モブウマ娘、想いを受け継ぐ

中央で活躍し未来の三冠ウマ娘になるかもしれない、そんな小さなウマ娘の半生をダイスで決めていきましょう。

弥生賞を終え、トレセン学園で二度目の進級を迎える前日、三女神像の前で彼女は想いを受け取ります。

前スレは　１５スレ目）【モブウマ娘、弥生賞で競う】

モブウマ娘、弥生賞で競う｜あにまん掲示板中央で活躍し未来の三冠ウマ娘になるかもしれない、そんな小さなウマ娘の半生をダイスで決めていきましょう。雨天、不良バで行われる弥生賞に、小さなウマ娘が挑みます。前スレは　14スレ目）【モブウマ娘、弥生賞…bbs.animanch.com

１４スレ目）【モブウマ娘、弥生賞を走る】ttps://bbs.animanch.com/board/2387350/

１３スレ目）【モブウマ娘、クラシックに挑む】ttps://bbs.animanch.com/board/2294136/

１２スレ目）【モブウマ娘、優駿に輝く】ttps://bbs.animanch.com/board/2228747/

０１スレ目）【モブウマ娘、中央を目指す】ttps://bbs.animanch.com/board/1977158/

---お知らせ---

このスレはダイスを用いたオリウマ『アリアバーミリオン』の育成スレとなっております。（現在16スレ目）

タイトルに含まれる『モブウマ娘』は彼女の名前が決まってなかった頃からスレが続いている名残です。

主の使用回線はあにまんの規制対象になっており、投下中でも突然更新が途絶えることがあります。

金曜日は23時前後、その他曜日は24時前後に規制に巻き込まれていますので、突然止まったら「ああ、引っかかったのかな？」と思っていただければと思います。

その規制関係でスレ主が保守等を行えない場合があります、保守序の雑談感想は歓迎、スレッドの保守をしてくださる視聴者には深く感謝を。

次スレは【190】辺りで作成しますのでその辺りになりましたら一度息を入れましょう。

それ以外の時の雑談、書き込み、疑問、議論その他諸々はお気軽にどうぞ、皆さんの書き込みや考察は主も楽しんでいます。

投下頻度は現在は（ＰＣ前に座れる時間の都合で）２～３日に１回程度。

書き溜め等で補強することもありますが、基本は即興劇です。

それ故、誤字脱字、計算ミス、1レス事の時間の開きはよくあります。

なるべく注意することにしていますが、完全には防げない（特に変換ミスによる誤字）のでゆるい気持ちで見て頂けると助かります。

---主人公---
アリアバーミリオン　（Aria Vermilion） 誕生日：3月30日（11歳→12歳/中等部2年→3年）
身長：128㎝　 （クラシック終了時/13歳誕生日まで誤差の範囲でしか伸びない）
体重：現状維持（元々ほっそりぎみ、最近はちょっと引き締まってきた）
髪形：前を下ろしてデコを隠したやや短めミディアムショート
髪色：栃栗毛（茶髪に見える濃い赤茶色）肌色：健康的だけどやや色白
瞳の色：透き通った赤色
BWH：65、55、70　（参考/9歳児の平均）
私服：トップスは胸元にオレンジ色のリボンが付いた白いブラウス、ボトムはチェック模様ブラウンの吊りスカート。
冬場はベージュ色と濃いベージュ色の斜めにしましまがついたマフラーがセット。お洒落だけど幼く見える服装。

神奈川県の三浦生まれの小柄なウマ娘、小さな事を一つづつ積み重ねていく苦労を厭わない努力家。
トレセン学園の広報ウマ娘に抜擢され、学園紹介の映像を取ったり、企画に参加したり走る以外の事も色々と任せられている。
自己評価が低く周囲の声や評価を少々気にしすぎる気質があり、Ｇ１ウマ娘となった今も「不相応な過大評価」にプレッシャーを感じる日々。

一見すると明るく丁寧で礼儀正しい真面目っ子だが見た目も内面も同年代のウマ娘より一回り以上幼く。寂しがり屋で甘えたがり。
他人にはあまり見せたがらないが精神的に不安定な部分や脆い部分、幼い部分が多くあり、本人もその欠点をかなり気にしている。
自信に溢れたかっこいいお姉さんウマ娘に憧れを抱き、目標としているが背伸びしたがる子供にしか見えないのが悩みの種なのです。

