブリテンの有名な管弦楽曲で、子供たちに音楽の愉しさを知ってもらい楽器の特徴を紹介したりもする入門編音楽ですが、しばしば童貞捨てる漫画で引用させてもらっています。まあ童貞捨てる漫画ばっかなんですけどこのサークル……

■2013年02月12日(火)16:49  交響曲第三番 第二楽章「花とみつばち」
grp0212165933.jpg 600×840 344K初版:2013年2月11日(月・祝)
参加:サンシャインクリエイション58
B5サイズ 28P イベント頒布価格500円(18歳未満の閲覧禁止)

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どうせ前の本に入らないなら全部描き直してやれ

という感じで、本来8P~16Pくらいのおまけ漫画扱いだった『花とみつばち』を全体的にリメイクし、新ヒロインも追加し、一冊の本にアレンジし直しました。元はと言えばWEBで公開していた同名漫画のリファインとして想定されていましたけれど、まったく内容の関連性のない、別漫画となりました。同じこと描いてもしょうがないなと思ったところもあります。物語性のようなものは失われたところがありますが、お気楽エロ漫画として楽しめたらいいなと、そういう気持ちで描きました。

WEB版では蜜蜂の毒針が失われることにより「可視化された処女性」みたいなものを描こうだのなんだの考えていましたけど、今回その要素はあえて無視してます。作画的にはこれまでSAIで行なっていた線画作業から全てコミックスタジオに移行。パッと見のデキはたぶんそこまで違和感なく見てもらえるはずですが、細かいベタの入れ方だのなんだの、力の入ったものになっています。たぶん。

■2013年01月01日(火)20:59  交響曲第三番「S/3D/G」
grp0101210906.jpg 600×840 164K初版:2012年12月31日(月)
参加:コミックマーケット83
B5サイズ 28P イベント頒布価格500円(18歳未満の閲覧禁止)

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貞子3Dを観たら体調を崩した

というのは言い過ぎだけれど、何か身体のテンポが崩れた結果半年くらいまともに本を描けなかった気がすゆ! というお久しぶりねな一冊です。スケジュールがズレ込んだのは本当に申し訳ありません。3回くらいあーでもないこーでもないと描き直したりして、迷いを払う一冊となりました。結果的にはよかったと思います。

タイトルの由来はバンダイナムコゲームスの「XEVIOUS 3D/G」。画面から飛び出してくる感を出したいなと、あえてコマを無視したような構図ばかりにしてみましたが、地味だったかなと思いました。3Dメガネは必要ありません。あと構想より長くなってしまって表紙にも描いてたみつばち真綾の漫画が入らなかったのは猛省。

■2012年05月03日(木)08:40  交響曲第二番「増殖(1)」
IMG_0051.JPG 599×839 660K初版:2012年4月30日(月・祝)
参加:comic1☆6
B5サイズ 24P イベント頒布価格500円(18歳未満の閲覧禁止)

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前から描きたかったドラクエものを描いてみましょう

とはいいつつ、実はドラクエネタがほとんどありません。舞台自体は明らかにDQ3なのですが、意図的に全ての固有名詞をぼやかしています。「レミーラ」というヒロインの僧侶さんの名前のみが設定されている固有名詞。この名前については「闇を打ち砕く光となるだろう」的な意味合いで名付けられていますが、続編にあたる「増殖(2)」と、「Perspective」と名付けられるであろう2012年夏コミケの新刊にて、具体的な意味合いを紹介することとなるでしょう。しばしお待ち下さい。

タイトルの由来はYMOの「X∞MULTIPLIES」・「X∞増殖」。スネークマンショーのコントが合間に入ります。「X」はタイトルで示されるように斜めに傾いた(規範からはずれている)十字架、「∞」はおっぱいです。でも今回は最初のほうなのでやや乳が小さめで、そこは少し反省しています。本当に増殖した乳を次回でお見せできればなと思います。

■2012年02月11日(土)08:36  交響曲第一番「プロパガンダ」
20120130.jpg 600×839 521K初版:2012年2月5日(日)
参加:COMITIA 99
B5サイズ 32P イベント頒布価格500円(18歳未満の閲覧禁止)

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最初だからまずは習作的、模範的なものを

「PROPAGANDA」の由来はYMO“AFTER SERVICE”の冒頭にも収録されている、彼らの公演が開幕して演奏者が登場してくる極めて単純なリズムのオープニングナンバーより。また、政治的・思想的にネガティブな意味合いの宣伝活動を指して、同人活動の開始にふさわしいものなのではないかと思い命名。内容には全然関係ありません。

参加イベント「COMITIA」はオリジナル専門の同人…創作漫画イベントなので、オリジナルキャラクターによるエッチなまんがを描こうと思い、ミラビリス・ウル=ハポニカというオリキャラを採用。時系列的にはコメットさんの子供世代。ストーリー上の繋がりやらは特にありませんが、同一世界の話です。歴史というものはどこを切り取っても何らかの繋がりのある誰かが存在するものです。

「オコメを食べたらオメコしちゃった」ということを言いたいだけの作品ですが、作中では「言わなくてもわかるだろ!」と明言はしておりません。




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