ロブロイ「実はこの本では以前から…」

ﾑﾆﾑﾆ

「へぇ…なるほどなぁ…。」

（……。）

（…当たってる…よなぁ…？）

（これ…当たっちゃってる…よなぁ…？）

（…あまり考えないようにしてたけど…）

（ロブロイって…大きい…よなぁ…？）

（私服だとより一層わかりやすいというか…。）

（…どうしたもんかなぁ…？）

（とりあえず避けて…）ｻｯ

「それでですね、以前の解釈からは…」ｽﾞｲｯ

ﾑﾆｭﾝ

（……。）

（追撃…かぁ…。）

（思ったより勢いのある…追撃だったなぁ…。）

（しっかりと深みを感じるくらいには…押し込まれたなぁ…。）

（…どうしたもんかなぁ…？）

「そ、それにしても今日はちょっと蒸しますね…し、失礼します…。」ﾇｷﾞｯ

ﾀﾞﾌﾟﾝ…ﾑﾜｧ…

（……。）

（拡散攻撃…かぁ…。）

（まさかの拡散攻撃かぁ…。）

（視覚的なかく乱…香りによるデバフ…。）

（ロブロイって…搦め手も使えるんだなぁ…。）

（どうしよう…もう席を立てない。）

（立てないというか…もう立ってるというか…。）

（…どうしたもんかなぁ…？）

（しょうがない…僕もこれで一旦距離とって…。）

「確かに…ちょっと暑いかもね。僕も一枚失礼するよ。」ﾇｷﾞｯ

「それで続きなのですが…」ｷﾞｭｯﾑﾆｨ

（……。）

（追撃…かぁ…。）

（まさかの追撃だなぁ…。）

（距離を取ろうとしたら…もっと入り込まれたなぁ…。）

（だってもう…寄りかかってきちゃってるもんなぁ…。）

（隔てる布が減ったせいで…もう取り返しのつかない感触になってる気がするなぁ…。）

（…どうしたもんかなぁ…？）

> （立てないというか…もう立ってるというか…。）

うるせぇよｗ

「実はこの本では以前から…」

ﾑﾆﾑﾆ

「へぇ…なるほどなぁ…。」

（……。）

（…当てちゃってます…よね…？）

（これ…当てちゃってます…よね…？）

（…夢中になりすぎて…つい近付きすぎてしまいました…。）

（トレーナーさんの腕…意外と逞しいですね…。）

（…どうしたものでしょうか…？）

「……。」ｻｯ

「それでですね、以前の解釈からは…」ｽﾞｲｯ

ﾑﾆｭﾝ

（……。）

（追いかけて…しまいました…。）

（あわわ…私は何故こんなことを…。）

（あ、当てちゃってることを意識していると思われたくないと考えたらつい…。）

（うぅ…顔が…いやもはや全身が熱い…。）

（…どうしたものでしょうか…？）

「そ、それにしても今日はちょっと蒸しますね…し、失礼します…。」ﾇｷﾞｯ

「確かに…ちょっと暑いかもね。僕も一枚失礼するよ。」ﾇｷﾞｯ

ﾑｷｨ…ﾑﾜｧ…

（……。）

（反撃…ですか…。）

（まさかの反撃ですか…。）

（相手の行動に合わせた…綺麗なカウンター…。）

（トレーナーさん…『待ち』の戦型だったんですね…。）

（トレーナーさんの袖まくりした腕…結構すごい…。）

（どうしましょう…トレーナーさんの香りがダイレクトに…。）

（なんだか…力が入らなく…。）

（…どうしたものでしょうか…？）

「それで続きなのですが…」ｷﾞｭｯﾑﾆｨ

（……。）

（寄りかかってしまいました…。）

（近寄ろうとしたらしたたかに寄りかかってしまいました…！）

（あわわ…だって…力が上手く入らなかったので…！）

（ううっ…はしたない子だと思われちゃいます…！）

（胸をわざわざ押し当てるいやらしい子だって思われちゃいます…！）

（…どうしたものでしょうか…？）

「それでいて、描写の違いから考えるとですね…」

ﾑﾆﾑﾆ

「なるほど…それは興味深いなぁ…」

ｿﾜｿﾜ


（ロブロイに…）

（トレーナーさんに…）


（（完全に意識しちゃってることがバレませんように…！））


END

誰か助けに来てくれ
いやすぐには来るな　人の気配が無いのを二人が意識して邪な考えが脳裏をよぎったくらいのタイミングで来い

見て見て！あの二人、楽しそうに本読みながらイチャイチャしてる！　推せる～！

一通り終わった後
帰り道にデジたんが倒れているのを発見した

腕に抱きついて本読んでるとか

もう完全にその関係やん

ロブロイに抱きつかれてうまだっちで抑えられてるトレーナーすごくない？