■アリアバーミリオンのヒミツ　
①：実は、鉱石採取が趣味。
②：実は、集中力が凄い。

---友人/サポート科のウマ娘---
ミミックミラー　（Mimic Mirror）　誕生日：6月1日（11歳→12歳/中等部2年→3年）
身長：137㎝　　 （クラシック終了時/13歳までほぼ誤差の範囲）
体重：現状維持　（目標を達成できたことにより、プレッシャーから解放された）
髪型：セミロング（さらさらセミロング、アリアと同じく前髪でデコは隠れている）
髪色：白毛（真珠色/やや艶のある白毛）　肌色：色白（日焼け対策はしっかりしている）
瞳の色：明るい青色
BWH：72、54、72
私服１：男子向けの黒いゴシックロリータ。黒い膝下ズボンと黒ベストに白いシャツ、帽子つきでこちらはやや大きめな黒。
母親が自信を持ってお勧めしてきた服だけど、どう見ても普段着としては浮いてるので、軽い外出とかの時は↓の私服２を着てる事が大半。
私服２：半袖チェックワンピース（青と白）の上に濃いブルーのカーディガン合わせた青色コーデ。

通称ミミ子。アリアの幼馴染で３歳の頃からのお付き合い。
優れた観察眼と記憶力を持っている天才児で他者の模倣がとても得意。
中央のトレーナーだった祖父の影響で自分もトレーナーを目指しており、現在はトレセン学園サポート科に所属中。

トゥインクルを走るのに必要なある素質が欠けているらしく、レースの道は選ばなかったが。
"ただ走るだけ"なら普通のウマ娘以上に走れ、並走も模擬レースもそつなく熟すことができる。

入学時から2年の夏前まではほぼアリアの専属サポーターのような動きをしていたが、サポート科からアリアばかり見ていることを怒られた為、現在はサポート科本来の役目である、生徒全体の支援を行っている。
その一環としてアストレアノーチェというウマ娘を重点的に鍛えることになったのだが、指導を始めて僅か数カ月でとてつもない成長を遂げてしまい、彼女を含む多くのレース関係者を驚かせることになった。

本来の予定ではもっと後になる筈だった狭き門、それを強引にこじ開けて彼女は走り始めた。
親友とは異なる道だけど、直ぐ横を歩き、時にぶつかり合うその道を。

■ミミックミラーのヒミツ
①：実は、お爺ちゃんから教わったことは絶対に忘れない。
②：実は、大抵の事は３回見れば再現できる。

---トレーナー/アリアバーミリオンのトレーナー ---

アリアからは『トレーナーさん』と呼ばれている新人の女性トレーナー。　年齢は20代半ば。
情報収集能力が高く、レース前になると何処からともなく候補者や参加者のデータを用意してくる凄い人。

育成方針はウマ娘の意見を尊重し、望むレースに出走できるよう全力を尽くす。
アリアに関しては心身が幼い所為もあり、姉のような保護者のような立場で接している。
女性にしてはやや小柄な体系で、とても小柄なアリアと並ぶと姉妹に見えないこともない。

トレーナーになる前は様々な人達にお世話になったようで色々な特技を持っている。
綺麗な飴細工を作れたりするのもその一つ、何れは2000を超える技を身につけたいと思っている。

身長：小柄（150台前半） 体系：細い、胸は小さい　顔：可愛いと美人の間くらい。
服装：基本的に公の場ではビジネススーツ、トレセン内指導中はトレーナー用のスポーツジャージor桐生院と同じようなオフィスカジュアル。
私服：桐生院と同じようなオフィスカジュアル。私服のセンスがあまりないので何処に行くにも基本はスーツ姿。

■アリアトレーナーの秘密。
①：実は、■■以外の事は本職以上にできる。
②：実は、外見があまり人の印象に残らない。

---　交流のあるネームドウマ娘　---
【アグネスデジタル】
トレセン学園の入学時に知り合ったウマ娘で、デビュー前はずっと同じ練習をしてきたお友達。
大切な友人であり、ライバルでもあり、新しい道を共に開拓していく同士でもある。
同人活動に関しては修羅場を共にした戦友であり盟友です。
クリスタルカップをしれっと制覇しており、次の目標はニュージーランドステークスを経由してのNHKマイルカップ。

【スイープトウショウ】
後輩で同じ歳のウマ娘。楽しく、面白く、トレーニングをしてくれるトレーナーを捜している。
入学以前の出会いでアリアの走りにレースの魔法を感じ、入学以降は"魔女の先輩"として魔法を教え教わう仲となった。
アリアにとっては同年代の友人であり日常的に会話や交流を行っている。
なお、アリアはスイープを妹のようだと思っており、スイープはアリアを妹のようだと思っている。
メイクデビューを今年の６月に控えており、自分の使い魔と一緒にトレーニングの日々。

【スーパークリーク】
何かにつけてアリアの世話をやこうとしてくる先輩ウマ娘。
来年は高等部を卒業し、付属大学へと通うことになっているのだが環境が変わることに不安を抱えている。
トゥインクルシリーズの卒業も徐々に近づいており、そういった環境変化のストレスが甘やかしたい欲に繋がっている。
アリアの"失敗"を完全に把握している人物の一人であり、お世話までされているので、赤ちゃんにされても文句が言えない。
今年の春に中央トレセン付属大学へと進学、環境が変わることに少し不安を覚えている。

