Message 先輩メッセージ
固定観念にとらわれず
価値あるニュースを届けたい
原田 悠自/ HARADA YUJI
所属部署水戸総局
入社年 / 専攻2018年入社 / 経済学部 経済学科卒
現在の仕事
総局記者のまとめ役 デジタル発信も模索
様々な現場で取材をする総局員をとりまとめる「キャップ」という立場で、若手記者らと上司との橋渡し役を担っています。もちろん自分自身が取材現場に立つこともあります。これまでの経験を生かしながら総局員と意見交換を重ね、日々の紙面展開だけでなく、デジタルコンテンツとしての発信のあり方を模索しています。情報社会の移り変わりに柔軟に対応し、固定観念にとらわれることなく「価値あるニュース」を読者に届けたい。そんな前向きな気持ちで仕事に励んでいます。
印象に残っている仕事
難解な税の話 当事者の物語に大反響
国税庁を担当していた2023年3月、甘くみた還付申告、「マルサ」が家に 副業で赤字装った会社員の後悔という記事を書きました(写真は紙面掲載時のもの)。難解な税金の話をわかりやすく伝えるために、国税の調査を受けた会社員本人を取材。客観資料を入手し、会社員の視点で「明と暗」を物語風に仕立てると、非常に大きな反響がありました。記事構成が型破りであっても「価値あるニュース」になる。当たり前のことですが、常に読者目線で考えることの大切さを実感しました。
MY CAREER HISTORY私のキャリアヒストリー
- 2018 / 02
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広島総局 [1年目]
他社の記者として警察や司法、スポーツなどを担当し、中途採用で入社。広島での取材経験があり、なじみある場所での再出発に身が引き締まる思いでした。経済担当として「オタフクソース」を取材し、お好み焼きのとりこに。体は一気に緩みました。写真は3月、同僚たちと地元の駅伝大会に出場したときのもの
この年の7月には西日本豪雨災害が起き、発生翌日から現地に入りました。夏の高校野球100回大会の企画も担当。秋からは県政担当として、豪雨災害からの復興に向かう取り組みを伝えました
- 2019 / 05
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東京本社・社会部 [2年目]
高校野球の西東京大会を担当。開幕前の特別紙面では、広島東洋カープの鈴木誠也選手にインタビューしました。甲子園では、西東京代表校の国学院久我山に同行。早朝の散歩や食事、風呂など、まさに「裸のお付き合い」をさせていただきました。甲子園初勝利を果たし、校歌がスタンドに響いた瞬間、またも涙腺崩壊。秋にはラグビーW杯日本大会を取材しました
その後、2020年4月から検察庁、2022年4月からは国税庁を担当。政財界を巻き込む汚職事件や裁判、脱税事件などを追う日々でした
- 2023 / 05
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水戸総局 [6年目]
入社動機
小学生の頃、ピアノの音楽コンクールで入賞し、新聞の片隅に自分の名前が載っていて大喜びしたことがきっかけです。高校球児時代の自分の記事も大切に保管してあります。一人でも多くの人に、人生の記録にも記憶にも残してもらえるような記事を発信したいと思い、志望しました。
オフの過ごし方
趣味はランニング。お酒も好きで、走りがてら気になる飲み屋を探しています。高校の友人と毎年、キャンプや旅行もしています。キャンプで訪れた無人島のことが気になり、後日取材して連載したことも。外で足を動かしたりお酒を飲んだりしていると、思わぬ出会いや発見があり、オフの楽しみです。
みなさんへのメッセージ
記者を志しているみなさんの中には、大学でメディア系のゼミに入っていたり、インターンシップを経験したりしている人もいると思います。私は学生時代にそうした経験は全くありませんでした。それでもご縁があって記者になることができ、今でもやりがいを感じながら仕事に携われています。その一番の理由は、人と出会い、話を聞くことが好きだからだと思います。記事を書くこと自体は、入社して取材の場数を踏んでいけば確実にうまくなっていきます。学生時代の経験の有無にかかわらず、人と話をすることが好きで、「時代の最先端を追いたい」とか「世の中の疑問を解決したい」と考えている人は、ぜひ記者を志望してもらいたいです。近い将来、一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。
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