目の下の若返りの手術をするにあたって、もともとの骨格が及ぼす影響というのはとても大切です。
今日の記事では経結膜脱脂術を行って、涙袋の下が低くなる人(凹み)と低くならない人の違いを説明します。
まず昨日の記事の患者様ですが経結膜脱脂術を行っても凹まない人。
涙袋の下に眼窩脂肪の膨らみ、すなわち目袋があって涙袋が目袋に溺れてしまっている状態。
そして目袋の下(骨の上)の脂肪は痩せる人が多いので目の下全体の印象としてガタガタして若さと美しさが損なわれている状態。
経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入を行いました。
ブヨブヨとした締りのない印象を引き起こす目袋がなくなって、目袋の下の凹みもなくなっていることで涙袋がくっきりとしています。
ガタガタしていた目の下がひとつの平面になったことや、横顔で鼻が高くなったように見えることも美しさにつながっています。
注目してほしいのは眼球と中顔面の高さの関係です。
この患者さまの場合中顔面の高さ眼球の位置より低いので涙袋が出るようになっても涙袋の下は凹んでいません。
では次の患者さまはどうでしょう。
術前はブヨブヨとした目袋があるので同じように平べったい顔つきに見えますが・・・
この患者様の場合、眼球の高さと頬骨の高さがほぼ同じです。
そうすると目袋がなくなって涙袋が出るためには赤の部分が一番低くなるのは当然のことです。
この写真は、白人さんの5歳位の女の子でとてつもなく美しい顔立ちだとおもいますが、彫りが深くて頬骨の位置よりも眼球が後ろにあるので目の下は低いように見えます。
これを凹んでいるなどと言って否定的に捉えますか?
そう捉えてしまう場合は目の下の治療は向いていません。
一生ブヨブヨの目袋で悩むことにはなると思いますが・・・
※そこでハムラなんてものに騙されないように
ハムラ法・裏ハムラ法(脂肪再配置)が”確実に再発”する理由 1 ※ハムラ法と経結膜脱脂術の違い
ハムラ法・裏ハムラ法(脂肪再配置)が”確実に再発”する理由 2 ※目の下の眼窩脂肪は”増える”
ハムラ法・裏ハムラ法(脂肪再配置)が”確実に再発”する理由 3 ※外側の脂肪が処理できない
ハムラ法・裏ハムラ法(脂肪再配置)が”確実に再発”する理由 4 ※最初っからハムラ状態
そして目の下の治療を理解するのに超役立つ
【術後クレーム解説①】経結膜脱脂術 術後凹んだ(へこんだ)の理由
【術後クレーム解説②】経結膜脱脂術 ”術後皮膚が黒くなった” の理由
【術後クレーム解説③】経結膜脱脂術 ”術後皮膚がたるんだ” の理由
の御覧ください。
目の下の美しさは結局なにで決まるかというと
○ブヨブヨした目袋が無いこと
○目の下がひとつの平面か球面で構成されて化粧がのること
が重要です。これさえ満たされていれば少なくとも年齢並みの美しさを確保することが可能です。
この2つは皮膚を切らない経結膜脱脂術+脂肪注入で可能です。
更に上の美しさ・若々しさを目指す場合には皮膚の質がいいことやシワが少ないことが重要になってきます。
これを望むなら外科的には皮膚を切り取る治療も選択肢に入ってきます。
皮膚の質が良くなるためには美容皮膚科治療が重要になります。
例えば水光注射やPRP・幹細胞成長因子治療など。
ここで注意しないといけないのは美容皮膚科治療は少しずつ改善することが重要で、強力すぎるもの(成長因子を医師が直接注射するものなど)はシコリを呼び起こすことがありそのシコリは治療不可能なので避けたほうが良いです。
もうひとつ覚えておいたほうが良いのは美容皮膚科治療はレーザーにしろ成長因子治療にしろ1回でどうのこうのなるものではありません。
継続こそ命!!の治療です。
そういう意味では
○経結膜脱脂術+PRP
とか
○経結膜脱脂術+成長因子
など
美容外科治療と美容皮膚科治療を混ぜちゃうメニューには疑問を感じます。
PRPとか成長因子とかあとで必要だったらじっくりやればいいじゃんっていうことです。
表題の内容を超えてしまったのでこれくらいにしておきます。
目の下の老いや美しさが損なわれている状態に悩んでいる方
10代でも70代でも、美しさの本質とそこへの道筋を理解してもらうためのカウンセリングとそれを達成するための治療を提供しているシンシアにご相談ください。
必要ない治療を値段釣り上げのためにおすすめすることはありませんし、医師資格をもっていないカウンセラーがしつこく囲い込むこともありません
(o^-‘)b
予告 ハムラが確実に再発する理由 その5(固定がかなりの確率で外れる)は近々書こうとおもっていますのでしばしお待ちを(*v.v)。