【キングヘイロー】
何かと面倒を見てくれる頼れる先輩。密かな憧れであり、アリアにとっての理想の女性図。
成績が奮わないのが密かな悩みらしいのだが、それを表に出すことなくいつも自身に溢れて輝いている。
学年問わず様々なウマ娘から慕われているキラキラした先輩。
中等部の最後の最後、高松宮記念で念願のG1初勝利を獲得し、高等部１年に進級

【ハルウララ】
とても仲の良い同級生のような先輩。本人は自覚していないが間違いなく鳳か竜の雛。
いつもにこにこな笑顔だが、とてつもない根性と圧倒的なタフさ、そしてどんな時でもへこたれない無敵のプラス思考の持ち主。
クソローテと呼ばれるような連続出走を何度もこなしても笑顔で勝ったり負けたりしてながらダートＯＰ戦を片っ端から食い荒らした。
そして実戦形式で貯めた経験値により急速に成長を始め、クラシックの東京大賞典でついにG1を手にした砂のプリンセス。
シニア級から芝へも挑戦することを発表し、芝のＯＰクラスウマ娘達を戦慄させている。

【シンボリルドルフ】
トレセン学園の生徒会長さん。何故か気にかけられ、何故か見守られており、何故か評価が高い。
過度な期待は不相応なのですとびくびくしてしまうレジェンドのお方。
ドリームシリーズに籍を移しているが、その実力は本格化真っ盛りのウマ娘と差異が無い。
今年の春にトレセン付属大学へと進学が決定しているが、色々な功績からトレセン学園の名誉生徒会長に評された。
つまるところカイチョーは永遠にカイチョーである、大学部に入っても授業が終わったらトレセンに戻ってくる予定。

【ミスターシービー】
思い出の中にくっきりと残る憧れのお姉さん、何れ共に走りたい願い、その背中をレースで追い続ける。
学年が離れているのと彼女自身がマイペースな為、学園ではあんまり出会えないのが悩みである。
トゥインクルに席は置いているが第一線から離れており、長期休養中ということになっている。
本当は大学部進学と共にレースからは完全に引退するつもりだったが、撤回している。
「もう少しだけ、待ってあげたい子がいるから」らしい。

【マルゼンスキー・オグリキャップ・タマモクロス】
最近は進路等の関係であまり出会わないレジェンドの皆さん。
雲の上の方々なのだけど、２年も一緒にいると人となりをそれなりに知れるので緊張感はもうそこまでない。
特にタマ先輩はクリーク先輩絡みのアレコレもあって、気軽にお話できるくらいの仲になっている。
ドリームトロフィーリーグへの移籍が決定、現役時代の人気の高さからレース以外にも様々な場面に抜擢され、色々と活躍中。

【スペシャルウィーク】
ダービーウマ娘にして、天皇賞春秋連覇を果たした新星のレジェンドウマ娘であり時代の新しいエース。
……なのだが、少し前までは学力成績はお察しであり、ハルウララの学力改善のきっかけになったアリアの英知を狙っていた。
レースの顔と普段の顔のギャップが激しいウマ娘であり、それ故にあまり緊張しないでお友達付き合いができる先輩。
判断力等は思考ではなく感覚で決めるタイプであり、アリアと似た者同士なのも仲が良くなった原因かもしれない。
チームスピカ所属。高校１年生を迎える前にトレーナーさんを北海道の自宅に招待した。

【カノンアンタレス】（高等部2年/オリウマ娘）
選抜レースで負けた先輩ウマ娘。静岡、浜松からの刺客。
芝もダートも走れる万能の足と、天才的な差しを武器に中央に乗り込んで来た。
理性的だけどエンジョイ勢、いっぱい活躍していっぱい利益を得て、将来も今も楽しく過ごしたい。
冬より夏派、というより寒さに対してとてもとても弱いらしく、晩秋から冬場のレースを苦手としている。
実はめちゃめちゃ迷うタイプの娘で、クラシックかティアラかを本当にギリギリまで決めかねており、どっちも出たいと悩んでいる。

【アストレアノーチェ】（中等部2年/アプリモブウマ娘∔主人公補正）
メイクデビューで戦ったウマ娘、磨けば光る原石だと自らを証明したウマ娘。
約半年の遅れもミミ子の指導で取り戻し、太陽に並ぶべく手を伸ばし、走り続けている。
性格面は明るく元気な子であり、目標を定めたら一直線に向かうことができる努力の才能を持っている。
実は人を疑うことを知らないぽんこつ属性持ちであり、教えられたことはできると信じてやってしまい、やれてしまう。
故に平凡なトレーニングよりも、極端なトレーニングの方が性に合っており、ミミ子との相性は◎だった。
一度折れた後に叩き直された鋼メンタルからくるプラス思考、レベルアップすることの快感を覚えた怪物。
笑顔とは本来攻撃的なものなんだなぁと感じさせる空気を最近纏い始めた。

【スプーキーナイト】（中等部2年/アプリモブウマ娘）
ボクっ娘、低身長、ぺったんこ。な黒毛のウマ娘。
逃げウマであり最初から最後まで先頭を走れば一着だよね～な思考の持ち主。
スタミナ不足、駆け引き苦手、予想外の事態に弱い等明確な弱点がある。
が、本人はそれをしっかり認識している為1つずつ克服し、強くなっている。
トレセン学園ではチーム・ミモザに所属している。
実は色々なモブウマ娘と広く、浅く交友を持っており、大抵の人物は顔見知りである。

【コンフュージョン】（中等部2年/アプリモブウマ娘）
無口系な不思議っ娘。本人曰くくーる系。な流星の入った栗毛のウマ娘。チーム・ミモザ所属。
背丈は中等部の平均的だがスタイルが良く凹凸があるモデル体型。
追込ウマであり、マイペースを貫きながら他人のペースを崩すことを得意とする。
……厳密には、表情変化が少ない為、レース中は多少キリッとしていても傍から見ると殆ど変化が無い。
そしてその状態で加速していくと他のウマ娘が「何この子平然とした表情で上がってきた！？」とビビって混乱する。
実は20を超える言語を理解することができ（全部は話せないが）、ネオユニヴァースやマーベラスサンデーと仲が良い。

【ヴァサーリーリエ】（中等部2年/アプリモブウマ娘：海外）
すらっとした細見のウマ娘で色白の美人さん。
来年1月から予定されるとあるプロジェクトの先鋒として欧州トレセンからやってきた刺客。
実家は名門と呼ばれる名家出身のウマ娘なのだが、レースの強さではなくスポーツ医学を始めとしたサポート分野で名を知られている。
自分達がアスリートとして走った経験や体験を活かして、現役選手の心身のケアや怪我の予防等で活躍し多くの選手を支えた実績を持つ。
ヴァサーリーリエも何れは祖母や母の後を継ぐ道を選ぶが、その前に自分しかできないことをやりたいと考え、プロジェクトの参加を決意した。
病気とか怪我に対する嗅覚が鋭く、小さな不調を的確に見抜けるのだが、それを隠そうとする相手に対しては善意の末に暴走してしまうことも多い。

前スレ27～29で頂いた私服の支援絵を紹介に使わせていただきました。
いつもありがとうございます。

---一先ず国際問題は回避できたのです---
トレーナーさんが間に入ってくれたおかげで、ヴァサーリーリエさんを一先ず落ち着かせることに成功。
私服が大分よれよれになってしまったのですけど、脱がされてしまう危機は脱したのです。
正気を取り戻して平謝りするリーリエさんと、そのトレーナーさんの謝罪を私のトレーナーさんを盾にしつつ受け入れ、二人がお部屋を出て行ってようやく落ち着けたのです。

「いやぁ……色々と濃ゆい子だったね」

見た目は清楚なお嬢様みたいな感じだったのですけどね……。
色々と感情がいっぱいになって掛かってしまったウマ娘に襲われるというのはケースとしてあるみたいなのは知ってますけど、まさか自分が当事者になるなんて思わなかったのです。

「まあ……何はともあれお疲れ様、レースもライブもかっこよかったよ」

ふへへ、ありがとうなのです。
皐月賞に向けた調整レースではあったけど、しっかり勝ちを取れたのです。
本番もこの調子で行ければいいのですけど……いろんな子からマークされる未来が見えてるのです。

「今日戦った子達の半分は皐月賞にも出てくるかな、極端に実力差があると感じた子や2000を走るのに不安を感じた子は皐月を回避する可能性はあるけど……」

皐月で負けない宣言されたエアシャカールさん、ノーチェさん、スプーキーとコンフュージョンさんは確定だと思うのです。
ヴァサーリーリエさんは……どうなのかなぁ？　今日は大分調子が悪いような感じで、メンタルも不安定でしたけど。
それでも先頭集団との差は僅か、結果的に6位になってしまったけど、3位くらいまでは狙える立ち位置だったのです。

「本番までにそれを克服できれば参加してくるかもしれないけど、私目線だと回避する可能性の方が高いかな」

えっ……どうしてなのです？

「トレーナー目線だとヴァサーリーリエは大分無理をして走ってるように見えてたから……私が彼女のトレーナーだったら、大事を取って休ませる」

なるほど、なのです。
……でも、無理をしている状態であのパフォーマンスだとしたら、万全の状態ならどれくらいの強さに……。

「あくまで過程だけど……スピードはアリア、パワーはエアシャカールを超えてたと思う」

ひぇっ……万全じゃなかったことを喜べばいいのか、まだ見ぬ真の姿におびえればいいのか分からないのです。

「海外と日本は色々と違うからね、沢山の課題を克服してようやく現地のウマ娘と同じラインに立てるって言われてるよ」

おおう……そうなると、海外遠征をしている先輩は色々と大変そうなのです。
サイレンススズカ先輩も（スペシャルウィーク先輩の話によると）アメリカ遠征で色々と苦労しているらしいですし。

「ただ、それは日本のウマ娘が海外に行くときの話だけじゃない、当然逆のケースもある」

ヴァサーリーリエさんはその逆のケースってことなのですね。
ただ、彼女は中央トレセンに留学してるので、１年以上は日本にいる筈……それでも課題が克服できないのです？
エルコンドルパサー先輩とかも生まれは日本ですけど、育ちはアメリカだって言ってましたし。

「うーん……ごめん、その辺に関しては明確な答えは出せないかな、ウマ娘の適正に関しては未知の部分も多いから」

言われてみれば7歳の時に受けた測定結果と今の私の脚質、かなり違いますからねぇ……。
芝とダート両方走れるとは言われましたけど、マイルは望み薄で中距離もそこまで得意ではないと言われたのです。
長距離向きだって言われましたけど、あれもただ単に初速が遅いから距離が長くないと速度が上がり切る前にレースが終わっちゃうみたいな話だったような……。

「今のアリアはダートマイルＧ１、芝マイルのＧ３、芝中距離のＧ２を取っちゃったからね、適正もトレセンでトレーニングをしているうちに大分変ってきたんじゃない？」

そうなんですよねぇ……自分でもちょっとびっくりしてるのです。
カイチョーさんを始めとした、色々な方からヒントやアドバイス、指導を受けてるからこそだと思うのですけど。
私と同じように適性が大きく変わるようなウマ娘はあまり聞いたことが無いのです。
カイチョーさんも、努力はしたが適正の壁でダートはどうしても（普段通りには）走れないみたいなことは言ってましたし。

「トレセン内でも何人かは『生まれ持った脚質を努力で克服した』ウマ娘はいるのだけど、今の所はレアケースだからね。もしかすると将来的にはアリアのデータが他のウマ娘の脚質向上に役立つ日が来るかもしれないよ」

私の歩いた道が誰かの道しるべになったら嬉しいのですけど、目標にされたりするのはちょっと恥ずかしいのです。
今の所メディアへの露出は控えめなので、今後もこれくらいならいいと思うのですけど……。

「今後はどんどん増えていくと思うから、……協力はするけど覚悟は決めておこうね」

ぐ、ぐえー……やっぱりそうなるのですよねぇ……。

---Ｇ２弥生賞/リザルト---

■ファン増加数計算

基礎増加数：1着……5400人

＋ファンボーナス補正　dice5d10=6 10 1 4 8 (29) ％

＋ライブパフォーマンスによる増加：93点＝930人

■入手ヒント dice1d10=7 (7)

①②③④：【追込直線○】

⑤⑥⑦　：【中山レース場◯】

⑧⑨　　：【右回り○】

⑩　　　：【月影一閃】

---Ｇ２弥生賞/リザルト適応---
弥生賞前のファン数【9721人】…… （モブウマ娘、優駿に輝く、レス185より）
＋弥生賞のファン増加：【6966人】（5400×1.29）
＝現在のファン数【16687人】

【中山レース場◯】……＠1回中山レース場のレースに出走するか、賢さトレーニングで獲得。
[条件]：中山レース場のレース。
[効果]：スタミナのランクが１ランク上昇。

24時付近になりましたので、本日の投稿は此処までに致します。
見て下さる方々に感謝を。

保守

寝る前に保守。
明日は投下できる筈……

帰宅しました。

遅くなりましたがのんびりと進めていこうと思います。

【ミス訂正】>>20

---Ｇ２弥生賞/リザルト適応---

弥生賞前のファン数【9721人】…… （モブウマ娘、優駿に輝く、レス185より）

＋弥生賞のファン増加：【6966人】（5400×1.29）

＋ライブボーナス【930人】

＝現在のファン数【17617人】

【中山レース場◯】……＠1回中山レース場のレースに出走するか、賢さトレーニングで獲得。

[条件]：中山レース場のレース。

[効果]：スタミナのランクが１ランク上昇。

---弥生賞後のお話なのです---
中山レース場を出た頃は辺りは真っ暗。
事前予約してある近くのホテルに、トレーナーさんの車で送ってもらってそこで一泊し、翌日にトレセン学園に戻るのです。

ライブ前は体力に余裕があったのですけど、ライブと、その後のリーリエさんとのお話で大分消耗していたのか……
ホテルに送ってもらうまでの僅かな時間でも一気に眠気が来てそのままストンと意識が落ちていたのです。
疲れてるかなーって感じがしてもある程度は普通に動けるんですけど、体力が尽きた後に休憩モードになるとその瞬間にスヤァするのは昔からなのですよね……。

「それって幼児と変わらないんじゃ……自己管理もっとしっかりしようぜぇ？」

動いているうちは全く問題ないのです。
ただ、気が抜けた瞬間に一気にしぼむのは本能的なものなのでどうしようもないのです。
ミミ子も中央に入る前までは私と同じか、もっと酷かったじゃないですか。
幼稚園の時なんか遊んでる最中に遊具の中でそのまま寝てたこともありましたよね？

「子供の時は体力限界がどうにも分からなかったからねぇ……でも、今は流石に大丈夫だぞ？」

私だってレース＋ライブの時以外は（だいたい）平気ですよ。
うとうとスヤァしてしまっても、こうやってミミ子に起こされれば普通に起きられますし、夜中も日付が変わるくらいまでは起きられるようになってきてるのですよ？

「得意げにしてる所悪いけど、アリア、幾つになったっけ？」

今月末に12歳なのです、そろそろポニーちゃんも卒業できる年齢なのです。

「いやぁ……その様子じゃまだ無理じゃないかなぁ」

うぐぐ、トレーナーさんとノーチェさんも生暖かい目で見てるのです……。

ホテル到着後、ルームサービスで軽食事を運んでもらい、遅めの夕食を済ませた後は歯磨きと洗顔を済ませて早々にお布団へ。
ライブ前にシャワーは一応浴びてますし、チェックアウトの時間も遅めなのでお風呂は翌朝に回すのです。

因みに取ってもらったホテルの部屋はファミリー用のお部屋が１つ
ベッドが3つある大きいお部屋で、私とミミ子が大きめのベッド（夫婦用）を使わせてもらって並んで就寝。
ノーチェさんとトレーナーさんが残った２つのベッドを1個ずつ使う感じなのです。
……全員女の子だと特に問題はないのですけど、男性トレーナーが担当してる娘はどうするんでしょうね？

「常識的に考えてシングル2部屋でしょ」

でも、お部屋が取れないみたいなこともあるんじゃないです？
Ｇ１の時なんかは全国各地から人が押し寄せてきて、予約が取れないみたいなことも珍しくないですし。

「そうなると、担当ウマ娘のベッドだけは確保して、トレーナーは駐車場の車で寝るとか？」

「流石にそれはトレーナーさんが可愛そうですし、せめてソファーとか使わせてあげるとか……」

ミミ子から駐車場、ノーチェさんからソファーという意見が出たのです。
ちなみに、私のトレーナーさんはどういう風になってると思います？

「出場する選手とトレーナーに関してはちゃんと部屋を確保できるシステムになってるから、そういうことは無い筈だよ」

あ、その辺はしっかりしてるのですね、それなら男性トレーナーさんが担当のウマ娘さんも安心なのです。
でも……寮内の噂では、トレーナーと一緒の部屋に泊まってる子は結構いるみたいなのですよね。
ウララ先輩が一緒にお泊りするの楽しいとかキング先輩に話してましたし。

と、そんな感じで雑談を交えつつパジャマに着替えを済ませ、ミミ子と並んでベッドにゴロン。

同室なので一緒の部屋で寝るのはいつもの事なのですけど、一緒のお布団で寝るのは随分と久しぶりなのです。

「一昨年の秋くらいまではびしょびしょにしちゃって夜中にびええと泣いたりも……」

……ノーチェさんに聞こえるからその話はやめろなのです。

いや、うん、同室だから色々と迷惑かけちゃったのは分かりますし、今も気にしてるですけど。

ちょっとずつ改善の傾向はあるのです、多分、きっと。

「……まあ、私も最近はアリアの事をバカにできないというかなんというかー……」

なんかいったです？

「何も言ってないですー　お休み」

むぅ、はぐらかされた気がするのですけど、眠気も大分強くなってきたし、今日はスヤァしておくのです。

---弥生賞後の世間の反応---

好意的な意見、良い感じの反応：dice1d100=2 (2)

否定的な意見、あんまりよくない反応：dice1d100=14 (14)

翌朝、お風呂と着替えを済ませた後は早速ホテルの売店に向かい、新聞を購入。

前回は散々な意見が多かったけど、今回は特に問題も無く熟せたのできっといい感じの意見が出てる筈っ！

……と思っていたのですけど、記事としての規模はそこまで大きくなかったのです。

私の勝ちはしっかり乗ってましたけど、大々的に取り上げられたとかそういう感じでなく、あくまでも弥生賞の勝者として軽く触れられているだけなのです。

し、釈然としねぇのです……年末の全日本ジュニア優駿の時はめっちゃ書かれてたのにっ……！

これはやっぱりＧ１とＧ２の絶対的な差なのかどうか……記事全体を熟読してちょっと考えてみるのです。

---弥生賞記事で、個人について書かれてる内容

アリアバーミリオン　dice1d100=99 (99)

アストレアノーチェ　dice1d100=83 (83)

エアシャカール　　　dice1d100=30 (30)

コンフュージョン　　dice1d100=90 (90)

スプーキーナイト　　dice1d100=31 (31)

---ティアラトライアルの話題---

G3:チューリップ賞（3月4日）の結果：dice1d100=3 (3)

G2:フィリーズレビュー（3月12日）への期待：dice1d100=70 (70)

---その他の事件的な話題---

なんか大事件あった？：dice1d100=29 (29)

---釈然としない翌朝新聞記事なのです---
1社だけかもと思って、ホテル近くのコンビニまでてこてこ歩いて色々と新聞を漁ってみたのです。
そうすると、まあ、それなりに書かれている事は確かなのですけど、良くも悪くもない意見が大半なのです。
私の事が書かれていない新聞記事は全く無かった（そりゃそうだと言われればそうなのですけど）のはちょっとだけ自慢ではあるのですけど、特に注目されてるとかそういうことではなく、凄い客観的に書かれているので面白みがないのです。
肯定的な意見としては年少のウマ娘（飛び級）でありながら一回り近く年齢が上のウマ娘相手に戦っているという点とかですけど、それは今更なので話題性としては薄いと判断されたようなのです。
去年年末のライブ失敗に関しても軽く触れられていて、今回のウイニングライブはミスなく熟すことができた～と書かれているので、マイナスとプラスで相殺し合ってゼロになった感じ。
そして不安視する意見としては前回ミスがあったことから、体力不足や（人生）経験不足を不安視する声が上がってるのです。

……ううむ、しっかり読んでみると正論しか書いてないのです。
つまるところ、私は話題性にはやや欠けるウマ娘っぽいのです。

他に、記事としてはノーチェさんの追い上げ、コンフュージョンさんの牽制等の戦術が評価されている感じ。
この辺りは割と知ってる感じのライターさんが書いてるようで、しっかり評価されているのです。
……別に羨ましくなんかないのですけど、なんか釈然としないのです。

エアシャカールさんは前が垂れてきて減速せざるを得なかった運の悪さについて書かれているのです。
スプーキーは典型的な逃げウマで、欠点の解消こそできていたけど純粋な地力不足みたいなことが書かれていたのです。

私としては理想的な動きができたレースだったのですけど……
世間の人から見れば面白みのない追込の動きだったのかなぁ。
そういう意味ではノーチェさんの覚醒とか、その辺りは確かに見どころがあったと思うのです。
レースの映像も、録画してあるだろうから、学園に帰ったら早速トレーナーさんと復習したいのです、ううむ。

……悔しくなんかないけど、やっぱりなんかうにゃるのです。
このもやもやは皐月賞を勝利して、話題のウマ娘になることで解消してやりたいのです。

ノーチェさん、ミミ子、トレーナーさんも順番にシャワーを浴びたり、身だしなみを整えたりしてるのでまだ時間はあるのです。
お部屋のソファーと近くのテーブルを占拠して買って来た新聞をどちゃーと広げて読んでいくと、色々と気になることが出てきたのです。

前年度の最優秀ジュニアウマ娘を取った　阪神ジュベナイルフィリーズを制したウマ娘。
鈴蘭の耳飾りをつけたとても可愛らしい栗毛のウマ娘さんの記事が書かれていたのです。
桜花賞の最有力候補として注目されており、今年度のティアラ最有力候補として現在も人気急上昇中。
1月あたりに軽い怪我をして足を痛めていたのを心配されていたけど、その不調からも完全回復。
桜花賞（4月9日）への挑戦を表明し、フィリーズレビュー（3月12日）を足掛かりに乗り込むと発表があったようなのです。

……話題性めっちゃあるウマ娘さんと被ったのは仕方ないのです、仕方ないのです。
女の子である私から見ても、このウマ娘さんは滅茶苦茶可愛いと思えるくらい可愛いのです。
そんな子が心配された怪我から復帰して、世間の注目通りのアイドル路線を突き進むとしたら……。
面白みのない堅実な走りしかできないおこちゃまウマ娘より100倍も話題になるのです。

決めたのです、此奴は私の（人気的な意味での）ライバルなのです。
この娘から話題をかっさらえるようなウマ娘になるのを、目標の一つとしてやるのです、ごごご。

そんな感じで密かにダークな炎を上げる篝火を心の中で灯しつつ、新聞を読んでいると皆の支度が終わったのです。
広げた新聞を手早く片付け、ホテルの食堂に朝ご飯を食べにいくことに。
昨日のおゆはんは時間が遅かったので軽く済ませただけなので、ずらりと並べられたバイキングを見るとお腹がくぅくぅ鳴ってくるのです。

目の前で焼いてくれるオムライス、カリカリベーコン、ガーリックバターが塗られた香ばしいトースト。
バリッと音を立てるくらい綺麗に焼かれたソーセージ、きのこのソースがかかった和風のハンバーグ。
お野菜も葉野菜のサラダ、ポテトサラダ、ウマ娘に人気のにんじんサラダも沢山あるのです。
普段はあまり多くは食べられない（※他のウマ娘と比較して）私なのですけど、こういうのはいつ見てもワクワクするのです。

「トレセンの食堂もセルフなのは同じだけど、料理がずらーっと並べられてるのはワクワクするよね」

ですです、セルフサービスなのはどちらも同じなのですけど。
トレセンはカウンターまでお盆持って行って、そこで自分で取る感じなので、見た目的には地味なのですよね。
こうやって大きなテーブルにたくさん料理が盛られているのは、なんかこう、すごくすごいのです。

「わかる、ワクワクするよね」

トレーナーさんも同意見なので、これは人類に共通するワクワク感だと思うのです。

「でも、山盛りにしないで食べられる量だけ無理なく、バランスよく食べようね」

こういう時でもしっかりと釘をさしてくるあたり、トレーナーさんはしっかりトレーナーをやっているのです。

トレーナーさんの言うようにしっかりバランスを考えながら。
……でも気になる料理も沢山あったのでそういうのをちょっとずつお皿に取っていったらあっという間にお皿が埋まってしまったので何度か食べては往復を繰り返し、デザート含めてお腹いっぱい食べる事ができたのです。

「トレセンの食堂は割と戦争してるから、ゆっくり食べられるのは嬉しいよね」

にんじんハンバーグとか、からあげとか、エビフライは直ぐに無くなりますからね。
パスタとかカレーみたいな大鍋料理は何故か足りなくなることは無く、丁度良く空っぽになるのですけど。

「デザートが豊富なのも嬉しいですよね、昨日はレースを頑張ったし、アイスを思い切って３つ乗っけちゃいました」

苺アイス、さくらんぼアイス、りんごアイスの3段盛りとはノーチェさんがフィーバーしてるのです。
私も真似してみたいけど、これから長時間車に乗るのでぽんぽんぺいんになる可能性は避けるのです。
だけど１個だけ食べようと思って、そして、それを選ぶのにとても時間がかかったのは言うまでもないのです。

お部屋に戻って荷物をまとめ、チェックアウトを済ませ。
トレーナーさんが運転する帰りの車の中ではレース疲れもあって早々に私はスヤァ。
途中のサービスエリアでトイレ休憩を入れつつ（お土産用のご当地お菓子を購入したり、よくあるドラゴンと剣のキーホルダーを物色したりもしたのです）お昼をちょっと回った頃にはトレセン学園に戻ってこれたのです。

今日は月曜日なのでしっかり授業はあるのですけど、レース翌日は体調（とメンタル）の関係でお休みにする娘が大半。
私も疲労感が残ってるので、今日はお休みすることを決め早々に寮のお部屋に戻ることに。
……まだ、午後の授業の６時間目が残っているので、寮の中はほぼほぼ空っぽ。
全くのゼロというわけではないですけど、談話室なんかはがらーんとしてるのです。

いつもは誰かしらが占領してるふわふわソファーも今は誰も座っていないので、ごろーんと横になって占領できてしまうのです。
……うっかりスヤァしないように気をつけないといけないので、本格的にだらけることはしませんけど、普段できないのでなかなかに気持ちが良いのです。

想えば栗東寮での生活も、そろそろ２年。
家族から離れて一人で（といってもミミ子がいるので１人という気は殆どないのですけど）の生活も大分慣れてきたのです。

そして、思えばこの２年で色々な出会いもあったのです。
入学前に出会って友達になったデジタル、色々と面倒を見てくれた先輩方、同じ飛び級仲間の後輩。
沢山の出会いがあって、色々な人との縁があって、ここまで走ってこれたのです。
願わくば、この穏やかで楽しい時間がずっと続けばいいと思うのですけど、出会いと一緒に別れもあるのです。

……高校３年の先輩達は、この３月で中央トレセン学園を卒業。
現役を続ける、ドリームリーグへ活躍の場を移す、進学し経験を活かした新しい分野での活躍を目指す。
レースから一歩引き、スタッフやサポートとしての勉強を始める、ライブでの経験からＵＲＡ公式のアイドルを目指す。
色々な道があり、その道を進むためにお別れする先輩もいるのです。

24時付近になりましたので、本日の投稿は此処までに致します。

---次回/卒業間近の先輩とのお話--- dice2d10=7 6 (13)

①②③④：スーパークリーク

⑤⑥⑦　：シンボリルドルフ

⑧⑨　　：ミスターシービー

⑩　　　：？？？